こんばんは。
寒い日が続いていますが、その中でも今日は少しましでした。
やはり、北風が吹くと、極端に体感温度が下がる感じです。
まだ、1月下旬。本格的な冬はまだこれからです。
被災地の状況は気になります。これから本当に寒くなる時期に地震が発生してしまいましたから。
昨日の名神高速道路の状況にもびっくりです。
昨年のNHK「72時間」で1位だったのが北海道のコンビニでした。
そこの朝早くに買い物に来ていた方。確かジャムパンを購入されていました。
理由は、「いつ何時、雪で走れなくなるか分からないから」でした。
備えが必要ですね。
【品質管理】
日本国内では「ダイハツ」の検査結果の偽装問題が発覚し、ダイハツ車の販売はストップし、テレビのCMも全面的にストップしています。
品質管理を軽視したりすると大変な事態が起こります。
今、世界的に問題になっているのが、『ボーイング737MAX9』のドアが吹き飛んだ事故についてです。
昨年下旬に納入されたばかりの機体で起こった事故。
まだ、離陸してすぐの高度が高いところで発生しなくて良かったです。乗員、乗客は無事に帰還しました。
でも、『ボーイング737MAX8』は、納入してすぐの機体が、アフリカとインドネシアで墜落事故を起こし、多数の犠牲者が出ました。
原因は、ソフトウェアによる姿勢制御に問題があったことです。
ベースとなっている『ボーイング737』は世界中で飛行している機体で、航空会社には人気の機種です。
短距離で離着陸できる機体で、足が短く、機体からタラップを出して乗降可能で、設備の整っていない地方の空港でも運用しやすい機体です。
その「ボーイング737」を『ボーイング737MAX』に設計変更する段階で、エンジンが旧型よりも大型化して、これまで通り主翼下に装着しただけではエンジンが地上に接触してしまうため、前面に張り出したかたちで主翼下に設置する設計としました。
ただ、その関係で、機体の重心位置が変わり、パイロットとは別に機体の姿勢を制御するソフトウェアが必要となり装備されました。
ただ、この事は航空会社、パイロットには伝わっておらず、既存の「ボーイング737」のパイロットが短期間の訓練で操縦できる機種として販売されました。
ところが、機体を制御するソフトウェアの存在を知らないままパイロットが操縦していた時に姿勢の乱れを補正しようとするとソフトウェアが相反する動きをするなどして、最終的にはパイロットが制御不能となり墜落しました。
2回の墜落事故が発生してはじめて『飛行停止』の措置が講じられ、それから2年。ソフトウェアも改修され、現在は運行再開されています。
これも『品質管理』の一つで、あらゆる状況での飛行試験が行われるべきであり、また、試験中にテストパイロットより報告・指摘されたことを重く見て対応していれば防げた事故かも知れません。
今回の『ボーイング737MAX9』の事故後、当のアラスカ航空やユナイテッド航空が保有する機体を調べたところ、問題のドアの部分のボルトのゆるみが複数見つかったとのこと。
これまで、多くの航空機を製造してきたボーイング社ですが。
『品質管理』に問題が起きていると言えます。
従業員の「意識」の面も含めた教育不足なのか。検査体制の不備なのか。
原因を解明し、早急に対処する必要がある事柄です。
一つ、何かあれば命に係わる問題。
車などについても、安全に関する「ブレーキ制御」などに不具合があった場合、事故により犠牲が出る可能性もあります。
残念ながら、「ダイハツ」の「検査不正」問題は、状況によっては、この様な安全を脅かす問題を起こす可能性があったと言えます。
『ものづくりニッポン』。
こんな事が今後、起こってほしくないものです。
昨日、本体の担当者が来て「検証」した機能。
1月31日(水)夜間(実際は2月1日午前2時過ぎから)本番にリリースすることになりました。私も立ち会います。
数年ぶりの「夜間作業」です。
では、また。