チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

『サウンドボーイ』創刊号におけるクラシックの排除されっぷり(1980年)

2022-06-16 19:20:18 | どうでもいいコーナー

若者向けオーディオ雑誌「サウンドボーイ」創刊号です。1980年10月、ステレオサウンド社発行。



これを読み通してみたら、オーディオ雑誌なのにクラシック音楽の記事や広告が意識的に排除されていてビビりました。42年も前から若者のクラシック離れは進行していたのか?

ほんのお慰み程度に載っている記事等は以下の4点のみ。



1.秋だから、ちょっと気取ってクラシックを聴いてみる。



↑ 「サウンド・ボーイ派のガイ&ギャルの諸君に、クラシックなんていうと、あんなのオジンの聴くものでしょ、小難しくてリクツっぽい音楽じゃんか、といわれそうだけど、頭っから敬遠することもないよ。」

無理して当時の若者に迎合してる感バレバレですね。それにしてもナウいヤングにモルダウやら結婚行進曲を勧めてもかえって敬遠されるような?せめてバルトークの弦楽四重奏曲4番やリゲティのエチュードとかの爽やかブン殴り系にしてほしかったじゃんか。

 



2.スピーカーの内側に貼る遮音材、ユニチカのラスクの広告



エキセントリックっぽすぎ。ヴァイオリン協奏曲や皇帝の第2楽章を書いたひとなのに~

 

 

3.スピーカーの試聴に用いられたレコード

1. ケンプの皇帝

2. YMO

3. ボブ・ディラン

4. ZAP

5. ヘブラーとシェリングのモーツァルトのソナタ

ここはクラシック率40%と高め。オーディオ評論家先生には「クラシックは排除してくださいね」とは言えなかった!?ところでケンプのデザインは古すぎて乾いちゃってこれ以上古くなれないから逆に新しく感じますね。

 

 

 
4.秋とは関係なくクラシック



↑ 「レコードついでに、今度はクラシックを紹介しちゃおう。サウンドボーイとしては、どうせ聴くなら、ガリガリのクラシックファンでも知らないという隠れた名曲に挑戦してはどうかな。」

ハンス・カンによるウェーバーのピアノ曲全集6枚組!この雑誌のクラシック担当者の怒りと誇りを感じさせるチョイスでした。

 

(2016年9月19日の記事を一部訂正しました)


音楽霊媒師、ローズマリー・ブラウンの奇跡!?

2021-10-31 00:37:05 | どうでもいいコーナー

さっきNHKで放映された、立花隆さんの臨死体験の番組を見て思い出しました。ローズマリー・ブラウン(Rosemary Brown, 1916-2001)というイギリスの「音楽霊媒師」が1970年に発売したレコードはかなりの話題になったそうなんです。

A Musical Seance 「音楽の降霊術会」ちゃんとフィリップスから出ています。YouTubeで全部聴けます。

 

なんと、有名な作曲家の霊が次から次へとブラウンさんに乗り移り、ピアノのレッスンをしてくれたらしいんです。

A面にはイギリスのプロのピアニスト、ピーター・ケイティン(Peter Roy Katin, 1930-2015)が演奏する大作曲家の作品、B面にはピアノはド素人だったけど霊たちのレッスンによってメキメキ上達したブラウンさんの演奏が入っており、両者を比較してもらおうという趣向らしいです。(イマイチ意味がわかりませんけど。。霊たちが作曲し、ブラウンさんが書き取ったという曲も入っているんだと思います。ちなみにブラウン版ベートーヴェン第10交響曲とかもありますよね。)

ブラウンさん自身によるライナーノーツにはこんなことが書いてあります。

「作曲家たちはそれぞれ違ったやり方で私に教えてくれます。リストは私に手を添えて教え、それを私が書き取るのです。ショパンはピアノに向かっていくつかの音符を示し、私の手を正しいキーに押しつけます。シューベルトは歌おうとします。でも彼の声はあまりいい方ではありません。ベートーヴェンとバッハは私をテーブルに向かわせ、紙と鉛筆をとらせ、音符とテンポを示して書き取らせます。ブラームスは私に指を広げる練習をつけてくれました。ラフマニノフは私にピアノのテクニックをずいぶん指導してくれました。私が関わりあいたい作曲家を自分で決めることはできません。彼らの側でそれは決められてしまうようで、多分それはリストが決めているのだと思います。」(はぁ?)

ブラウンさんが会った作曲家たちの印象はというと。。。

【リスト】
私が初めてリストの亡霊を見たのは子供の頃でした。でも私は小さかったので彼がリストだということがわかりませんでした。彼は私が大きくなったら音楽の贈り物をしようと言って消えました。彼は白い長い髪で黒い僧衣をまとった老人でした。でも今は、彼はずっと若返って現れます。彼はとても忍耐強く親切で、非常に精神的で教養の高い人だと思います。そして自分はもっと静かで愛らしい作品を書きたかったのだと言っています。

【バッハ】
バッハは正直に言って、私にとって魅力とは感じられない交感者の一人です。彼がやってきた時は驚きました。けれど彼は私が彼の音楽の価値を受けとめるには教育が足りないだけだと思ったようです。

【ベートーヴェン】
ベートーヴェンと一緒だと少しじれったくなります。彼は多分3曲か4曲の作品を同時に書いているのでしょう。彼はこうして少しずつ完成させてゆくので完成するまではすべてバラバラなのです。彼は35歳くらいに見えます。とても元気そうで、あんなに気難しい顔はしていません。

【ショパン】
ショパンはある時、バス・ルームが水浸しになるのを助けてくれました。私はショパンと仕事をしていたのですが、彼は急に私に音楽を教えるのを止めてフランス語でしゃべり出したのです。そのうち私はやっと、彼がお風呂が水浸しになる、と言っているのだとわかりました。私はバス・ルームに急ぎ、水がバスの縁ギリギリになっているのをみつけたのです。

【ドビュッシー】
ドビュッシーは現代に生きても困らないと思います。とてもモダンで、着ているものも俗に言うヒッピー風な感じです。今では音楽よりも絵画の方を多く手がけているそうで、いくつかの絵を見せてくれましたが、印象派風のブルーの色彩が混ざり合っただけのきれいなものでした。そしてよく目を凝らすと、中央に女性の顔がほのかに認められました。彼はこの絵は「青の女」という絵だと言いました。

【モーツァルト】
私がモーツァルトを見たのは2、3回です。でもリストは彼が戻ってきて私にもっと音楽を教えてくれるだろうと言っています。

【シューベルト】
私は未完成交響曲の結末を聴きました。あんな美しい曲は聴いたことがありません。でも書きとめておかなかったので忘れてしまいました。彼はまた繰り返しやってくれることでしょう。彼との交感はとても楽です。

【ラフマニノフ】
彼は控え目だったので最初私はかたくなってしまいました。彼は壁があると言いました。でも彼を知ってみると、彼はとても忍耐強くて親切な人です。

(音楽の友1976年4月号より)


。。。立花さんの番組では死後の世界があるかどうか結論が出されませんでしたが、これはもう、あの世は完全に存在してます!

【2014年9月の記事を一部変更しました】


心を静めるハーモニン錠(朝比奈隆、山田一雄)

2017-08-26 21:52:23 | どうでもいいコーナー

これ、朝比奈隆さん?かの大指揮者が薬の広告に出演してたとは。なんか効きそう。

「すべての楽器の強音をいっせいに静止させる指揮者の動作」。。ブルックナーでしょうか。

それにしても50年以上も前からストレス社会だったんですね。(週刊朝日1957年6月2日号から)

 

さらに、同誌1958年1月5日号には山田一雄さんが。他の指揮者も使われていたのかもしれません。見つけたら載せます。

【2014年5月13日の記事に画像を追加しました】


フルトヴェングラーとコスプレイヤーズ(1928年?)

2016-06-25 22:35:43 | どうでもいいコーナー

この写真は何?



左から
フルトヴェングラーのマネージャー、ベルタ・ガイスマール(Berta Geissmar, 1892-1949)

ピアニスト、エトヴィン・フィッシャー(Edwin Fischer, 1886-1960)

ヴァイオリニスト、ゲオルク・クーレンカンプ(Georg Kulenkampff, 1898-1948)

フルトヴェングラー

作曲家のパウル・ヒンデミット(Paul Hindemith, 1895-1963)



1928年くらいに「おもちゃの交響曲」が非公式に演奏されたときの写真だそうです。ヒンデミット、かわいい。

フルトヴェングラーにも仮装してもらいたかったと思うのは自分だけ?(フィッシャー「あんたもやれよー」、ベルタ「まーいいからいいから」)

(Sam Shirakawa "The Devil's Music Master"より)


音楽家の身長と巨人さ加減の相関関係(短絡的結論)

2016-04-08 21:54:24 | どうでもいいコーナー

指揮者や演奏家で高身長と低身長の極端な画像を並べてみました。



まず、背の高いほうです。

1928年に撮影されたクレンペラー(Otto Klemperer, 1885-1973)とフルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler, 1886-1954)。ゴルフ場か。仲が良かったんですね。Sam H. Shirakawa氏の"The Devil's Music Master"より。



フルトヴェングラーだって180センチ超えと背が高いのに、クレンペラーはさらにデカい196センチ!オーケストラからしたらさぞかしコワかったことでしょうね。

次に、背の低いほう。

まずはシャンソン。1959年パリのオリンピア・ミュージック・ホール(Olympia Music Hall)におけるエディット・ピアフ(Édith Piaf, 1915-1963)。ちっちゃ&カワイー。右はジルベール・ベコー(Gilbert Bécaud, 1927-2001)。

 

最後に、1978年にパリでのオペラ上演に姿を現したピアニストのアルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein, 1887-1982)。ちっちゃ。それとも秘書がデカいのか?

 

。。。以上の数少ない証拠をもって、音楽家の身長と偉大さとには相関関係がないということが証明されました。

ピアフとルービンシュタインの画像はThe Viking Press社"Private Pictures"より。(1980年発行。ニューヨークのパパラッチ写真集。。)