旭化成名誉フェローの
吉野彰さんが
ノーベル化学賞を
受賞した。
吉野さんの笑顔は
どうして
こんなにみている人に
癒しを
与えてくれるんだろうか。
NHK「クローズアップ現代」で
ここまでの
様々な難関を
どう乗り越えたか、
笑顔だけでない
山、谷、山、谷が
あったことがうかがわれた。
だけど
素晴らしい笑顔だ。
ただ、2000年以降の
日本で自然科学分野での受賞者は
19人目とのことだが、
2015年~17年の平均論文数は
6万4、000本で世界4位。
20年前の1995年~97年は
米国に次ぐ2位だったが
中国とドイツに抜かれた。
その研究力低下の原因は
2004年以降の
国立大学への運営費補助金のカットが
大きく影響し
基礎研究に
資金が
いきわたらないという(毎日新聞10月10日)。
吉野さんも71歳、団塊の世代。
喜びいっぱいの
笑顔の中から
「若い世代の研究環境」を
憂いている。