まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

いわき市支援、山登りグループの帰還

2011年04月07日 | ニュース・関心事
既に磐越道から首都高、東名高速に入っているかもしれませんが、いわき市支援第2陣「ボランティア支援、調査」活動の残存の山登りグループが帰路に就いたとのことです。昨日の若者グループの長崎地区に入ったとのことでした。

70歳の老夫婦の半壊家屋の砂に埋もれた家中の片付けを9人グループに合流しての作業であったようです。窒素注入という第1原発1号機のラジオニュースを聞きながらの作業で状況把握しながらボランティアに徹した、と。

それにしても今回の経験はとてもよかった、これまで勤めていた職場で今回の「支援・調査」報告の時間をとって貰ってみんなに伝えたい、連休には更にボランティア活動に参加できる仲間を募りたいと言ってくれました。

風評被害という言葉も使い方が難しいのですが、風評被害をなくしていく最善の道はクチコミになります。放射能被害の現実を見据えた上で、尚且つ日常的被爆をどのように打開していけるのか、真剣に語る中にしかありません。

今日も街頭での福島原発震災キャンペーンを青葉公園前で行いました。浜岡原発を考える静岡ネットワークの方々も4月16日の広瀬隆さんの講演会のチラシ配布もあり結構賑わっていました。明日もキャンペーン行います。

避難指示の基準の明確化

2011年04月07日 | ニュース・関心事
飯館村が独自判断で乳幼児や妊婦の方々の避難方針を確定したとの報道でしたが、原子力安全委員会も一歩踏み込んでの基準を示し始めました。同心的な20キロ、30キロ問題から汚染度にあわせての避難指示に向かいます。

これは一方で、住民再度からの累積被爆への関心の高まりと関係します。いわき市小名浜支所で地面に対してのガイガーカウンターチェックをやったところ、大気中のカウントは200くらいでしたが地面は700。

その数値を見ていたいわき市の市民の方が「この数値はマスコミで発表されているものと同じくらいですか」の質問。「大体同じですが地面が高いことに私達も驚いています。どうしたらいいでしょう」。

実は、いわき市アクションへの参加者で山登りグループの方が居て公園でテントを張りました。そこは1000カウントを超えていました。どうして地面がこんない高いのか、きちんと調査してみたいと思います。

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<福島第1原発>累積20ミリシーベルト退避検討を…安全委
毎日新聞 4月6日(水)22時21分配信

 福島第1原発事故について、内閣府原子力安全委員会は6日、累積の被ばく放射線量が20ミリシーベルトを超える可能性のある住民に対し、屋内退避や避難などの防護措置を講じるよう政府に伝えたことを明らかにした。事故が長期化しており、現状が続けば、何も指示が出ていない30キロ以遠でも数週間で20ミリシーベルトを超える可能性があるといい、政府に新たな対応を求めた形だ。

 安全委の防災指針では、外部被ばくの予測が10~50ミリシーベルトだと屋内退避、50ミリシーベルト以上だと避難としている。現在、福島第1原発周辺では半径20キロ以内は避難、20~30キロは屋内退避の指示が出ているが、屋内退避が長期化して生活に支障が出始めている上、30キロ以遠でも累積の放射線量が10ミリシーベルトを超える地点が出てきた。

 安全委は国際放射線防護委員会が緊急時の被ばくについて、20~100ミリシーベルト以内と定めているのを踏まえ、下限の20ミリシーベルトを基準に採用した。代谷(しろや)誠治委員は「防災指針は事故発生後の短期間の措置を想定しており、長期化によって実情に合わなくなった。わずかでも超えてはならないという数字ではない。避難などの範囲をどうするかは行政が決めることだ」と説明した。【西川拓】

窒素注入に示される今も続くメルトダウンの危機

2011年04月07日 | ニュース・関心事
先程いわき市から戻りました。帰りの磐越道や新幹線の中でネットニュースを気にしていましたが、先ほどから1号機への水素爆発を防ぐための窒素注入が始まったようです。「最悪のシナリオ」は依然として消えていません。

つまり核燃料が水面から露出が今も解消されておらず、ジルコニウムと水の反応で水素が発生し爆発が何時起きてもおかしくない状態が続いていることになります。昨日も今日もその爆発が起こらなかったことに安堵します。

今日は、午前中に小名浜支所長の江尻さんの話に焼津市議の秋山浩子さんグループ2名が合流し、牧之原市若者グループ3人はボランティア活動に今日も出かけ、総勢11名で震災当時の状況と現在の課題について聞きました。

午後からは、佐藤議員による被災地の現場視察でしたが、3月19日には道路が瓦礫で入れなかった薄磯地区に入りました。気仙沼や陸前高田と変わらぬ津波被害の悲惨さに参加者全員が言葉を失ってしまうほどでした。

ショックも覚めやらぬうちに、昨日の低レベル放射能汚染水の海への放出に緊急会議を行っていた福島県漁業組合長の野崎哲さんに面談できました。海で生きる人間としての悲しみと怒りを抑えるように話してくれました。

「被災地を励まそう、みんなで」「止めるなら今、浜岡原発」に向けて今回の現地支援の成果を改めて問い直して行きたいと思います。