中村きみ江ブログより転載
教育未来常任委員会その1 エアコン問題1万5千筆に共産党以外反対。
本日は教育未来常任委員会が午前10時から午後5時まで開催されました。あまりにも案件が多いので、今回はエアコン問題に限って報告します。
まず●発議第21号千葉市学校教育環境検討委員会設置条例の制定についてです。
私から提案理由の説明をした後、他の委員からは、
自民:教育委員会として組織はあるか。委員会の設置は必要ない。たくさん委員会つくっても的外れ。賛成しかねる。
公明:教育委員会で環境検討の取り組みをしているなら必要ないのでは?反対。
民主:有識者の意見を聞いて反映を。新たな委員会、賛同しかねる。
未来:教育環境は何を指すのか?関係団体とは?学校教育環境は屋上屋になる。反対
共産党以外は賛成せず否決となりました。
●請願第10号学校の老朽化対策、トイレ改修、エアコン設置を求める請願です。
これは自民党と民主党が紹介議員となっています。
私から、県内政令市のエアコン設置の動向を指摘し、県都千葉市が率先して導入すべき、教育委員会の中だけでは限界があることを指摘。市長が直近5年は無理だとの記者会見の発言の根拠を質問。1976年と2013年と比較して平均気温、最高気温の変化について指摘。10年ごとに真夏日が74年当時と2013年では29.3日から52.6日にまでなっていると答弁がありました。
紹介議員の自民党議員に請願の中でエアコン設置の文章のエアコン設置を急いでいるのかその願意を質問。(優先順位を決めている)この間、自民党市議団の議会報告でエアコン設置を積極的に推進する立場との記事を質問しましたが、詳細は回答がありませんでした。エアコン設置を推進するなら、市民の要求実現のために代弁者として求めていくべきと質問。請願には賛意を表しました。
みんな:請願者はどんな人か。
自民:国に補助金を要望している。いっぺんにできるよう求める。
公明:エアコンクローズアップされた。老朽化なども進めていく。計画的にがキーワード。賛成
民主:紹介議員になった。エアコンのみならず、総合的に考えているので評価できる。賛同。
未来:エアコンの問題議論、老朽化、トイレの方が優先度高い。防災用品追加している。賛意。
*この請願は全会一致で採択送付されました。
●請願第11号小中学校・特別支援学校のすべての教室にエアコン設置を求める請願は、議長あて、市長・教育長あてで1万5千筆を超えて集めたものです。
意見陳述者から、猛暑で子どもたちが35度の教室で、熱中症、ぐったりする、吐き気を催すなどの実態が示され、授業に集中できない、体力の消耗が厳しい、学校環境衛生基準を指摘し千葉市が周辺自治体から遅れていること。老朽化とトイレの整備と併せてすすめてほしい旨が話されました。
公明:陳述わかる。財政的負担は?2800の教室多い分慎重に。一気に進めるというのであれば反対。
民主:請願理由歩み寄った。理解できる。一気に入れないと理解得られない。賛成しかねる。
未来:優先順位をふまえていくべき。学校、場所地域で、エアコン設置の検討を。熱中症で、ふらふらする子どもの状況ゆゆしき事態。実態調べるべき。採択しかねる。
みんな:署名数確認。熱中症の内訳。意見陳述分かるが(特別支援教室の設置がまだ)の状況。主旨賛同するが計画的に整備すべきで反対。
私からは、エアコンがないことで部活動をしている子どもたちと学校周辺への苦情の実態把握を質問。市は把握せず。30度以上の温度については、教育委員会として教室の温度が、何度か実態調査をしているのか質問。していないため、実施を求め対応することになりました。7月14日新宿中で視察した際も32度。ガスバーナーを使い子どもたちが暑くてノートで仰ぐほどだったと指摘。気象庁の温度と子どもたちがたくさんいる教室ではもっと温度が上がっているのではないか。30度以上の夏休み、土日を除いた日が、15日と言っても、実態はもっと多い状況すら把握していないのではないかと質問。熱中症でかかった子どもは今年度14人と報告がありましたが、小学生を持つお母さんから、学校から呼び出しを受け熱中症にかかって翌日学校を休むほどで意識も朦朧としていた事態を告発。熱中症の報告件数も含めた信憑性が問われることを指摘し改善を求めました。
財源ありきではなく子どもの命を最優先すべきだと主張しましたが、共産党以外のすべての委員が反対し、不採択になりました。
ほぼ同様の請願を片方は賛成し、片方は反対しています。理由も、反対のための意見もつじつまが合いません。まさに党利党略での態度と厳しく指摘せざるをえません。
朝から長時間傍聴をしてくださったみなさん、本当にお疲れ様でした。市議団の皆さんにも傍聴していただき、大変心強かったです。
今回問題になったことをふまえて26日の一般質問でもエアコン問題についてまた取り上げます。署名をしてくださったみなさんの願いに応えられるよう引き続き頑張ります。