ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

知恩院の除夜の鐘。試しづきを見学に。今夜、京都の町に響く鐘の音が楽しみ・・・・

2012-12-31 | 祭事・神事・風習

いよいよ今日は2012年の締めくくりの大晦日を迎えます。
大晦日といえば、除夜の鐘。京都では、いろいろな寺院で、鐘がつかれ、その音が深夜の町に、厳かに響きます。

京都には、日本三大梵鐘という大きな釣鐘のうちの2つがあります。豊臣家が造営した方広寺、そして徳川家と深い繋がりがある知恩院です。(ちなみにもうひとつは、奈良、東大寺の釣鐘)


知恩院の釣鐘は、高さ3.3メートル、重さ約70トンと言われる巨大サイズ。鋳造は、寛永13年(1636)国の重要文化財です。徳川家が帰依する寺で、現在ある建造物の多くは、徳川家がかかわっています。



さて、大晦日に先立ち27日に、その鐘の試しづきが行われました。ミモロもさっそく見学に。

14時の開始前、梵鐘のまわりには、すでに大勢の報道人や見物人が。「また、出遅れたかも…」

もうすぐ試しづきが始まるのでしょうか、鐘の周りには、大勢の僧侶が並び、お経を。
そして、法衣をまくり、いよいよ試しづきです。

「あれ、法衣って、袖のところが襷みたいになるんだー」と、それぞれの袖を、首にかけて、腕をまくり準備を。ゆったりとした造りの法衣には、そんな裏ワザが潜んでいたとは…。

知恩院の大鐘が鳴らされるのは、御忌大会の4月と除夜の12月だけ。
「これを撞くと、すごーく大きな音がするのかなぁー」とミモロはワクワクしながら見守ります。


そもそも除夜とは、旧年を除く夜という意味。
除夜の鐘は、鐘の音で、108の煩悩を祓い、清らかな心で新年を迎えるための行事です。

知恩院では、17名の僧侶によって、鐘がつかれます。
16名は、鐘の外から、撞木(鐘つき棒)に結ばれた細めの綱(子綱)を「えーい、ひとーつ」という掛け声に合わせて引き、残る一人は、鐘のすぐそばで、太い親綱を持ち、タイミングを計りながら、「そーれ」という掛け声で、勢いよく鐘を撞きます。


試しづきは、本番の除夜の鐘のリハーサルと同時に、撞き手を決めるオーディションでもあるそうです。

知恩院では、全国から来た多くの若い僧侶が修業中。なかには除夜の鐘を撞くのも初めてという人も。試しづきでは、まずはベテランの僧侶が、お手本を見せ、それに習い若い僧侶が撞きます。


実際に鐘を撞くまでのタイミングを合わせるのに、かなり時間が必要らしく、見ていると、なかなか「そーれ!」という掛け声までに至りません。周囲の観客も、「まだだねー」と、いいながらカメラのスタンバイを。


親綱を持つ僧侶は、緊張気味。

子綱を引く16人の僧侶たちが、何度も綱を引き、撞木の動きを調整してゆきます。


鐘のそばには、タイミングを計り、撞くゴーサインを出すベテランの僧侶が、厳しい眼差しで立っています。


呼吸を整えた親綱を持つ僧侶は、鐘楼の周囲の一段高い木枠に後ろ向きに立ち、ゴーサインと共に、そのまま、親綱を握りしめながら、まるでジャンプするように全身をまかせ、後ろに倒れながら鐘を撞きます。


撞き終った僧侶は、みな地面に仰向けに倒れて、周囲の僧侶が、急いで、彼をその場から脇に移動させます。

一段高い木枠を踏み台に、後ろ向きジャンプ…。周囲の人は、その姿を面白そうに見ていますが、考えれば、後ろ向きジャンプは、どれほど怖いことでしょう。初めて経験する僧侶の緊張が思われます。
すべての身をまかせる…そのことに集中することが、煩悩を祓うことになっているのかと…ふと思いました。

代わる代わる試しづきをする僧侶。緊張と貴重な経験をするうれしさが、周囲にも伝わってきます。


「あれ、今の鐘は、あんまり大きな音がしなかったー」とミモロ。
そうなんです、撞く人によって、音の大きさも響きかたも違うんです。
「あ、今度は、上手…よく響く…」

見物人は、「今のはあかん…」とか「今度のは、ええ響きやー」と、まるで審査員のよう。

あまり上手につけなかった僧侶は、本番では撞くことができないそう。「きびしいー!」

試しづきでは、本番のように108つは、撞きません。撞き初めのころは、大勢いた見物人も、次第にその数は減り、見物するなら、後半がゆっくり見られる時間です。


近くで鐘を聞くと、すごく大きな音がすると思っていたミモロ。でも、実は近くでは、耳を覆うほどの大きな音ではありません。知恩院を出て、神宮道へと向かうミモロ。「あれー鐘の音がよく聞こえる…」。そうなんです。離れて聞いた方が、鐘の音は、しみじみと。

「今夜の除夜の鐘は、お家で聞けるかなぁ…」と、楽しみにするミモロでした。

*知恩院の除夜の鐘は、22:40に撞き初め。鐘楼の門は、20:30から開きます。23:00に閉門するので、近くで拝みたい方は、それまでにお寺に入ることが必要です。



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平安神宮の初詣に寄りたいカフェ。手づくりのチーズケーキなどが味わえる町家の「岡崎カフェ」。

2012-12-30 | グルメ


いよいよ元旦まで、あと2日。岡崎エリアに住むミモロの初詣は、まずはご近所の「平安神宮」から始まります。

さて、朝、よくお散歩に出かけるコースに、気になる町家がありました。ある日の午後、ミモロは、お出掛けの途中で、その町家の前を通りかかることに…。

「あ、今日はやってるー」いつもその前を通る時は、営業時間前だったんです。

「岡崎カフェ」というオシャレな看板。
「チーズケーキのテイクアウトもできるんだってー。せっかくだから入ってみよう…」とミモロは、お店の中へ。

古い町家の玄関の部分にあるケーキケースの中には、いろいろな種類のチーズケーキをはじめ、ロールケーキなどが並んでいます。

「わー美味しそう…」ケーキケースに顔を摺りつけるように覗くミモロです。


奥は、喫茶スペースになっていて、お気に入りのケーキとコーヒーや紅茶などが楽しめます。
「やっぱりここで食べて行こう…」美味しそうなケーキが、すぐに食べたくなったミモロです。

古い町家を改装してカフェができたのは、1年半前。町家の趣を残した雰囲気のあるカフェです。

「あ、個室もある」玄関脇には、ゆっくりと時間が過ごせそうなスペースが。

ミモロは、中庭に面した明るいお席へ進むことに。
「えーと何にしようかな…」とメニューをチェック。


ここのお店は、岐阜の大垣で有名なチーズケーキのお店「チーズプリンセス」の初の京都店。

チーズケーキづくりのキャリアは、25年以上という白川慶子さん。その間にレシピは、150種類以上におよぶとか。
「極力甘さを控え、保存料や直食料などの添加物は一切使わずに、チーズや旬の果物、木の実などの味を活かしたケーキなんですよ」と。


「じゃーケーキセットお願いします」とミモロ。

ミモロの前には、大きなケーキが運ばれました。


「うぁー美味しそう…」テーブルに大好きなものが運ばれたこのひとときが、ミモロにとっては至福の時間。

「チーズの円やかなお味…ホント、甘くないから、甘いケーキが苦手なお友達にも教えてあげよう…パクパク」
あっと言う間に食べ終えたミモロは、お店の中を見て廻ります。


ケーキのほかに、クッキーなども種類豊富。


また、自家製キッシュとサラダなどのセット。自家製トマトソースを使ったトマトのリゾット、自家製ベーコンとクリームソースのクリームリゾットというランチメニューも揃っています

「なんか落ち着いていい雰囲気…オープンして1年半なんだー。もっと早く来ればよかった…でも…いつも朝のお散歩で通るところだったんだもの…今度はランチに来よう!」と。


*「岡崎カフェ」京都市左京区岡崎北御所町50 電話075-751-1750 10:00~19:00 月曜休み
お正月の営業は、3日から。「平安神宮」への初詣の時に、立ち寄りたいステキなカフェです。



この「岡崎カフェ」は、以前ミモロのブログでもアップした人気のうどん店「山元麺蔵」「グリル小宝」と同じ岡崎通沿いにあります。
平安神宮の正面に向かって右へ進むと、信号のある岡崎通に。そこを左に進みます。「グリル小宝」を過ぎて、この岡崎通と丸太町通の交差点の近くに「岡崎カフェ」があります。


*「ミモロ 山元麺蔵」「ミモロ グリル小宝」で検索してみてください。


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正月料理を彩るおめでたい形の野菜。三条通そばの小さな八百屋さん「八百梅西店」がつくる野菜細工。

2012-12-29 | ものづくり

「もういーくつ寝ると、お正月…」と、ミモロの歌う歌詞が実感となって迫る今日この頃。

京都の人たちのお正月料理作りが本格的になってきました。
新年の料理は、おめでたさにあふれた感じにしたいもの。そこで、料理を彩るのが、金時ニンジンやクワイなどを包丁で、亀や梅、松かさなどのおめでたい形を彫る野菜細工です。

「ミモロちゃん、野菜細工って見て事ある?」と、お友達に言われたミモロ。「うーん、たぶん見たことあると思うよ。煮物なんかに時々のってる、お花の形をしたニンジンなんかでしょ…」。「まぁ、そうね。近所の八百屋さんが、年の暮れになるとたくさん作っているから、見に行ったら…」と。そんなわけで、ミモロは、三条通と東大路通の角にある「京都中央信用金庫」の裏手にある、八百屋さんに出掛けました。

細い路地の中ほどにある、こじんまりとした八百屋さん。
「八百梅西店」という看板が、これも奥ゆかしく小さ目に掛っています。

店の前には、大きな竹ざるの中に、袋詰めされたお野菜が。「百円均一だってー」

「でも、あんまり野菜がたくさん置いてないなぁー。なんか普通の町の八百屋さんと違う感じ…」

実は、この八百屋さんは、料理屋さんや飲食店に主に野菜を納めていて、小売りは、近所の方が、ちょこっと買うのに便利なように、ザルの上などに置かれています。


そして、今の時期だけ、パックに入ったニンジンやクワイが…。

「あ、これが野菜細工だー」。よく見ると、クワイやニンジンが、キレイに皮をむかれ、お花の形や寿の焼印がおされています。


「あのーこんにちはー。野菜細工してるところ、見せてもらえますかー」と、ミモロは、お店の中に声を…。
「どうぞ、狭い所ですが、寒いから、中に入ってみて下さい」と親切に中に入れてくださったのは、このお店のご店主の佐々木靖さん。


ここの八百屋さんは、先代の親方から引き継ぎ、すでに20年以上とのこと。

さっそく作業を見せて頂くことに…。

今は、正月用の野菜細工の繁忙期。使うのは、クワイや金時ニンジンがメインです。


すでに皮がむかれ、だいたいの形に整えられたクワイに、小さな包丁で、次々に手際よく切込みを入れて行きます。


ミモロが、見ている前で、あっと言う間に完成。「これ、なんだかわかりますか?」と佐々木さん。
「えーと、あ、亀だー」とミモロ。
「亀は、甲羅の部分の亀甲模様がポイントですね。じゃこれは?」
「それは、鈴…。なんか音が出そう…」本物の鈴を思わせる姿です。

「鈴は、結構作るのがむずかしいんですよ…」

ほかにも、お正月用に、いろいろなおめでたい形が作られます。
鈴、絵馬、亀、菊、松かさ

また、ニンジンでは、梅や菊の花が…。


「わーホント、菊のお花と梅のお花になってるー」

ミモロもちょっとやらせてもらうことに…
「わーなかなか細かいし、バランスよく彫るのってむずかしい…」

正月料理に入っている野菜細工は、料理屋さんの板前さんも作りますが、多くの料理のためには、八百屋さんから納めてもらうそう。「昔は、町の八百屋は、結構あったんですが、最近は、かなり少なくなって、こういう野菜細工ができる人も、ずいぶん減ってしまいました」と。

そのため、注文が殺到。「でも、作るのには、手間と時間がかかりますから、とても一度に多くの注文には、対応できなくて、申し訳ないんですが、お断りすることも…」
11月下旬から年末まで、クワイの細工だけでも、膨大な数を作るそう。

「10月は、栗を6,000個むきました」と、さらり…。

正月だけでなく、年間を通じ、さまざまな野菜の細工をなさるとか。
例えば、エビイモを使い、婚礼料理に添える鶴なども注文があるそうです。


「京都の八百屋さんは、すごい…」。


「やっぱり、お正月料理なんか、特別な料理には、こういう野菜細工のものがあると、グッと特別感が増すよねー。ただ切った野菜とは、全然違う感じ…」とミモロ。そういえば、ニンジンのお花などが、料理に入っていると、一番最後まで取っておいて、最後の楽しみに食べるミモロでした。

「さぁ、そろそろお正月の準備しなくちゃー」と。ちょっと遅いんじゃないのー。「うん、まだ3日あるよー」とのんきなミモロです。

*「八百梅西店」京都市東山区東大路三条下ル南西海子町 電話075-561-6567



京都の町は、今、修学旅行生の姿もなく、また観光客も少ないので、のんびりした感じ。
町の中心部へと、三条大橋をトコトコ渡るミモロ…。

「あ、カモメが足湯してる…」川の水の方が温かいのか、多くのカモメが足を川の水につけてジッとしています。


でも、なかには、橋の欄干で休むカモメも…。

「京都は、海から遠いのに、どうしてカモメが多いんだろ?」と、いつもカモメを見て思うミモロです。
だれか、教えてください・・・。カモメが多い訳を…。



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開運祈願の石山寺の厄落とし絵馬。大黒さまにも富貴をお祈り。美味しいシジミご飯で締めくくり。

2012-12-28 | パワースポット

京都駅から新快速で「石山駅」は、13分。京都に来たら、ぜひ足をのばしたい石山寺。

今年も、昨年に引き続き、石山寺の年末の餅つきに参加させていただいたミモロ。つきたてのお餅をいっぱい食べて、「こんなに素敵なご縁を頂けたのは、きっと御本尊様のお導き…」と、帰る前に、本堂へ参拝に。

本堂は、滋賀県最古の木造建築物。内陣は、平安時代中期の建物。そして外陣は、淀君が慶長7年(1602)に寄進したと伝えられます。
御本尊の木造、如意輪観音半跏像は、平安時代のもので、重要文化財。秘仏で、33年ごとに開扉され、次回は、2016年とのこと。その扉の前には、前立像の桃山時代の如意輪観音半跏像がいらっしゃいます。

安産、福徳、縁結び、厄払いに、優れたお力があると言われる御本尊。ミモロは、真剣にお詣りしました。


本堂の一角にある御数珠やお守りが並ぶ場所に、「あれ、これ珍しい…」と見つけたのが厄落としの絵馬。

下のお盆に厄の文字がたくさん置かれています。「これなんですか?」と係の方に尋ねると、
「それは、厄落としのお願いをなさった方の厄です。絵馬に、お名前と年齢を書いて、厄の文字を抜いて、ここに置いて、絵馬は、掛ける場所に吊るしてくださいねー」と。
「厄年じゃないんですけど…」「別に厄年でなくても、さまざまな厄を落とせるんですよ」「ミモロは、特別厄はついてないと思うけど…これから厄がつかないようにお願いしよう!」と、一枚絵馬を求めました。

絵馬の厄の文字は、押すと抜けるようになっています。
「厄を落とさなくちゃ!」と指で強く押して厄の文字をポトンとお盆の上に落とします。


「なんか厄を落としたって実感できるーありがたい、ありがたい…」厄の文字を抜いた絵馬を吊るして、さっぱりと。

本堂のある山は、全体がパワースポット。
天然記念物のケイカイ石という石灰岩が高温のマグマにより熱変成した石でできています。
「石のお山にあるお寺だから、石山寺なんだよねー」と、納得。
豪壮な感じの岩は、まさに地球のパワーを見せつけるような姿。
「ここに立つと、なんかビリビリ来ちゃうー」と、パワースポットに敏感なミモロです。


「あれー晴れてるのに雪が降ってきたー」参拝を終えたミモロの上に、キラキラと雪が舞い降ります。

さぁ、今日は、もう帰りましょう…。

ミモロは、本堂から門に戻る途中、「ここには、絶対寄らなくちゃ!」と、トコトコ入ったのは、大黒天堂です。


大黒様が大好きなミモロ。「だって大国主命が好きなんだもの…」と。
日本では、神道の大国主命と習合して、七福神のひとりとなり、財福と豊穣の神さまとなっています。でも、もともとは、ヒンドゥー教のシヴァ神の化身で、マハーカーラ(大いなる暗黒)と呼ばれる、かなり怖い顔をした力強い神様。「大黒」と「大国」という音の類似から、日本の大国主命と結びついたとも言われています。


「日本の大黒様は、やさしいお顔…」

大黒様をモチーフにしたいろいろなお守りが並んでいます。
「やっぱり大黒様は、金運、財運だよねー。あれ、これなんだろ?」と黄色い布の袋がそこに…。

それは、福財布という袋で、その中に、宝くじや貯金通帳を入れておくと、財運に恵まれるそう。

来年の財運、金運の倍増を、真剣に拝んだミモロでした。

*「石山寺」の詳しい情報は、ホームページで。


「なんかお腹空いちゃったー」と、えーあれだけお餅食べたのに・・・・。
ミモロは、以前も行ったことがあるお寺のすぐそばにあるお食事処「志じみ茶屋 湖舟」へ。

琵琶湖は、シジミが昔から有名だそう。「あ、以前にもいらっしゃいましたねー」とお店の方
個性的なミモロは、一度会うと忘れられないよう…。「はい、前にもシジミの釜飯食べました。今日もそれ、お願いしまーす」と。

ミモロのお気に入りの「志じみめしと近江のおばんさい」1200円が、運ばれました。
「これ、いろんなお味が楽しめて美味しんだよねー。シジミの釜飯も三回おかわりできる量があるんだよー」と、馴れた手つきで、釜飯をお茶碗によそります。

隣りのテーブルには、大阪いらした二人連れのお客様。
かわいい小さなヒヨコとお出掛けしているそう。「一枚、一緒にいいですか?」と、ミモロとヒヨコのショットを撮影

ちょっと緊張した顔のミモロでした。

ペロリとすべて平らげたミモロ、「さっき、お腹を壊す虫がつかないように厄落とししたら、いくら食べても大丈夫!」と。ミモロの厄落としのお願いは、それだったのね。

*「志じみ茶屋 湖舟」の詳しい情報は、ホームページで。


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今年も参加、石山寺のお餅つき。もうすぐお正月を実感する年末の行事

2012-12-27 | 祭事・神事・風習

12月26日、昨年に続き、今年もミモロは、地元の方々に混じり、石山寺のお餅つきに参加することに。


石山寺は、天平19年(747)に聖武天皇の勅願により、良弁僧正を開基として作られたと伝えられる歴史あるお寺。御本尊は、如意輪観音で、33年ごとか、天皇即位の時にのみ、開帳される秘仏です。京都、清水寺、奈良の長谷寺と並ぶ、観音霊場のひとつで、奈良時代、平安時代から、多くの人々の信仰を集め、現在も西国三十三所第十三番札所として、参拝する人が絶えることはありません。

また、紫式部が源氏物語の執筆を始めたお寺としても有名。

さて、このお寺の敷地内には、本堂だけでなく、さまざまな場所に仏様をお祀りしていて、そこにお供えするお餅をつくのが、この日です。お供えなどに使われるもち米は、120キロ以上、撞く臼も50基を超える数。朝から、昼ごろまで、次々にお餅つきが行われます。


2回目のお餅つき参加となるミモロ。今年もハリキッテやってきました。

「今年も、よろしくお願いします」と、まずは、石山寺の座主さんの鷲尾遍隆さんにご挨拶。

「よくいらっしゃいました。お手伝いよろしくお願いしますね」と言われ、「はーい、2回目ですから…」と、いっそう張り切るミモロです。

今年は、作ってもらったマイ臼と杵を持参しての参加です。


「さぁ、がんばってお手伝いしなきゃ!」

大きな石臼のそばで、ミモロもお餅つき…。
小さすぎて、効率が悪いので、やはり大きな臼の方をお手伝いすることに。


手際よく、次々に撞かれる餅。とてもミモロが入る間はありません。そこで・・・・

結局、そばで見守ることに。

「ハイ、ミモロちゃん、お疲れ様ー」

みんなに見送られ、ミモロの餅つきは、終了。「仏様にお供えするお餅、ミモロも撞きたかったなぁー」


今度は、ハチマキを三角巾に変えて、エプロン姿で、お餅を丸める作業へ。
「これは、去年やったから、自信ある…」と。

地元の女性たちの輪に入れてもらいます。
つき終ったお餅が、運ばれると、急いで丸める作業を。
「わー、速い…」
「去年は、丸めるのを覚えたから、今年は、お餅をちぎるのをやってみる?」と、大きな餅を、必要な数にちぎる作業に挑戦です。

「ここを抑えて、分けるのよ」「うーなかなか力がいるー」。でも、なんとか上手にできたよう…。
すっかりお餅丸め作業に馴染んだミモロ。
「次のお餅くださーい」と、張り切ります。


今年もたくさんのお供えが出来上がりました。

「これ、御本尊様にお供えするんだー。ミモロもお手伝いできて、嬉しい…」

さて、昼を過ぎた頃、すべての餅つきは終了。
いよいよミモロが楽しみにするお茶の時間がやってきました。

一緒に作業したみなさんと頂く、つきたてのお餅。アンコ、きな粉、そしてからみ餅も。

「今年は、よく頑張りましたねー」とみなさんに言われ、ちょっと嬉しそう。

帰り際、もう一度、できたお餅を眺め、お正月を楽しみにするミモロです。


「御本尊様にお詣りしなくちゃ…」。そういうと本堂のある山に向かって歩きだしました。


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