青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

昭和の「ままごとあそび」

2021-04-25 | 昭和・思い出は色褪せない

これぞリアル「三丁目の夕日」の世界。何と僕が「ままごと」中!(写真中央ゴザの上の男の子が僕。)

母親が2階の物干し(ベランダ)から撮影。

み~んなご近所の子供たち。年齢もバラバラです。地面は勿論アスファルト舗装ではありません。だから地面に釘を刺して陣地取りをしたり、穴を掘ってビー玉遊びに興じたり出来ました。

子供の頃に、男の子も女の子も一緒になって、年齢もバラバラの子供たちが一緒に遊ぶことで、僕らは社交性、上下関係、いろんな知識を身に付けて来ました。今の母親の監視の下で公園で遊ぶのとは違い、子供同士であちこち行動範囲を広げたり、人の家に上がり込んで挨拶を覚えたり、毎日が学びの刺激に満ち溢れていました。

子供たちには上下関係があり、みんな平等なんていう子供社会ではありませんでした。ズルいこと、人の嫌がることをすれば報いを受ける。誰もが自分の長所を活かして、みんなの輪に自分から入っていかなくてはならない子供社会がありました。親や先生が「みんな仲良くしなさい」と言っても、どんくさい子、暗い子、自分から行動しない子は輪の外へ追いやられる。子供は残酷でした。

今は時代が変わり、子供社会も変わりました。大人たちが子供の安全を求め過ぎて、子供の成長を止めてしまったと僕は感じます。みんなが同じを良しとしてしまい、外で遊ぶ場所も遊ぶ仲間も少なくなる時代の変化もあって、子供たちは身体を動かすこと、大勢の輪の中に入る機会を失い、ゲームに走ってしまいました。今の子供たちと昔の子供たち、逞しさが全く違います。生命力を感じたのは、明らかに昔の子供たちです。

馬飛びが危ないと禁止になったし、今の若い人たちは、壁に向かって両手を広げて立ち、背後からボールを身体スレスレに壁に投げつけられ恐怖を味わう罰ゲーム「はりつけ」や「死刑」なんて言葉を知らないのではないでしょうか?