がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

青汁の効能

2023-02-11 10:54:14 | 健康・病気

実は昨年末から、国立国会図書館デジタルコレクションというサイトにログインすることによって、非常に多くの本が自宅のパソコンから閲覧できるようになりました。

例えば、図書に限ると、これまで36万冊あまりだったものが、新たに56万冊以上増え、雑誌も82万冊以上が新たに閲覧可能になりました。(なお、ログイン方法については当該サイトの説明をご覧ください。)

そこで、今回はこれを記念して、これまで閲覧できなかった『癌の治った話 どうして治ったか』(大浦孝秋:著、人間医学社:1951年刊)という本のなかから、「青汁で重症の癌が治る」(報告者:田中六兵衛)という記事をご紹介しましょう。 

それによると、田中六兵衛氏は福岡在住で、昭和23年10月28日に、某建築会社の社長宅より彼のもとに使いが来て、胃がんの治療を求められたそうです。

彼が夜間往診してみると、53歳の患者が苦痛にうめいていて、当時内臓外科の医学博士1名、他に3名の内科医が患者を診ていたのですが、3週間たっても激烈な胃痛がどうしても止まらない状態でした。

この患者には、がんの診断が下されていて、衰弱のため手術不能で、触診してみると肝臓部、胃部を中心として臍(へそ)の上部はひどい硬結(こうけつ=かたくなること)膨隆(ぼうりゅう=ふくらんでもりあがること)で触診も十分出来ず、便にはかなりの下血があり、これが10日以上続いているとのことで、絶望的な状況だったそうです。

そこで、田中氏は一切の普通食をやめさせ、1日2合の青汁を飲むよう厳命し、制がん食として、つるな、菱の実、鳩麦を合わせて煎じたものを服用させて経過をみることにしました。

また、治療法としては、胃部を極めて軽く、下腹部は強く掌圧(しょうあつ=てのひらで圧迫すること)し、強烈な熱刺激を加え、翌日からビワ葉の電気高温湿布を主体として施療したところ、1日でやや疼痛を減じ、4日たつとさしもの激痛がほとんどとれたそうです。

そして、1週間目から青汁を3合に増量したのですが、便通も順調となり、食欲も進み血色も出て、正月には柔らかく煮た餅2個を食べることを許し、一応往診を打ち切りました。

その後、患者は1月末に床払いをして、元気が回復したため若松へ出張したのですが、彼は美食家でかつ大食いであったため、その際の多食と美食がたたって、帰宅早々疼痛を発して寝込んでしまったそうです。

そこで、今度は離れ座敷に寝床を移し、面会を謝絶して夫人の熱烈な協力によって完全に食事療法が実行されたので、患者は急速に回復することができ、田中氏が6、7か月振りで面会した際には、元気旺盛で、血色がよく、殊に肥満が目立つので、当時の枯木のような姿を知る田中氏は唖然としたそうです。

なお、青汁は1日も欠かさず実行し、材料は主としてホーレン草を用い、細く刻んで少量の食塩とともにスリ鉢でよくすり綿布で強く搾って、これを直ちに飲用したそうです。

また、1把のホーレン草をよく搾ると0.7~0.8合の青汁が出来ることや、初めは果実または蜂蜜を混用していたが、馴れるにつれて食塩だけ用いた、ということも書かれています。

田中氏は、この体験談の最後を「この重症癌を征服した力は、ラジウムでもレントゲンでもなく青汁であった。菱の実、鳩麦等の神が与えた薬草であった。自然と人との合掌によってあらゆる病気は癒され、健康は増進される。」と結んでいます。

この本には、抗がん作用のある食材や薬草も多数掲載されているので、ぜひ『癌の治った話 どうして治ったか』を国立国会図書館デジタルコレクションでご覧になって、参考にしていただきたいと思います。

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿