転載 みさご丸さん ブログ
被災地入りは今月3日の宮城県、7日の福島県に続くもので、復興状況を確認するのが狙いらしい。
正直言って、被災者にはシラケムードが蔓延している
被災地を見て、復興の遅れを、肌で感じたのだろうか・・・?
本当の被災者の、悲痛な訴えがあったのだろうか・・?
僕には、逆効果ではなかったのか・・・。正直、そんな、想いがした。
何故なら、例によって、この視察は県庁職員の案内であり、いわば官と官のやり取りにしか過ぎないように、僕には見えてくる。本当の、被災者の悲痛な叫びがとどいたのだろうか、仮設商店街を周り、いったいなにが課題なのか、ホントに見えたのだろうか・・?
また、この視察。
いわば、重要である、「目に見えない課題」に目が行ったのだろうか・・・?疑問が残る。
「目に見えない課題」は山ほどある。例えば・・・。
・仮設住宅の子供を含めての被災者の心の問題。
・各自治体の復興のための、専門職不足の問題。
・全般的な人手不足の問題。
・復興の遅れによる、人口減少の問題。
・医療や福祉の課題。
・漁業、水産業など産業復興の遅れの原因と課題。
・福島原発の放射能の被害と風評被害。
・地域コミュニティが衰退してる状況。
などなど、目に見えない問題が沢山あるし、複雑化してきている。非常に厄介な問題ばかりである。
特に、拡散が危惧される、「福島原発の放射能の被害と風評被害」いついては、補償を含めて、国家として取り組んで欲しい。
地元テレビでも放送された、映像を見たが、役人からの、型通りの説明や、役人が予め「キツイ事は言わない被災者を選定」しての声を聴いたとしても、それは、本当の悲痛な訴えでなかったのではないか・・。容易に想像はついた。
話が逸れるが、これまで、ブログに書いた事はないが・・。昨年、こんな事があった。
僕が船の改造をしてる時に、「助成制度自体が復興の趣旨反する」と思い、ガテンが行かない事があり、県の出先機関では話にならないと判断した。直接、水産庁に電話して、ガテンが行かない事を問い合わせた事があった。そしたら、県庁から、僕に直接電話が入った。 「制度自体が復興の趣旨反する」事を訴えただけだったのだが、県は水産庁から、「かなりのお叱り」をうけたようで、「県として、シッカリ進めるので直接、水産庁に問い合わせるのはしないで欲しい旨の事」を遠まわしに行って来た事がある。
そこで、また憤慨したが、あまり怒らせて、自分の船の助成がうまく行かなくなっては、僕も困ると思って、穏便にしていた。
このように、役人は未だに、「上意下達」の精神がある。
だから、県は国に対して、「懸命にやっている」事を、主張したがる傾向にある。
まして、首相自らの視察。恐らく、その役人精神は最高のモノとなったのではないかと勘ぐりたくなるのである。
野田総理の視察に関して言えば、政治的な側面もあるのではなかろうか・・?
政治的に見て、岩手はこれまで、知事も県議も民主党の力が強く、いわば「民主王国」であった。しかし、この前、小沢一郎氏(岩手4区選出)が、この前、民主党から離れ、新党を作った。このため、、知事を始め、多くの県議会議員も「民主党から離党し、小沢新党」乗り換えた。岩手の「王国」も一枚岩ではなくなったのである。
そのような、事を考えると、次期選挙の事を意識しての行動であることも、透けて見える。
岩手日報では、「13年度予算の概算要求策定作業が来月本格化するのに合わせ、政権の最重要課題の一つである震災復興への取り組みをアピールする狙い。」と報道しているが・・。
僕には、「野田政権の最重要課題の一つである震災復興への取り組み」とは、とても思えない。
何故なら、消費税増税もやらなけばならない問題であることは、理解しているが・・。
これまで、野田政権は、「待ったなしの問題として、三党合意まで取り付けて、消費税増税」だけを優先させて来た。
その間、被災地は忘れされたようになった。
被災地からすると、「順番が違うだろう・・。」と思ったからだし、タイミングも何故今、増税なのか・・?
そう思ったからである。
一向に進まない、被災地の復興作業。
その間に、どれだけの被災地から、故郷を捨てて、転出していったのか・・・?また、行くのか・・?
これは、もう取替えしのつかない事であり、政府の責任であることも、認識して欲しいのである。
視察終えた野田総理さん。
是非、福島原発の問題とあわせて、
震災復興を「待ったなしの問題として」
取り組んで欲しいのである。
被災地入りは今月3日の宮城県、7日の福島県に続くもので、復興状況を確認するのが狙いらしい。
正直言って、被災者にはシラケムードが蔓延している
被災地を見て、復興の遅れを、肌で感じたのだろうか・・・?
本当の被災者の、悲痛な訴えがあったのだろうか・・?
僕には、逆効果ではなかったのか・・・。正直、そんな、想いがした。
何故なら、例によって、この視察は県庁職員の案内であり、いわば官と官のやり取りにしか過ぎないように、僕には見えてくる。本当の、被災者の悲痛な叫びがとどいたのだろうか、仮設商店街を周り、いったいなにが課題なのか、ホントに見えたのだろうか・・?
また、この視察。
いわば、重要である、「目に見えない課題」に目が行ったのだろうか・・・?疑問が残る。
「目に見えない課題」は山ほどある。例えば・・・。
・仮設住宅の子供を含めての被災者の心の問題。
・各自治体の復興のための、専門職不足の問題。
・全般的な人手不足の問題。
・復興の遅れによる、人口減少の問題。
・医療や福祉の課題。
・漁業、水産業など産業復興の遅れの原因と課題。
・福島原発の放射能の被害と風評被害。
・地域コミュニティが衰退してる状況。
などなど、目に見えない問題が沢山あるし、複雑化してきている。非常に厄介な問題ばかりである。
特に、拡散が危惧される、「福島原発の放射能の被害と風評被害」いついては、補償を含めて、国家として取り組んで欲しい。
地元テレビでも放送された、映像を見たが、役人からの、型通りの説明や、役人が予め「キツイ事は言わない被災者を選定」しての声を聴いたとしても、それは、本当の悲痛な訴えでなかったのではないか・・。容易に想像はついた。
話が逸れるが、これまで、ブログに書いた事はないが・・。昨年、こんな事があった。
僕が船の改造をしてる時に、「助成制度自体が復興の趣旨反する」と思い、ガテンが行かない事があり、県の出先機関では話にならないと判断した。直接、水産庁に電話して、ガテンが行かない事を問い合わせた事があった。そしたら、県庁から、僕に直接電話が入った。 「制度自体が復興の趣旨反する」事を訴えただけだったのだが、県は水産庁から、「かなりのお叱り」をうけたようで、「県として、シッカリ進めるので直接、水産庁に問い合わせるのはしないで欲しい旨の事」を遠まわしに行って来た事がある。
そこで、また憤慨したが、あまり怒らせて、自分の船の助成がうまく行かなくなっては、僕も困ると思って、穏便にしていた。
このように、役人は未だに、「上意下達」の精神がある。
だから、県は国に対して、「懸命にやっている」事を、主張したがる傾向にある。
まして、首相自らの視察。恐らく、その役人精神は最高のモノとなったのではないかと勘ぐりたくなるのである。
野田総理の視察に関して言えば、政治的な側面もあるのではなかろうか・・?
政治的に見て、岩手はこれまで、知事も県議も民主党の力が強く、いわば「民主王国」であった。しかし、この前、小沢一郎氏(岩手4区選出)が、この前、民主党から離れ、新党を作った。このため、、知事を始め、多くの県議会議員も「民主党から離党し、小沢新党」乗り換えた。岩手の「王国」も一枚岩ではなくなったのである。
そのような、事を考えると、次期選挙の事を意識しての行動であることも、透けて見える。
岩手日報では、「13年度予算の概算要求策定作業が来月本格化するのに合わせ、政権の最重要課題の一つである震災復興への取り組みをアピールする狙い。」と報道しているが・・。
僕には、「野田政権の最重要課題の一つである震災復興への取り組み」とは、とても思えない。
何故なら、消費税増税もやらなけばならない問題であることは、理解しているが・・。
これまで、野田政権は、「待ったなしの問題として、三党合意まで取り付けて、消費税増税」だけを優先させて来た。
その間、被災地は忘れされたようになった。
被災地からすると、「順番が違うだろう・・。」と思ったからだし、タイミングも何故今、増税なのか・・?
そう思ったからである。
一向に進まない、被災地の復興作業。
その間に、どれだけの被災地から、故郷を捨てて、転出していったのか・・・?また、行くのか・・?
これは、もう取替えしのつかない事であり、政府の責任であることも、認識して欲しいのである。
視察終えた野田総理さん。
是非、福島原発の問題とあわせて、
震災復興を「待ったなしの問題として」
取り組んで欲しいのである。