青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

ブルーノート ~懐かしいジャズ喫茶(京都)

2021-04-23 | 昭和の喫茶店

僕と同じ青春時代を過ごされた方、少し年下の方でも、京都・河原町通りの「ブルーノート」を知っている方は多いと思います。

このお店は1962年に開店、名曲「レフト・アローン」のピアニスト、マル・ウォルドロン等の海外のジャズ・プレーヤーが、店内の狭いステージで演奏したこともあった、京都の老舗店でした。高校生の時に喫茶店として足を運び、とても入り難いお店でした。珈琲代もお昼なのにテーブルチャージを取られて、値段も高かった!大学時代に理解したのですが、ここはジャズ・バーだったのです。

社会人になってからも何度か足を運び、ここのステージでドラムを叩いたこともあります。

95年にオーナーが60歳の若さで亡くなった後も、お店はそのままの形で継続。僕が関東に出るまでは京都に行けば必ず寄っていました。僕の子供も小学生の時に連れて行っているのですが、覚えていないだろうな~。

東京から大阪に帰って来た10年前に訪問した時、ピアノの鍵盤を模したカウンターも、ブルーノートのレコードのレーベルをデザインしたコースターも、3000枚と言われるレコード棚も、何も変わらず健在でした!しかし、店番の兄ちゃんが、「レコードのかけ方が分かりません」と、CDで誤魔化したのは許せなかった。(笑)マッキントッシュのアンプやタンノイのスピーカーが泣いていましたよ。💦「禁煙」のご時勢に逆行するように、喫煙がOKだったのは仕方が無い。僕も最初にここを訪れた時は吸っていましたが、僕が止めただけのこと。

お店の入り口から、お店そのものが、高校時代と最後に訪れた2015年とで、ほとんど変わっておらず、まるでタイムスリップしたように感じることが出来る雰囲気が嬉しいお店でした。京都・河原町通りにありましたから、足を運んでいた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、誰か思い出をお持ちの方いませんか❓

そんな名店でしたが、惜しくも2016年2月に閉店。理由は集客数の減少。でも、その後オーナーの実家のある奈良に移転し、現在もそちらでは営業しているそうです。京都のジャズ喫茶も、残りはほんのわずか・・。