紫四季歩 美VersionⅤ

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浜松市 炭火焼 加茂 うな重特上

2019年08月13日 | 静岡県 グルメ
アタシね、ず~っと気になるイベントがあるのよ。

コミケなんだけど、今年は行こうと思えば行けたのね。

丁度休めたから。

アタシ、コミックなんか買うつもりはないので、行くとしたら勿論コスプレイヤーの撮影ね。

でも、ビッグサイトに20万人って、完全にキャパをオーバーしている。

これこそ、幕張でやればいいのに!と思う訳よ。

ゲームショウの場合、12~3万人かな?

それでも、待つけどコミケほどの待ち時間は経験した事が無い。

ビッグサイトより駐車場も広いし、幕張で開催した方がいいんじゃない?

まあ、素人の浅はかな提案だけど。

結局、今年もコミケには行かなかった。

もっと若ければね、情熱が勝って行っていたかも?w















ブログを書いていて、うなぎに関して少ないと思った。

私はうなぎは嫌いではないが、積極的には食べない。

しかし、旧ブログで小田原の友栄のうなぎを食べて、開眼した。

美味い物は美味い!

そして2013年、静岡の三ケ日に美味い鰻屋の情報を得て、行った。

美味かった。

余りに美味いので、3か月の間に3回も三ケ日迄食べにいった。

あれから6年。

今回浜松に泊まったことに拠り、三ケ日迄容易く行ける。

午前9時から予約をしているというので、ホテルを出発後、店に向かう。

店の名前は「加茂」。

関西風の蒸さない鰻を提供する店で、超有名店である。

店には9時半近くに到着する。

すると、11時に来てくださいと言われる。

良かった!ファーストロットである。



それにしても、駐車場が広くなったね。

店の横の駐車場が前回よりも遥かに広くなっている。

人気店になると、駐車場整備など出費が重なり大変ですね。



ところで、約1時間半どうするの?

浜名湖さくめ駅に行ってみる。

水鳥が集まるので有名だが、鳥なんか一羽もいねえ~し!w

あっち行ったりこっち行ったりしたが、何も無いな~!

あまり遠くに行っても意味が無いし。

それでも開店10分前に戻る。

中に入ると、入口近くのカウンター席に案内される。

一番、焼き場に近い所だな。

冷房は効いているが、炭火が放つ遠赤外線が徐々に私を温める。w

メニューを見ると、うな重の特上が4800円か・・・6年前は3500円。

6年前でも鰻が不漁ということで、高いな~と思ったが、更に高くなったか。



特上がボリュームがあるのが承知。

迷わず特上を選ぶ。

















この店では、鰻を捌くところから始まる。

その後、串打ち、焼きとなるが、ご主人が殆どをこなす。

肝吸いの味のチェックも毎回、ご吸人がする。

忙しい状況でありながらも、いらっしゃいませ、ありがとうござましたと挨拶は確実にこなす。

じつに、おもてなし精神にあふれたご主人であるが、6年前も今もそれは変わらない。

私が注文をしたのは、特上4800円。

正直、ランチに4800円は痺れるが、通常でも休日は連食で4000円オーバーも珍しくない。

ここは6年ぶりということで、奮発しましょう。

この店では、鰻は蒸さずに焼いてそのまま提供。

タレは2度漬けだが、余分なタレはしっかりと落とす。

やがて私のうな重が提供される。



重箱を開けると、3枚の蒲焼がのっている。

では一口、う~~ん、美味い!!!

焼き目がパリ!サク!とした食感となかはふんわりしたもの。

6年ぶりでこの味わいを私は、目を瞑り味わう。

相変わらず、タレは鰻を醸し出す味わい。

まずは、タレ有りきの味わいではない。

甘く、ショッパイという味覚は極力抑えられている。

鰻自体の味が最大限味わえる。

そんな印象である。

蒸していないことに拠る脂のくどさは微塵も無し。

以前、伊豆の河津で同じような関西風の鰻を食べたが、半分以上食べてから脂にやられた。

鰻って、こんなに脂がくどいの?

その様な印象を持ち、後半はつらかった。

だが、この店では脂のくどさは全くない。

これこそが、この店の最大の特徴であろう。

最後まで飽きずに食べられる。

卓上の山椒は香りも刺激も抑えめで、舌にピリピリする物は無い。

次に肝吸いをいただくと、味が薄くなっていた。

過去3回、この店の肝吸いはショッパイと思っていたが、

今回は実に薄味で仕上げて来た。

これは好印象である。



ところで今回訪問したのは8月。

前回3回は2月から5月。

鰻は冬場から春先が一番、旬ではないでしょうか?

平賀源内は夏に食べる事を推奨したが、鰻の旬としては夏は少々違うよな?と思った。

微妙な差であるが、鰻が栄養を蓄える時期に来たいと思った。

勿論、美味しいです。

でも、その様なことを思ったのも事実。

この日はとても暑く、スタミナがついたのは間違いない。


食べ終えて、支払いを擦る私に店主が声をかけた。

「暑かったでしょう?すいませんね」。


間違いなく、名店である。



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