ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

2022年ミモロの京都暮らし下半期。3年ぶりに祭りが復活。イベントなども盛んに…

2022-12-31 | 京都

2022年の後半は、コロナで中止されていた祭事やイベントなどが、次々に3年ぶりに復活しました。

ミモロが毎年お手伝いしている「祇園祭」。

山鉾巡行も3年ぶりに行われました。「動く山鉾見るの久しぶり…感激しちゃう!」と、その姿を多くの人が嬉しそうに見つめます。

「ここ登るのも3年ぶりだね~」というのは、7月に行われる「伏見稲荷大社」の万灯会。

提灯を持って山に入り、そこにある石灯籠に火を灯してゆきます。

「わ~ミモロちゃん久しぶり~」と毎年、この時だけ会うお友達。再会を喜び合うミモロです。

夏に中風封じと無病息災を祈る鹿ケ谷「安楽寺」での「カボチャ供養」も…

甘く煮たカボチャを頂きました。

「下鴨神社」での「みたらし祭」も行われ、蝋燭をもって、冷たい水の中を進みました。


東山の白川では、金魚すくいのイベント「白川祭」も復活で、ミモロは、金魚の放流係を今年も務めました。


8月には、「五山の送り火」も「あ、ちゃんと文字が灯されている~」と大文字山を見上げます。

そう、昨年までは、ほんの少ししか松明が灯されず、「大」などの文字を見ることができませんでした。

また、京都各所で行われている「千本えんま堂」での「六斎念仏盂蘭盆奉納」も久しぶりに演じられました。

左京区最北端の山里久多での「花笠踊」にも出かけました。

いずれも今年、ユネスコ無形文化遺産に指定された伝統民俗文化財です。「なんかうれしいね~」と…

「お神輿出るんだって~」と張り切って出かけたのは、東山の「粟田神社」の祭りです。

2022年になって、それまで中止されていた神輿渡御が、各所で復活。町に響く「ホイット~ホイット~」の掛け声が人々の心を明るくします。「剣鉾も前のように差し上げられたんだよ~」とミモロ。


そして、これも3年ぶりに復活した「時代祭」の時代装束行列。ミモロは、三条通で最初から最後まで見守りました。


「本当に祭りや年中行事がコロナの影響で中止されたり、規模縮小されると、なんか京都に活気がなくなるね~。でも、復活してよかった~」としみじみ思うミモロです。

2022年の後半も、ミモロはいろいろなものにチャレンジ。ワークショップにも参加しました。
友禅作家の上仲正茂さんの「友禅の絵描き体験」。真剣なまなざしで挑戦するミモロ。


「これ楽しいね~」というのは、「川島織物」での織物の半端な糸を活用した団扇づくりのワークショップです。

「これ半端な糸なんだ~使わないのもったいないね~」と。

京都のものづくり工房では、今、廃棄されるものを再活用するSDG’sの動きが加速。
今後も、その動きは、いっそう広まってゆくものと思われます。

「こんなことにも挑戦したよ~」とミモロがいうのは、
2022年に毎月のように行った山里久多での自然観察と保全活動。

「巣箱づくり」にも初挑戦。


そして、こちらも毎月通うようになったのが、「聖護院門跡」での夜に行われる「止観体験(坐禅体験)」です。

心の迷いを整える警策を受けるミモロ。(動物虐待ではありません。あしからず…)

後半は、ママの腰痛も改善したので、長時間の移動も可能に…
「ここ初めて~」という東京生まれのミモロが向かったのは、「東京スカイツリー」です。


秋には、お友達と一緒に4時間バスに揺られて、奈良最南端の「十津川村」にも行きました。

そして和歌山の白浜で久しぶりに眺めた太平洋…


最後に、2022年は、京都市から「京都観光サポーター」に任命され、「ミモロちゃん、これからも京都の新しい観光のスタイルや姿をリポートしてくださいね~」と門川市長に励まされました。


ママの体調不良など、いろいろなことがあった2022年。以前、心配されるコロナの拡大、またロシアのウクライナ侵攻など不安定な世界情勢…そして生活などを直撃する物価高…そんな状況の中でも、ミモロは毎日ブログでみなさまに会うことを楽しみにしています。

「2023年をみんなの笑顔を増える様ないい年にしてね~わかった~約束だからね!」と、干支のウサギに迫るミモロ。


本当に、2022年、多くの皆様にお世話になりました。改めてお礼申し上げます。
来年も、どうぞミモロをよろしくお願い申し上げます。

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2022年のミモロの京都暮らしは?ママの体調不良の中、それでもいろいろ体験を…

2022-12-30 | 京都

寅年の2022年の年末、ミモロは、1年を振り返ります。

「そんなに見つめないでよ~」と、昨年の新年早々に和菓子司の「とらや」を訪れました。

迫力あるトラに睨まれるミモロ。この1年は、覚悟して進まないと…ということを暗示しているようでした。

新年は、いつものように「六波羅蜜寺」に福徳稲穂を頂きに…。1月3日まで、参拝者に授けられる稲穂です。


穏やかな天気だった正月が過ぎ、1月14日には、京都に雪が積もりました。

一面、銀世界になった「下鴨神社」。2022年にたくさん雪が京都の町に積もったのは、この日だけ…。

新たな年を迎えた京都では、初詣の後、恵比須祭が続き、それから節分へと…「新年になると結構忙しいんだよね…」と毎年、いろいろな場所をリポートしているミモロです。

コロナで多くの祭事や行事が中止されたり、規模縮小で行われた2022年。「でも、2021年よりいいみたい…」
冬の行事でミモロが大好きなのは、節分…京都各所の神社で行われますが、まだあまり豆まきは本格的に復活されていませんでした。「きっと2023年は、豆まきいろんなところでやるよね~」と今から楽しみに…。

3月には、「下鴨神社」の流し雛が復活。境内の小川に雛を流します。

ミモロの場合は、流さずに、おうちにもって帰ります。「流すのもったいない~可愛いんだもの…」と1年家に飾るのです。

2022年は、「ママの体調が心配なの~」と言いながら、いつも寄り添ってくれたミモロ。
年末から、左わき腹の神経痛がひどくなったミモロのママ…その後、帯状疱疹に…。さらに胃炎が悪化し、なんと腰痛にもなってしまいました。そのため、遠慮の移動があまりできず、行動範囲が限られてしまったのです。

体調がまだいい時に訪れたのが、「舞鶴」。ミモロが大好きな特急列車に乗ることができました。

お友達と一緒に行って、カニを食べたり、楽しみもいろいろ。


春には、滋賀県の「圓徳院」へ桜を見に…。りっぱな桜に感激するミモロでした。

腰痛のため、長時間の車の運転ができず、半年間は、滋賀県までがやっとの状態に…。

でも、ミモロの明るさに救われて、京都市内で行われたさまざまなワークショップに参加。
1月は、京提灯の「小嶋商店」による小さな京提灯を作る「チビ丸づくり」です。


また、大好きな鰹節の工場「京都鰹節」の工場見学へ。


2月には、発酵調味料や発酵食品が味わえる料理店「おふく」で開催された発酵調味料の代表である味噌の仕込みを習います。

「発酵食品たくさん食べて、ママ、元気にしたいの~」と味噌を仕込む手にも熱がこもるミモロです。

京都の伝統工芸にも関心を抱くミモロは、いろいろな職人さんの工房を訪れたり、そこでのワークショップにも参加。
西陣織の「桝屋高尾」では、工房見学の後に、織物を作るときに出る半端な糸をつかってミサンガを作りました。

2022年のワークショップには、SDG’sを意識したプログラムが目立つようになりました。
この傾向は、いっそう進んでいくものと思われます。

お庭の槇の葉っぱを使う草木染…「京空間mayuko」でしぼり染めを体験。

初めての絞り染めに挑むミモロでした。


さらに和雑貨袋物製造の「ヤマウチオリジナルアート」では、たくさんの金型にビックリ。

そこの工房の方が、ミモロのために小さながま口を作ってくださいました。

ミモロは、神社仏閣に参拝するとき、ここにお賽銭を入れて向かいます。「十円玉5個入るんだよ」

別の日には、表具師の小野澤光紀さんの工房へ。

その技に、ただただ感激…。
書や絵画の印象が全く変わる表具の力…日本文化の奥深さに触れた時間です。


ともかく、2022年の上半期は、近年稀にみる絶不調になったミモロのママ。
やっとコロナも治まる気配か?と思っていたら、ロシアのウクライナ侵攻で世界は急展開。気分がドッと落ち込む中…
なんと帯状疱疹を発症。お医者様の治療により、神経痛も残らず一安心したところ、ナ!なんと…続いて腰痛に…。これが結構きつく、長時間座ることができなかったため、ミモロのブログなどもキッチンのカウンターで立った姿勢で書いていました。整体などに通い、しばらくして、それも見事に改善。自転車や車にも乗れるようになりました。

しかし、並行して胃炎が悪化していたため、食欲が減退…体重も半年で1割減少し、会う人に「大丈夫?随分痩せて~」と心配して頂きましたが、その食欲も復活し、今では、体重も増加…「リバウンドして太っちゃうんじゃないの?」とミモロに言われるほどに。

体調不良で、いろいろなみなさんとの交流が希薄になり、ご迷惑をおかけしました。ここで改めてお詫び申し上げます。

毎日更新しているミモロのブログ…ミモロの変わらぬ姿が支えてくれた1年です。

さぁ、パワーも戻り、2022年、後半は、ミモロの行動範囲も広がりました。

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2023年ミモロカレンダーは、年内で売り切れです。「キープしてるの、少しだけでも出したら…」というミモロですが…

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お正月飾りの「餅花づくり」。京都室町御菓子司「然花抄院」での体験講座に参加。

2022-12-29 | 体験

「こんな感じでいいかな?」ミモロは、柳の枝につけた小さな餅のバランスをチェック。


12月のある日、京都の室町通にある「京都室町御菓子司 然花抄院(ぜんかしょういん)」で開催された「餅花づくり体験」の講座に参加しました。

京都らしい風情を残す築300年を超す むしこ造りの京町家に店を構え、そこに工房、茶房、ギャラリーなどがあるのです。

美しく整えられた中庭…そこには、まだ色づく楓の姿が過ぎゆく秋をとどめていました。


事前申し込みをしていたミモロ、受付を済ませ、建物の奥にあるギャラリースペースに向かいます。


用意してきたエプロンと三角巾を付けて、他の参加者さんといっしょに、ご指導くださる方のお話を伺います。


「餅花づくり」をご指導くださるのは、このギャラリーのキュレーターをなさっているイマムラさん。


そもそも「餅花」は、雪深い地域の人たちが、正月飾りとして生花の代りに飾ったとか。ピンクや白、赤などの色鮮やかに染めた餅を、小さく千切り、柳などの垂れる枝に付けて、まるで花枝のようにするのです。
この「餅花」には、五穀豊穣や無病息災の願いが込められ、小正月の後には、焼いて食べたそう。

艶やかな雰囲気になる「餅花飾り」は、京都でも人気で、いろいろなお店の前に飾られ、正月の華やかさを演出しています。

作業するテーブルには、着色された餅が用意されています。

「なんか粘土みたい~ブチュ~」と、その感触を楽しむミモロ。粘土遊びは得意です。

通常は、もち米を使った食紅で着色した餅を使うのですが、今回は、団子を作る上新粉を材料にしています。
「どんな感じで、餅を配置しようかな?」と、色の配置や枝へのバランスなどで、餅花の印象は異なるもの。
見本となる「餅花」の柳の枝ぶりを眺め、構想を練るミモロです。


「ブルーやグリーンの餅もあるから、それを活かして、ちょっと個性的な作品にしよう~」というミモロです。

垂れた枝に小さな餅をひとつひとつ丁寧に付けてゆきます。

「こんな感じでいいかな?」と、作業が速いミモロは、あっという間に完成。

「ミモロちゃん、速いですね~」とイマムラさん。「はい、前にも作ったことがあるんです~」と、すでに経験者なのです。

「では、余った餅で他の飾り作ったら…」と言われ、ミモロは、得意の粘土工作を始めます。

余った餅花の材料の色は、白と赤…そして少しグリーンも…そこで、作ったのは、鏡餅と赤い魚…

「それ金魚ですか?ネコだから、金魚好きなんだ~」とスタッフの人に言われ、「違うよ~これ、鯛!」と応えます。
「そうだ、お皿を作ろう~」と余っていた白い餅で鯛を乗せるお皿を作ります。
「これなら料理だってわかるよね~」と。

その作業も終えて、手持無沙汰な様子のミモロです。


「では、完成した方は、餅花を乾燥させますから、こちらへ」とスタッフの方。
ミモロは、作品をもってスタッフの元へ。そこでドライヤーで餅を乾燥させます。


参加者の方々も次々に完成した作品をドライヤーで乾かしてもらいます。

同じ素材を使っても、それぞれ色の使い方などに個性が現れ、なかなか素敵な作品に…。

スタッフの方が乾燥作業をしてくださる間、参加者は、お楽しみのティータイムを過ごします。

ミモロたちの前には、この店の人気の品の紙焼きカステラが…。丹波黒豆を食べて育った鶏の卵を使用した、トロリとした食感と香ばしさが評判のカステラ。「京都のお土産としても人気なんだよね~」とミモロ。毎日、ここの工房で焼き上げられ、和紙製の素敵なパッケージに入った品です。
「美味しかった~」と口の周りについたカステラを舐めるミモロ。

約2時間で「餅花づくり」体験を終了。
「はい、ミモロちゃんのこれですね~」と、作品をそれぞれ紙袋に入れてもらいます。


「いろいろお世話になりました~楽しかった~美味しかった~」とお礼の挨拶をすると、ミモロは、餅花を入れた袋を持ってお店を後にしました。


「お正月のお菓子も用意したいなぁ~」京都の和菓子店では、正月用の和菓子もいろいろ揃っています。


今年のお正月は、この餅花を飾り、お部屋を華やかにしたいと思うミモロです。

*「京都室町御菓子司 然花抄院」の詳しい情報はホームページで

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駅伝の応援の30分後。寺町の「古美術いもと」でお抹茶を頂戴。これって京都ならではだよね~

2022-12-28 | 京都

「やっぱりお茶席って、心落ち着くね~」と、お茶席についたミモロ。

ここは、寺町通の「古美術いもと」のギャラリーにあるお茶室です。


古美術や骨董のお店は、敷居が高く、なかなか中に入るには、勇気が必要。でも、この日は、大丈夫!

ほんのちょっと前まで、丸太町通沿いで「全国高校駅伝」を大きな声で応援していたのに、そのわずか30分後には、なんとギャラリー内のお茶席に座っています。

「なんかあまりに状況が変わって、別世界にいるみたい~」と店主のお点前を拝見しながら思うミモロです。

ここを訪れたのは、お友達の書家の西垣一川先生の作品が展示される「壺中一川」という「古美術いもと」とのコラボ展が行われ、その最終日にお邪魔したのでした。


「ミモロちゃん、ようこそ~」といつも素敵な西垣先生。

「ごめんなさい~最終日になっちゃって~」と久しぶりの再会を喜びます。

今回の作品は、紙だけでなく、キャンバスなど描かれたもの。素敵なアート感覚が溢れ、和室だけでなく、モダンな空間にもふさわしい趣を湛えています。


ミモロと西垣先生のお付き合いは長く、よく新年になると、書き初めをしに大徳寺そばのお教室に伺っていました。
京都だけでなく、東京などでもご指導をなさり、この企画展にも多くの生徒さんが訪れています。

「ミモロちゃん、今からここのご店主がお茶を点ててくださるの。よかったらご一緒に…」と言われ、「あの~駅伝の応援の後だから、おズボンで、懐紙も持ってないし、お着物じゃないけどいいの?」とちょっと引き気味。
「大丈夫ですよ~どうぞお席に…」と促され、「では、遠慮なく…」と、ブーツを脱いで茶室に上がります。


ご店主の井本さんは、藪内流の茶道を学ばれています。

茶道の流派のひとつ、藪内流は、武家茶の色彩の強く、お点前も、ミモロが習った表千家のものとは異なり、「なんか勇ましい感じがする~」と。

「お菓子をどうぞ~」と促され、「頂戴しま~す」と、小さなお饅頭をパクリ。


やがてミモロの前にお茶碗が置かれます。

両側のお客様にご挨拶して、「頂戴いたします~」とお茶を頂きます。16世紀の李朝の器…多くの人に愛された器は、ミモロの手にもやさしく馴染みます。


器のお話など、いろいろなお話を井本さんから伺ったり、素敵なひとときを過ごしたミモロです。

通常のギャラリーは、井本さんの美意識から選ばれた品々が並びます。

「古美術の店は、知らないと入りにくいでしょうが、ぜひお気軽にいらしてください。コロナ禍で、暮らし方が変わりました。家で過ごす時間も長くなり、いっそう自分の気にいったものと共に過ごす時間を求める方も増えていると思います。ご自分の心に寄り添うような素晴らしい一期一会の出会いがあるかもしれません」と井本さん。

「どんな人が作ったんだろ?どんな人が愛したんだろ?」とミモロは、ギャラリーに並ぶ器を見ては、想像します。

「古美術いもと」では、さまざまな企画展も開催。
「ミモロちゃん、またいらしてくださいね~」と井本さん。

「は~い!古美術商のお友達がいるってなんか素敵…」とミモロ。また伺いたいと思います。

西垣先生に頂いたご縁です。

*「古美術いもと」京都市中京区丸屋町689 ☎075-204-8852 11:00~18:00 不定休

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囲碁の「本因坊」は、京都寺町から始まった。明治45年創業のそば「更科」で食べるたぬきそば。

2022-12-27 | グルメ

「こんなところに碁盤がある…なんだろ?」とミモロが、丸太町通から寺町通を南に進んでいるときに…


通りに石の碁盤が置かれています。「ここで囲碁するのかなぁ~」と碁盤の前に座ります。
囲碁は、全くわからないミモロ。できるのは、五目並べのみです。

「え?ここ本因坊発祥の地って書いてあるよ」とそばの看板を見上げて…「本因坊って聞いたことある~」


それによると、天正17年(1589)の頃、京都の町の都市計画を実施した豊臣秀吉により、洛中のいろいろな寺院がこのエリアに集められ、その通りが寺町通です。今も、たくさんの寺院がこの通り沿いにあります。
そのひとつに「寂光寺」別名「久遠寺」という顕本法華宗のお寺がありました。そのお寺の塔頭が、「本因坊」です。
「え~本因坊って、塔頭の名前だったの…」とミモロ。

その塔頭にいらしたのが、日海というお坊さんで、後に「本因坊算砂」と名乗る方。この僧は、囲碁に優れ、織田信長や豊臣秀吉から名人と称され、江戸時代には、徳川家康の命により、幕府の碁所を任されることに。江戸時代、囲碁の家元のひとつとなった本因坊家。その名は世襲で受け継いで行きます。家元の世襲は、なんと昭和まで続き、昭和11年、二十一世の秀哉は、「本因坊の名は、真に実力があるものが名乗るべき」と、その名跡を日本棋院に譲渡。現在の棋士の実力を競う本因坊戦が始まります。

「それに勝利すると、本因坊って名乗れるの?」とミモロ。

なんでも、本因坊戦に勝利すると、勝っているときは、名乗れるそう。また名乗るか名乗らないかは棋士によるとか。ただし負けるとその称号を返還しなくてはなりません。でも、本因坊戦を五連覇以上した場合、永世称号として「○○世本因坊○○」と名乗れるのだとか。

囲碁の世界に詳しくないのですが、「なんとなく本因坊という名称の由来がわかった」というミモロです。

ミモロが座る碁盤は、平成21年(2009)にここに設置。その際、今村九段と滝口九段が打ち初め式を行ったと。
「え~ここで長く座って囲碁打つのお尻痛くなりそう…」というミモロ。碁石を持ち込めば、誰でもここで碁を打てるそう。
「碁石だけじゃなくて、絶対座布団も持参した方がいいと思うよ」と、石の冷たさがお尻に伝わったようです。


尚、宝永の大火後、「寂光寺」は、鴨川の東、仁王門通に移転。「あの立派なお寺がそうだったんだ~」と思い出すミモロでした。

お尻が冷たくなったミモロは、「温かいものが食べたい…」と言い出しました。
そこで、立ち寄ったのは、そこからすぐそばにある明治45年創業の「更科」という蕎麦とうどんのお店です。


落ち着いた佇まいのお店です。


「何にしようかな…」とお品書きを真剣に見つめるミモロ。

「う~迷っちゃう…体が温まるのは、あんかけかな?」と。

それで選んだのは「甘たぬきそば」(860円)です。

関東でたぬきうどんや蕎麦は、天かすがトッピングされたものですが、京都では、あんかけのキツネうどんや蕎麦という感じ。

すった生姜がたっぷりのり、体が芯から温まるよう…。
「甘く煮たオアゲさんも美味しいね~」と、ネコ舌のミモロは、フーフーと息をかけては、ゆっくり味わいます。
食べ終わるころには、うっすら額に汗も滲みます。「美味しかった~ごちそうさま~」体もポカポカになったミモロ。
再び冷たい空気の中を歩きだしました。

*「更科」京都市中京区寺町通竹屋町上ル藤木町18-8 ☎075-231-1661 営業時間11:30~16:40

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