ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

安藤忠雄氏設計の「京都府立陶板名画の庭」。モネ、ミケランジェロ、ゴッホなどの名画が陶板画で

2013-06-30 | 博物館・美術館

「えーこんなところに、こんな施設があったんだー!」と、ミモロがビックリしたのが、「京都府立陶板名画の庭」。「京都府立植物園」やコンサートホールのそばにあり、地下鉄烏丸線北山駅の出口もすぐ近くです。

「わーりっぱな建物…」

コンクリートの打ちっぱなし、直線からなるシャープな印象、光と影の絶妙なハーモニー…そう、ここは建築家、安藤忠雄氏により設計され、平成6年に竣工した屋外で名画が鑑賞できる絵画庭園です。

壁面を落ちる滝の水が建物に動きをもたらし、池のような空間にたまる水面に、光が反射し、独特の世界が広がっています。

「あー池の中に睡蓮のお花が見える…」


ミモロが覗きこむ先には、あの有名なモネの「睡蓮・朝」が、原寸大のサイズで水の中に沈んでいます。

「水の中にあるから、本物の睡蓮みたい…」

この美術館の作品は、実は全部陶板でできています。作品数は、全8点で、内4点は「1990年国際花と緑の博覧会」に出品された作品で、徳島県にある「大塚国際美術館」と同じ、滋賀県信楽の大塚オーミ陶芸株式会社によって制作されたもの。


鳥羽僧正の「鳥獣戯画図」は、約2倍に拡大。「すごくわかりやすいね!」

壁面に広げられた絵巻を、極近くで、楽しむことができます。


建物のスロープを歩きながら、名画を鑑賞できるのが、ここの魅力。途中のベンチでも、ゆっくり鑑賞できます。

「これ、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』だよー」
こちらも、ミラノのサンタ・マリア・ディレ・グラツィエ修道院にある本物と同じ大きさ。迫力が漂います。

もっと迫力を感じるのが、こちら・・・

ミケランジェロの「最後の審判」です。これも原寸大。本物は、遠くに見上げるようにしか見えませんが、こちらでは、真正面から鑑賞でき、絵の細部までよく見ることができるようになっています。

スロープを下り、絵の一番下に立ったミモロは、ブルブルと震えだしました。

どうしたの?「あのねーミモロの位置からだと、地獄みたいな怖い部分しか見えないのー」
なるほど、ミモロの視線の前には、恐ろしい死者の顔や骸骨などが…「夜、夢に出てきそう…」と、逃げるように慌ててその場を立ち去るミモロでした。


スロープを歩くと現れるさまざまな名画。

スーラ、ルノアールやゴッホの作品がすぐ近くに…

「よく見える…」

これらの名画が一度に見られるのは、もしかしてここだけ…。
しかも、屋外にあるので、太陽の光の変化で、美術館では感じることができない鮮やかな色彩。
「普通の美術館とは違って、すごく明るくて、開放的な中で名画が見られて、いいね!」と。

青い空を背景に、「最後の審判」が見られます。「キリストさまが、天から降りてくる感じがするー」と。
ただし、陽の向きにより、建物の影が絵画に落ちて、半分くらい暗くなり、絵が分断されたようになってしまうことも。

「でも、こんなにのんびりできて、100円って、いいよねー」


夏は壁面を伝わる水が、涼しさを誘います。

「なかなか楽しかったー。こんなところに、こんな素敵な場所があるって知らなかったよー」と。


北山通にお買い物や、植物園に行ったら、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

*「京都府立陶板名画の庭」京都市左京区下鴨半木町 開園時間 9:00~17:00(入園は16:30までに) 入園料100円くわしい情報は、ホームページで

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明日は夏越の大祓い。粟田神社の茅の輪づくりに・・・茅の輪ってこうやって作るんだー

2013-06-29 | 祭事・神事・風習

6月30日は、全国の神社で夏の厄除けの「夏越の大祓い」が行われます。京都の各所の神社でも、神事が…。
ミモロの住む東山、岡崎エリアの氏神様である「粟田神社」。秋の剣鉾などが登場する大祭を、毎年楽しみにしているところです。ブログでも何度も登場するお馴染みの神社になっています。

明日の「夏越のお祓い」で行われる、茅の輪くぐりのための「茅の輪づくり」に、ミモロは参加することに。

三条通に面した鳥居を通り、階段を上がって、境内へ。
もう青いビニールシートの上には、茅の輪の芯になる丸いチューブと、そのまわりにつける萱(カヤ)が用意され、作る準備が整っていました。

青々としたみずみずしいカヤは、佐々貴宮司さんが、宇治田原まで刈り取りに行ったものとか。

神輿会の方々など全部で5名の方々が、この日、茅の輪を作ります。
まずは、芯のチューブのまわりに、カヤを配置。

それを、麻の紐でくくって行きます。
大きな輪なので、小さなミモロは、なにもお手伝いできません。ただ見守るだけ…。
でも、なんとかお役に立ちたいミモロ…こぼれたり、はみだした余分なカヤを拾って集め始めました。

「ここに集めとこ…ヨイショ、ヨイショ」長いカヤを引きずり、ミモロなりにお手伝い。

やがて、芯のチューブは、すっかりカヤに覆われて、緑の輪ができました。

「わー大きなクリスマスリースみたい…草の匂いがして、爽やか…クンクン」

「さぁ、できた!では、輪を立てようかー」と…ミモロも足をふんばり、持ち上げようと…。「ウーウー」
ミモロのやる気は、認めますが、いかんせん小さすぎるよう。「はい、どいて…」
神輿を担ぐ力持ち揃いの神輿会の方々は、ヒョイっと輪をいとも簡単に立ち上げて、設置する場所へ移動。


本殿前の木枠に、できたばかりの茅の輪を設置します。


「ミモロちゃん、茅の輪ちゃんとバランスよく入ってるか、見てくれる?」と、頼まれたミモロ。

「うーんと、あのね、ちょっと左側に曲がってるみたい…」と。
「こんな具合でどう?」「うん、そんな感じ…」やっと少し役に立てたようで、ちょっと嬉しいミモロです。

仕上げに、輪のまわりに飛び出した余分なカヤをハサミでカット。
「これならミモロもできるよー」と、ハサミを借りて、下の方の手の届く場所をカットします。


はい、無事に今年もりっぱな茅の輪ができました。


「お疲れ様ー」と、宮司さんの奥様が、冷たい飲み物を用意してくださいました。

「あんまりお手伝いできなかったけど…」、作業の後の1杯が、心地よく喉を潤します。

「では、30日に来れない方もいるので、今から茅の輪くぐりをします」と、宮司さん。ミモロもみんなの後に続きます。

「茅の輪くぐり」は、輪のまわりを8の字に歩きます。その際に、3つの和歌を唱えるそう。

「わー覚えられない…」ミモロは、黙って後ろを歩くだけ…。

そのひとつが「水無月のなごしの祓する人は ちとせの命 のぶといふなり」という拾遺和歌集の歌。

「夏越の祓いをすると、長生きできるってことだよねー」

最後に本殿に参拝。


粟田神社の夏越の祓いは、6月30日の16時から。
「ミモロもお手伝いした茅の輪をくぐりに来てくださーい!」



茅の輪くぐりが気に入ったミモロは、「もう一度くぐっちゃおう…」と、


「だって、長生きできるんでしょ…」


茅の輪のある風景は、夏を感じさせるもの…境内に蝉しぐれが響きはじめるのも間もなくです。


*「粟田神社」地下鉄東西線東山駅下車7分。三条通を『ウエスティン都ホテル」方向へ。

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大正時代の洋館にある、オリジナルファブリックを使ったオシャレな品々が並ぶ店。「椿ラボ京都」。

2013-06-28 | ファッション

烏丸通と三条通の交差点を西に少し進むと、古い洋館「文椿ビルヂング」が見えてきます。
大正9年に建てられたという貿易会社の社屋だった木造の洋館で、その後、繊維問屋が使い、終戦直後は、アメリカの文化施設に。そして、それから呉服商社だった建物は、2004年からファッションやコスメショップ、ヘアサロン、レストランなどが入った商業施設となりました。

「このビル、前から気になってたのーどんなお店があるのかなぁー」と、ミモロは、ある日、出掛けることに。

ビルは、入口からレトロな雰囲気。「町家だけなく、こういう洋館も京都の町には、いろいろあるよねー」と。
明治、大正、昭和初期の歴史ある洋館が、京都には本当に多く残っています。それを見て歩くのも、京都の町の楽しみ。

さて、ミモロが、その日、立ち寄ったお店のひとつに、「椿ラボ京都」があります。

「わーすてきなお花の柄の布でできたものが、いろいろあるよー」と、目をキラキラさせながらお店の中へ。

壁には、布製のバッグがずらり。その前には、クッションなどが並びます。


「なんかアジアとヨーロッパが、融合した感じのデザイン…」とミモロ。朝露を含んだ花園を連想させ、芳しい香りが漂うような心地にさせる花柄です。

ここは、ファブリックデザイナーのkohaさんのお店。店内の布は、すべてオリジナルデザインです。
京都出身のkohaさんは、美術大学卒業後、グラフィックデザイナーなどを経て、オリジナルのファブリックを発表。2007年に、このお店をオープンしたそう。
上質のコットン素材にプリントされた布は、さまざまな品々へ、その世界を広げます。

「わーステキな傘…」。京都の傘職人さんが手掛けた晴雨兼用の傘は、長い傘や折りたたみの傘などが揃っていて、どれもとてもおしゃれ。
「なかなか素敵なデザインの傘ってないんだよねー。これなら雨の日も楽しいね」とミモロ。
そう、実は、なかなか気に入った傘に出会わないのです。特に日傘…。確かに紫外線予防という機能性を重視すると、黒っぽい色やシルバーのものに。また、パラソルというイメージから、和装に合うような白っぽい無地のものなどが多いよう。また、かさ張る感じの傘も、バッグの中で場所を取り、持ちにくい気がします。
こちらの折りたたみの傘は、コンパクトで、見た目より軽量なのも魅力です。(傘16800円)

「これ、すごく履きやすいよー」
ミモロが次に注目したのは、下駄。自然の木(静岡産のヒノキなど)を、足に馴染みやすいように削った、左右がある下駄。履きやすい下駄で定評のある静岡の「げたのみずとり」とのコラボで実現したもので、職人さんが手づくり。鼻緒に、ここのファブリックを使用しています。
ともかく足へのフィット感が抜群。疲れない下駄で、血行が促進され、気持ちがリラックスしてきます。

鼻緒部分には、クッション素材がはいっていて、指の当たりもやさしく、鼻緒ずれに苦しむこともありません。
「これなら、ずっと履いていられる…祇園祭に履いて行こうかなー」とミモロ。浴衣にも洋服にもマッチする感じ。
(下駄10290円)

「ねぇ、これもステキ…」ミモロが、見ているのは、靴のインソール(1890円)。
「脱いだ時、おしゃれな感じに…和服の裏地の感覚ですねー」とkohaさん。見えないところに凝る…これぞ、京都のおしゃれ。

ここにあるのは、洗練された大人の花柄…エレガントな大人の女性をイメージさせる花柄です。

布の購入も可能で、ブラウスやワンピースなどを作る人も多いそう。
「この花柄のワンピース着たいなぁー」と、密かに夢見るミモロです。



*「椿ラボ京都」京都市中京区三条通烏丸西ル御倉町79 文椿ビルヂング1階 075-231-5858 11:00~20:00 火曜休み ウェブショップもあります。 



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体にやさしい韓国料理「ピニョ食堂」。食べると元気になる品々。ミモロのお気に入りの店

2013-06-27 | グルメ

鴨川沿いの川端通を二条通から三条通に向けてお散歩していたミモロ。「あれ、こんなところに韓国料理屋さんがあるー」と、ふと一軒の小さなお店の前で立ち止まりました。

お店の中から、もれる光がとてもやさしく感じられるお店です。

今日は、そのお店のお話を…。
このお店は、「ピニョ食堂」という名前。ピニョとは韓国語で「かんざし」という意味だそう。

オーナー兼料理人は、全ショウイチさん。奥様の金平咲子さんとお二人で切り盛りする半年前にできたお店です。
全さんは、韓国料理家として知られるナスンジャさんから料理を学んだそう。だから、化学調味料など一切使わない、素材の味が活かされたやさしい味の料理です。


ミモロは、お散歩で立ち寄って以来、このお店の味が大好きに。そこで今夜は、お友達を誘って再び訪れました。
お店は、カウンター席と奥にテーブルのスペースが。

「さおりちゃん何にする?」とメニューを広げて…。
全さんが自ら描いたイラスト入りのわかりやすいメニューを見ながら、楽しそうに。

昼夜共通の品揃え。定食は数種類くらいです。

「ミモロちゃん、今日はなんにしますか?」と、すでに奥様とは顔なじみ。ミモロは、一度会うと、すぐに顔を覚えてもらえます。

「あのねー前来た時、ソルロンタンっていうスネ肉と牛骨の白濁したスープの定食食べたのー。すごくやさしいお味で、美味しかったー。おすすめ…。今日は、別の料理に挑戦しよう・・・えーっとお豆腐とアサリなんかが入ったスンドゥブ定食にする、さおりちゃんは?」
ミモロは、このお店のメニューを全部食べようと決めているので、迷いません。

「なんかこのお店の雰囲気いいねぇー」と、ミモロおすすめのソルロンタンを注文したお友達のさおりちゃん。

食器もシンプルだけど、センスが感じられるお店です。

「もうすぐかなぁー」ミモロは、待ちきれない様子で、全さんが調理するのを見つめています。

「はい、お待ちどうさまー、すごく熱いから気を付けてねー」と。ミモロに代わりさおりちゃんがお盆を受け取ります。「ここに置いてー」とミモロは、うれしそうに、お盆が置かれるのを待ち構えて…。


「ホント、お鍋の中でグツグツしてるー」ネコ舌のミモロは、スプーン少しすくっては、フーフーしてから口へ。

こちらが、スンドゥブとソルロンタンの定食。


お味は、薄め…胡椒や塩などを入れて自分の好みに・・・。

「お味どう?」とミモロ。「うん、すごく美味しい…ご飯をスープの中に入れて食べると、いい感じ…」とさおりちゃんも大満足。「ミモロのも美味しいよ…それほど辛くなくて、素材のお味が染み出てる感じ…」

京都に来てから、なかなか好みの韓国料理に出会わなかったミモロ。「こんな美味しいお店が、歩ける距離にできて、ラッキー!」と。ミモロの住む岡崎エリアからは、仁王門通を鴨川方向に直進。川端通との角です。

全部平らげたミモロ「えーっと次に来るときは、どれにしようかな?冷麺もいいなぁー」
と、もう次の料理を選んでいます。

*「ピニョ食堂」京都市左京区孫橋町18-3 電話075-746-2444 昼11:30~14:30 夜17:30~22:30
木曜休み 仁王門通と川端通の角、お店の前にコインパーキングがあります。



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もうすぐ始まる祇園祭。町の準備は、着々と。蟷螂山のご町内で、厄払いのちまきづくりのお手伝い

2013-06-26 | 体験

早いもので、この夏で、ミモロにとって、3回目の祇園祭を迎えます。最初の年は、観光客のひとりとして、祇園祭に密着。そして、昨年は、「大船鉾」で、厄除けちまきの授与のお手伝いを。そして、今年は、そのちまきづくりを初体験することに。年ごとに、京都のネコ度が深まるミモロです。

祇園祭に欠かせない「厄除けちまき」。これは、食べ物ではありません。家の玄関の上などに掲げて、厄を除けるお守り。祇園祭を担う室町や新町などの町内に飾られる山鉾のそばや八坂神社で、授与されるもの。全33のそれぞれの山鉾で、この厄除けちまきのご利益は、縁結び、商売繁盛などさまざまです。

これを準備するのは、各町内の人たち。ミモロがお手伝いすることになったのは、大きな動くカマキリが乗る「蟷螂山」(とうろうやま)のちまきづくりです。

その町内に住むお友達に紹介され、参加することに…。
「だれでも参加できるもんじゃないんだよー」。京都の暮らしや文化を紹介するミモロだからということで特別に。

ちまきづくりは、朝9時から。集合場所の西洞院通にある「蟷螂山保存会」へと向かいました。

マンションの1階部分に、祇園祭に登場する蟷螂山を組み立てる貴重な品々が保管されています。かつては町家などが連なる通りも、今は、マンションが並びます。そのため、保管する場所もマンションの中という山鉾もいくつかあります。「この中に、かまりきさんが、1年間眠ってるんだよー」

さて作業するのは、そのマンションの集会場です。

ミモロが、お手伝いするのは、「厄除けちまき」のセッティング。まずは、やり方の説明を…。


部屋の隅には、縄で縛られたちまきが山積み。

「これは、どこで作られるの?」と、ミモロ。
笹で作られたちまきは、京都北部の農家などで作られます。笹も京都産のものをつかっているそう。もちろん中国などに発注したら、値段も安く済むでしょうが、そうしないのは、京都の心意気。各山、鉾、そして八坂神社でもちまきが用意されますから、その数は、十万本を越える数に及びます。それぞれの町内で、数を申請し、まとめて注文するとか…。

ここ「蟷螂山」では、約4000本が用意されます。この日、ミモロたちが作業するのは、約1500本で、他の場所でも同じような作業が行われていました。

ミモロの仕事は、ちまきに、お札と蟷螂山の名前が書かれた紙をセットし、ビニール袋にパックする作業です。


「ちまきの正面に、一本藁が出ていますから。それを傷つけないように、御守と紙をセットして、後ろ側にシールを貼ってください。それから、余分な空気を抜きながら、ビニールに入れて、口の部分をきちんと内側に折りこんで、しっかり輪ゴムで止めてくださいー」との説明。
これで完成。

「みんなの厄を祓う大切なちまきだから、丁寧に心をこめて作らなくちゃ…」と、心を鎮め作業に取り掛かるミモロです。

「えーっと、このお守りの紙と外側の紙を組み合わせてー。こんな感じでいいのかな?」と、隣りのお友達の様子を見ながら作業するミモロです。


「お守りと紙をこうやって重ねて、紙にシワがよらないように気を付けてー・・・最後にシールをペタリ…」

次第に要領を得たミモロ、手際もずいぶんよくなりました。

「ちまきも手づくりだから、太さが違うんだよねー。太いのは、紙を巻くのがちょっと大変…」

「わーミモロちゃん、上手じゃない…」と言われ、「うん、ミモロ、結構こういう作業得意なの…」と、誉められてますます張り切ります。

ビニール袋に詰める作業は、なかなかコツがいるもの。「あのーどうやってやればいいんですか?」と隣りの方にやり方を教わりながら、作業を…。
「結構むずかしい…」と、小さなミモロには、ちょっとむずかしいよう…。

厄除けちまきづくりは、昼休みを挟み、午後3時すぎまで続きました。

「でも、みんなと一緒に作業するの楽しい…」山鉾のある町の仲間になった気分のミモロは、嬉しそう。

袋詰めされたちまきは、ベテランの方の品質チェックにパスすると、大きな袋にまとめられます。


そして、後日、神さまのお祓いをして、祇園祭の山鉾が立てられた頃に、そばのテントに並びます。

「ミモロちゃん、お疲れ様ー」と、一緒に作業した蟷螂山の町内の皆さん。

「初めて経験させてもらって、すごく楽しかったでーす。どうもありがとうございました。お世話になりました」とお礼を言って、作業は、すべて終了です。

蟷螂山では、ちまきのほかに、御守やオリジナル手ぬぐいなどもあります。

(写真は、2011年の夏)

「今年は、ミモロが作った厄除けちまきも混じってるから、来てねー」とアピール。でも、どれがミモロが作ったものかは、わかりませんが・・・・。

ちまきなどは、7月13日から、並びます。「蟷螂山」は、四条通から西洞院通を北向きに進んですぐです。




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