まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

明日は「菜の花パレードはまおか」です。送られてきた「放射能汚染の栃木県産の菜の花」をどう考えるか。

2011年04月23日 | ニュース・関心事
明日の「菜の花パレードはまおか」を準備する「ふきのとう」メンバー。明日は、主催者は10:00に青葉公園B2に集合。一般ボランティアは12:00。市民派13:30。パレードの申請から舞台づくり、飾りつけ、資金集め・・・・。

何もかもが始めてづくしの連日の深夜に及ぶ打ち合わせ、語らい、そこにはこれからの時代を担う若者達の希望がはぐんでいます。どんな形で24日が生まれてくるのか、楽しみです。参加者は2000人が目標だといいます。

そんな中、市役所の議員控え室に写真にある「2000ベクレルこえる放射能で汚染され出荷停止となった栃木県産の菜の花」が送られてきました。浜松の市民グループが明日のパレードに問題提起したいとの趣旨のようです。

「放射能を浴びたくない」という小さな子供達を抱えた若いお母さん達の想いと「放射能汚染と共存して暮らさざるを得ない原発震災の被災地の人々」がどのように向かい合えるのか。大きな議論になることが予測されます。

※※ 浜松の市民グループから

24日の菜の花の件ですが、・・・・・Iさんいわく「栃木の花は、4月7日時点で2034Bq、国の暫定基準値2000Bqをほんのちょっと上回っただけなので、手に持ったりする分には何も問題なく、また、食べてもその菜の花だけを食べるのであれば(ほかにも放射線量の高いものを食べたりしていなければ)特に問題になるようなものでもありません。」とのこと。

出荷停止になってしまった、ということは事前に説明しますが、当然「そんな花は持ちたくない」という方もいらっしゃると思うので、岐阜の花を持っていただくか、ビニール袋(持参します)をお渡しします。また、パレード後には回収して、私が持ち帰るつもりでいます。

今回、栃木の花を使うことを考えたのは「そんな汚染花が育っているところで、生活している人がいる!」ということです(しかも避難対象外で)。自分が手に持つことができるかどうか、躊躇したなら、それが私たちのリアリティだと思います。

汚染花にさわりたくないから、原発を止めて!という主張もあれば、この怖い環境の中で生活する人たちの被害に、心を寄せたから、もう原発をやめよう!という主張もあります。福島から来た人への「風評被害」も問題になっていますが、花を触るかどうかも、そういう意味で、すごく根源的なことに自分たちが向き合うことだと思いました。

参加する全ての人にそれを突きつけるべきだとは思いませんが、うまく説明できるよう、考えています。なるべく主催者の方たちに迷惑のかからないよう、配慮するつもりでいますが、参加者の混乱を招くようであれば「栃木の花は使わない」という選択もありだと思います。

静岡空港土地収用採決取り消し訴訟、全面敗訴の判決

2011年04月23日 | ニュース・関心事
13:15から静岡地裁201号法定での上記判決訴訟は、原告側の全面敗訴となり控訴することが決まりました。私も原告ですが、土地収用法による事業認定に違法性があり収用採決も違法とする主張は認められませんでした。

一方、静岡空港福岡便からの日航撤退、1億5300万円の搭乗率保障を求める日航側からの訴訟に、川勝知事は「覚書の趣旨」に反し支払い義務はないとして来ましたが、東京地裁からの和解勧告に応じる用意があるとのことです。

「松谷さんのこれまでの静岡空港についての主張にあんまり耳をかしてこなかったけど、結局言ってたとおりになっているんですよね」とちょっと私とは距離を置いていたと思われる方から話しかけられました。

あらためて空港反対運動が問いかけていた様々な問題に多くの県民の方々が共感してくれていることを実感しています。その意味で、既に静岡空港は動き出し既成事実となっていますが、問題は奥深く広がっています。

ただ、県議会には静岡空港に真正面に反対していた勢力は、4年前の私、今回の共産党、そして民主党内一部の方々の議席はなくなりました。非常に複雑な想いですが、具体的な廃港の条件を示す「時のアセス」が必要です。