今回は、前回ご紹介した正心調息法の効果について、私の体験を述べたいと思います。
私は、昨年の12月下旬からほぼ毎日、就寝前に正心調息法を行なってきました。最初は時間が20分以上かかっていたのですが、すぐに20分弱でできるようになりました。
正心調息法をやってみてまず感じたことは、身体が温まり、少し汗ばむぐらいになることです。以前、「冷えとがん 」という記事で、運動によって身体を温めることの重要性を書きましたが、もしがんの方で、あまり運動できない方がおられましたら、運動の代わりに正心調息法を試してみる価値はあると思います。
願望実現については、私は花粉症なので、毎日「花粉症が治った、治った、治った」と念じながら、満開の桜の下で笑っている自分をイメージしていたのですが、実際、ある程度効果があったようです。
私は、1995年に花粉症を発症し、最初の2年間は病院で薬をもらっていたのですが、一生薬を飲み続けるのはいやだったので、1996年の夏頃から、アルカリイオン整水器を買って、毎日アルカリイオン水を2リットル以上飲むという健康法を実践し、薬から解放されました。
(なお、アルカリイオン整水器については、「大腸の管理-水 」という記事を参考にしてください。)
ただし、自宅には空気清浄機を設置し、甜茶をはじめ花粉症に効くと言われる様々な商品も同時に試しました。しかし、鼻の奥から喉の奥にかけてのかゆみには毎年苦しめられ、花粉が大量に飛散した日の夜は、鼻づまりで寝不足になることもよくありました。
現在は、アルカリイオン整水器も空気清浄機もその他の商品も使わず、外出時にマスクをかけるだけですが、特に今年はさわやかな日々を過ごしています。さすがに、花粉が大量に飛んだ日は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が出ますが、不思議なことに、鼻の奥から喉の奥にかけてのかゆみがなく、鼻づまりも今のところ一度もありません。
もし花粉症の方で、薬から解放されたいと思っている方がおられましたら、今からでも遅くないと思いますので、正心調息法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 今年は花粉の大量飛散が予想されているそうなので、効果を検証するのには最適だと思います。
ついでに、現在花粉症で苦しんでおられる方に役立つ情報を申し上げますと、目のかゆみには、「合谷」という手の親指の付け根にあるツボを刺激すると効果があります。千年灸だと3個程度が目安ですが、私の場合、面倒なので近年は指で押しています。
最後に、正心調息法をやってみた上での注意点です。正心調息法では、呼吸を止めて腹に力を入れますが、こうすると血圧が上がるので、高血圧の方は、あまり力まないようにご注意ください。
また、私は以前、夜11時半頃に就寝して、朝は7時頃までぐっすり眠っていたのですが、正心調息法を始めた翌日から、毎日明け方4時頃に目が覚めるようになりました。したがって、ぐっすり朝まで眠りたい方には正心調息法は適さないかもしれません。
もっとも、これは正心調息法の副作用ではなく、頭脳が活性化された喜ぶべき現象なのかもしれません。この件については、もう少し様子を見て、何か問題があればご報告させていただきます。
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