まつや清の日記 マツキヨ通信

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7月1日、浜岡原子力発電所運転終了・廃止措置等請求訴訟原告の大石和央さんの訴え

2011年07月03日 | ニュース・関心事
牧之原市議の大石和央産の訴えを紹介します。
※※

牧之原市の大石です。

本日、静岡地裁に浜岡原発運転終了・廃止等請求が提訴されました。被告中部電力に対して、①3~5号機の運転終了②核燃料の安全保管と冷却③1~5号機の解体撤去しない方法による廃止措置等を請求の趣旨としています。

原告34名(内弁護士9名)、124名の弁護団です。

浜岡原発はご承知のとおり3~5号機すべて停止しています。停止は菅首相の要請で安全対策が講じられるまでとし、中部電力では停電対策と津波対策として、原発サイトから海側に防潮堤(12m以上)を建設する2・3年間を見込んでいます。


浜岡原発運転差止訴訟(東京高裁係争中)では1~4号機までを対象とし、主に原発の耐震安全性について争われてきています。争点の一つは、東海地震における中央防災会議モデルでのアスぺリティー(固着域)の位置が安全性に都合よく配置されているもので根拠はなく、原発直下にある可能性があります。そのため当然耐震性数値は変わってきます。またこの他にも浜岡の地下構造の問題や御前崎段丘の変位・断層の問題などあります。


提訴された、浜岡原発運転終了・廃止を求める裁判は、3~5号機を対象に、上記の問題点のほか、津波対策として講じられようとする防潮堤の無意味性と液状化の問題点です。

新たな視点ですが、そもそもこれまで津波対策としては前浜に砂丘(5~6m)があるから防げると中電は宣伝してきました。ところがこの砂丘は戦後人工的に盛られたもので、その昔は原発サイト西側を流れる新野川(2級河川)が、現在の1・2号機付近を流れていたということです。つまり川の流れを付け替えしたもので、その跡地に1・2号機の建屋が建設されたということです。(私はこの事実をこの間初めて知りました)

砂丘の津波への耐久性は中電幹部が、耐久性を調査したことがないと暴露
しています。くわえて河川敷に立つ原発は液状化現象でひとたまりもないでしょう。仮に、15mの防潮堤を造ったとしても、東西にある河川の低位部分から海水は回り込んでくることが予想されます。いったん原発敷地に入った水は、今度は防潮堤があだになって、敷地はため池状態になる恐れがあります。

さてこれからが勝負です。原告・弁護団は張り切っています。
みなさま、できましたら支援のためのサポーターになってください。

以上

サポーター募集・訴状(これからアップされると思います)
http://www.hamaokaplant-sbengodan.net/

静岡県牧之原市中27‐7
大石和央