花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「三日月よ、怪物と踊れ 黒博物館」 全6巻 藤田 和日郎

2023-10-29 00:05:10 | マンガの話とか

 

比較的短い期間で一気に完結しました。「赤い靴」を観に黒博物館を訪ねてきたフランケンシュタインの作者=メアリー・シェリーがキューレターにその靴にまつわる驚くべき話を語ると言う体で、お金に困っているメアリーに持ち込まれた依頼は、元ロシアの殺し屋の女の身体と村娘の頭をもつ人造人間に舞踏会で女王を守るための教育を施すというもので・・・と言う感じに始まります。何というか本当に藤田さんらしい作品で・・・まあ全作そうか・・・うしおととらの時代から根柢のメッセージは不変ですね。ラストが良いなあ・・・他細かいところでもグッとくるところがたくさんありますね。フランケンシュタインを読んで号泣するエルシィとか、恐怖に雄たけびを上げながらもメアリーとエイダを助けるため突っ込んでくるペネロペとか・・・枚挙にいとまない。ぜひ多くの人に読んでもらいたいマスターピースですね。「また明日!」

 

 


「蒼穹のアリアドネ」 全22巻 八木教広

2023-04-09 20:59:29 | マンガの話とか

 

完結しました。先月最終巻をGETして読んでたけど、昨日~今日のタイミングで改めて一気読み。時空を超え?多種族の暮らす地球の崩壊を救う冒険ストーリー&バトルもの。

サンデーでの連載からリストラされてうぇぶりへ・・・で割と速攻で完結。個人的には好きだったんだけど・・・でもそれは単行本も追っかけてたから楽しめたのかも。かなり入り組んだいろんな要素やサイドストーリーから君に挙げられた物語は、週一度の連載でほかのマンガと一緒に読んでると迷子になって・・・壮大なストーリーの最後の回収が力技で尻すぼみな気がしなくは無いのは、前作Claymoreと被るかも・・・でもそれ含めて読後感は良いし、ゆかいな仲間たちの大団円は結局素敵なことです。うん、とても良いマンガだと思います。

 

作者デビュー30年超で、連載作品はまだこれが三作目。でも1本入魂でまずまず途切れず作品出してる感なので次作も楽しみにしてます。

 

作者の過去作の感想↓↓↓↓↓↓

 

「エンジェル伝説」   文庫版コミック全10巻 八木教広 - 花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

すっげえ面白いらしいと、確か会社入った頃同期の奴が言っていたんだったか・・・あれ?卒業間じか研究室の後輩が言ってたんだったっけ?月間ジャンプで連載中、何度か立ち...

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「Claymore」  12巻で続刊中 八木教広 - 花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

起き抜けに昨日の残りの炊き込みご飯食らってから、どうも胃のもたれもありほぼ引きこもる。夕飯は煎餅。今日の引きこもりのメインの友はこれ。「エンジェル」伝説面白かっ...

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「Claymore」  全27巻 八木教広 - 花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

完結したなあ・・・12巻時点での感想↓http://moon.ap.teacup.com/hanao/930.html愛と友情と死と別れと戦いな一大すぺくたこーでした。ラストが・・・裏主人公(?)のテレサの...

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「犬夜叉」 ワイド版30巻 高橋留美子

2022-10-31 16:03:47 | マンガの話とか

 

連載当時は誌面で読んでたけど、最近椎名高志の半妖の夜叉姫のコミカライズ版を読んでて「あ、その設定覚えてねえな・・・」と言うのが結構あって改めて読んでみようかとワイド版購入。連載が1996~2008年だったと。そうか、始まったのは20世紀で花男もギリギリ20代だったか・・・

あらためて通して読んで、いやさすがにしっかり良いマンガでした。取ってつけたような展開もほとんどなくて、これでこの長編ボリューム。SFファンタジィ、ホラー、バトル物、ラブコメ、ギャグ物・・・どの要素もありながら、どの要素もキッチリと硬軟のバランスが絶妙。これは確かに名作かも知れない。ちゃんと読み返して良かった!

 

 

 

 


「闇の少年」 上下巻 一色 まこと / 長崎 尚志

2022-10-01 12:01:53 | マンガの話とか

一色まことの新作! 雑誌掲載中は作者名椋洸介(原作で失踪したホラー漫画家で「闇の少年」の作者)で書いてたらしいので、アンテナに引っ掛かって無かった・・・ひょっとして、これ書いてたからモーニングの方の「レディ・ロウと7人の森」が進んでいないのか?

 

原作は去年の5月に実は読んでて・・・

 

「邪馬台国 黄泉の森 醍醐真司の博覧推理ファイル」 長崎 尚志 - 花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

シリーズ第二弾。前作感想↓https://moon.ap.teacup.com/hanao/7459.htmlフリーの編集者醍醐に相談が持ち掛けられたホラーマンガ家=椋の失踪。かつて担当をしていた椋の残し...

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内容はほとんど覚えてないけど、すごく面白かった事だけ覚えてる(笑)

 

で、本作。ほとんど覚えて無いなりに・・・あれ?多分原作とは大分違う物語ですね。モチーフにはなっているとして、全く別のお話です。それはそれとして、面白かったけど。原作者=長崎尚志(リチャード・ウー等々)さんのアイデアも新たにおりこまれてるのかも知れませんが、読んだ印象は完全一色まことの世界ですね。

 

これはこれとして大変ナイスな作品でした。一色先生、まだ見ぬ「レディ・ロウ・・・」も楽しみにしてますので、是非よろしくお願いします。