まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

広がり始めた放射能汚染区域を抱えた福島県いわき市への支援

2011年03月29日 | ニュース・関心事
静岡市による福島県いわき市の小名浜支所への支援物資が明日9:00からツインメッセから荷物の積みこみが始まります。今後の支援についてはいわき市自体がようやく災害対策本部がたちあがった段階で今後の状況待ちのようです。

「虹と緑しずおかフォーラム」「会派 虹と緑」としてもいわき市への支援を継続していく必要性から毎日昼休ランチトークでの訴えを続けています。そうした中、明日も「しずおかフォーラム」を媒介に新しい支援メニューです。

マスコミの中で広告製作に関わる方々によるケイタリングによる避難所への食事サービスが明日30日小名浜支所管内の江名小学校か中学校の避難所で行われる準備が進んでいます。どんなメニューが登場するのか楽しみです。

そして、実は昨日も「しずおかフォーラム」に関わる静岡の知人を媒介に東京の平和問題に係る皆さんが「東日本災害救援市民会議(仮)」をたちあげ支援物資を佐藤市議を通じ社会福祉協議会に届けることができています。

飲料水10ℓ容器100ケース、サージカルマスク1セット480枚5セット、フォースタオル(大型サイズ)5枚セット40袋、普通サイズ100袋、ロールペーパー45入り10ケース、じゃがりこミニカップ等。

救援基金として銀行振り込みが始まりました。プルトニウム検出という悪いニュースを聞きながら、4月3日の福島原発震災支援対策会議を経て4月4日以降に静岡から第二陣のボランティア隊を組織していく予定です。

心と心がつながる支援活動を通じて原子力発電所廃絶に向かっていきたいと思います。ご支援をよろしくお願い致します。

福島第一原発、遂にというかプルトニウム検出の「憂うべき事態」

2011年03月29日 | ニュース・関心事
遂にというか、隠されていたのか、21日、22日の日本原子力研究開発機構の調査で原発の500メートルから1キロ離れた5地点の全部でプルトニウムが検出されことが明らかになりました。

下記の毎日新聞によれば
「プルトニウムは▽被災時運転中だった1~3号機の炉心▽1~6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話した。」

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<福島第1原発>土壌からプルトニウム 建屋外にも汚染水
毎日新聞 3月29日(火)1時18分配信


福島第1原発(左から)1号機~3号機=福島県いわき市で2011年3月27日午後0時19分、本社ヘリから30キロ以上離れて撮影
 ◇格納容器損傷の可能性高まる

 東京電力は28日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1~3号機のタービン建屋外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の穴の中に水がたまり、2号機では1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高い放射線量が検出されたと発表した。建屋地下の汚染水がトレンチに漏れ出した可能性がある。また同日、敷地内の土壌から毒性の強い放射性物質のプルトニウムが検出されたことも明らかにした。いずれも炉心内で作られる放射性物質や放射線量で、11日の被災以来指摘されていた核燃料や格納容器の損傷の可能性が高まった。

【原発復旧作業の実態 写真つき】食事2回、夜は雑魚寝

 プルトニウムの濃度について東電は、1940~80年代に繰り返された大気圏核実験の際、日本に降ったものと同等で人体への影響はないとしている。新たな土壌を採取し、継続的に分析する予定。

 トレンチはタービン建屋と海との間にある凹字形トンネルで、非常用電源を冷やすための海水が通る配管や海水をくみ上げるポンプのケーブルなどを納めている。普段は水がないが、1~3号機とも地表付近まで水で満たされているのを27日午後3時半ごろ発見、直後に線量を測定した。

 2号機のトレンチの水は1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上で、同タービン建屋地下の汚染水と同様、炉心の冷却水の10万倍以上のレベルだった。1号機は0.4ミリシーベルト、3号機はがれきがあるため近寄れず測定していない。周辺の大気の放射線量(1時間当たり)は▽1号機0.4~1ミリシーベルト▽2号機100~300ミリシーベルト▽3号機0.8ミリシーベルト。

 東電は最も水面が高い1号機のトレンチについて、海への流入を防ぐ処置を取った。

 プルトニウムの調査は21、22日に実施した。1、2号機から500メートル~1キロ離れた5地点で土壌を数百グラム採取し、日本原子力研究開発機構が分析。その結果、全地点の土から原子炉内で発生するプルトニウム239、240が検出され、うち2地点からプルトニウム238も検出された。

 大気圏核実験では主にプルトニウム239、240が大気中に放出され、238はほとんどないことから、東電はこの2カ所については今回の事故によるものとみている。

 プルトニウムは▽被災時運転中だった1~3号機の炉心▽1~6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話した。

 原子炉の冷却作業は、水を増やすほどタービン建屋に汚染水がたまる恐れがあることから難航している。【藤野基文、八田浩輔】

 ◇「憂うべき事態」

 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官はプルトニウムの検出について「健康影響は考えられないが、燃料棒の損傷があることを示している。放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」と述べた。