ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

奈良、率川神社のゆりまつり。可愛らしい稚児行列。外国の方も参加する国際色も豊かな行列。

2011-06-30 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね



さて、奈良の率川神社の夏のお祭りである「ゆりまつり」。

大神神社からの笹ユリで飾られた輿が、奈良の町を巡行します。



神社を出発し、JR奈良駅、近鉄奈良駅など、約1時間半ほどの巡行です。

行列は、笹ユリの輿を中心に、かわいいお稚児さんや、古式豊かな装束の女性たちなどが続く、
華やかなもの。

輿を引くのは、ユリの絵が描かれた赤い傘を背負った子供たち。


また、可愛らしい女の子のお稚児さんも歩きます。



「あ、外国の方がいるよ」ミモロの目の前を、奈良時代のような装束のきれいな女性が。


「奈良は、昔、外国人も多かったから、きっとこんな感じの人もいたかも・・・・」
渡来人の多い国際都市の奈良。もしかしたら、そうだったかも・・・。とミモロの妙な納得に、
思わずこちらも頷いてしまいます。

行列が出発した境内をアチコチ歩いてたミモロ。また行列を見失った様子。

「どこかで待ち伏せしなきゃ・・・」。あのー待ち伏せじゃなくて、行列のお出迎えでしょ!

「あ、この建物、レトロな感じでステキ!」道の途中で見つけた銀行の建物に、足を止めるミモロです。


寄り道の多いミモロが、ようやく町の中心部にあるアーケードに到着。

「ちょうどよかったみたい・・・」

行列が、アーケードの中を進んで来ます。


「あまり観光客がいないね・・・。奈良の町のお祭りは、冬の方が有名なんだね」

さすがの暑さに子供たちも疲れ気味。

もうすこしだから、頑張って!

地元に密着した夏のお祭り。いよいよ本格的な夏の到来です。


旅のポイント:夏の奈良は、はっきり言って、暑いです。京都も暑いのですが、京都は、川床やはも料理など、
涼しくしようという工夫が、随所に見られます。奈良の方には、失礼かもしれませんが、平城京の門のライトアップなどは、ありますが、夏の観光の工夫はもうひとつ。観光名所も奈良の県内に点在し、真夏にそこをめぐるのは、かなり大変という事情もあります。以前、真夏に山の辺の道の取材に言って、熱中症になりかけました。草が、両脇に高く茂り、その中を通る道は、ムシムシの状態。また石舞台も、目玉焼きができるのではと思うほどの熱さ(暑さ)でした。
でも、夏の奈良にも、もちろん良さはあり、それは、仏像などを、ゆっくり見られ、静かな時間を過ごせること。
観光客が少ないので、本当に、のんびりと仏像と会話できます(ただし、蚊が多いので、虫除けを持参して)。

京都、奈良のいずれも、寺社の一般参拝は、早朝がベスト。夏の時期だけでも、入場できる時間を少し早めてくださると、嬉しいんですが、きっと日常のおつとめがあるので、無理なのかも・・・。残念です。


「暑ーい!もうだめ、何か冷たいものでも食べよう・・・」
汗びっしょりのミモロは、アーケードの中のかき氷のお店に直行です。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸福な家族を守る「子守明神」。奈良、率川神社の夏の祭「ゆりまつり」へ。

2011-06-29 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね


夏の本番を控えた6月17日。ミモロは、奈良の町で最古の神社と言われる率川神社(いさがわじんじゃ)の祭事へと訪れました。

三輪にある大神神社の摂社である率川神社には、大神神社で育てられた笹ユリの花が運ばれ、
祭事を司る輿に飾られます。


淡いピンク色で、透明感のある花びらが、初夏の花に相応しく涼やかな風情。


輿全体をユリの花が飾ります。


「輿に飾るのは、造花なの・・・。本物の笹ユリは、甘いいい香りがするんだよ」

境内の一角では、その造花と絵馬を組み合わせたお飾りが売られています。

「これをお家の玄関などに飾れば、開運のご利益があるんですよ・・・」

開運という言葉に、弱いミモロは、さっそくひとつ求めます。


「これでまた開運が強まった!」ねぇ、ミモロ・・・お守りいくつ持ってるの?家中、お守りだらけになっちゃうわよ。
「そうね。岡崎神社のうさぎや、上賀茂神社の馬のおみくじとか、いろいろ家にあるね・・・。でもかわいくて、
つい欲しくなっちゃうんだもの・・・。がまんして、買わないところもあるよ・・・」と、ちょっと弁解するミモロです。


最近、神社やお寺のお守り、絵馬などは、本当に可愛らしいものが、豊富。
それぞれが個性豊かなものを揃えています。
それを求めるのも、旅の楽しみのひとつに。でも、やはり神様や仏様にまつわるお品だけに、求めた以上は、
粗末にはできません。古くなったお札やお守りなどは、1年に1度は、整理して、近所の神社などに納めましょう。
「どうもありがとうございます」と感謝の心を添えて・・・。


「さぁ、行列が出発しますよー」と裃姿の祭りの世話役さん。


「わー待ってー!」

境内にある「かえる石」に登っていたミモロは、急いで行列のそばに・・・。


その姿がかえるに似ていることから、無事に帰る、お金が帰るなどのご利益のあるという石です。
「また、帰ってくるからね」と、ミモロはそっとつぶやきました。



率川神社は、ご祭神の「ヒメタタライスズノミコト」は、神武天皇の皇后。全国でも、皇后を主祭神とした神社は少ないそう。

社殿には、3つの社が並び、中央が「媛たたらい五十鈴姫命(ヒメタタライスズノミコト)」。そして左が、父神の「狭井大神(サイノオオカミ)」。右が、母神の「玉櫛姫命(タマクシヒメノミコト)」で、両親に守られているように主祭神がいらっしゃることから、古くより「子守明神」と崇められています。子供の健やかな成長と、家庭円満など、幸せなファミリーを願う人たちの信仰を集めています。


率川神社の詳しいことは、ホームページから。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平安時代に由来する夏祭り、率川神社のゆりまつり。奈良の町を巡行する笹ユリの輿。

2011-06-28 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね


「うー暑いー」。最近の暑さに、さすがのミモロも疲れ気味。
(毛皮を着てますから、暑さもいっそうでしょう)

連日の猛暑、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

昔から、夏、日本全国の神社では、大祓い(おおはらい)という祭事が行なわれます。
これは、半年間の罪や穢れを払い、正常な本来の姿にもどすため、また夏の病気を祓うための祭事。
いうなれば、半年のリセットです。

その頃、神社の境内には、茅輪(ちのわ)が置かれ、そこをくぐることで、穢れをリセットします。

ミモロが、訪れた6月下旬には、奈良三輪明神 大神神社にも大きな茅輪が設置されていました。



ミモロもその輪をくぐり、穢れを祓います。
「これで半年の食べすぎの罪は、リセットされた。またこれから食べても大丈夫だね」
ちょっと違う気もします。脂肪は落ちませんよ。ミモロ・・・・。

以前、大神神社を訪れたときより、ゆり園の咲いている笹ユリも多く、いっそう可憐な姿が楽しめました。


「やっぱり可憐なユリだね」
堂々と上を向いて咲く西洋の華やかなユリと異なり、この笹ユリは、控えめにうつむいた花。
何か恥じらいを感じさせる楚々とした美しさです。

「このユリを飾った輿が町を巡行するお祭りがあるんだって、行ってみよう」
そういうと、ミモロは、奈良の町へと向かいました。


その祭りは、奈良の率川神社(いさがわじんじゃ)で6月16日、17日に行なわれる「三枝祭」(さいくさまつり)です。

率川神社は、JR奈良駅から徒歩10分ほど。町の中心部を通る三条通近くにある神社。
大神神社の摂社で、奈良市最古の神社と伝えられます。



境内には、至る所にユリのデザインが。

大神神社で見た笹ユリも神殿前に飾られています。


「ゆりがいっぱい。なんか女性らしい感じのするお祭りだね」とミモロ。
それもそのはず、そもそもこの祭りは、ご祭神である「ヒメタタライスズヒメノミコト」という姫神さまに喜んで頂くために
酒樽に笹ユリを飾り行なわれるようになったそう。

「お花とお酒が好きな神さまだったの?」ミモロの頭には、姫神さまの宴会の様子がイメージされているようです。

この祭りのために、大神神社で丹精こめて栽培された笹ユリは、祭事当日に、ここ奈良の率川神社まで運ばれます。

笹ユリの花が町を彩るとき、奈良は、本格的な夏を迎えます。


さぁ、いよいよ笹ユリの輿が、町を巡行する時間になりました。
「一体、どんな行列なの?」ミモロの期待は膨らみます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミモロの町歩き。お散歩で見つけた青龍と白虎の像。風水がよくわかる平安神宮

2011-06-27 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね


ミモロが、よく朝のお散歩に出かけるのが、ご近所の平安神宮。

昼間は、修学旅行生や観光客で賑わう境内も、7時前の早朝なら人影もまばらです。
境内には、6時半から入れるので、ミモロの朝のお散歩コースになっています。


「だれもいない・・・。ミモロが独り占めだもんね!」

広々した境内には、朝、清々しい気が満ち、その気持ちよさは、格別です。
いくぶん夜の冷たさが残る空気が、心地よく吹きぬけます。



京都でも道幅が広く、風の流れが感じられる場所。

いつもは、人の多さで、気づかなかったことを、その日、ミモロはやっと気づくことに。
それは、

境内の東側に立つ、龍の像。


そして、西側に立つ、虎の像。


風水では、土地の東西南北に、それぞれ聖獣が鎮座して守護の役割を果たします。

南は、朱雀。北は、亀。そして東は龍。西は虎。

「今まで、全然気が付かなかった・・・」。ミモロは、しげしげと像を眺めます。
きっと人の影にあったか、意識がなかったのでしょう。

実は、平安神宮では、西の池は、白虎池。東の池は蒼龍池というのです。
楼閣も、白虎楼、蒼龍楼だし・・・。

「龍と虎がいろいろなところにいたんだね・・・」改めて思うミモロでした。




「見てるようで、見てないんだねー」

そういうことって、結構日常に多いかも・・・。

「きっと見慣れた町にも、気遣いないことがいっぱいあるかも・・・。
今度は、もっとよーく見ながら歩こう!っと」

ミモロは、それからいっそうキョロキョロしながら、お散歩をするように・・・。

くれぐれも車に気をつけてね。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大原、三千院の帰りに訪れた日本料理の「魚山園」でランチを味わうミモロ。

2011-06-26 | 旅行
人気ブログランキングへ
ブログを見たらクリックしてね


梅雨の合間をぬって訪れた大原、三千院。

阿弥陀様に参拝し、アジサイの花を観賞、お抹茶もいただき、写経も体験したミモロ。
充実したひとときを過ごしたのは、いうまでもありません。

「ずいぶん長くいた気がする・・・・」
そう2時間はいたのでは?

「どおりでお腹が空いた・・・」ミモロの腹時計は、正確です。

そこで立ち寄ったのが、三千院の入口のすぐ脇にある日本料理の「魚山園」。
旅館であるここは、その一角に観光客が利用できる食事処があります。


ここのおすすめは、四季折々の食材を使った懐石料理。
ゆったりとした時間の中で、味わいたいお料理です。

今回は、ランチということで、
ミモロは、天ぷら付きのおそうめんを注文。


太い青竹をくり抜いた中に、おそうめんがはいったステキな趣向。

「これをはずすんだね・・・」

竹をはずすと、おそうめんは、麺つゆに浸ります。

からりと揚がった天ぷらも美味。
あっという間に、食べ終わったミモロ。
「あー美味しかった!夏らしいお味・・・。麺つゆのお味も上品」と大満足の様子。


「ここは、旅館なんで、今度ぜひゆっくりお泊りにいらしてくださいね」と、やさしい笑顔のお店の方。


お店に置かれたパンフレットを見ていたミモロが
「あ、温泉があるんだ!入りたいな・・・・」
そうね、最近、温泉に行っていないわね。

そろそろ温泉が恋しいミモロ、ぜひ近々行きましょうね。

大原の里をのんびり楽しむには、宿泊もおすすめです。

町中とは、異なる鄙びた雰囲気・・・それも京都らしい景色なのです。

詳しくは、「魚山園」のホームページで。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする