ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

「どんな影響を与えられるか」、、、なーるほどぉー!!

2022年06月01日 02時49分08秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!!

今日は吹き始めから、「どう吹くか」という音楽的内容にフォーカスしてあれこれ練習しましたー。

するってーと、、、恥ずかしながら・・・

やっと「エチュード」が何のためにあるのか?が分かった気がして・・・(◎_◎;)

私、教本に書かれてる曲と、(変な言い方だけど)ちゃんとした曲ってのをどこか無意識に別々に考えてたみたいで、

教本に書かれてる曲は、「決まりを守ること」がメイン。
4分音符は極力同じになるように、
アタックは揃える、
強弱は書かれてる通りに、、
・・・みたいに、教本的に守らせよう、習得させようとしているであろう要素をしっかりやって、ついでに表現する、、、みたいな。

ちゃんとした曲は、
表現がメインで、でも決まり(アーティキュレーションやらなんやら)は守る

あ!!
その他の耳コピしたりする曲は、曲を表現すること、以上ッ!みたいなwww

そんなわけだから、教本の曲が例えば、全部4分音符でアーティキュレーションもなんも書いてないとすると、、、、

吹いててめっちゃ調子悪くなるwww

それに、心の中の私が「こんなの、音が変わるだけで何曲吹いても同じじゃね??」と叫んでいなさる。
譜面さえ読めれば、こんなのどれも同じなんだからやっても何だかな・・・って思いませーん?みたいな。
だから生徒もきっとやっててあんまり意味感じないんじゃないか?って。


いやーぁ、、、だからできるだけ譜面自体が音楽的なモノをやりたい・やらせたいと思ってたし、

でも世の中の教本ってのもちょっとはやるべきだから、一応買わせてみたりするけど、なかなかうまく使いこなせないなーと。

それがさー、、

先日の学生たちの力をあげるにはどうしたら???と考えた結果、めちゃくちゃ音楽的な曲でしかもpの息の長いフレーズを持った曲を練習することで、びゃーっと吹いちゃう癖とか、考えナシなアタックとかじゃない世界があることに気が付くのではないか?!と。

それができる曲はないか?とクラシックのソロの曲やオケスタなんか見たりしながら、、、

あ!!!もしやエチュードってこういうことを学ぶためにあるのか?!

とやっと気が付く的な(;''∀'')

なにか「やらねばならぬモノ」って感じでしか思ってなかったし、練習曲の中から「基礎的な要素を抽出」するような感じで、その要素を練習するイメージでやってましたけど、

そうか、、、いろんなモノを音楽的に練習したいと思ったときに、それにちょうどよい曲を、、、って言うニーズに対して、エチュードがあるってことかー!!


全部に当てはまるってわけじゃないだろうけど、勝手に妙に納得するのでしたw

そしてそう思って、超簡単な教本にある曲を見たときに、「それをいかに音楽的に演奏するか」を最優先に考えたら、教本の中のたくさんの練習曲に意味が見いだせるなーっと!

曲を「音を揃えることメインで」練習すると、スッゴイつまんないんだよな・・・
でもそれが大事なのかって思って縛られてたんだけど、きっと違うんだ。歌わなくて良い音楽なんてないはず!!そりゃー、その曲のスタイルに合った歌い方ってのはあるけど、それは歌わなくて良いんじゃない。

あー、これからたくさんエチュードやらせよーっと!


で、本日のタイトルですけど、

今日、ダンナとかっぱ寿司を食べながら、「どうやってトランペットの音の出し方を教えるか」とかそういうのを話してた(というか、どうしてる?何が良いんだろう?って聞いてた)んだけど、

その中で、「音の出し方は教えない」「見せて聞かせて、試行錯誤してそれを真似してるのを見守る」って言ってて、

なるほどー!!って思う反面、それだとみんな自分のコピーになるんじゃないか?だとしたら、自分のやり方が良くなかった場合にみんなコピーされちゃうのじゃ参っちゃうなぁ・・・とか思って。

どこか「これが万人に通用する」っていう音の出し方(の教え方)があるんじゃないか?

でも同時にそんなモノはきっとナイ!という気持ちもあり、

さりとて、教本なんかには「こうやって出します」とか「口の形はこう」とかいろいろあるじゃんか?

そう書くには何かしらの「自信」があってのことでしょ?!その自信の裏付けとして、こうやれば上手く行く!ってのがあるわけでしょ?

でも、あまりにいろんなやり方がありすぎて、じゃーどれだよー!?みたいな。

口角をしっかり固定する
口角を固めてはいけない
唇を横に引く
唇は真ん中に寄せる
「ウ」の口で
歯にしっかり唇を固定
アパチュアは閉じてるところからスタート
アパチュアは開いているべき
音を出す瞬間に舌を唇の間から引き抜く
舌は下の歯の裏に
舌は上の歯茎を触る
口の中は広く
口の奥は狭く
喉を開けて
喉なんか上手い人は開けてない
バジングする
バジングしない
マウスピースで音は出ないくらいでいい
マウスピースで音を出した延長線上にトランペットがある
息のスピード
息はゆっくり
たっぷりの息で
息は使わない
常にフルブレスで
吸わなくて良い
支える
支えない
チェストアップ
チェストアップなんかしちゃいけない


こんな風にいろんなもはや真逆の説があるし、
それでいて、どれも「あー確かに分かるわ」ってところもあって!!
どちらでやっても出来たりもするし、
結局は1つでは音は出ないわけで、これらの要素の組み合わせの問題もあるから、どう組み合わせるかによるってことかもしれないし、

でも、何かしら「これ」ってのがあるんじゃないの?

どうなんだーぁ!!!

というのがワタシの叫びwww

これが決まってないと教えるときにアヤフヤじゃない?って気持ちに・・・
だってどれを聞いても、「ああ確かにそうだ!」って思っちゃえるんですもの!

だから、みんな何を目指して教えてるんだ?って。

答えがあるのか、答えはないのか、、、

この前、自分で「声の出し方」習って声を出し始めたって子はいないわけだから、その人その人でいいのかな?って結論に達したりして、、、

でも声楽なんかでは、発声なんかめっちゃ事細かにやるじゃない??
あれも、いろんな流派があるけど、でもそれぞれで何か筋が通ってるんだろうから、それで良いんだろうな、、、とか思ったり、

トランペットにも1つに絞られてなくてもいいから、私が知らないだけで、いくつかの流派で確立してるんじゃないかー??って思って、探してみたりしてさー。。。

そこに旦那の「教えない」「見せて聞かせて、あとは自分で探しながらやるのを見守る」ってのは、

確かに、子どもの成長ってのを考えたらそれだよな・・・って思う気持ちもあるし、

それは方法であって、音を出すってことの本質を教える側が知ってるかってこととはまた別問題じゃないのか?って気もして、、、

話がお互い平行線を辿る・・・

でも、そうやって思ってることをどんどん出していくことで、急に「なるほど!!」ってことが閃いたりするから、進めようって言ったら、


生徒に何か教えようって言うよりも、レッスンの時間中に、どれだけ生徒に影響を与えられるか、憧れられる存在であるか、を大事にしてるって話をしてくれて、

教えられた(言葉的な)内容よりも、あんな風に吹きたい!とか、トランペットって楽しいとか、凄い!とかそういうことが大事じゃないかって、

だからたくさん音を浴びさせる、吹いてあげる、一緒に吹く、、、

自分がレッスンを受けてた時がそうだったから。先生が吹いた音をスゲー!って持ち帰って、それをやれるように練習してた、って。


なーるほど!!

なんか急に腑に落ちた!!

私もレッスンで順番に吹くとかやるんだけど、

どこか「こう吹きなさい」「真似してごらん」「見本」みたいな気持ちがあるなーと。だから何も聞いてないんか―い!って感じの演奏が返ってくると、がっかりするし、まさかそう聞こえてるの?みたいな気持ちになって凹んだりもする。もっとネガティブな場合には、「影響与えないように」と思ったりもする。

彼らの持っているモノを変えたくないなーみたいな。
それぞれに良いわけだから、「こう吹きなさい」みたいなことで悪いところを覚えたらヤだな、みたいなさ。

でもこの「気おくれ」状態も良くないんだな、と数日前に気が付いたから、それはもうやめる!!

あとはさ「よく聞いてれば真似できるでしょー?!」という、「それくらい出来て当然」って思ってるのが、相手のレベルより高いときに「聞いてんのー??」って気持ちが入ってくるから、それもいけないなーと。

聞いたからって、出来ないよねw
それに「何を言われてるか」が音で分かるようになるには、かなりの経験とレベル、勘とかセンスが必要なんだよね、、、それが育ってない状態なのに、「どうしてできないの!」「どうしてやらないの?!」ってのは、そりゃー酷いってもんだ。

もっと長ーいスパンで考えて進めばいいんだよなー。。。

また同時に、自分の受けてきたレッスンと同じことを結局やってるんだな・・・ということにも気が付いた。

旦那は先生が吹いてくれたのを聞いて、その音を感じて、それだ!って思って持って帰って練習する、、、ってのがレッスンだった、って言ってた。

私の方は、
違う、違う、そうじゃない、あ!それ!!、違う!・・・って言われる感じで、先生が吹いてくれても分かるような分からないような、チンプンカンプンで、ワタシだってやれてると思うけど、何が違うんだ?って思いながら、でもまあ分からないけどやるしかない、、、できないとダメなんだから、、、みたいなことが多くて、

でも何年(何十年)かしたあとで、

「あー!!!!このことかー!!!!もっと早く言ってくれよぉ(先生は言ってますー、ずーーッと前にwww)」みたいな感じで、ようやく気が付く、、、みたいな(;^ω^)

ホント、ずー---っとあとに分かるの。
それまでは、ずーっと言いがかりか嫌がらせか嫌われてるのか?みたいに思ってたその内容が、あるとき急に理解できて、なーんだー!!!そういうことだったのかー、、、そりゃ全然違うし、全然ワタクシ出来ておりませんでした・・・😅みたいな。もー恥ずかしいから、もっと早く教えてくれよぉーみたいなさー。

で、自分もそういうレッスンしてるなーって、ダンナと話してて急にハッキリ自覚した。。。つか、そういうもんだ、って思ってたフシがあるww

なーるほどぉー、、、

レッスンを楽しく、教えるのじゃなくて学ぶ・・・ってのをやりたくやりたくて仕方がないのに、そうか、、自分が習ってきたやり方からしか、見れてなかったってことだなー。。

私の受けてきたレッスンってのは、ある意味、自分で分かるまで分からないっていうタイプのレッスンだったわけだから、自分で学び続けるしかないってことではあるけど、

もっと楽しい方向で、「わー💕トランペット楽しーい!ステキ~!!カッコいい~!!」っていう方向からの、自分で試行錯誤する、、、って方が、良いよな・・・

あ~、そう思うとなおさら「気おくれ」って良くないね。こういうときは「気前よく」って言うのが良いらしいので、気前よく吹くことにする!

自分から学ぼうとすると、一緒に住んでても分からなかった旦那の考えってのを知ることが出来たから、これめっちゃ収穫だー!!

ありがとー(^▽^)/

よーし、また明日から頑張ってみよー!!あ、なんか朝っぽい(;゚Д゚)

寝まーす。おやすみなさーい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« つ・つ・つ・ついに~💖 | トップ | How to Play Trumpet the JAM... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿