チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

東京音楽学校(現・東京芸術大学)1928年の女子卒業生

2017-09-03 01:26:37 | 日本の音楽家

週刊朝日1928(昭和3)年3月1日号に「今春東京音楽学校を出る人々」として3ページにわたって女性の卒業生が紹介されていました(敬称略)。

 

【1ページ目】

黒澤貞子(ソプラノ)

秋山種子(ソプラノ)1907-1990 関種子。

一藤幸子(ピアノ)

河原喜久恵(ソプラノ)1902-1997

澤崎秋子(ピアノ)1905-1984 井口基成と結婚。

 

 

【2ページ目】

東孝子(ピアノ)

古谷従子(ピアノ)

近藤沖子(ピアノ) 戦後は「小野田多江子」というお名前で活躍されたそうです。コメント参照(くまこさん様ありがとうございました)。

小山満寿子(ソプラノ)

 

 

【3ページ目】



宮川雪(メゾソプラノ)

杉山富美子(ピアノ)

富田三枝子(ピアノ)

鹿島縫子(ピアノ)

山越八重子(ピアノ) 仙波八重子。


。。。これらの方々はその後どんな人生を歩まれたんでしょうか。情報を追加していきます。


10歳のヴァイオリニスト・佐藤陽子さんとお母さん(1960年)、オペラ歌手への転身(1976年)

2017-09-03 00:09:37 | 日本の音楽家

『主婦の友』1960年2月号より、10歳のヴァイオリニスト佐藤陽子さんとお母さんの弘子(ひろこ)さんです。


↑ お母さんも音楽関係のお仕事をされていたのでしょうか?(調べます)

以下、記事です。
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少女バイオリニストの佐藤陽子ちゃん(10)は、子供とは思えないほど堂々と演奏するので評判。去る(1959年)11月6日、ソ連文化省から招かれて、お母さんといっしょにモスクワへ出発した。あちらでは、オイストラッフ、コーガンなど、世界的巨匠から直接指導を受けるという幸運に恵まれている。お母さんの弘子さんは、「コーガンさんからは、”陽子の音楽には心がある”とはげまされたのですが、みなさんの期待にこたえられるよう、一生懸命勉強させるつもりです」と、珍しい母子ぐるみ留学の決意を語っていた。
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↑ 可愛らしいけど10歳にしてはしっかりとした感じですね。彼女のこれからの波乱万丈な人生をいったい誰が予想...みんな予想してたりして(良い意味で)

 

↑ 1965年の帰国演奏会。ナウム・ワルテルはコーガンとよく一緒に演奏していたピアニスト。

 

↑ その9年後、高円寺の庭園にて

↑ なかなかの美女っぷりですね。(2枚の写真は『音楽の友』1974年1月号より)

そしてその2年後にはなんと、オペラ歌手に転身!

↑ マリア・カラスに弟子入り! 日本での初舞台は蝶々さん。『音楽現代』1976年6月号より。

ヴァイオリニストがオペラ歌手になるってあんまりないことなんでしょうね。こういう生き方、好きかも


【佐藤陽子さんは2022年7月19日に72歳でお亡くなりになりました】