弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

名前名乗らぬ 「市民」なんかに 私は裁かれ たくはない

2006年08月22日 21時25分44秒 | 未分類
私が弁護士だった数年前には考えられなかった事だが、弁護士会の懲戒関係の委員会や裁判官の推薦・諮問委員会の委員名を公表しない例が増えてきていると聞く。
私は、そんな顔の見えない委員に弁護士や裁判官の適格性を云々されたくない。
人の一生を左右しかねない判断をきちんとする「顔の見える」裁判官が求められている。
市民にも、弁護士や裁判官の人生を左右しかねない重大な判断をしているのだという自覚を持っていただきたいと思う。厳格であればいいというものではない。

横綱選んで いるわけじゃない 十両判事の 諮問です

2006年08月22日 00時03分47秒 | 未分類
寛容を旨として生きてきた私も、さすがに今回ばかりは堪忍袋の緒がキレました。
この際、「市民派」判事の端くれとして、はっきりと批判させて戴くことにします。
各弁護士会の弁護士任官者の推薦委員会や、諮問委員会の、とりわけ市民委員の皆様へ。
皆様の「裁判官適格」の水準は、明らかに高過ぎると思います。別に「神様」を選んで下さいとお願いしているのではないのです。
最高裁判所ならまだしも、高々任期10年の「下級裁判所」の裁判官なのですよ。
皆様の基準からすると、いずれ弁護士任官は絶滅するでしょう。
私の好きな大相撲でも、最近、横綱昇進の基準と区別が付いていないのではないかと疑われるような大関昇進見送りの事例が続いたのを思い出しました。
判事は一人前の力士という意味で高々十両以上、判事補は幕下以下で構わないのです。
皆様は、横綱審議委員会ではありません。