ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

三条口を守護する京都の守り神「大将軍神社」の神輿渡御。氏子たちが集い賑わう境内

2024-05-28 | 祭事・神事・風習

5月は、京都各所の神社で祭が行われる季節です。「今年、あんまりお祭り行く機会なかったね~」というミモロですが、5月26日に、いつもよく行く東山三条の交差点の近くにある「大将軍神社」の神輿渡御を見物しました。

「子供神輿も出るんだ~」そう、京都の神輿は、子供神輿であっても本当に立派なものが多いのです。

14時から始まる神事の前に到着したミモロは、まず本殿のご祭神 素戔嗚尊に参拝。

ここは、平安京ができた時に、邪悪なものの侵入を防ぐよう様々な方向に建てられた神社で、三条口にあるのがこの神社です。
陰陽道における方位除けのパワーをもつ大将軍は、都の東西南北の要所に建てられているのです。

境内の拝殿には神輿が鎮座しています。

「京都の神輿は、金色に輝いてるんだ~」といつもその豪華さに目を見張るミモロです。
関東の神輿は、黒漆を多く使った黒と金のものという感じですが、京都の神輿は、金色の錺金具がたくさん施され、ゴージャス!神輿が担がれ、激しく揺さぶられると、その金具がジャラジャラと音を響かせ、周囲を清めるのだそう。

「あ、神事が始まった~」神職の方々が本殿へ進み、約10分ほど神事が行われました。


「いよいよ神輿の出番だね~」
神輿は、氏子町の担ぎ手を中心に、様々な神社で神輿を担ぐ人たちにより拝殿から外へ


担ぐための長柄という木を神輿に設置。さらに神輿の上に鳳凰が乗せられ、渡御の準備が整います。


京都の神社の多くの神輿渡御は、「ホイットーホイットー」という掛け声で、担ぎ手は、軽やかにステップを踏むように神輿を動かすのが特徴。若い人も多く、ベテランの担ぎ手から、その技を学ぶのです。

拝殿をグルリと3周するのですが、ここは境内が狭いため、今回は1周で…。


「ここは、八坂神社と深いつながりがあるんだよね~」とミモロ。
神輿担ぎ手の装束に染められた神紋は、八坂神社のもの同じ。これは、「粟田神社」など素戔嗚尊をご祭神にする神社に見られる神紋。

氏子町への神輿渡御は、まず子供神輿からスタート。

京都町も少子化が進み、小学校の統合が行われています。子供頃から地域の祭や活動に参加して、将来その地域を担う人材育成は、今やなかなか難しい課題です。

本殿の前では、神輿の差し上げが行われます。

担ぎ手が、神輿を高々を上に担ぎ、大きく神輿を揺らします。
「神様って、神輿が揺さぶられるとパワーアップするんだって~」と以前耳にした話。
「神様って、車酔いしないんだ~ワイルドだね~」と思うミモロです。

境内から氏子町へと神輿渡御がスタート。

三条口のこの辺りは、「粟田神社」「八坂神社」「下御霊神社」の氏子町が隣接するエリア。
「大将軍神社」の氏子町は、広いものではありませんが、そこをくまなくまわるのだそう。

「伏見稲荷大社や八坂神社の氏子町の範囲すごく広いよね~」とミモロ。
「え~ここまで範囲なんだ~」と驚くほど…。

ここ「大将軍神社」は、以前、台風で、拝殿がペシャンコに…。また、境内の大銀杏が折れて、稲荷社などを直撃…。
でも、「八坂神社」や氏子の方のお力で、再建を果たしました。

境内には、今も大きなイチョウの木があり、秋は、その落葉が黄金色の絨毯のように…
それが楽しみなミモロなのです。

「いってらっしゃい~」とミモロは、この日境内で神輿渡御を見送りました。

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5月23日の夜、「鞍馬寺」で行われる「五月満月祭(ウエサクさい)」へ。参拝者が祈りを捧げ、灯す赤いロウソク

2024-05-27 | 祭事・神事・風習
赤い蝋燭の光が境内に灯される「鞍馬寺」。5月23日に行われる五月満月祭(ウエサクさい)。

「一度、ぜひ参拝したい!」というお友達と一緒に久しぶりに出かけました。

叡山電鉄「出町柳駅」から「鞍馬行」の電車に乗って向かいます。

夜の19時から始まる祭りですが、「少し早めに行かないとね~」と、17時過ぎに出発です。

「結構電車混んでたね~座れてよかった~」とミモロ。

そう、この祭りを目指し、多くの観光客と参拝者が乗車する電車は、始発駅の「出町柳駅」ですでにいっぱいでした。

「この天狗さん、お鼻りっぱになったんだよ~」

すでに何度か作り替えられた天狗のオブジェ。鞍馬のシンボル的存在です。

お寺に向かう道沿いのおだんご屋さんや飲食店は、夕方には閉店し、ひっそりとしている参道を、参拝者が絶えることなく寺へと進みます。


「あ、天狗と牛若丸、カラス天狗のアイスクリームだって~」と、途中の看板を見つめるミモロ。

あのね~今日は、食べないの…「うん~」と少し残念そうに…

アイスクリームに未練を残すミモロですが、お寺の入口の山門へ

そこで入山料500円を納めます。

昨年秋に来た時は、そこからケーブルカーに乗って、山の中腹まで行きましたが、この日、ケーブルカーの乗り場は、人でいっぱい…「この分だと当分乗れないかも…」ということで、ミモロ達は、山道を歩き本堂を目ざすことに…

「がんばろう!」とお友達に呼び掛けるミモロですが、その言葉は、自分への励ましでもあるのでした。

徒歩で本堂までは、20分以上かかります。「ゆっくり行こうね~」と。

途中にある「由岐神社」は、「鞍馬の火祭」で知られる神社。

昔は、京都御所内に祀られ、後にこの地に遷宮され、その行列の姿を再現しているのが、「鞍馬の火祭」なのだそう。
「10月22日で「時代祭」と同じ日の夜に行われるんだよね~とても印象的な祭りだった」と、以前、来たことがあるミモロ。
ご祭神の大己貴命と少彦名命に参拝。

現在、鞍馬寺の鎮守社で、ここに参拝するには、鞍馬寺の入山料を納める必要があります。

さて、ここからが本格的な山道が…

鳥の声などを聞き、山の木々を渡る風に包まれながら、ひたすら歩くミモロとお友達…

途中、石段も…「これを上がれば、もうすぐだよ」と…

「ねぇ、帰りは、この道を戻るんでしょ…夜になってるから、気を付けないとね…」とお友達。
「うん、大丈夫…ミモロ、懐中電灯持ってきたから…」と、さすが準備のいいミモロ。

間もなく本堂という手前でひと休み。「ここからの景色素晴らしいんだよね」

目の前に新緑の山が続きます。すでに18時過ぎですが、まだ明るい鞍馬です。

やっと本堂に到着


「わ~大勢の人がいる~すごい…」と驚くミモロ。

本堂前は、祭事が行われるスペースを除き、すべて人に埋め尽くされて、身の置き所がない状態。

「ねぇ、赤い蝋燭みんな持ってるよ~あれ、祭事に必要なんじゃないの?」と周囲の人を見回して…
参拝者が持っている赤い蝋燭は、「心のともし灯」というもの。


ミモロとお友達も1つ1000円を納め、手にすることに…


「う~どこで祭事に参加する?」赤い蝋燭を手にしてスペースを探します。


祭事が始まるまで、参拝者は、本堂の前にシートなどを敷いて座っていますが、祭事が始まると立つため、問題はなさそう。
「さっき、すごく長い列ができてる場所があったね~あれ、トイレなんだって~」とミモロ。
そう、大勢の参拝者(特に女性)は、トイレに長蛇の列を作っていました。

「きっと、すごく前からここに来てたのね~」とお友達。開始ギリギリに到着したミモロ達が座る場所などないのも当然かも。

参拝者は、若い人が目立ちます。「そうだよね~高齢者がここに来るの大変だもの…特に夜に…」

19時を回るころ、本堂前で祭事が始まります。ミモロ達は、本堂の横に立つ場所を見つけました。

「ここからなら、なんとか見える…」お寺がすでに灯した赤い蝋燭が、いっそう輝いて見え始めました。

さて、「五月満月祭(ウエサクさい)」とは、どういう祭りかというと…

そもそも長い間、秘儀とされた祭りで、昭和29年に始めて一般公開され、以降、参列者が灯りを持ち、鞍馬寺の本尊魔王尊に世界の救済と平和とすべての目覚めを祈念するもの。

「鞍馬寺」は、宝亀元年(770)に鑑真の弟子の鑑禎(がんちょう)が毘沙門天を祀ったことに由来します。平安時代以降は、天台宗の寺院でしたが、昭和22年に古神道、密教、浄土教、修験道など多様な信仰の流れを統一した「鞍馬弘教」を開宗し、現在は、その総本山です。

祭事の様子は撮影できません。
はじめに、本尊の「魔王尊」への祈りがささげられ、参拝者が手にする赤い蝋燭にご本尊前の灯から火が次々に移されます。そして、その灯は、祈りと共に、天に向かって掲げ、宇宙のエネルギーである魔王尊のお力を受けるのです。

ミモロも隣の方から火を頂き、灯った蝋燭を祭事に合わせて頭の上に掲げます。

本殿には、僧侶の方と巫女姿の方々が…また、インドからの僧侶の方の姿も…。
いろいろな宗派を超えた鞍馬弘教の儀式です。

「ねぇ、そろそろ山を下りないと…電車乗れないかも…」と言い出したミモロ。「じゃ、もう帰る?」とお友達。「どうする?」と小さな声で相談。
祭事が終わるのは、21時過ぎ…叡山電車があるのは、22時台まで…
ミモロの足で、山を下りるのには時間が掛かります。そこで、祭事がすべて終了する前に、ミモロたちは山を下りることに。
暗い山道を懐中電灯で足元を照らしながら、転ばぬように進みます。

鞍馬駅に到着。「結構、もう人が多いね~」と、幸いミモロ達は、座れましたが、出発時刻には多くの人が…。

「最後までいると感激するって、前に行った人が言ってたけど…」と、ちょっと残念そうなお友達。
「ごめんね~電車に乗れないと大変だと思って…」とミモロ。

車で来ている参拝者は安心ですが、やはり電車に乗れないと…という不安が。
乗り遅れる人はいないようですが、最終電車はすし詰め状態だったとか。

帰りの山道では、満月が姿を現し、ミモロ達を見送ってくれました。

「お月様のパワーもらえたね!」「うん、よかった~」とお友達も喜んでくれました。

*「鞍馬寺」の詳しい情報はホームページで

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2024年の「葵祭」。外国人観光客も多数…沿道を埋め尽くす大勢の見物人。

2024-05-16 | 祭事・神事・風習
5月15日は、京都三大祭(葵祭、祇園祭、時代祭)のひとつ、「葵祭」の行列が町を進む日。

ミモロも、毎年、行列が進むコースのどこかで見物しています。

12時過ぎに「下鴨神社」にやって来たミモロ。すでに斎王代の行列は、本殿方向に進み、糺の森には、それを見物した大勢の人達の熱気だけが残っています。

行列に間に合いないことは知っているミモロですが、「一応、行ってみよう~」と。

そこには、近所の「加茂みたらし茶屋」の出店などがあり、名物の「みたらし団子」が販売されていました。

他にも、双葉葵の葉っぱが茂る鉢なども…


「ここにいても行列見られないね~まずは、腹ごしらえしよう~」と。向かったのは、神社の北側に位置する手作り豆腐のお店「すがい」です。

「こんにちは~」とお店へ…「あ、ミモロちゃん、キャ~凄い!斎王代の装束作ったんだ~」と、店主の菅井さんファミリーに褒められて、「まぁね~」と鼻を膨らまします。

いつもは、定休日の水曜ですが、この日は「葵祭」ということで営業。
「あの~お昼のお食事できますか?」と伺うと、「はい、大丈夫ですよ~」と。ミモロはさっそく2階の食事処へ

お昼の品は、メインの「ゆば丼」1650円。他に、いろいろな豆腐の料理が…

たっぷりゆばが入ったとんぶり…ダシのきいたタレもたっぷりかかっています。お吸い物にもゆばが…
「いいお味~美味しい~」と、目を細めて頂きます。

斎王代の行列が「下鴨神社」を出発するのは2時半ごろ…それまでゆっくり過ごさせていただきました。

「そろそろかなぁ~」と2階の窓から行列が通る下鴨本通をチェック。


まだ、行列が通るまでには、30分以上ありますが、すでに通りでは、交通規制が始まっています。
急いで、行列がそばを通る向かい側に移動…そこで陣取り、行列を迎えることに…


ミモロの周囲には、外国人観光客などが…東京からいらしたご夫婦のそばで待つミモロは、「葵祭」に関するお話などで時を過ごします。「京都に詳しいネコちゃんといっしょでよかったわ~」とおっしゃってくださり、京都観光サポーターとして、ちょっと仕事をした感じ…。

さぁ、いよいよ行列が動き出しました。

行列には、約500人の人たちが関わります。
斎王代の装束のミモロに微笑む方も…


「あのね~行列に参加する人は、8キロ歩かないといけないから、大変なんだけど…その装束を準備したり、着付けたりする人も大勢いるんだよ~」そう、装束の手配、手入れ、また馬や牛の世話などをはじめ、人員の手配、道具の準備など、大きな祭りを行うには、それ相応の時間、費用、作業があることを知って欲しいと思うミモロでした。

「あ、牛車が来た~」

「なんか黒毛和牛さん疲れてるみたい…」と、牛を心配するミモロ。

行列には、華やかな花笠なども登場します。


斎王代の供をする命婦などの雅な行列…


今年、平安時代を舞台にした話題のNKHの大河ドラマの影響もあり、平安絵巻を彷彿とさせる「葵祭」は、観光客が見たい祭りに…。「なんかいつもより見物人多い気がする…」とミモロ。

そしていよいよ斎王代の輿が近づいてきました。行列に参加する子供たちは、学校を休んで参加。京都学校では、特別許可が大きな祭りでは降りるそう。


「あ、斎王代さまだ~」ミモロの憧れの存在…

今年は、壬生寺のお嬢様がその任を果たされています。

いよいよ行列も終盤に…


大きな牛車の姿が現れました。


それを最後に行列は終了…
下鴨本通の交通規制も解除されました。


「終わった~」とミモロ。他の祭りに比べ、行列の長さは短いので、実際に見物に要する時間は短いのですが…。
「なんか疲れちゃった~」と…どうも斎王代の装束が重いよう。双葉葵の葉っぱもすっかりしおれてしまいました。
「お家に帰る~」とミモロの「葵祭」見物は終了。
行列は、下鴨本通から、北大路通を経て、鴨川沿いに北上し、「上賀茂神社」へとさらに向かいます。

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京都東山「得浄明院」で奉納された庖勝一條流の「式庖丁」。平安時代から続く雅な技。

2024-05-14 | 祭事・神事・風習
「すごい!」と見守る人々から声が漏れる優美な庖丁さばきを披露するのは…

式庖丁の流派のひとつ、庖勝一條流の庖丁師の方。

「式庖丁」は、平安時代から伝わる宮中の儀式のひとつ。古式ゆかしい装束に身を包んだ庖丁師が、食材に一切手を触れることなく、庖丁と金箸で、食材を切り分け、吉祥を表す景色を盛り付ける儀式です。

朝から雨が滴る京都…ミモロは、京都東山の「得浄明院」に出かけました。

明治27年に信州の善光寺の京都別院として建立。通常は非公開の尼寺です。


毎年、5月13日に行われる「式庖丁の奉納」。開始時間10時半ギリギリに到着したミモロ。すでに本堂には大勢の方が集まっていました。
「どうぞ~」と周囲に促され、ミモロは、最前列に座らせていただくことに…

いよいよ儀式が始まります。

式庖丁では、食材として、おめでたい鯛が使われることが多いのですが、ここがお寺ということから、殺生を避け、今回は、豆腐と大根が使われます。

庖丁をふるう台には、しめ縄や麻縄、菖蒲の葉など、儀式に相応しい飾りが…。台を清め、置かれた食材が切り分けられます。


「切り分ける、すごくむずかしいんだよね~頭の中に、設計図作らないと…」と、すでに何度も見ているミモロ。
そう、豆腐では、文字を描きます。つまり、文字の画数、線の長さなど完璧に把握していないと、余りが出たり、足りなかったり…ということに。

じっと所作を見守る庖勝一條流の三代目お家元の富田さん。


「なんの字かな?」と想像するミモロ…

完成した文字は、後に奉納する「白天龍王」にちなみ「龍」の文字でした。

全部で20個に切り分けられた豆腐…見事に文字が形作られました。「すごい!」と、初めて式庖丁を見た観光客から声が大きく上がりました。

「初めて見ると、よけい感激するよね~わかる~」と、すでに何度も見ているミモロですが、毎回、気が引き締まる思いを抱きます。

「次は大根だ~硬いから切るの豆腐より力が必要…それに形状が丸いしね~」と、台所で大根を切るのも結構大変な思いをするもの…。
半紙と細い縄が掛かった大根、その脇には、菖蒲の花と双葉葵が添えられています。


勢いよく庖丁が宙を舞い、周囲の気を清め、いよいよ庖丁が入ります。


「よく切れる庖丁だね~家の庖丁とは大違い…」と余計なことを思い出すミモロ。

硬い大根が、次々に切り分けられてゆきます。「なにができるのかな?」

完成したのは、間もなく行われる「葵祭」の御所車の姿です。


無事に所作を終えられた皆さん。安堵の色が…

「毎回、ミモロちゃん、見に来てますね~」と。「はい、いつもお邪魔してます…」とすでに顔なじみ。

まだ雨が止まぬ中…境内の芸事の神様「白天龍王」の社に奉納を…
 
「神様も喜んでるね~」

ミモロも参拝を…

「あ、お家元…」

「また…」とミモロを見守るお家元…「カッコいい~」と。

京都の方って、いろいろなお顔をお持ちである人が多い…と思うミモロ。お家元の富田さんは、京料理「京とみ」のご主人です。

能楽や茶道、書、剣道や居合道、陶芸、謡など、本業とは異なる分野でもご活躍なさっている方が多く、ミモロは、いつも驚きます。「さすが京都…」と思うばかりです。

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下鴨神社のご祭神の荒魂をお迎えする「御蔭祭」。いよいよ近づく「葵祭」

2024-05-13 | 祭事・神事・風習
5月12日、「葵祭」に先立ち行われる下鴨神社の「御蔭祭り」。


ミモロは、この朝、ご祭神の荒魂をお迎えに比叡山の西麓の「御蔭神社」に向かう行列をお見送りに下鴨神社へ。

澄んだ空気が流れる糺の森・・・「朝のお散歩って、気持ちいいんだよね~」と言いながら、本殿へと向かいます。

「あれ?なんかやってる?朝の体操?でもスーツ着てる…」と、「御蔭祭」が行われる切芝の祭場の神馬屋の前で、数人の男の方が体を動かしています。


ミモロは、それをしばらく傍らで眺めていました。

動きを揃える方々…「これ、午後に行われる切芝神事の「東游(あずまあそび)」リハーサルじゃないの?」と、以前見たことがあるミモロは思い出しました。

「東游」は、神を讃えるための舞楽で、五色の幕の馬屋で、背中に神様を乗せた鳳輦を背負った馬が顔を出す前で行われます。「馬に見せることで、神様にご覧いただいていることになるだよね~」

ミモロが目にした「東游」のリハーサルは、周囲にミモロ以外に見る人もなく、引き締まった空気の中で、粛々とつづけられます。祭事の装束は身にまとってはいないものの、その姿は、とても優美であり、厳かな雰囲気が漂っていました。

午後4時頃から始まる「切芝神事」のために、観覧席が整えられ、その時を迎える準備も完璧です。


午前9時半ごろ、宮司様をはじめ神職の方々などを乗せた車列が、「御蔭神社」へと出発します。


馬にのせる鳳輦は、ここではトラックの上に…雨が心配される天候のため、ビニールが被されて…


ミモロは、御蔭橋の上で、その車列を見送りました。


「御蔭山」にある神社で、正午に「御生神事(みあれしんじ)」という新たな生命エネルギーを持たれたご祭神を鳳輦にお移り頂き、下鴨神社へとお迎えする神事が行われます。

*その様子は、以前、ミモロのブログで詳しくレポートしています。「ミモロ 御蔭神社」でどうぞ~


午後16時過ぎに、再び「下鴨神社」の糺の森にやって来たミモロ。
「わ~たくさんの見物人…見えない…」と小さなミモロは、どんなに背伸びしても、神事の様子を見ることができません。


「朝、リハーサルしていた方々の晴れ舞台、拝見したかったのになぁ~」と、外国人観光客の肩越しに覗きます。


「神馬さん、東游楽しんだかな?」と、五色の幕から顔だけを出す馬を思うミモロです。


「もう終わりみたいだよ~」神事に携わる方々が、次々に席を立ち、本殿方向へと向かう準備を…


「さぁ、お馬も移動するんだね~」神馬の前には、宮司様の姿…


大切なお役目を果たした馬は、幕の中から外へ

糺の森を進み、本殿へ

「あ、雨…」この日、なんとか保っていた天気も、予報通りに雨に…


ミモロも家へと帰ります。

5月15日は、葵祭。今年は、多くの観光客でさぞや行列の沿道は、賑わうことでしょう。


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