青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

罰ゲームには・・アルキメンデス

2021-04-17 | こんな「モノ」ありました!

ロックダウンや地震のニュースを見て、飲料水や食糧備蓄について考える度に、僕はある幻の商品を思い出します。

アルキメンデス❗️

・・・大塚食品が1985年に発売したカップ麺です。お湯を入れる前のパリパリの固い細目のカップ麺に、同封の八宝菜を上から掛けるだけで食べる!水が要らない食品でした。当初は販売地域を首都圏、近畿地方に限定して発売。当時200円という高価格の割にとても味が悪く、1年後に酢豚味を追加発売して悪あがきをするも、約2年で生産中止になりました。

ある日、同居していた叔母さんがこれを買って来て、おやつ代わりにこれを食べたのですが、とにかくマズイ!「こんなもの売って!」と怒った僕は、発売元の大塚食品に「こんなマズイものは食えない」と怒りの意見を書きました。投書するほど酷い商品だったのです。

すると、大塚食品から「貴重なご意見をありがとうございました」と、24個?入りのダンボール2箱が送られて来ました。1個で文句をつけたほどの最悪の食い物を48個も送られて・・😨それに「マズイと言ってるのに、どうして送って来るんだ!」と文句をつけたら、更に2箱送られた!😱

実話です!

僕は大学の柔道部に持ち込み、可愛がりたくなった後輩に、罰として完食させたものです。一気飲みならぬ、一気食いをやらせたり。(笑)でも、それを戻してしまう後輩もいたので、さすがにもう捨てようと思った時・・・

他の大学の友人連中が「どんなのか持って来いよ!」ということで、残り数箱を姫路の某大学に持って行ったら、「なかなかいけるやん」と完食。他の人たちも「そんなに悪くもないぞ」と。なぜこれを食べることが出来る?と僕は驚きました。

非常食の話題になるごとに、そして大学の学園祭の季節になる度に、このアルキメンデスを思い出します。