まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

徳仁天皇の即位式、「日本国憲法にのっとり象徴としてのつとめを果たすことを誓います」を宣言 全テレビ局でライブ中継

2019年10月22日 | 市政

平成天皇が
30年間にわたる戦地、災害地への巡礼と祈りを行う中で
「憲法で定める象徴天皇」とは何かを問い続けたその姿勢は大多数の国民の支持を得てきた。

「天皇の元首化」や
憲法9条の改正を含む自民党改憲草案を
悲願とする安倍首相とは
陰に陽に対抗する政治的ポジションの位置に置かれてきた。

その国際平和と国民に寄り添うその在り方を
より継承する徳仁天皇が
どのような皇室像を示してくれるのか、
誰しもが関心を持つところである。

その予兆は、
療養中とされている
元外交官として、
働く女性として活躍してきた
雅子皇后の存在にあることを直感している人は多いはずだ。

象徴天皇制とは何か,について、
近代天皇制が侵略戦争と表裏一体であっただけに、
天皇制廃止論の議論は活発であったが
国民の側から象徴天皇制について
十分な議論がなされてこなかったことも事実である。

平成天皇の
象徴天皇制とは何か、に対する想いは
それ相当であったという意味において
象徴天皇制は国民の心に浸透し
制度としていわば完成形態ともいえる。

共和制という民主主義制度において
国会が国民を統合するに至っていない中で
今日の事態をどのように捉えればいいのか、
大いなる深き悩みである。

先の参議院選挙で
徳川19代目として
立憲民主党の候補者となった徳川家広氏が
演説の中で盛んに繰り広げた「象徴天皇制」は
徳川家康が1615年に定めた
「禁中並びに公家諸法度」に始まるとする主張に
大いに考えさせられた。

天皇制の廃止を語る前に
象徴天皇制とは何か、
もう一度考えなければならないと思った。

しかしながら、
私たちはこの近代に生きており
憲法の中で
過去の侵略戦争の反省から
「政教分離」を明確にした憲法を持っているのであり、

今日の即位式が
あまりに宗教的であるという批判は
冷静に受け止めなければならない。

今日から年末までに続く即位式を
明治憲法、平和憲法が存立した近代150年間と
平和の時代が250年も続いた江戸の時代をも射程に入れて
象徴天皇制は何か、
改めて考えていく出発の日とする必要が
あるのではないかと考えた1日であった。

にわかラグビーファンだが本当に素晴らしい戦いぶりだった!多国籍の「ナショナルチーム」の在り方にも感動した!

2019年10月22日 | 市政

代表メンバーの資格は
「出生地が日本」
「両親及び祖父母のうち1人が日本」
「日本で3年以上、継続して居住」、
そして外国でかって代表になった選手は
日本代表になれない。

偏狭な愛国心はとてもこわい。
スポーツにはナショナリズムが
伴いあやうさもそこに存在する。
ただ、オリンピックなど
ソフトなナショナリズムとして
許容すべきではないかとしてきた。

ラグビーには
多様性を担保する文化力があり
愛国心を
相対化させる力がある。

日本中を虜にした
「ONE TEAM」の意味は深い。