弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

これじゃシャワーも 浴びられないよ せっけん3分 短すぎ

2006年08月30日 09時00分03秒 | 未分類
「拘置所3分接見」東京地裁判決から。
 かつて、「シャワーとせっけん」と題する名論文を書いて、接見実務を大幅に改善した法務検察の高官がいらしたのを思い出しました。
(朝日新聞から抜粋)
 東京拘置所に勾留された被告との接見時間を拘置所側が3分間に限ったのは違法として、被告の弁護人が国に賠償を求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。中村也寸志裁判長は「社会通念上、相当な接見時間を確保せず、弁護人の円滑な職務遂行を妨げた」と違法性を認め、請求通り10万円の支払いを命じた。
 国側は、拘置所が工事中のため「連行には20分以上かかる」と主張したが、中村裁判長は「担当職員に事務処理上の不手際があったと推認されるし、そうでなければ拘置所の体制自体に問題がある」と指摘した。


令状当番 割り当てられて 半年一度の 休肝日

2006年08月30日 00時38分26秒 | 未分類
東京地裁では、民事部の裁判官も昨年度から交代で夜間宿直の令状当番を担当している。
およそ半年に1回の頻度で、私もつい最近、夏休み明け早々に3回目を担当した。
寝酒を欠かさない私も、この日ばかりは断酒を徹底して地下の宿直室のベッドで横になるが、なかなか眠れない。
29日の朝日社説「ビラ配り無罪」の結びに「勾留を認めた裁判官も、その妥当性をもう一度振り返ってもらいたい」との指摘があった。勾留請求は昼間に令状部が担当するので、当番が難しい判断を迫られる事は少ない。