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実質賃金、前年比0.9%減 「4年連続マイナス」に衝撃が広がる (2016.02.08)

2016-02-08 22:55:44 | 経済 金融

IRORIOhttp://irorio.jp/nagasawamaki/20160208/299468/より転載

デフレ脱却の過程?実質賃金の「4年連続マイナス」に衝撃が広がる

長澤まき

2016年02月08日 11時38分

2016年02月08日 11時38分

「厚生労働省」資料
「厚生労働省」資料

実質賃金が4年連続でマイナスとなり、衝撃が広がっている。

前年比0.9%減

厚生労働省が8日に発表した2015年分「毎月勤労統計調査(速報)」によると、現金給与総額から物価上昇分を差し引いた「実質賃金」は前年より0.9%減。

4年連続でのマイナスとなった。

 

賃金が物価上昇に追いつかず

 

なぜ、実質賃金が4年連続でマイナスとなっているのだろうか?

厚生労働省は実質賃金が減少した理由を次のように説明。

名目賃金が増加する一方で、デフレ脱却に向かう過程で消費者物価が名目賃金を上回って増加したため、実質賃金は減少した。

現金給与総額は2014年は前年比0.4%増、2015年は前年比0.1%増と増えたが、消費者物価指数は2014年3.3%増、2015年1%増とそれ以上に増加した。

パート労働者の増加も影響か

また、次のような注意書きも書かれていた。

相対的に賃金水準の低いパートタイム労働者の割合が上昇すると、計(一般労働者とパートタイム労働者の全体)の賃金は押し 下げられることに留意

パート労働者として働く者の比率が上がったことで、実質賃金が押し下げられたという。

パートで働く理由「都合のいい時間に働ける」が最多

パートとして働く人の割合は上昇し続けている。

「厚生労働省」資料

「厚生労働省」資料

厚生労働省の調査によると、パートとして働く理由のトップは「自分の都合のよい時間に働けるから」(50%)。次いで「家計の補助・学費等のため」(36.3%)、「家庭の事情と両立しやすいから」(33.7%)となっている。

「従業員への分配」や「正社員化」がカギ?

賃金の上昇が物価上昇に追いついていない状況の中、消費支出も4ヶ月連続で前年同月を下回っている。今後、実質賃金が上昇する見込みはあるのだろうか?

内閣府は実質賃金を上昇させるためには次のような策が必要だと述べている。

このような状況から脱するためには、企業収益が改善する中で、それを従業員へ適切に分配するとともに、省エネ等を通じた資源・エネルギーコストの低減や投入価格の上昇に見合った産出価格の引上げを通じて交易条件を改善させることが重要である。

また、景気の回復に伴って「正社員化」や「パート労働者と一般労働者の処遇を近づけていくこと」も重要だとしている。

 

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<関連>東京新聞電子版夕刊 2016.02.08

 

 

 


【から騒ぎ③】北朝鮮ロケット発射~琉球新聞<社説>PAC3先島配備はパフォーマンス!外交に努力を

2016-02-08 19:04:23 | 平和 戦争 自衛隊

ミサイルが上空を通過する多良間島には数人の連絡員を配置しただけだった。
このことからも、ミサイル迎撃が目的ではなく、住民向けに「頼りになる自衛隊」の演出を狙ったPAC3配備だったと言えよう。

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-216233.htmlより転載

<社説>PAC3先島配備 優先すべきは外交努力だ

 

 ミサイル発射に乗じた自衛隊配備の地ならしなら許されない。必要なのは冷静な外交努力だ。脅威をあおることではない。

 北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射通告に対し、中谷元・防衛相が破壊措置命令を出した。防衛省は地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を宮古島、石垣島に展開する。与那国島にも陸上自衛隊の連絡員を派遣する。
 ミサイル発射通告に対し、安倍晋三首相は「国民の安全確保に万全を期すようにしてほしい」と指示した。しかし、PAC3配備が本当に住民の安全確保を目的としたものか疑問である。なぜなら今回のミサイル発射にPAC3は役立たないからだ。

 北朝鮮の計画通りならば、先島上空を通過する時点ではミサイルは大気圏外を飛行しており、PAC3は届かない。

 仮に打ち上げに失敗し、空中で爆発し破片が落下したとしても対処はできない。PAC3はミサイルの発射地点や高度、方向から落下位置を予測して迎撃するシステムだ。破片の落下位置は予測できず、迎撃は不可能である。

 軍事評論家の前田哲男氏は「打ち上げに成功する場合も失敗する場合もPAC3は機能しない」と指摘し、部隊展開の意図は北朝鮮の脅威の誇張と県民のために心を砕いている姿勢を示すパフォーマンスだと述べる。

 そのことは2012年に北朝鮮が「人工衛星」と称して弾道ミサイルを発射した時の対応でもはっきりしている。その時はPAC3と共に石垣島に450人、宮古島に200人の自衛隊員を配備した。ところが、

 ミサイルが上空を通過する多良間島には数人の連絡員を配置しただけだった。

このことからも、ミサイル迎撃が目的ではなく、住民向けに「頼りになる自衛隊」の演出を狙ったPAC3配備だったと言えよう。

 宮古島市、石垣市は現在、自衛隊配備の是非をめぐって市民の間でさまざまな議論が起きている。自衛隊に対する厳しい住民感情の払拭(ふっしょく)を意図したPAC3配備ならばやめるべきだ。

 北朝鮮のミサイル発射通告は重大な国際社会への挑発であり、厳しく批判されている。しかし、挑発に乗って脅威をあおり、PAC3を配備しても問題の解決にはならない。外交努力を最優先し、国際社会の連携で北朝鮮に自制を促すべきだ。

 <関連画像>

北朝鮮が発射したミサイルの写真画像

 

 

 

 


【から騒ぎ②】「北朝鮮ロケット発射」 脅威を煽る安倍政権に、さすがに田母神閣下もあきれ果てたご様子!

2016-02-08 18:40:29 | 平和 戦争 自衛隊

全チャンネルをストップしてまで報道させ、危機感をあおる安倍首相の異常!!

脅威を煽る安倍政権に、さすがに田母神閣下もあきれ果てたご様子!

 

 

<参考:田母神俊雄公式ブログ>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

http://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-11220076461.htmlより転載

2012-04-11 12:21:09

北朝鮮のミサイル発射の馬鹿騒ぎ

北朝鮮がミサイルを発射するということで大騒ぎをしている。日本のマスコミだけを見ていると、これが今国際政治の最大の問題なのだと勘違いする日本国民も多いことだろう。しかしこれは、大騒ぎをする必要など全くないのである。ミサイルは、ロシアも、中国も、韓国も、台湾も、全ての国が発射実験を行う。しかし、他の国がミサイルを発射するときはなんら問題にならないが、北朝鮮のときだけは大騒ぎになる。何故、北朝鮮のときだけ大騒ぎになるのかと言えば、大騒ぎすることによって利益を受ける人たちがいるからだ。しかし、他の国のミサイル発射と同じで、どうせ何事も起きないことはあと一週間もすれば明らかになるであろう。


いまイージス艦を動かしたり、ペトリオットPAC3を起動展開させたりしているが、これらは軍事的な必要性に迫られているのではなく、極めて政治的な動きなのである。これも福島の放射能騒ぎと同じで、危機を煽って利益を得ようとする日米中や我が国マスコミの思惑が一致するから大騒ぎになるのである。


アメリカは、我が国にミサイル防衛体制を強化させたいと思っている。これはアメリカが親切心で言っているわけではない。アメリカの国益のために言っているのだ。日本がミサイル防衛体制の強化に走れば、アメリカの軍需産業は儲かるし、本来、日本が持つべき攻撃能力を持つことにカネが回らない。日本が攻撃を受けたときにアメリカに反撃してもらうということになり、我が国の対米依存度は高まることになる。これがアメリカの狙いである。アメリカの対日戦略の基本は、日本の軍事的自立を阻み経済的に意のままに操ろうというものだ。また、アメリカ外交の基本は分割統治である。極東のこの地域で日本、台湾、韓国などが一つにまとまり、地域が安定することはアメリカにとって望ましいことではないのだ。北朝鮮はみたいな安定を乱す国があって、安定のためにアメリカが必要だと、これらの国が思ってくれることがアメリカの国益なのである。


我が国はといえば、野田政権はアメリカの動きに乗っかって対米関係を良好に維持しようと考えているであろう。また危機を演出することによって、自らの政権に対する厳しい国民世論をかわそうとの思いもあるだろう。必要なときには民主党政権もきちんと行動するということを国民に訴えることが出来る。どこからも文句が来ないような状況だから行動しているだけだ。更にごく一部の人は自衛隊の石垣島展開などによって国民の自衛隊アレルギーを緩和したいと思っているかもしれない。


中国はといえば、北朝鮮を擁護しながら、北朝鮮の鉱物資源開発権を独占したり、中国東北部において北朝鮮の労働力をタダ同然で使える利権を確保しようとしていると思う。一方で日本などに対しては北朝鮮を制御するためには中国の力が必要であると思わせ、中国の国際社会におけるステイタスを誇示しようとしている。

このように北朝鮮のミサイルの脅威を煽ることは、日米中三国にとって利益があるのである。三国の思いはそれぞれ異なっているが、お互いにそれを隠してミサイルの脅威を騒ぎ立てているとしか思えない。また日本のマスコミも今回の騒ぎによってテレビの視聴率が上がるし、新聞や週刊誌などもどんどん売れるはずである。デフレで経営が苦しいマスコミも業績を向上させる絶好のチャンスである。


私はすでに2週間前からツイッター などで、今回の北朝鮮のミサイル騒ぎは軍事的な必要性ではなく、極めて政治的な行動だと言い続けた来た。あと1週間もすれば何事も起きなかったことは証明されることと思う。一方この馬鹿騒ぎの陰で、我が国の安全保障上重要な中国の尖閣周辺における活動、韓国による竹島実効支配の強化、慰安婦の碑建立問題などが隠されてしまう。消費税増税、公務員削減などもいまのデフレの状況下では誤った政策である。しかし、そういった大問題が国民の意識から遠ざけられてしまうことを私は心配している。北朝鮮ミサイルの騒ぎは、福島原発の放射能問題、新型エンフルエンザの問題などと同じで、脅威の実態がないのに一部利益を受ける人たちが騒いでいるだけなのである。

 

 


【から騒ぎ①】「北朝鮮ロケット発射」 一旦解除した破壊措置命令をあわてて継続した滑稽さ

2016-02-08 18:04:22 | 平和 戦争 自衛隊

 危機感をあおる安倍首相…
 
北朝鮮の人工衛星発射騒ぎについてメディアが流す報道はデタラメばかりだ。 しかしこれはデタラメを取り越して滑稽だ。


新党憲法9条 インターネット政党

http://new-party-9.net/archives/3331 より転載

一旦解除した破壊措置命令をあわてて継続した滑稽さ

 北朝鮮の人工衛星発射騒ぎについてメディアが流す報道はデタラメばかりだ。

 しかしこれはデタラメを取り越して滑稽だ。

 人工衛星が成功し、落下物が海上に落ちたことを見届けて政府はすぐに破壊措置命令を解除した。

 そう昨日の朝のテレビは何度も繰り返して報じた。

 当然だろう。

 その時点で危険性はなくなったのだから。

 もともと日本への攻撃の危険性など皆無だったが、発射失敗で破壊された破片が落ちてくる危険性までも完全になくなった。

 茶番劇はあっさり終わった、そう私は笑って書いた。

 ところがいつの間にかその後のニュースでは破壊措置命令は継続されていると報じている。

 私の勘違いだったのか?

 メディアの誤報だったのか。

 そうではない。

 きょう2月8日の読売新聞がご丁寧に教えてくれている。

 「北朝鮮による別のミサイル発射に備え、自衛隊にミサイル迎撃態勢を取らせる『破壊措置命令』は継続する」、と。

 これはおかしい。

 本当か?北朝鮮がたて続けに人工衛星発射をする可能性が判明したのか?

 そんな情報を日本が独自に入手することは出来ない。

 米国や韓国はそんな事はひとことも言っていない。

 私は勝手にこう思っている。

 破壊措置解命令の解除を知って私は冷やかした。

 あっさり茶番劇が終わったと。

 日刊ゲンダイを愛読している安倍首相の事だから、その日刊ゲンダイのお抱え評論家である私が毎日書く安倍批判ブログを安倍首相が読んでいないはずはない。

 安倍首相自身が読まなくても、取り巻きの官僚たちが読んでそれを報告しているはずだ。

 コンチクショーと思った安倍首相が、「命令を継続しろ」、とまわりに命じたのだ。

 そんな私の勝手なうぬぼれを笑い飛ばすためにも、メディアはこの破壊措置命令をめぐるドタバタ劇を検証して、真実を国民に知らせなければいけない(了)

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<関連記事>

NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160207/k10010401601000.html

防衛相 破壊措置命令を継続「警戒・監視を」

2月7日 19時08分
防衛相 破壊措置命令を継続「警戒・監視を」
 
 
<関連記事> 
 

北朝鮮は日本など相手にしていない―「長距離ミサイル」発射 ...

bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160209-00054244/
北朝鮮は日本など相手にしていない―「長距離ミサイル発射蚊帳の外で騒ぐ日本の政治やメディア. 志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和) 2016年2月9日 9時13分配信. 北朝鮮の「ミサイル」発射は安倍政権には追い風だろう。
 
 
 
 

《10年ぶりの辺野古、辺野古がわたしを育ててくれた》ママの会発起人の西郷南海子さんのスピーチ

2016-02-08 05:40:42 | 沖縄
安保関連法に反対するママの会さんが西郷 南海子さんの投稿をシェアしました。

安保関連法に反対するママの会発起人の西郷南海子さんが沖縄を訪問中です。辺野古の早朝座り込みにも2日連続向かいました!
「語りにくさを語りたい」という辺野古からの西郷さんのスピーチぜひお読みください。

 

https://www.facebook.com/minako.saigo?fref=photo

西郷 南海子 FBより

★シェア歓迎 2.5 辺野古スピーチ★
基地建設のまっただなかという「現場」で、自分のすべてが試されて、丸裸になったような気持ちでした。語りにくさを、語れているのか。届いてほしいと祈るような思いです。

《10年ぶりの辺野古、辺野古がわたしを育ててくれた》

...

 みなさん、こんにちは。京都から来ました、西郷南海子です。「南の海の子」と書いて「みなこ」と読みます。

 わたしにとって辺野古を訪れるのは、これで2回目、なんと10年ぶりです。わたしは大学に入りたての5月、18歳のときに辺野古に来て、自分の価値観がひっくり返るような体験をしました。それまでの自分は、漠然と「国」「政府」というものを当たり前のもののように、何も疑ってこなかったことを強烈に突きつけられました。 

 子どもの頃から「戦争は悪いものだ、戦争はなくしたい」と思ってきましたが、まさか自分の国が戦争の準備を着々と進めているということや、それどころかいわゆる「戦後」もいろんな戦争に加担し続けてきたということさえ、知らなかったのです。そして、「国」といった枠組みに取り込まれず、戦争協力を拒否する人間になりたいと誓いました。

 それから10年間の間に、わたしは3人の子どものママとなり、いくつもの反戦・反原発運動に関わってきました。中でも大きかったのは、去年の夏に、「安保関連法案に反対するママの会」を立ち上げたことです。この法案を許してしまったら、いろんな意味で「申し訳が立たない」と思いました。たった一人からの呼びかけですが、会は爆発的に広がりました。今では北海道から、ここ沖縄まで数え切れないほどのママが「だれの子どもも、ころさせない」を合言葉に活動しています。この合言葉でなら、立場の違いを乗り越えてつながれると、心の底から思っています。

《沖縄戦を忘れない》

 わたしは沖縄戦で起こったことを「悲劇」「捨て石」といった一言で片付けてはならないと考えてきました。知れば知るほど、日本軍がやったことはひどいのです。都合のいいように沖縄の人々を使って、都合が悪くなれば切り捨てる、あるいはひねりつぶす。このやり方は、今の政府とまったく同じです。沖縄戦を指揮した日本軍のトップたちは、皇居の方向を拝んでから「潔く自決」したということになっていますが、それまでは「天皇の国だから負けるはずがない」と信じていたのです。なんという身勝手でしょう。こんなことを言うと「英霊を侮辱している」と言われるかもしれません。でもわたしは、こういった思い込みや枠組みに簡単にはまってしまう、人間の恐ろしさを自分の心に刻みたいのです。

 10年前、沖縄に行ったとき、わたしの父が初めて教えてくれたことがあります。それは、その沖縄戦でのナンバー2だった長勇(ちょう いさむ)参謀長は、わたしの遠い親戚だということです。それ以来、わたしの心は沖縄戦にずっと釘付けになってきました。沖縄の言葉をしゃべる人間はスパイだという通達を出し、(間接的であれ直接的であれ)現地の人々を殺しまくった人物が、遠い親戚だったのです。

 それを知ってから、わたしは沖縄について何を語っても「偽善的」なのではないかと自問自答してきました。自分がいつ「そっち側」つまり沖縄をもてあそぶ「ヤマト」に転ぶのかわからない、もしかしたらすでに「そっち側」に転びつつあるのかもしれないという怖さを抱え続けてきました。なにせ18歳になるまで、ベトナム戦争が沖縄から出撃していたことさえ知らなかったのです。(高校のときは東京の帝国劇場で、『ミス・サイゴン』というベトナム戦争を舞台とするお芝居を2度も観に行っていたのに。)

 こうして沖縄のことを知れば知るほど、声を上げられなくなっていく自分がいました。でも、だからと言って何もしないでいるのは辺野古新基地建設を認めるのと同じことです。そんなわたしの背中を押してくれたのが、SEALDs RYUKYUの元山仁士郎くんでした。「沖縄についての『語りにくさを語る』という方法もあるんですよ、ぜひ沖縄に来てください」と励ましてくれました。自分が誰かを傷つけるかもしれないという怖さを理由に、分断にはまっていく怖さを、乗り越えたいと思い、今日はここに来ました。

《どこまでも「人間の可能性」を信じたい》  

 そんなわたしには2歳、5歳、8歳の子どもたちがいます。今回沖縄に来ることになって、ガイドブックを広げて予習をしていましたら、8歳の息子が珊瑚礁の写真のぞき込んでこう言いました。「こんなきれいなところで、戦争なんてできるわけないやん」と。彼のこの一言が、わたしが10年間考え続けてきたことを、一瞬でまとめ上げたように感じました。「こんなきれいなところで、戦争なんてできるわけないやん」で、十分すぎるほどなのです。戦争は、だれかのかけがえのない命をふみにじってまで、やるべきことではないのです。
 
 おととい、ママの会@沖縄のメンバーがこんなことを教えてくれました。米軍の海兵隊員の中にも、「こんな綺麗な海を埋め立てるなんて信じられない」と言って署名に協力してくれる人がいるそうです。あるいは米軍の奥さんでも、基地内に隠された汚染物質について不安に思って相談しにくる人もいるそうです。だれもがより幸せに生きていきたい、できることならだれも傷つけずに生きていきたい。その「命どぅ宝」の思い、すなわち「だれの子どももころさせない」の合言葉で、わたしはいろんな壁を越えていけると信じています。どんな枠組みにもはめ込むことのできない「命どぅ宝」の原点で、どこまでも手をつないでいきましょう!