ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

さまざまな分野の作品が集う[第11回 SYOサロン展」9月4日まで京都市美術館別館にて開催。

2022-08-31 | アート

「いろんな作品が展示されてる~」と、久しぶりに訪れた美術展。

9月4日まで、京都岡崎で、「第11回SYOサロン展」というアート展が開催されています。


知り合いのアーティストさんも参加している作品展で、ミモロもお散歩を兼ねて出かけました。


「京都市美術館別館」2階の展示室に行くと…「あ、もしかしてミモロちゃん!会いたかったんですよ」と満面の笑顔で迎えてくださったのは、このサロン展を企画なさっている山村さん。

以前から、ミモロのブログをよく見てくださっているそう…「キャー実物かわいい!」と熱烈歓迎。

「あの~ところでこのサロン展ってどういうテーマで、どういう人たちの作品なんですか?」と尋ねるミモロ。
これは10年前に、主催者の山村祥さんが立ち上げたデッサン会のメンバーによる作品展からスタート。回を重ねるごとに、写真家、陶芸家、現代アート作家や書家などいろいろなジャンルの人たちが参加。会場も「京都市美術館別館」で毎年行われるようになりました。

山村さんとお付き合いのある幅広い分野の協賛および後援には、文化庁、京都府、京都市、京都新聞、KBS京都などが名を連ねます。そして出品作品の中から、京都市長賞、京都新聞賞、KBS京都賞などが授与されるのも、この作品展の特徴だそう。
出品する作家たちは、受賞を目指し腕を磨き、その作品の質の向上もはかられていろそうです。

会場には、さまざまな力作が…
「あの~人物がテーマって聞いたけど、人物だけじゃない気がするんですけど…」とミモロ。
「はい、表現者にとっての人物なので、その表現はいろいろ…ですね」と山村さん。

会場の作品を見て回るミモロ…
「あ、川瀬みゆきさんの篆刻と書がある~」と、以前、篆刻のワークショップに参加したことがあるミモロです。

平家物語をテーマにした作品です。

「これなんか不思議な作品…」とミモロが立ち止まったのは、陶芸作家の佐久間窈さんの「支え合う」という作品。

「キャーなんかかわいい子…なんていうお名前?」と聞かれ「あの~ミモロです。ネコです」とクマと言われる前に…一言。

さまざまなオブジェだけでなく、器なども製作なさるそう。

「これも迫力あるね~」とミモロ。それは漆芸作家の耕地拓海さんの作品。

漆の世界に魅了され、さまざまな作品を制作。東南アジア諸国なども漆芸の作品や技術を求め、歩かれたそう。常に、新たな、自分ならでは表現を求めていらっしゃいます。
「あ、壁面の作品…もしかして蜘蛛の糸がテーマ…?」とミモロ。「はい、僕は、地獄の人たちの生きようとする姿に惹かれているんです」と。そこには、1本の細い糸に手を伸ばし、現状から脱しようとする人たちのパワーが感じられます。

「こんにちは~」とミモロが挨拶するのは、山田千晶さんの彫刻のひつじ。

「なに考えてるの?」と羊に尋ねるミモロでした。

「あ、鉄道の写真もある…。鉄道ファンの作品かな?」と近づいて拝見。

「あれ~これ、前原誠司さんの作品なんだ~」とビックリ。
日本の田園風景の中を力強く走るSLの姿。撮り鉄の腕前にも驚きます。

今回の出展者は40名。「どの作品も作る人の思いがいっぱい…そのパワーってすごいね~」と

コロナ禍であっても、ひたすら作品づくりに情熱を傾けたアーティストたちに、「見習わないと…」と思うミモロでした。

「見に来てくださってありがとう…」「楽しかったです~ありがとうございました」と手を振って山村さんたちとお別れ。


会場の外は、青空…また夏の暑さが戻ってきたよう…ミモロはトコトコと岡崎公園のお散歩を続けました。


*「第11回SYOサロン展」9月4日まで、10:00~18:00(最終日17:00まで)京都市美術館別館2階 入場無料。9月2日(金)14:00~/16:00~ ピアノノチェロによるプロムナードコンサートが行われます。
「また、行っちゃおうかな~」と思うミモロでした。


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミモロ「京都観光サポーター」に任命式へ。京都市の新たな観光政策「京都観光モラル」の実践・普及・啓発。

2022-08-30 | 京都

8月29日、京都市役所で「京都観光サポーター」任命式が行われました。

「ミモロちゃん、いろんなところで会いますね~これからも頑張ってくださいね~」と京都市の門川市長。

この日、京都市役所、政庁に向かうミモロ。この日、京都観光の新たな政策「京都観光モラル」を実践、普及、啓発する「京都観光サポーター」を任命する式が行われました。「わ~ギリギリになっちゃった~」と集合時間に急いで向かうミモロです。


「よかった~間に合って…」と、椅子に座って、式の開催を待ちます。


11時から始まった任命式。次々に、「京都観光サポーター」および「京都観光グローバルサポーター」に任命された人の名前が呼ばれます。

ミモロのママの名前が呼ばれ、ミモロもその場に立ちます。

さて、この「京都観光サポーター」および「京都観光グローバルサポーター」は、2011年に創設された「京都観光おもてなし大使」「国際観光大使」制度の見直しの必要性から生まれたもの。創設から10年、当初は、観光客を呼び込むために任命された「京都観光おもてなし大使」「国際観光大使」は170人以上におよびました。

近年急増した観光客、一方市民生活が脅かされる「観光公害」も問題になったり、コロナ禍で観光のあり方の見直しなどが求められることに。

そこで京都市は、「京都が京都であり続けるために、観光事業者、従事者、観光客、市民と共に大切にしてゆきたい」と「京都観光行動基準(京都観光モラル)」を、これからの京都観光の方向性を示すものとして設定。

これは、観光名所を巡る観光から、京都をより深く味わい、楽しみ、愛してもらうことを目指すもの。
それを、実践、普及、啓発する役割を担うのが、市民から任命された「京都観光サポーター」および「京都観光グローバルサポーター」です。

以前、「京都観光おもてなし大使」などには、著名人と市民が任命されていましたが、今回は、それを分けるもので、著名人は、「京都の顔」として、観光大使に京都市から就任を依頼されます。そしてサポーターは、「京都観光モラル」の実践者として、市民からの公募から選ばれた人たちが任命されたのです。

ミモロのママは、「NPO法人 京都の観光文化を考える会 都草」と認定伝統工芸士の団体「響」から推薦を受け、公募。そして任命されました。

創設された新たな「京都観光サポーター」および「京都観光グローバルサポーター」には、27名が任命されました。任期は、3年で、完全無報酬です。

そして代表者が市長から任命書を受け取ります。


そして門川市長のご挨拶…
「コロナ禍で、京都の観光のあり方も変わりました。これからは、より深く京都の文化や産業などを知ってもらう、人とのふれあいや体験などを通じ、より京都を理解し、大切にしてもらうような観光のあり方が必要です。さらに市民の暮らし守るために、観光客のモラルの向上を図れるような啓発も必要。京都らしい文化、産業、環境を守り、京都を持続可能な町にするために、皆さんのお力を期待しています」という内容の挨拶でした。

最後にみんなで記念撮影・・・マスクありとマスクなしの両方を撮影しました。


「あ、近藤さん…」京都の新しい旅のスタイルなどを企画し実践なさっている、ミモロのお友達もそこに。


「ミモロちゃん、これからも京都のために頑張ってくださいね~」と京都市産業観光局 観光MICE推進室の秋山室長。


30分ほどで任命式は終了。

市役所4階には、新しいお茶室ができたそうで、それを見学。
 
「ここで、いろんなイベントするのかなぁ?」と、広いお茶室を拝見。

「さぁ、帰ろう…」とミモロは、市役所を後にしました。


「これからも、京都のいろいろなこと…お伝えしてゆきます」と「京都観光サポーター」に任命され、気持ちを新たにするミモロのママとミモロです。

どうぞ、みなさま、これからもよろしく~

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都、本山修験宗総本山「聖護院門跡」で、毎月1回行われる瞑想の「止観体験」。心を鎮めるひととき

2022-08-29 | 体験

黙って、姿勢を前に…そして手を合わせるミモロです。バン、バン、バン…と、ミモロの背中に響く警策(けいさく)の音。

そして再び、姿勢を正すミモロです。

8月26日の夜、19時に、ミモロは、京都左京区にある「本山修験宗総本山 聖護院門跡」を訪れました。

この日は、「止観」という、禅宗のお寺などでは坐禅と呼ばれる瞑想修行が行われたのです。
「聖護院門跡で、坐禅するの初めて…あんまりやってないよね」と。そう、「南禅寺」「建仁寺」「天龍寺」など禅宗のお寺では、何度か坐禅をしたことがあるミモロですが、他の宗派でするのは、もしかしたら初めてかも…。

役行者を宗祖とする修験道の総本山の「聖護院門跡」。その修行の中に、瞑想をする「止観」があるのだそう。
「坐禅って、呼ばないんだって…」

事前に「止観体験」を申し込んで、受付で1000円を納めます。
「聖護院門跡には、いらしたことありますか?」とお寺の方に聞かれたミモロ。「はい、何度も伺ってます。前には、法螺貝体験したり、節分には必ず…仲良しの赤鬼さんがいるんですよ」と答えます。

この日、「止観体験」をするのは、本部の2階の大広間。今まで入ったことがない場所です。


入るときに、座るのを補助するクッション(坐蒲ざぶ)を渡されました。

ゴロゴロと回しながら、座る場所へ運びます。

その上に座って「止観」の準備を整えます。

「もうすぐ始まるって…」

静かに開始を待つミモロです。

19時になり、初めに、この日ご担当の僧侶の方から、「止観」についてのお話を聞きます。

「止観とは、仏教の瞑想法で、いろいろな宗派を超えて行われる修行のひとつです。『止』は、感覚を止めて「無」になること。『観』は、自分の内側を見つめてゆくこと。ちょっと矛盾しているみたいですが…まずは、体験しましょう」と。

はじめに、「止観」の準備から…
調身(ちょうしん)姿勢を整えます。この日は、胡坐の姿勢で、一方の足をもう片方の腿の部分にのせる(はんかふざ)の姿勢で。
ミモロは、足が短いので、そのままです。
さらに左手の指の上に右手の指を重ね、親指をそっと合わせ「法界定印」を組みます。

次は調息(ちょうそく)息を整えます。ゆっくりとした呼吸を心がけます。「ス~フ~」と、ミモロも深い呼吸を繰り返します。
そして、視線を前方2mほどで半眼に…「閉じちゃいけないんだって、寝ちゃうからかなぁ?」とミモロ。

最後に、調心(ちょうしん)は、呼吸に神経を集中させ、呼吸を数えるようにします。

途中で、集中できなかったり、眠くなったら、静かに手を合わせ、僧侶の方から警策を受けます。
「はい、こういう感じですね。警策の音は大きいですが、それほど痛くありませんから安心してください」と、警策の様子を見せてくださいました。


いよいよ鐘がなり、「止観」の始まりです。ミモロは、坐蒲の上で、じっとしていますが、視線は、正面の不動明王さまへ。
後で聞くと…「不動明王さまが、じっとミモロのこと見つめていらっしゃるんだもの。でもときどき笑顔になるんだよ~怖いお顔だけど、ホントは優しいんだ…」と。口元に笑みが浮かんだというミモロです。

実は、この不動明王像は、「聖護院門跡」で最も古い仏像で、1000年以上前の作と伝えられる御像です。
「そう、1000年以上、いろんな人を見守っていらしたんでしょ?その瞳で、ミモロのことも見守ってくださったの…だから、ときどき見上げてたんだ~」と。

「止観」の最中にそんなこと思ってたらダメなんじゃない?「う~でも…」と、不動明王さまに見守られての30分間に渡る止観は、特別感があったようです。

その間、ミモロも僧侶の方に手を合わせ、警策をお願いしました。

心地よい痛みが背中に広がります。[ここに血液が集まる感じがするんだよね~」というのが、後のミモロの感想。

「止観」のお話と共に、今のストレスフルな時代を生きるために必要なことに、セロトニンのことを話してくださいました。
セロトニンは、脳内の神経伝達物質のひとつ。精神を安定させる働きがあり、ストレスを軽減してくれるものだそう。
それを増やすためには、バランスのいい食事、日光を浴びること。さらに歩いたり、深呼吸をしたり、リズム的な運動をすることが効果的なのだそう。

「いろいろためになるお話ありがとうございました」とミモロ。「はい、またいらしてくださいね~」と笑顔で…。


「あ、あれやらなくちゃ~」と向かったのは、役行者になれるパネル。

両脇には、鬼の夫婦が…


「なんかすっきりした感じ…ありがとうございました。また来月も参加します」と、事前予約をお願いしてお寺を後に…


すでに20時を過ぎたお寺…「虫の声がする…」そう、秋が少しづつ近づいているのを感じる夜です。


来月の「止観体験」は、9月16日の夜18:30受付開始で、19時からスタートです。
京都でも、夜に止観体験ができる場所は、ほとんどありません。ぜひ、参加をなさってはいかがでしょうか?
日ごろの心の疲れが癒される時間になります。申し込みはORコードからどうぞ!


*「聖護院門跡」の詳しい情報はホームページで


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び楽器を弾きたい人におすすめの古楽器。個人レッスンで自分なりに楽しむ癒しのひとときを…。

2022-08-28 | 習い事

「え?ウクレレでも、バロック音楽弾けるの??」ずらりと並ぶウクレレを前に、首をかしげるミモロです。


古楽器を使ったバロック音楽の演奏を久しぶりに聞いたミモロは、その優しくて、雅なメロディーにすっかり夢中になってしまいました。そこで、古楽器を扱う下鴨の「月光堂楽器店」へ。

店内の壁に並ぶギターの上の段に、ウクレレを見つけます。
「ウクレレって、ハワイアンの楽器じゃないの?ここでもハワイアン練習するの?」と、店主の加藤さんに伺います。

弦楽器にほとんど知識のないミモロにわかるように伝えるのは、なかなか難しいかも…。
「この店には、ギターにもいろいろな種類がありますが、エレキギターはありません。クラシック、フラメンコ、ジャズなどのギターのレッスンもあり、いろんな音楽が楽しめるようになっています。。ウクレレは、ギターの親戚みたいなもの。大航海時代にポルトガル人が、ハワイに伝えて、それがウクレレになったと言われます。ギターももとは4弦だった時代もあって、ウクレレのチューニングでも、バロック音楽が弾けるんですよ。僕は、時々弾いてます」と。

「ウクレレでバロック音楽弾くの素敵かも…」と興味を示すミモロ。「でも、弦楽器って、チューニングって大変な気がする…」と、チューニングに使う音叉を叩くミモロ。

「この音覚えなくちゃね~」と耳を澄ませます。


店に並ぶギターを眺めたミモロ。

「あの~ギターの音聞きたいんですけど…」と加藤さんにお願いします。「じゃ、ちょっとだけね~」

イギリス民謡の「グリーンスリーブス」を少し演奏してくださいました。

「いい音色…」とうっとり。


そもそも近代楽器の発展は、それを演奏する場所の拡大と聴衆の数の増加によって、音量の増加が求められたことによる部分も大きいそう。
もちろん古楽器の演奏会では、マイクを使用します。「でも、本当は、生の音だけで聞きたいなぁ~」と思うミモロです。

つまり、「少人数で、またはほとんど人がいない自然の中で風や木々の音とのアンサンブルをしたい~」と。
「まぁ、そういうのが楽器の始まりかもしれませんね~」と加藤さん。

「あのね~今、キラキラした音じゃなくて、もっと素朴が音が好きなんだ~」とミモロ。
「古楽器は、自分の心に寄り添う楽器としては、とてもいいかもしれません。別に他の人と腕を比べることなく、気の合った仲間とアンサンブルをしたり…」「そう、そういうのがいいの~」とミモロ。

「あのね、お友達の中には、昔、ピアノやバイオリンを習っていて、今、何かまた習いたいって人多いんだ~。そういう人に、古楽器ってピッタリだと思う。自分の感性で楽しめばいいんだもの」。

ギターも1万円台からいろいろ。ウクレレは、3000円台からと、始める初期投資も少な目に抑えられそう。

「ミモロちゃんは、なんの楽器やりたいんですか」と加藤さん。
「う~弦楽器、難しそうだから、縦笛のリコーダーなら、どうにかなるかも…」と。
「リコーダーは、学校の音楽の時間のイメージが強くて、簡単そうだけど、つまらないかも…という人もいらっしゃいますが、え~こんな曲も吹けるんだと驚くほど、曲の幅もあるんですよ。初心者向けなら、2000円台からありますから手軽かも…」と。

「でも、本当に自分に合うかわかんない…」というミモロ。
「それなら、30分の無料体験教室がありますから、それを申し込んで、実際に楽器に触れてから、考えたらどうですか?」と加藤さん。「え!体験教室もあるんだ!はい、ぜひ!」と目を輝かすミモロ。

体験教室の楽器は、貸していただけるそうです。
 

「これも曲弾けるんだ~」と、カリンバで、チョウチョを弾き始めたミモロ。

「なんかいい音~これも練習すると、いろんな曲が弾けるようになるのかな?」と。

古楽器、バロックギターやリュート、リコーダーなどは、だれが弾いても、それなりの音が出ること。そして音量が小さいので、下手でも周囲に迷惑にならないこと。弓を使うヴァイオリンなどは、いい音を出すまでが大変で、友人のネコは、友人がヴァイオリンケースを持つと、逃げるそうです。ネコでもわかる音の良しあし…。

ぜひ、なにか楽器を始めたいという人は、古楽器を候補にしては?

「月光堂楽器店に行くと、相談に乗ってくれますよ~」と、ミモロは、リコーダーの体験に申し込みました。

*「月光堂楽器店」の詳しい情報はホームページで


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、バロックの楽器の優しい音色と曲が、大人の心に寄り添います。古楽器を扱う下鴨「月光堂楽器店」へ。

2022-08-27 | ショップ

「もう一度、なんか楽器弾けるようになりたいなぁ~」と思い始めているミモロ。

子供の頃、ピアノやヴァイオリンを習ったり、学生時代、ギターに夢中になった経験をもつ昭和の大人は多いはず。
「また、いつか~楽器やりたいけど、う~前に習ったものじゃないのがいいなぁ~だって、昔より下手になってるの悲しいもの」という思いをミモロのように抱く人もいらっしゃると思います。そんな悶々とした時間を過ごしていたある日、ミモロは、お友達に誘われて比延平のコミュニティセンターで開催された古楽器による発表会に出かけました。

古楽器とは、ルネッサンス・バロックの時代に人々を魅了した楽器で、それが現代の楽器のルーツともいわれます。

「わ~なんて優しい音色なんだろ!」と、一瞬にして虜になったミモロです。

この発表会は、下鴨にある「月光堂楽器店」で古楽器のレッスンを受けている生徒さんたちの集中練習会の後の発表会。
リュート、チェンバロ、リコーダー、バロックギターやヴァイオリンなどの演奏が次々に…。
「わ~すごい楽器もあるんだ~」と驚くことも…。

先生と生徒さんたちによる合同演奏も…。

「なんて素敵…心に沁みるね~」というミモロ。

もちろん以前にも古楽器によるコンサートに行ったことがありますが、年齢を重ねて、その音色の優しさに心が惹きつけられます。
「自然の音みたい…風の中に聞こえてきそう…」というミモロ。「あんな楽器弾けたらいいなぁ~森の中で演奏したい~」と夢が膨らみます。

すっかり古楽器に興味を抱き、さっそく下鴨の「月光堂楽器店」に行ってみることに…

下鴨本通と北大路通の交差点の南西に位置する「月光堂楽器店」は、戦後すぐに開業。京都の戦後の音楽ファンなら知らない人はいないはず。
「わ~いろんな楽器があるけど、ギターやウクレレなんかの弦楽器が多いみたい…」と店内を見渡すミモロ。

「いらっしゃいませ~」と店主の加藤さん。比延平からの再会です。


加藤さんは、この店の3代目店主で、真言宗の法職も務めていらっしゃいます。
「あの~西洋の古楽器とお坊さんって、不思議な組み合わせの気がするんですが…」とストレートな質問をするミモロ。
「はい、そうかもしれませんね~。僕は、音楽にほとんど興味がなかったんです」と。

加藤さんのおじい様は、アメリカ生まれ。戦争が激化する前に、京都の親戚を頼って帰国。戦後、植物園など進駐軍が駐留し、そこに楽器を納める仕事を始められます。それが「月光堂楽器店」の始まり。

昭和40年代、お父様の代になり、日本にはフォークソングブームが到来。京都からも多くのフォークソングが生まれ、若者は、ギターに夢中になります。そこで、「月光堂楽器店」は、ギター専門店となり、多くのギターを販売。
「もっとも父が好きなのは、クラシックギターで、よくクラシックの曲を聞いていました。でも、僕は、音楽には全く興味がなくて、漢文に心惹かれていたんです」と加藤さん。

漢文が学べるということで、選んだのは、龍谷大学。そこで仏教文化にどっぷり。しかし、本などで学んだことでは飽き足らない加藤さんは、体で仏教を感じようと、真言宗のお寺で修行。「そのころ、家族に不幸があり、人間の生と死をいっそう考えるようになりました」と。出家し、法職についていた時に、お父様が病気に…。急遽、店を担うことに…。それまで音楽に興味はないと言いながらも、子供の頃から音楽に包まれた生活をしていた加藤さん。闘病中のお父様に楽器のことなどを教わります。
お父様がご他界なさった後、店を存続させるかどうかを家族で相談。すでにそのころは、ギターブームも去り、今後の経営の見通しも不明に…「でも、ここでやめたら後で悔いが残る気がして…」と、とりあえず店の経営を担うことに。

そんな加藤さんを応援してくれたのは、今までの常連のお客様。また、音楽教室をやっていた生徒さんたちなど。
「当時からリュートの教室があって、古楽器の第一人者と言われる岡本一郎先生がいらしていたんです。その演奏を聞き、すっかりリュートが好きになってしまいました。あそこで先生に出会ってなければ、今、この店はなかったかも…」

その後、バロック音楽や楽器を猛勉強。その奥深さは知れば知るほど心惹かれるものだそう。
「でも、僕は、岡本先生から、音楽の楽しさを教わったことが一番大きかったと思います」と。

店には、リュートが…

「これ、リュートの楽譜ですが、どこを抑えて、何回弾くかなんかが書かれています」

「なんか不思議な記号みたい…」とミモロ。「覚えたら、簡単なんですよ」と。


「むずかしそう…」とちょっと躊躇するミモロですが、「古楽器って、自分なりに弾いて、楽しむ、素朴な楽器でもあるんです」と加藤さん。
では、その魅力を教えていただくことに…。

*「月光堂楽器店」の詳しい情報はホームページで

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする