ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

六本木三丁目にて

2024年05月14日 00時00分00秒 | まち歩き

 植草甚一氏が書かれたものを読んでいると、よく、六本木の誠志堂で古本や古雑誌を買って、というような記述に当たります。六本木六丁目にあった青山ブックセンターで晶文社刊の「植草甚一スクラップ・ブック」シリーズを買っては、植草さんが通っていた誠志堂はどこにあるのだろうと思っていました。前に取り上げた誠志堂書店は古書店ではないからです。街を歩けばいつの間にかわかるようになるもので、六本木交差点から六本木通りを谷町、溜池のほうに下り始めてすぐ、三河台の六本木三丁目側に誠志堂があるのを見つけました。

 それから何十年も経ち、誠志堂はどうなったのかと思い、三河台を歩いてみると、枻川誠志堂ビルがありました(枻川は「かじかわ」と読みます)。

 私が初めてこのビルの前を通った時には、古書店が1階にありました。買取大吉の場所に古書店があったのではないでしょうか。一目見ただけでは、古書店があることがわからなかったのですが、東京都古書籍商業協同組合の「日本の古本屋」というサイトには、このビルの5階に枻川書店誠志堂がある旨が書かれています。ただ、古物商許可番号は書かれておらず(同じサイトで神田神保町などにあるいくつかの古本屋も探してみたら、書かれている店と書かれていない店が混在していました)、適格請求書発行事業者登録番号は「なし」となっています(これについても神田神保町などにあるいくつかの古本屋を見たら、「あり」と書かれているところと「なし」と書かれているところがありました)。

 学部生時代および大学院生時代には、神田神保町、神田小川町、西早稲田、三軒茶屋、池尻などの古本屋によく寄ったものでした。最近はあまり足を向けていません。もっとも、最近では古書もインターネット販売が多くなっており、高津駅のそばにあった小松屋書店も、実店舗は既に閉店しており、現在はインターネット販売のみを行っているとのことです。


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