ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

ノミのサーカスか?!画一化、、

2019年12月13日 00時55分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!

今日は自宅のお風呂(いつもは実家のお風呂)に気がついたら長々と入っています。もはや風呂にいることを忘れています

はてさて!

今日は栃木県の高校にレッスンに行って来ました。ウチからだと片道3時間弱です。レッスンは2時間半だから、、、あはははははー。


で、とても上手な子たちなんですけど、そこからどうするかってのがテーマだなー、と思っています。

今日は基礎練習の後、今やってる曲をレッスンしましょう!ってんで、パートで合わせてみたわけですけど、


んー、、、

演奏ではあるけど、もし丸バツ問題とかマークシートみたいなものなら、90点だけど、これが心に届く音楽ですね?!となったら、5点です。

最近、ホントにズッポリハマってる「アフリカンコンセプト」を取り入れたり、いろいろ話して言ったりして、少しずつ本気出せるようにするわけですけど、

その中で、装飾音の部分を吹き澱んでるとこがあったので、「そこ、何か嫌なの?」と聞いてみたら、


「まだ(装飾音を)付けない方が良いのかな、と思って」


って!!

ん??

え??

は???


付けられないから、今は付けないなら分かる。

そうじゃなくて、「付けたりすると何か言われるかもしれない」ってことでしょ?

「まずはちゃんと元の音吹いて、それが出来たら装飾音を付けましょう」ってのかー。


それで、ふと、、、

「テンポ50から」とか「テンポを勝手に上げちゃいけない」とか、

そう言う指示ってたまに聞くなー、って思った。

これ、一理あると思うんですよ。

子どもとか、面白いからって、まるで出来てないのに、デッタラメに超マッハで吹いたりするじゃん??

で、「できたー!!」とか。

出来てなーい!!全然ダメー!!!

ってこと、あるわけですよ。そんな時には、「ゆっくりから丁寧にやりなさい!!」って、まあ言いますわねー。

で、その「ゆっくり」ってのもすぐに破られるから、「テンポ50」とか、何かしら具体的な数字を与えて、そこに一時期縛り付けといて、なんとかそこでちゃんと練習させようとするってのねー。


わかります、分かります。


でも、それを「生徒」の方が空気を読んで、「自分たちの本気を出しちゃダメ」ってことにすり替わっちゃってたら、何だかなー、、、


やれるMAXをいつもやるってのは、実はいいことなんじゃなかろうか??

このMAXをただの「速さ」や「音量」にしちゃうようじゃあ、何も分かっちゃいないに違いないけど、


音楽的な、表現的なものを常にMAXで盛り込んで、思い切って演奏するのは、どんなテンポでも、どんな音量でも、いつもやるべきなんじゃないかなー??

つーか、それが面白くてやるものじゃないのかなー??


と、ふと気がついた!!!


こりゃー、こういう「レッスン」とか「指導」とか「教育(風)」なものの悪い側面だなーと思った。

右にならえ!はみ出すな!!

そうすると、「人に合わせればいい」「はみ出さなければいい」っていうモノになる。

それじゃあパンチが足りない!!となったら、

ダメ出ししまくって、いかにダメかを知らしめて、それから逃れようというエネルギーを駆り立てて必死にやらせることになる。

なんだかなー、、、、


なんだろなー、、、、

そんなことまで勝手に深読みしてしまった。



そんな生徒たちも、自分の大好きなEXILEの弟分や関ジャニのライブの話や、最近見たという「アナ雪2」の話になれば、もうテンションMAX!!

こんな風に、好奇心で音楽やトランペットに向かうことが出来れば、もっとクリエイティブで楽しくてエネルギッシュになるんじゃないかー??


いろんなことを知らないと、レッスン受けても聞いた話が「想像」つかない。

私もアナ雪2まだ見てないから、もしも細かなストーリーの話になったら、お手上げだ。でも、1を見たから想像は付く。
これ、1もなーんも見てなくて想像するって言ったら、絶対話が食い違ってるだろうね。

それとレッスンで言われてることも一緒だよね。

日本語にすると、「日本語」は分かるけど、想像したものが同じかどうかはほぼ保証なし。

でも、好きだったり、その時は知らなくても好奇心でその後調べたりしたら、その意味はグッと近づくよね。

それ!!それ大事!!


で、その想像した「これだ!!」ってものをカラダから(楽器から)出すのを本気でやれば、めっちゃ良いじゃん??

ここに手加減とかまるで不要。

そういうのが本来的な気がしてきて。

それを、誰にでも分かるように「テンポ50」って数字にしたりするのは、良いかも知れないけど、本来の音楽からは離れてるのかな?って思ってきた。


想像して、想像したものを出すという本気のチャレンジ。

こりゃ、私ももっともっと本気で立ち向かわなきゃいけないやつ!!

さー、明日も頑張ろう!!

わ!風呂にまだいた!!急いで上がらねば!!

それではみなさま、また明日ー(^^)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レッスンからのー、東京に戻... | トップ | 躍動感のある4分音符からの、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿