チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

ブラームス家の末裔?? サラ・ブラームス

2013-08-29 19:00:34 | 何様クラシック

映画『クララ・シューマン 愛の協奏曲』を監督した
ヘルマ・サンダース=ブラームス(Helma Sanders-Brahms 1940年生まれ)が
ヨハネス・ブラームスの叔父の子孫ということで以前話題になったっすね。

 

やっぱブラームス一族ってすごいんだなーって感想だったんですが
ボクとしてはドイツのガールズ・グループ Tic Tac Toe にも一時所属していたシンガー、
サラ・ブラームス(Sara Brahms 1978年イギリス生まれ)もブラームス家の血を引いているんじゃないかと密かにニラんじょるんです。名前が一緒、しかも音楽の才能ありそうなので(根拠うすっ)。

 

(サラ・ブラームスちん きれいな人やね~)

Nie Wieder Küssen 第九のKüsseの発音の参考になります。

ブラームスの血縁については
玉木宏樹著『クラシック埋蔵金』(出版芸術社、この本楽しい!)8ページ目に
興味深いことが書いてあります。要約すると

 
30年前くらいに来日したドイツのロックバンドの
女性ヴォーカリストがブラームスって名前で、
本人が調べたらやっぱり血縁だったんだけど
「ブラームスの曲を聴いても少しも面白くない」って言ったそうです(ガクっ)

"Tic Tac Toe"は来日してなさそうだし、年代も違うので
サラちゃんとは別の人のことですよね。


ウルトラ偉大な御先祖様の音楽を面白くないって言い切っちゃった女性ヴォーカリストっていったい誰なのか知りたいのでサラに調査します!(オヤジ)

 

(追記)

玉木宏樹さんは昨年お亡くなりになったそうですが、いまでも天国からツイッターに書き込みされています。ブラームス子孫のこと質問してみようかな?


ベートーヴェン 交響曲第10番のCDにマジ感動!

2013-08-25 17:38:17 | 何様クラシック

近所の100円ショップのレジでベートーベン『幻の交響曲第10番』のCDがなぜか山積みになってました。買うっきゃないっしょ!

↑ずっしりとした手応えがあります。金色の印刷が高級感を醸し出しています。

 

重量感のワケは全76ページに及ぶ豪華な解説書にありました。

 

この解説書はベートーベンの像や墓、バイエルンやドレスデンのカラー写真、

幻の第10番に寄せる詩、

ご丁寧にもサインが入った復元者クーパー博士の日本の皆様へのご挨拶、

指揮者ウイン・モリスさんについての詳しい解説、

ロンドン交響楽団の歴史、ベートーベンの生涯年表などなど、これ以上ないほどに盛りだくさん!情報量にビックシだわ

 

↑泣かせてくれる日本文藝家協会所属の有名な詩人・麻生直子さんの 『夢の波動』

 

↑ ロンドン交響楽団を振ったことがあるらしい名指揮者 フルト・ヴェングラー。

 

そして圧巻はCDに収録されたクーパー博士の29分近い音声解説の原文とその日本語訳。40ページに及び、英語の教材にもなります!↓

 

。。。正直、100円ショップだし、解説書はわんさかテキトーな戯言で埋め尽くされてるんだろうなーって期待してたんですが読んでみると情報は案外深く、かつ正確と思われました。

それどころか真心こめてかなりの時間をかけてスタッフが一生懸命作ったことが偲ばれ、本当に心が温まりました。

情熱に打たれた!!

この解説書を作った人たちにありがとうと言いたい。

 

メジャーレーベルのCDでもここまで親切に書かれた解説書にお目にかかったことがないです。

これを100円で売るなんて何と失敬な!

ちなみに音楽はクソでしたw


原曲の調性の色、無視率5割超!?

2013-08-20 18:15:10 | 何様クラシック

モーツァルトの40番をハ短調で演奏したら非難GOGOだろうけど
(将来的には自由にいろいろな調で演奏されたりして?)
こと歌曲に関しては声域に合わせてキーを変えて歌われていますよね。
まるでカラオケで酔っぱらいオヤジが「もう3オクターブくらい上げて、あ、上げすぎ、1オクターブだけ下げてちょんまげ」とか言ってるようなもんです。

例えば、『詩人の恋』の第一曲「美しい五月に」はどうなってるか
ナクソス・ミュージック・ライブラリーにある演奏から20種類を抽出して調べてみました。

嬰ヘ短調 9  (原調)

ホ短調    7

ニ短調    1

嬰ハ短調 2

ハ短調    1

原調以外が半数を超えてます(11/20)。ハ短調なんて遠いですよね。


調性を変えて歌われることをシューマンはどう思ってたんだろう。
「そんなの全然構わないよ」って言う気もするなー?


悲愴交響曲第二主題とピーター・ボイヤーのチャイコフスキー6.1

2013-08-19 17:15:33 | 何様クラシック

怒怒怒怒怒怒怒怒怒

奥泉光の小説『シューマンの指』は面白かったけどチャイコフスキーの悪口が書かれてる!

単行本14ページ→『誰が振っても「感動的」に盛り上がる、チャイコフスキーのごとき凡庸な音楽』

。。。って随分な言われよう。誰が振っても感動的ってすごいことやん!

 

「チミ~、チャイコ(←この呼び方ムカつく)なんて聴いてるの?甘いな~」とかチャイコを馬鹿にすることによりツーぶるウザい輩をこれ以上増殖させないでほしいです。

この本、結構売れたみたいだし。

 

悲愴第1楽章のチョー有名なニ長調のシ抜きのテーマをさざなみをバックに弱音器をはずして第二ヴァイオリン、そしてヴィオラまでが伴奏するのをすっかり忘れて感極まって思わずつられてオクターブユニゾンで歌っちゃうところ!ベタだからこそ何度聴いても泣ける~
幾多の交響曲の中でもこれ以上ステキな1分間って、そうは無いんじゃないの?感動的に盛り上がってる最中も背後に恐るべき静謐。

 

 

悲愴ついでにメモっておくと、ピーター・ボイヤー(Peter Boyer, 1970-)というアメリカ人が作曲した「チャイコフスキー6.1」は、なんと、悲愴をハッピーエンドに変換してしまうというシロモノ。

「あの世で解決」系だけどちょっと救われた気分に!? NMLで聴けます。悲愴のコンサートのアンコールでやってもらいたい。

(追記)ボイヤーの出来たてホヤホヤの「交響曲第1番」の作曲者自身の指揮・ロンドン・フィルによる演奏(naxos 8.559769)を早速NMLで聴いてみたら、チョー人生肯定的!「深刻に考えすぎるなよ」って肩を叩かれたようで油断してたら最終楽章アダージョ(変ホ長調)で不覚にも涙が落ちてしまいました。最近ボクは暗めのツーぶった音楽ばかりを聴いていたためかもしれないけど、癒された~。やっぱりボイヤー兄ィ、世界中の人がきく悲愴交響曲の悲しすぎる終結には我慢できなかったのかもしれませんね。


作曲家名のネイティブ発音

2013-08-17 18:57:27 | メモ

FORVO (http://ja.forvo.com/) ってネイティブな発音が聞けて便利!

有名な作曲家名の現地の発音を聞いていったら

一般的なカタカナ表記との違いが気になったのがあったのでとりあえず書いとくわ。

 

1. Fauré → フォーレじゃなく「フォレ!」っておもいっきり詰まって聞こえるんやけど! 

Chaussonも「ショソン」ですねー。韓流か!?


2. Nielsen → 一瞬で「ニルスン」(短っ!)みたいにデンマークではツマりまくってますね。

Gade → 「ゲーthe」(英語のtheみたいな音?)  むずい


3.
Чайковский → 「チーコフスキ」(チーにアクセント)。チャイコフスキーなんて言ってもロシア人には通じなそ。

 Бородинは、もろ「ボロジン」。なんかかわいそう?


4. Beethoven → 「べエtホーフン」(ベエのエが上がる) と聞こえる。ヴン派もいるけど尻はフンが多数派か?

thoを「トー」と読むっていう中途半端なドイツ語知識?ビーツ(Beet) 農場(Hoven)ってのは有名やろ。

t と h は離れてんのにね。

(「ベエトーフン」って明らかに「トー」って発音してるドイツ人もいてよくわからなくなってきた。)

 

5. Dvořák → 意外と「ドヴォラーク」(ヴォが強い)に近いけどカタカナじゃ書けないよ~


6. Čiurlionis → 「シチョルローニェス」(しちょるにアクセント) Mikalojus Konstantinas Čiurlionis (1875-1911 リトアニアの画家・作曲家 数年後日本でもブレイク必至!?)

 

7.Pettersson → スウェーデンのドス暗交響曲王かつ日本語表記乱立王のアラン様は男らしく「ペッテション」一択!