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ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

音感の大切さが身にしみるぜ~ぃ!

2010年01月25日 18時51分17秒 | 音楽&トランペット&レッスン
革命的音階練習とドクシツェルの教本をやりつつ、いろいろ身にしみることがある。

とにもかくにもトランペットを吹くと言うことは…

1.のびのびとした息が操れる生き生きとした身体
2.音感

以上って感じがしてきた!

音楽をするにあたっては、ここにテクニックだの音楽性だのいろいろ加わってくると思うんだけど、ひとまずトランペットを吹こうっていうときには、アンブシュアだなんだとかリップスラーだとか、そういうことより何より、体と音感なんだな~って。


身体は、ピッチャーが走り込みをするのと同じ。そういう考えで鍛えたらいいと思う。



音感について。

果たして「音感」と呼ぶのがいいのか悪いのか、その辺の用語的なことはおいといて…

私は、幼稚園から小学校3年生までヤマハ音楽教室に行っていたので、宣伝でもやってるような音感教育をいっぱい受けた。

なので、知らないうちに絶対音感がばっちりついて、高校生のころには、周波数レベルで聞き分けられるようになっちまった。


これは、受験などの聴音とか耳コピなどにはメチャメチャ便利。
だから、ある程度はヤマハ音楽教室万歳!と思う。

でも、これってピアノをずーっとやり続けるんだったら、これで良かったと思うんだけど、
トランペットになったことで、厄介なこともいっぱい。


まずトランペットはいろんな管がある。
普通に使うのはBb管。C管はピアノと同じドレミだけど、あとはD管、Eb管、A管といろいろあるのだぁ~。

それに楽譜の方も、in F、in E、in C、in D、in A…まぁ正直いっぱいあるわけ。
楽器のドレミと同じ譜面ならまだしもまったく関係ないことの方が多いからまたまたややこしい。

Cの音がドに聞こえてしまう絶対音感の人間は、Bb管のド、すなわちBbを「ド」と歌うのがかなりしんどい。なので、結局、何管を持とうが、何調の譜面を見ようが、Cの音がドになっちゃうんだよぉ。

こりゃー面倒くさい。

でも、まぁ慣れれば何とかなる!!!


それに実はそんなにたいした問題じゃない。

それよりも、絶対音感があるゆえに、逆に調号の変化とか、教会旋法などを感覚的にとらえるのがかなりヘタクソ。調号は下手したら、どこに何が付いてるかとかが、#やb混在する可能性がある。

例えば、レ#などはレの半音高いものだけど、そう思うよりは、ミbに聞こえる。
シbをラ#と呼ぶのは意外としんどい。

「幹音」がばっちりな分、派生音が適当にインプットされているのだ。
もちろん、音は分かる。でも必ずしも調性に合った名前じゃなく、b系なのに#で答えたりしてしまう。

この辺がとてもよろしくない。


あ~、だんだん議論が違う方へ流れてきちゃったので、やや修正。


で、何が言いたかったかというと、例えばロ長調で音階を吹いてたとして、4度のインターバルをやるとして、どこかに増4度が来るわけだけど、そういうのが適当になってしまっている。音の名前は頭の中で呼び出せるのだけれど、本当の音の幅が分かってない。

2つの家の住所は分かるけど、それぞれの距離や行き方は把握してない…

そんな感じになる。

そういうのは、トランペットみたいな共鳴楽器において、とってもよくない。

逆にいうと、こういうのをちゃーんと分かって感じてやっていけば、おのずと楽器が共鳴して吹きやすく、バテることなく、いい音で鳴り響くってわけ。

だいたいは適当な音でインプットして、鳴りにくかったら力で何とかしてしまう。これじゃいかんね~。


というわけで、こんな私にはこの「革命的音階練習」とドクシツェルの教本は、まさにうってつけ。

革命的音階練習の方で、きちんとそれぞれの調性についての特徴を把握する。

ドクシツェルの教本は、ヴォカリーズがとても大切な要素。
なので、なーんとなく譜面に書いてある音を吹くのでは、何調の何の音吹いてるの?みたいな感じになるし、そもそもいい音程をイメージしてないことが、嫌というほどはっきり分かる譜面になっている。
しかも決して難解じゃないのに。

不思議だぁ…。。。

適当にやると、完全にツボが狂ったような、ヘボい音がでる。
逆に、ソルフェージュができていると、軽ーく吹いてもパカチーンといい響きが!

それに、やたらと長いffからpppまでのロングトーンとかあっても、全く問題なく吹けるようになる。これもその前後のフレーズのソルフェージュができていると非常に容易になるようになってるのだぁ~。


なんて偉大な教本たちでしょう!!!

アメリカの教本もとってもいいけど、基本的な考え方が違うからね。

ムキムキマッチョマンになって、あらゆる困難をなぎ倒す!そんな感じ。

でも革命的音階練習は日本人が考えたもので、いかに無駄な体力任せの練習をせずに集中力のあるクリエイティブな演奏をするかを考えて作られたものだし、
ドクシツェルの教本は、本当の意味でのプロフェッショナルとして一番いいパフォーマンスをするために考えられた教本だなと思う。

なので、コンセプトが似ている。(書いてある譜面は全く違うけど!)



おっと、もうこんな時間だ!さーて、あと40分練習しまーす!

音感命だね。

クロスカントリー風ヒンズースクワットもやるよッ!(身体づくり!)
コメント (2)
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