ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

緊急事態宣言発令下での「京 上賀茂 御料理 秋山」でのランチ。アルコール抜きでの食事を

2021-04-30 | グルメ

「今月は筍尽くしのお料理なんだって~わ~楽しみ~」と、ミモロがこの日お友達と訪れたのは、「京 上賀茂 御料理 秋山」です。

「筍、いろいろ味わっていただきますから、楽しみにしてくださいね~」とご店主の秋山さん。カウンター席で待ちきれないミモロです。

緊急事態宣言発令の前に予約したミモロたち。「もしかしてお休みになったら…」と心配していました。事前にお店から電話を頂き、「お店は致しますが、アルコールをお出しできませんが、それでもよろしいですか?」と確認を。「はい、ミモロ、車ですから、飲みません」とお返事。

そこで予定通りに伺うことに…。お店には、さりげなく飾られた花が迎えてくれました。


4月は人気のシーズン。大原野をはじめ、近隣の産地から届く筍をプロの腕でさまざまな料理に…
 
蛤のだしによる若竹煮には、ウニやタコなども。だしの味にうっとりする筍しんじょ…「美味しいね~」と目を細めるミモロです。

お造りは、桜鯛、さわら、イカなど…大皿から銘々の小皿にとって頂きます。
 
「お酒が欲しくなるわね~」とお友達。どれも日本酒にピッタリの料理です。

「今は、一切昼間でもアルコールはお出しできないんです~。その代わり、ノンアルコールのものはいろいろ揃えましたけど…」と秋山さん。

スパークリングワイン、ビール、ワインなど、今まであまり揃えていなかった品々を、急遽用意したのだそう。

「梅酒もダメなの?」とミモロ。「はい、梅ジュースならありますよ~」と。「あ、それならいいです~」とほうじ茶をお代りします。

ランチはともかく、夜の食事にアルコール抜きは残念。料理の美味しさも減ってしまいそう…。でも、今は我慢…!
夜の営業は、夜18時からで、20時には、閉店になります。「みんな急いで食べないと…」
東京からの予約客のキャンセルもあり、緊急事態宣言発令中のGWの営業は、すでに予約があるときのみで、他はお休みにするのだとか。

「今まで、ランチならお酒と一緒にお料理楽しめたのに…」お酒をいっしょに頂くときは、タクシーなどで伺いますが、アルコール抜きなので車を運転して出かけることに。「自転車でもいいね~」とミモロ。まぁ両方お酒飲めませんから…。

お酒なしで頂く料理…「次、なんですか?」とカウンターから厨房を覗くミモロ。


カツオのたたき…そして春のにゅう麺・・・ここにも筍が…「お酒に合うようね~この料理…」と未練がましいミモロです。
 

そして最後は、春の鍋のキャベツなべ。「このお花、キャベツの花なんだって~」ほかにも白菜の花やセリ、山椒などが、さつま揚げの入った鍋に春を添えています。


〆は、土鍋焚きごはん…「おこげも入れてね~」とリクエスト。

アツアツご飯と山椒味噌の相性は抜群。「生麩と筍も美味しいね~」とごはんをお代りするミモロです。


甘味は、手作りの桜餅…「わ~桜の葉っぱの香りがする~」と、過行く春を惜しみます。


「ごちそうさまでした。今年、筍掘りにも行って、たくさん筍食べたけど、やっぱりプロの筍料理は美味しい~」とミモロ。あのね~比べないの!秋山さんに見送られ店を後にします。

「来月は、美味しい玉ねぎがいっぱい登場しますよ~」と。

昨年のコロナ禍から、何度が伺っているミモロ。「だっておうちごはんじゃなくて、プロの味が食べたいんだもの~」と恋しくなる料理です。

もちろん緊急事態宣言発令中ですから、くれぐれも外出は控えなくてはなりません。マスク会食で食べないときは、マスク着用。店内に入る前には、アルコール消毒と検温も。隣の人とのお話も控え、「美味しいですね~」「はい」とうなずく程度に…。

料理屋さんにとって、アルコールが出せないのは、利益に大きく影響。「ノンアルコールでは、たかがしれてます。でも、せめて雰囲気だけでも…」という思いのお店が多いはず。

今回の非常事態宣言は、前回のものより、かなり精神的および経済的にキツイ感じ。以前ご紹介した二条通にある「バーK6]は、まん防期間中は、ランチの営業をしていましたが、緊急事態宣言発令となり期間中、全店休業になりました。「バーでアルコール出せなくなったら、ランチしても意味ないよね~」と思うミモロです。

夜の営業をメインとする料理屋さんや祇園などの花街のお店は、期間中、休業するところが多く、まさに禁酒法時代のよう…という人も。
「5月11日に解除されるように、がんばらないと、これから先も続くのイヤだよね~」と思うミモロです。

*「京 上賀茂御料理 秋山」京都市北区上賀茂岡本町58  ☎075-711-5136 要予約。毎月1日にその月の予約が開始されます。


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ミモロのおすすめお取り寄せ。海藻たっぷりスープ「京昆布舗 田なか」。ヘルシーなお夜食にピッタリ

2021-04-29 | お取り寄せ

「これ美味しそう~なんか簡単みたいだし~」と、ミモロが興味を示しているのは、「京湯葉と海藻のスープ」です。


この日、ミモロが訪れたのは、清水寺のそば、五条坂にある昆布専門店の「京昆布舗 田なか」。
 
五条坂から、ちょっと露地に入った場所にあります。店内には、北海道産の本利尻昆布や羅臼昆布など本格的なだし昆布はもとより、塩昆布、おぼろ昆布や山椒や鰹節などで炊かれたごはんのお伴など、いろいろな昆布製品が種類豊富に揃っています。


「あ、ミモロちゃん、お久しぶりです。元気でしたか?」と笑顔で迎えてくださったのは、店主である田中昌宏さん。

以前も伺ったことがあります。

「昆布大好きなんですけど~簡単に美味しく頂ける品教えてください~」と、ミモロらしいストレートな質問。
「いろいろありますけど、おうちごはんのお料理を美味しくするために役立つのが、おだしですね~」と田中さん。

「京昆布屋 万能だし」は、昆布、鰹節、鯖節、煮干し、椎茸、焼き顎の6種類の天然素材をブレンドしたおだしで、煮だすだけで本格的な京風だしが作れます。
また、「彩々(さいさい)」というのは、洋風だしで、昆布と生姜、ニンジン、セロリ、にんにくの5種類の国産野菜から作られた顆粒状で、シチューやチャーハン、ポトフなど、いろいろな料理の調味料として幅広く使える品です。
いずれも化学調味料や保存料は一切使われていないもので、素材の味を際立たせてくれます。

またサラダ感覚で昆布が楽しめる「水で戻して食べる海のおやさい昆布」は、短時間で戻せて、そのままお浸しやサラダで頂けるもの。


「こういうのいいね~」と、ともかく料理に時間をかけず、すぐに食べたいミモロには、ピッタリの品々がいろいろあります。

すぐに食べられると言えば、お湯を注ぐだけで、美味しい海藻スープができる「京湯葉と海藻のスープ」は秀逸。


さっそく家でお湯を注いで頂きました。

「わ~いろんな具材が入ってる~お味加減もいいね~」とミモロ。海藻のスープなので、カロリーも少なく、ちょっとお腹が空いた夜でも安心。

おうちごはんの一品に、今、とても重宝しています。「いざという時の常備品にもいいよね~」と、確かに賞味期限も長いので、常備品に加えたいかも…。

アツアツご飯のおともに、欲しい品々もいろいろあって、「う~どれもごはん進んじゃうね~ヤバイ!」とミモロ。
 

もちろん「昆布茶」もあります。


「昆布って体にいいんだよね~」とミモロ。はい、そうですね~でもなんでも食べすぎはダメですけど…


ここのお品は、オンラインショップでのお取り寄せも可能です。

まだまだ続くおうち時間…「お出かけしちゃいけないんでしょ…せめて美味しいものが食べたい~」とミモロ。


緊急事態宣言発令で、GWのお出かけは控えなくてはなりません。
なんでも緊急事態宣言発令がされていない滋賀県や奈良県など隣接する地域では、公共の場の駐車場を封鎖して、他府県からの移動を少なくする対策も行われるとか。

「今は、がまんね~」とおうち時間の充実にエネルギーを注ぐミモロです。

*「京昆布舗 田なか」のお取り寄せなどの詳しい情報はホームページで






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桐の花が咲く「上賀茂神社」。緊急事態宣言発令で中止になる手作り市やイベント。

2021-04-28 | 京都

「これ、なんのお花か知ってる?」とミモロが髪飾りにしたのは…桐の花です。


その花に出会ったのは、「上御霊神社」でイチハツの花に感動したミモロとお友達が、そこから自転車で向かった「上賀茂神社」です。


広々した境内の一角に聳える木。「あれ、もしかして桐じゃない?」とお友達。「え?桐って、あのタンスにする木材の桐?お花見たことない~」とミモロは、半信半疑で、木の方へと近づきます。


桐は、シソ目キリ科キリ属の落葉広葉樹。発芽率が高く、成長が早く、また木材の中でも、比重が軽いため、日本では家具や建築資材として古くから使われてきました。湿気を通さず、割れや狂いも少なく、軽量のため、タンスとして活用。また琴などの材料にもなっています。

成長が早く、木材として利用価値が高いため、昔は、女の子が生まれると庭に桐の木を植えて、それで花嫁道具のタンスを作るという風習もあったそう。「早くお嫁に行っちゃうと、小さなタンスしかできないってこと…」とミモロ。でも今は、きっと結婚年齢が高くなってるから、すごく大きなタンスができそうです。

そもそも神聖な木とみなされてきた桐。古代中国の神話に神聖な鳥、鳳凰が止まるのが桐とされ、そのため、日本でも特別な木として扱われれきたという説が…。豊臣家をはじめ、多くの家紋のデザインにもなっていますし、日本国政府の紋章も桐がデザインされています。

4月下旬ごろに、薄紫の花を枝に咲かせます。


「わ~キレイ~」と枝を見上げたミモロのすぐ横に、ハラリと1輪花が落ちてきました。それを拾い上げて、髪飾りに…

「なんかいいことありそう~」と、小さなことに幸せを感じるミモロは、嬉しそうに草の上をスキップしました。

さて、緊急事態宣言発令中の京都では、この日、上賀茂神社で開催される「手作り市」は中止です。

5月11日までは、人が集まるイベントや催事は、すべて中止になりました。
「つまんないけど・・・今は、我慢しなくちゃね~」と、人影もまばらな上賀茂エリア。

「ちょっと寄ってこう~」と向かったのは、摂社の「太田神社」。そこには、カキツバタが見ごろを迎えている頃です。

「あ、咲いてるね~」とミモロは、柵越しにカキツバタを眺めます。「なんか前より花のサイズが小さい気がする‥」と。
「でも、いつもより早く満開になろうとしてる…だって、まだ4月だもんね~」本当に今年は、桜から始まり、ツツジなど次々に春の花が早めに満開になっています。

「太田神社」の境内の大田の沢には、すでに平安時代にはあったというカキツバタの野生群落があります。「今は、天然記念物なんだよね~」とミモロ。

「そろそろ戻る?」とお友達。「うん」とミモロは、また自転車に乗って、賀茂川沿いを下流へと進みます。
途中、「あ、カラスが行水してるよ~」と、自転車を止めて、川を指さします。

カラスが勢いよく水しぶきを上げて、バシャバシャと行水中。「結構長い間やってない?」行水好きなのか、しばらく川にいるカラスでした。
そばには鴨が、その様子をチラリと見ては、特別気に掛ける様子もなく通り過ぎてゆきました。
「なんかのどかな景色だね~なんか、コロナ禍であること忘れちゃいそう…」そう、自然は、今、人間界を震え上がらせている状況とは関係ないように、いつものような爽やかな季節を迎えているのです。

「ちょっと遊んでく~」とミモロは自転車を降りると、土手の草の上へ。しばらくタンポポで遊ぶミモロです。




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「イチハツ」の花が盛りを迎えた「上御霊神社」。境内に鎮座する神輿が、静かに見守る今。疫病退散を祈願

2021-04-27 | 寺社仏閣

「わ~すごい~こんなにイチハツが咲いてるの見たことなかった~」とミモロが感激したのは鞍馬口にある「上御霊神社」です。


清々しい紫色のイチハツは、アヤメ科の花。毎年、2月下旬から咲き始め、5月初旬に満開を迎えるそうですが、今年は、例年よりも早めに満開になりました。

「ここにこんなに咲いてるって、知らなかった~」というミモロ。
この見事な花が見れるのは、「御霊神社」です。


ミモロは、実は何度も訪れていたのですが、イチハツのことは知らなかったのです。
「前にお祭りに来たよね~」神輿が巡行する昼間も、また夜も来ているに、全く気付かなかったミモロです。


イチハツの花が多くみられるのは、神社の外側の堀の中。

外壁と道の間にある堀は、低くなっている場所で、その周りには、コンクリートの柵がめぐらされ、自動車でそばを通っても花を見ることができません。「なんか通り過ぎてたのかな?」と思うミモロです。

神社の南側と西側をぐるりと巡る堀は、昔の水路で、賀茂川から引き込まれた水は、この水路を通り、相国寺の境内を抜け、御所まで流れていたそう。その水の流れが今出川で、現在は通りの名前としてその存在を留めています。
「え~今出川って、この水路なの?確かに今、今出川って川ないものね~」とそのことにも驚くミモロでした。

現在、この堀には、水は流れていませんが、その昔、水があったころは、カキツバタが群生していたのだそう。
神社から頂いた資料によると、そのころ、近所に尾形光琳の屋敷があり、あの有名な「燕子花図」は、その花にインスパイアされて製作したのではないかと推測も生まれると。

戦後、水がなくなった堀…そこに約20年ほど前から、地元の方や神社の氏子の有志の皆さんにより、水がなくても育ち、カキツバタに似たイチハツを植えられ、往時の景色復活に。その有志の方々の活動は、「いちはつの会」というボランティア団体となっています。
1年に8回ほど、イチハツの苗植えや、草取りなど、イチハツを育成、またその維持費捻出の活動を実施。現在、その活動の参加者を募っています。

ご興味のある方は、ぜひ「御霊神社インスタグラム公式アカウント」をご覧ください。

「すごくキレイ!でも、あんまり知られてないかも~」これを機会に、毎年、訪れたいと思うミモロです。
 

さて、平安時代、各地で疫病が蔓延した時、その原因は、御霊の祟りと考え、それを鎮めるために、崇道天皇(早良親王)など政争で非業の死を遂げた神霊を祀る御霊信仰が起こります。それにより桓武天皇の勅願で創建された「御霊神社」。寺町通の「下御霊神社」と共に、今も多くの崇敬を集めます。

「コロナ禍の今、お詣りして、鎮めていただかなければ…」と、ミモロは、真剣にお詣りを。そう、こちらのご神徳には、厄払いだけでなく、「こころしずめ」という今多くの人が求めるご神徳があるのです。

「また緊急事態宣言が出ちゃいました。みんなすごく困ってます。これ以上、コロナが人々を苦しめないように、早く収束させてください~。また、みんなで一緒に楽しく過ごせますように」と。

境内には、毎年5月1日に行われる神幸祭、5月18日の還幸祭に巡行する神輿の姿が…「今年もお祭りないんだって…」
今年は、人々でにぎわう祭りはなく、神事だけを関係者で行われるそう。


「この御神輿、立派なんだよね~巡行する姿、本当に凛々しくて感激ものなんだから…」と、何度も神輿の巡行を目にしたミモロ。

コロナの拡大により、昨年から神輿が担がれなくなった京都。あのホイット~ホイット~という掛け声とさし上げの勇ましさが見られないのが、なんとも寂しいミモロです。「わ~ん、寂しいよ~」と、いつまでも神輿を眺めるミモロの後ろ姿に、やりきれない思いです。


そんなミモロを慰めてくれたのが、美しいイチハツの姿でした。


*「上御霊神社」地下鉄鞍馬口駅徒歩5分 イチハツの花は外堀なのでいつでも見学できます。


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1年前に書いたコロナ関係のブログです。でも1年たってもあんまり状況変わってないかも

2021-04-26 | 日記
もし大好きなママが、コロナかもと思ったら…悲しみをもたらす離れ離れの時間

コロナ感染が拡大する今。私たちがすべきことは、それぞれが十分に感染に注意すること。今日は、ミモロとメディーちゃんに、そんな状況を演じてもらい、感染がもたらす悲しみを思い、いっそ......

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