西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1165 【飛行機とペット。EV。】

2024-01-05 20:33:00 | 今日のいろいろ
こんばんは。

「日航機・海保機衝突事故」について、昨日の記事で、管制塔とにやりとりで「1番目ありがとう」が気になると書いたのですが。
管制官が、「出発の順番が1番である」「C滑走路の待機位置まで進むように」と伝えた『1番目(ナンバーワン)』を離陸許可ととらえてしまった可能性が出てきたようです。
最終的な「事故報告書」が出るまでは、確定したことは言えませんが、ヒューマンエラーが起こってしまったのだと思われます。

【飛行機とペット】
「日航機・海保機衝突事故」で、日航機が焼け落ちましたが、乗客は荷物を持たずに避難したこともあり、乗員・乗客379名が無事に避難することができました。使用したドアは8つの内の3つで、所要時間は18分とのことです。

諸外国からも、「機長と連絡が取れなかったため、安全を確認してCAの判断でドアを開け、避難を開始したCAの対応」、「荷物を持たず、CAの指示に従い、協力的な態度で避難をした乗客」(もちろん、機長、副操縦士は全員の退避を確認して最後に最後尾のL4ドアから退避したとのことです)を絶賛しています。

ただ、消火は難しく、日航機の胴体は焼け落ちてしまいました。
避難した乗客のインタビューでも、「荷物はあきらめました」との話がありました。「命を守ることが再優先」ですから。

ただ、この事故によって、論争が起きています。
それは、『ペットの取り扱い』についてで、通常、「ペット」は荷物と同じ扱いとなり荷物室に載せられます。それが、今回の事故では、荷物室を含めた「荷物」の取り出しは困難で、「ペット」が亡くなったようです。

それで、大切な家族同様の『ペット』を荷物扱いするとはどういうことだ。という意見が出ています。

ちなみに、北九州市が本拠地となる「スターフライヤー」には、ペットと客室に搭乗できるプランがあります。ペット用に1席用意し、ゲージなどに入れて座席の上に置くかたちになります。
ただし、「スターフライヤー」も、万一緊急事態が発生した場合、「ペット」の持ち出しはできないとしています。

「ペット愛好家」の方は、何故と思われるでしょうが。
今回の様な緊急事態が発生した場合は、とにかく「人命」を守ることを最優先とするのは当然です。
そのため、一刻も早く避難するため、「荷物は持たないで下さい」となる訳です。細かなところでは、「ハイヒールを脱ぐ」という話もあります。そこで、「ペット」を特別扱いできるか。ということになるかと思います。

ただ、その前に。
乗客全員が「ペット愛好家」「動物好き」ではないということもあります。
飛行機という密閉空間で、もし、「動物嫌い」の人の直近に「ペット」を置かれたら。
もし、ペットが鳴いたら。搭乗中ずっとペットの口を縛りますか。
そういう諸々のことを含めて、「ペット愛好家」の方が、「航空会社はけしからん」と言うのは、一方的な意見ではないのか。私はそう思います。

ちなみに、私は子どもの頃のトラウマがあり、小型犬ならなんとかなりますが、中型犬以上になると恐怖心を覚えてしまいます。子どもの頃に、家に猫が居たことはありますが、「ペット」を飼える状況であっても、飼おうとは思わない人です。

【EV】
今日のYahoo!ニュースで。
ドイツの最大手レンタカー会社が、所有するステラ(EV:電気自動車)数千台を徐々に減らしていく方針となった。との記事がありました。
日本を含む、世界中に支店を持つ企業の様です。

何故、そういう方針に転換したのかですが。
この記事で知ったのですが。レンタカー会社の収入は、もちろん、自動車を貸し出して得る「レンタル収入」と、所有するレンタカーを売却することで得る収入が主なものだそうです。
なので、車の購入価格と維持費、税金、保険料などの経費に対して、レンラカー収入と車の販売収入を合わせたものが経費を上回って、初めて利益となるそうです。もちろん、経費には人件費や営業所の家賃などといった企業活動を維持するための経費も含まれます。

そういう収益構造であるのに対して、ステラ社のリユースでの販売価格の下落がどんどん進んでいるとのことです。それは、EV需要の落ち込みもあり、ステラ社が新車販売価格を大きく値引いているためです。
ということで、レンタカー会社の収入源の一つのレンタカーとして使用した車の販売があるのですが、ステラ車の場合、それが元をとれないレベルに近づいているとのこと。
また、メーカーによっては、契約時に「買取価格」を決めている場合もあり、その場合は市場価格とは関係なく、決まった金額で引き取ってもらえるためリスクが少なくて済むのですが、ステラ社は、そういう「買取」の契約を結んでいないそうで、市場価格に大きく影響を受けることになります。

更に、EVはガソリン車と比較して部品数は格段に少ないのですが、バッテリーを始めとする主要部品が高価で、修理費用はガソリン車よりも高くなる傾向にあるそうです。更に、ステラ車はバッテリーがボディと一体となっていて、修理、交換が容易ではないとのことです。

また、修理費が高いこともあり、ガソリン車と比較して「保険料」が割高になるとのこと。

つまり、相対的にガソリン車と比較して、元々車体価格が高いのに加え、保険料や修理費用などもガソリン車より高いということで、レンタカー会社のメリットが薄れてしまうようです。それがステラ車では、更に販売価格も下落していて元がとれなくなってきているとのこと。

「日本の自動車メーカーはEVの世界的な競争に遅れた」とよく言われていたのですが、最近、風向きが変わってきています。
トヨタも環境意識の高いヨーロッパ向けなどでEVの多くの車種を売り出す準備をしているそうですが、主力は「HV(ハイブリッド)」です。この方針が、EV需要が一巡してきて需要が減ってきている現状では、最善の策であったと言われるようになってきているようです。
更には、「固体燃料電池」の開発も進めていて、実用化されてば、10分程度で1000km走れる量の充電ができるとのことです。

昨年でしたか、中国で大洪水が発生しました。
その影響の一つとして、大量のEVの廃車が出て、あちこちに大量に野積みされているとか。
大容量のバッテリーで走行するため、バッテリーが水没してしまうと交換は相当高価(車体価格に対して、バッテリー価格の割合が大きい)なので、修理せずに廃車となってしまうとのことです。

EVについては、更なる『技術革新』と、インフラとしての『充電ステーション』の増設が進めなければ、なかなか一般的にはならないのでしょう。
価格が(ガソリン車並みに)下がり、走行距離が延び、充電時間が短縮され、「1台だけ持つ車」として選択できるものになって初めて、ガソリン車からの置き換えが進むでしょう。
残念ながら、まだまだ先と言えます。

そういう話題のニュースでした。
では、また。