ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の人気の紅葉スポット「永観堂」。哲学の道を歩いて、「法然院」まで、もみじ散歩へ

2014-11-30 | 自然

「南禅寺」の紅葉を楽しんだミモロは、そこからさらに北に進みます。
東山の山沿いには、紅葉の名所が、いろいろ。「たくさんあるから、行ききれない…」と。毎日、出かけても、とてもすべてを見ることはできません。

ミモロを乗せた自転車のペダルを踏んで、到着したのは、昨年も訪れた紅葉の名所「永観堂」です。
 
門の脇から始まる紅葉…期待できます。
「やっぱり美しい…」

苔に散る葉が、なんともキレイ…



「永観堂」は、浄土宗西山禅林寺派の総本山で、正式には「聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺」といいます。第7世法主の永観律師にちなみ「永観堂」と呼ばれます。創建は、貞観5年(863)という歴史あるお寺。ご本尊「みかえり阿弥陀」が有名なお寺です。
以前もミモロで詳しくご紹介しているので、そちらをごらんください・・・・

山を埋め尽くす楓の紅葉・・・夜は、ライトアップされ、大勢の人が、その美しさに酔いしれます。

「前に行ったけど、すごく幻想的だった…」とミモロ。
その美しさは、境内に入るとすぐに想像されます。

「わ~鮮やか~」塀の屋根に散る紅葉が、いっそう風情を…「京都だね~」と…まるで絵葉書を見るような美しさ…。

ミモロが、目にしたのは、お庭の中ではなく、お寺へのアプローチ部分。
そこでも、美しさは、楽しめます。「これ、見ると、もっと見たくなっちゃうね~」と。でも、今回は、朝のお散歩できたので、まだ拝観できませんでした。


「ここでがまんしよう…」と、ミモロは、塀のそばを歩きます。
「もっと中見えないかな~」と、時折ジャンプ…ネコなので、塀の屋根に上がって、中を覗いたり…
塀の内側は、いっそう艶やかな景色が…


「中に入れなくて残念だね~。お友達がすごく良かったって言ってたよ~」と。

本当に、今が盛り…先日の雨で、木が元気になったのか、いっそうまぶしく感じます。

さぁ、今回は、がまんして…「うん…」
中には、入れなかったけど、入り口付近でも十分に楽しむことができました。


ミモロ、まだ紅葉見るの?
「うん…」と言いながら、さらに哲学の道を、ひたすら自転車で走ります。
 
ここは、桜が美しい場所…なのですでに桜の紅葉は、散っていました。「ちょっと遅かったかも…」

「法然院って、よく絵葉書に紅葉の写ってるよ~」ということで、ちょっと足を伸ばします。哲学の道から法然院は、さらに山へ。坂道を進みます。ふ~やっと到着…

「あ、もう終わっちゃったのかな?それとも今から・・・?」
どうも、今かららしい感じ…。
屋根の上を見上げて・・・まだ緑の楓の葉が茂ります。


11月下旬が見ごろとか…「もう下旬だよね…遅れてるのかな・・・?また来なくちゃ…」

トコトコと法然院を後にするミモロです。


今年の京都の紅葉の時期は、昨年より長く感じます。それは、紅葉自体が素晴らしいため…。また桜と楓などの紅葉の時期が上手に連続し、いっそう長く色づく景色を見られたためかもしれません。

さすが、紅葉の写真もたくさん撮影して、整理するのが大変なほど…。コンパクトカメラを持った多くの観光客が、その美しさをデータに納めています。美しい紅葉・・・後で見ると、どこの紅葉だったか、わからなくなります。鮮やかな葉や木をアップにした迫力ある美しい写真…ミモロも後で「これ、どこ?」と首をかしげることもしばしば…。そして「なんかどこの紅葉もみんな同じに見える…」と。そう、紅葉の写真は、どこかに建造物やその場所を示す印象的なものが、あった方が、後で楽しいもの。

撮影したデータは、カメラにいれたままにしないで、お気に入りをプリントアウトしましょう。
実は、多くの旅行者が、写真を撮影するけど、プリントにしない人がほとんどなのです。
また、ドイツ人の友人は、「なんでみんなあんなに写真を撮るの?カメラで見るより、その分、ゆっくりと目で鑑賞した方が景色がいっそう楽しめるのに…」といいます。

なるほど…あまりに撮影に夢中になると、ゆっくり風の音、葉の匂いなど、他のものに気づかないことが多いよう…。
ミモロ撮影もほどほどに切り上げて、のんびり鑑賞…。

体全体の感覚で、秋を楽しむ…

「ねぇ、それって…味覚もはいるよね~」と、ミモロ。お腹空いたんだ・・・「うん」
では、朝ごはんを食べに、おうちに帰りましょ。帰りは、下り坂が多く、ちょっと楽?
スピードが出過ぎないようにブレーキをかけながら慎重に…。
「わー楽しい…」とハンドルのそばに座っているミモロ。実はお散歩と言っても、ほとんど歩いてないんじゃないの?
「まあね~。でも、やっぱりこれもお散歩だよ…」朝の澄んだ空気は、すでにかなり冷え込んできたものの、自転車は爽快。

真冬になったら寒くて乗りたくないから、今のうちね…。「自転車のペダル一生懸命漕いだら、温かくなるんじゃない?」と、他人事のようにいうミモロです。














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紅葉狩りの朝のお散歩。今月が盛りの「南禅寺」。境内の小道に敷き詰められた紅葉の絨毯

2014-11-29 | 自然

「今年は、大原や嵐山の紅葉見に行ったけど、ご近所の紅葉を、まだ見てなかった…間に合うかな~?」と、久しぶりに近所に紅葉狩りを兼ねて、自転車で出かけたミモロです。

ミモロの住む東山は、紅葉の名所が点在するエリア。週末は、大型バスが何台もやってきて、団体客の姿も多く見られます。そんな紅葉の名所へ、気軽に行けるミモロは、幸せ…。

この日、まずは「南禅寺」へ向かいます。

ここは、四季を通じて、それぞれ京都らしい美しさが感じられるところ。「拝観料、払わなくても、境内だけでも十分に、桜や紅葉が楽しめるの…」と、ミモロ。なので、よくお散歩に出かけます。

「うわ~ここも見事!」

三門から、境内を見る場所は、ミモロのお気に入りのスポット。春は、桜、夏は、若葉、冬は、雪景色、そして秋は、紅葉と、三門をフレームにまるでテレビの画面を見ているような景色がそこに…。


「南禅寺」は、臨済宗の本山のひとつ。京都に本山を置く、禅宗のお寺は、どこも広い境内があり、お散歩するには、とても気持ちがいいところ。樹木、苔、岩などが、さりげなく配置され、どこか凛とした雰囲気が漂うのが特徴です。

南禅寺の三門は、そこに上った石川五右衛門が、「絶景かな~絶景かな~」と大見得を切る場面が有名。

「今度、上がってみたい…」とミモロ。そうね・・そのうち・・・

今日は、三門の下のエリアを楽しみます。
 
美しく手入れされた境内…実は、お寺の方だけでなく、地域のボランティアの方々がよく美化活動をなさっています。そんなみなさんの支援があるから、訪れる人たちは、素晴らしい景色を眺めることができるのです。「これも京都に住む人達のおもてなしだね~」とミモロ。そう、観光都市としての京都は、観光に直接、従事する人以外に住民たちのボランティアの心が、支えているといって過言ではありません。


「ホント、今年の紅葉は、京都のどこに行ってもキレイ…」と、ミモロ。すでに落葉が始まった木々…苔の庭の一面は、赤い紅葉に覆われて、まるで真っ赤な絨毯を敷いたよう…。
  

「どこを向いても、鮮やかな色ばっかり…」

ミモロの体もオレンジ色を帯びるほど、すっぽり紅葉の中に…。


朝の8時前なら、人も少な目、大きなカメラを持った人たちが、真剣にシャッターを切る姿が目立ちます。

この景色なら、カメラマンなら、撮影したくなるのも当然。


境内をあちこち歩きまわったミモロ…。「わーここすごくキレイ…」と、この日、一番気に入ったのが、この小路。

朝の掃除が進む中、ここだけは、落ち葉を残してくれています。
赤に始まり、オレンジ色へと色を変える小路。「わーレッドカーペットだ~」。自然が作った特別なレッドカーペット。
ミモロは、その上をしずしずを歩きます。

「ミモロ、スターみたい・・・?」はい、一生懸命、がんばってるから、拍手!パチパチ…

苔が地面を覆う松林。その中にある落葉樹の枯葉が、秋の景色を作ります。


「やっぱり『南禅寺』は、紅葉の名所だね~」と。その見事な景色に、改めて思うミモロです。
広々した境内に立つ大きな建造物に負けないほど、堂々と枝を伸ばす木々。その調和がなんとも見事です。
 

この景色をカメラに収めようと、次々、観光客が訪れます。
「あ、一列に並んでる~」
前に出て、景色の中に入るのが、はばかられるほど、熱心なみなさま。自然にラインができていました。

さぁ、では、次に近所の『永観堂』を覗いてみましょう。
「うん…」登っていた杭から、ジャンプして、トコトコ「永観堂」への道を、自転車のハンドル脇の特等席に乗って、進むミモロです。


*「南禅寺」の紅葉は、今月が見ごろのおしまい。でも、落葉した木々の姿も、なんとなく哀愁が漂い、好きな景色です。



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アール・ヌーボーのガラスと日本美術工芸の専門店。清水坂の「山清堂」

2014-11-28 | アート

京都を訪れる観光客の25%が、やってくるといわれる京都ナンバーワンの観光スポット、清水寺周辺。
「行楽シーズンは、ものすごい人で、車も大渋滞するんだよね~」とミモロ。そこでいつも歩いてゆく場所です。


ミモロが訪れたときは、紅葉シーズ前で、雨降りの日。なので、あまり多くの観光客はいませんでした。

清水道の市営駐車場のそばにある落ち着いた1軒のおうち。
 
そこが、ミモロが今回、訪れた「山清堂」というアール・ヌーボのガラスと日本美術工芸の品々を扱うお店です。

「清水寺の周辺って、修学旅行生などのお土産物屋さんが多いけど、ここは違うの…。すごく上質な品がそろってるんだよ~」と、以前も遊びに来たことがあるミモロです。
「金魚いるかな?」 お店の入り口に置かれた水盤を覗きます。

「こんにちは~」と声をかけながらお店の中へ。
「きれいなガラス…」 
飾られているガラス工芸品をうっとりとした目つきで眺めます。

ちょっと手が出ないような美術品ばかりかと思うと、実は、そうでもありません。ここのお店のオリジナルの品々は、無理をしなくても手が届きそうなもの。

落ち着いた雰囲気のサロンのような店内。「きれいが好き」という店主が、お店をはじめて、すでに30年。知る人ぞ、知る素敵な品々が揃う店なのです。

「これ、洒落てる…」 能面をモチーフにした指輪。陶器製で、着物に似合いそう。

お茶席にもってゆく銀製の楊枝。名前も彫ってくれます。

銀のスプーンや真田紐をつかった髪留めや、ヘアバンドなどもあります。
  
「色がすごく素敵…」ミモロには、ちょっと大きすぎますが、大人が使いたいヘアアクセサリーです。
 「ストラップもある~」

ここに並ぶのは、ご主人が選び抜いた、職人の技が光る品々ばかり。贈り物にする人も多いそう。
でも、やはり自分のために欲しくなります。

美しい銀細工の品々…「こういう上質のものを、身の回りに置くと、心が豊かになって、美しくなるんだって…」とミモロ。
 
確かに、こういう品々を持つ人って、素敵…「憧れちゃう…」とミモロがいうのも頷けます。

「これ、なあに?」
それは、五色の紐を結んだおめでたい鈴の置物。お正月に飾りたい品です。「いい音色がする…」振ってみたミモロの耳に、軽やかな鈴の音が響きます。

清水エリアといえば、陶器が有名。ここには、現代作家の器をはじめ、骨董品も…いずれも洗練された品。
 
「素敵な器を使うと、日常が豊かに感じになるよね~」
 
「もったいなくて使えない…。でも素敵だねぇ~」と、ミモロは、もちろん見るだけ…。

「ここには、西洋、そして日本の美しいものがいっぱい…アートを感じる…やっぱり芸術の秋だよね」
  

最近は、外国の方も多く訪れるそう。京都のお店の方々は、一生懸命、英語で対応しています。
「英語って、ますます必要になるね~」とミモロ。

紅葉めぐりに、立ち寄りたい、静かなひとときが過ごせるお店です。

*「山清堂」京都市東山区清水2-207 075-525-1470 10:00~17:00 木曜休み 臨時のお休みも 







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嵐山の紅葉。天龍寺・大堰川・竹林など、名所を散策。山を彩る錦。小さな船で川遊び・・・

2014-11-27 | 京都

嵐山に来ているミモロ。「宝厳院」「大河内山荘」の見事な紅葉に感動。「そうだ、『天龍寺』の庭園も見ておこう…」とちょこっと立ち寄ることに。
天龍寺は、歴応2年(1339)に、後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏によって創建された臨済宗の本山のひとつ。創建以来、8回も火事に見舞われ、最後には、なんと幕末の蛤御門の変の折り、薩摩藩の砲火で、焼失したそう。「え~こんな遠くまで、『蛤御門の変』の影響があったなんて…」と、驚くミモロ。つまり、建造物は、明治になって建てられたものなのです。でも、庭園は、開山の夢窓国師の作庭と伝えられ、池を中心にした回遊式庭園で、国から指定された史跡・特別名勝第1号。世界文化遺産にも登録されています。

「さすが見事なお庭…」と、大きな曹源池の鏡のような水面には、周囲の紅葉が映り、その美しさにうっとりと。
 
池のまわりを散策したミモロ。「ここで、一番、艶やかな紅葉って、駐車場のところだった…」と。
 そう、駐車場の蓮池の周りの楓は、なかなか見事…。「ここなら、拝観料なしで見物できるんだよ~」
 

嵐山といえば、年間を通して、大勢の観光客が訪れる場所。なかでも、人気の場所が竹林です。
 
ミモロが訪れた9時過ぎは、まだ人通りも少な目。でも、10時半ごろには、もう原宿の竹下通りのような混雑。
「ここって、よく京都を舞台にした、テレビのサスペンスドラマに登場する場所だよね~」京都に暮らして、地理に詳しくなると、「なんでこんなとこまで来て、話するんだろ?」と思うことがしばしば。祇園にいた主人公が、次に犯人とおぼしき人物に呼び出されて会うのが、この竹林だったり…。「結構時間かかるよね、祇園からだと…。ミモロなら、もっと近い場所で待ち合わせしましょって言うけど…」と。京都らしい場所を登場させることに意味があるんだから、しょうがないの…。

また、嵐山といえば、大堰川にかかる渡月橋。連休の時は、橋の上で車と人の大渋滞が…。川には、屋形船がいつもより多く浮かんでいます。「いいな~乗りたい…」と羨ましそうに眺めています。前に「星野や京都」に行ったとき、乗ったでしょ?「うん、そうだけど…紅葉の時期じゃないもの…」と、食い下がるミモロ。
 
そんなに乗りたいの?「うん…」とミモロ。じっと川を見つめていたミモロが突然…
「あれ~屋形船のそばに、小さな船が浮かんでる?だれが動かしてるんだろ…」と周囲をキョロキョロ。小さな船は、屋形船に併走して進んでいます。「ラジコンの船かな?」


「それ、私がつくった船です」と。昔、自動車関係のエンジニアをなさっていたとおっしゃる方。よくここで船を浮かべているそう。

日本情緒あふれる小さな屋形船のほかに、もう一隻。スピードボートがありました。
細部まで作りこんである船は、もちろん手作り。お子さんが生まれたときに、作ったものだそう。「乗っていいですよ」との言葉に甘え、ミモロは、ボートに…。運転するのは、りかちゃん人形です。
「水の上を進みたい…」というミモロ。でも、落ちる危険があるので、諦めてもらいました。「え~乗りたい…」と、だだをこねるミモロです。「じゃ、こっちの船で…」と、先ほど川に浮かんでいた小さな屋形船に…。
こちらは、りかちゃんのボーイフレンドのわたるくんが船頭さんを務めていました。「ちょっと失礼します」と乗り込むミモロ。小さなミモロが、大きく見えるほどの小さな船。でも少し水に浮かんで、舟遊びの気分を味わいます。

よかったね~ミモロ。屋形船に乗れて…「うん…ちょっと嬉しい…」と。ミモロだけしか乗れないんだから・・・特別よ。
「まぁね~」と、鼻を膨らませて…。

やはり紅葉の名所だけあり、嵐山の景色は、見事でした。
ミモロの住む東山にも、紅葉の名所はたくさんありますが、嵐山の紅葉は川にそった開放感が特徴です。山を彩る紅葉…本当にキレイでした。

この日は、1時から5時まで、嵐山のメインロードは、車の通行規制があり、歩行者天国に。
「もう行くの?」
そろそろ車を動かさないと、出られなくなっちゃう…
「うん、もっと眺めていたいけど…」と、名残惜しそうに嵐山の紅葉を眺めるミモロでした。




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嵐山の名園「大河内山荘」の秋の庭。比叡山や保津川をのぞむスケールの大きなお庭。

2014-11-26 | 歴史・史跡

嵐山の「宝厳院」の艶やかな紅葉を満喫したミモロは、そこに参加した方とご一緒に、「大河内山荘」へと足を伸ばしました。
  
ここは、大正から昭和にかけて活躍した時代劇の名優 大河内傳次郎が、昭和4年の34歳の時から、64歳で亡くなるまでの30年間を過ごした私邸です。

「個人のお宅だったんだ~。広い・・・さすが時代劇のスターは違う…」と、百人一首で知られる小倉山の南側を占める広大な敷地。そこに回遊式借景庭園を造り、茶室や東屋を点在させたもので、大河内傳次郎自身が、作庭に携わったものだとか。

こちらも見事な紅葉が、庭を彩っています。
 

「わーすごい雄大な景色…」とミモロが立ち止まって、眺める先には…
 
比叡山の姿…京都の町を一望する眺めです。

広々した芝生の庭…「ここで時代劇の立ち回りの練習したのかな?」と想像するミモロ。庭のイチョウは、すでに葉を落とし、庭一面に黄金色の絨毯が広がっています。
そばの楓の赤とのコントラストの美しさ…「秋ってホントにカラフルだよね~」。

山の斜面に広がる庭を巡るには、階段や石段が…「ヨイショ…」小さなミモロには、ちょっと大変…。
 

「わーきれいな落ち葉…見つけた~」と、ご一緒した方に見せるミモロ。得意の秋の帽子に思わず「かわいいですね~」と。
  

この日は、晩秋にも関わらず、ポカポカした陽気。「あ、デカイ!」と思わず立ち止まったミモロ。足元には…
大きなミミズが…「ミミズさんも日光浴してるんだ~」キャーという周囲の人にも関わらず、結構動じないミモロです。

庭園の中の散策を楽しむミモロたち…
南側には、保津川の清流が、錦の山の間に光っていました。対岸の山の紅葉は、まるで屏風のような美しさ。
 

山腹にある「大河内山荘」は、どこからも遠くの景色が眺められる開放感が…。
「いつもたくさんの人たちに注目される時代劇のスターだから、きっと普段は、静かに暮らしたかったのかも…」とミモロ。
 
町の雑踏から遠く離れた山荘は、誰に気兼ねすることなく、過ごせる別世界だったことでしょう。

紅葉の赤に縁どられた比叡山…この時期だけの額縁です。


お庭の散策を楽しんだミモロたちは、お休み処で休憩・・・。
 
「入山券には、お菓子とお抹茶がついてるんだって…」
「はい、どうぞ…」特製の最中には、「大河内山荘」の文字が…。

休憩後、訪れたのは、「大河内傳次郎資料館」です。
 
そこには、往年の活躍を今に伝える資料が展示されています。
 
「へぇ~すごくおしゃれな人だったんだね~さすがスター…」大河内傳次郎といえば、丹下左膳が有名。「迫力あるね~」と、映画は見たことないミモロです。

時代劇は、想像された世界。江戸時代は、200年以上あるのに、水戸黄門と坂本龍馬の登場する時代劇の人々の衣装や髪型が同じなのが不思議でなりません。また、どんなに貧乏で、裏長屋に住んでいる人たちも、みんなきちんとした日本髪や髷を結っているのも、不思議です。「だってあまりに汚いと、ゴールデンタイムに放送できないじゃない」と、ドライなミモロ。
そう、テレビの画面からは匂いが想像できません。「ドラマなんだもの…」とあくまで冷静なミモロ。
大河内傳次郎が活躍した時代の映画の方が、ドラマながらリアリティがあったよう。時代が過ぎれば過ぎるほど、時代劇は、キレイな画面になってゆくのかもしれません。

とはいっても、時代劇ファンのミモロ。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「大岡越前」などが放送されると見逃しません。勧善懲悪の時代劇。ときどき「悪い代官の家来になって切られちゃう人可哀そう…。その家族どうなっちゃうんだろ?」というミモロ。ドラマなんじゃないの…。「うん、そうだけど…」。変なところが気にかかるミモロでした。

この山荘の主、大河内傳次郎が亡くなって、すでに50年。彼が愛した庭の木々も、かなり大きくなっているはず。
でも、小倉山の紅葉は、当時と変わらぬ美しさです。

*「大河内山荘」京都市右京区嵯峨小倉山 075-872-2233 公開時間9:00~17:00 無休 大人1000円(菓子・抹茶つき)





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