チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

東京・銀座の名曲喫茶「ニッポン茶館」の広告(1936年)

2015-09-23 21:41:39 | 名曲喫茶

戦前の洋楽レコード専門雑誌『DISQUES』より、東京・銀座の名曲喫茶「ニッポン茶館」の広告です。


↑ 1936年1月号より。帽子をかぶったまま名曲を聴くのが流行っていたんですかね。和服の女性が背中を向けてて残念。

 


↑ 同年11月号。画期的大音楽堂設置、とあります。都下第一コレクション!


毎月17日にはディスク社(この雑誌の発行元)提供で「内地未発表」の新着レコードが再生されていたんですね。

お客さんは今のデジタル再生音と違った柔らかい、いい音を聴いていたことでしょう。この頃のSPレコードと再生装置で名曲喫茶を再現した店がもしあったら絶対行きたいです。



(ちなみに今でも銀座7丁目11−18には消防署があります。消防署の場所が当時から変わっていなければ「ニッポン茶館」は現在のニコンプラザの場所にあったことになります。)


名曲喫茶だった洋菓子の銀座ウエスト(1958年の広告)

2015-04-16 22:13:52 | 名曲喫茶

リーフパイで有名な洋菓子の老舗、東京・銀座ウエスト1958年の雑誌広告です。



夕方からは「名曲喫茶」。そういえばお店は今でもそんな雰囲気を残しています。

やっぱりお菓子に合いそうな選曲になっています。モーゼとアロンとかはきっとダメでしょう。

1958年時点で「第530週」(約10年)。
ウエストは1947年創業ということなのできっと開店当初から「名曲の夕」を開催していたんでしょうね。