ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

白砂の庭を照らす月。「大徳寺」塔頭「瑞峯院」での「お月見茶会」。月夜の宴に遊ぶひととき

2023-09-30 | 体験

「あ、お月様~昔からみんな愛でたんだよね」と、月を見上げるミモロ。


ミモロの月見は、大徳寺の塔頭「瑞峯院」で…。

月見の前の夕暮れ時に行われたお茶会。「さぁ、お茶室に入らないと…」


このお茶会は、表千家の茶道教授の岩崎源先生と瑞峯院のご住職が開かれたもの。ここで、茶道のお稽古をするみなさんとご一緒しました。


「お月見の茶会は、なんともいいものですね。虫の声も聞こえ、お月様が喜ばれ、姿を見せてくださることを楽しみに。このように、皆さまとご一緒できるのを、とても嬉しく感じます」と岩崎先生。

お月見茶会もコロナ禍の時は、中止され、昨年から復活しました。
「マスクしないで、お茶会出られてよかったね~」というミモロ。でも、まだまだ油断はできないので、マスクはできるだけするように心がける皆さん。

お菓子を頂戴した後、「お茶、頂戴いたします~」とミモロの前に茶碗が…


「なんか心鎮まるね~」と言いながら、飲み干します。

ミモロのお茶碗は、可愛いウサギの図柄が…

お月見に相応しいお茶碗です。

他のお道具も秋をさりげなく表現したもの。

「さすが、瑞峯院さんのお道具、素晴らしいね~」と、毎回、お道具を拝見して思うミモロです。

お茶会の後は、しばしお庭を眺めます。
「まだお月様、姿見せないね~」と空を見上げますが、一面に薄雲が掛かっていて、月の姿はまだ…

実は、この日、ミモロは、お月様のために、お団子とススキならぬネコジャラシを持ってきました。
お月見には、ススキじゃないの???「え~でも、ススキじゃミモロらしくないもの…」と。
確かに、ネコのミモロにとって、ネコジャラシは、好きな草のひとつです。
小さなお団子も、たくさん作りました。「お月様にたくさん食べてもらうんだ~」というミモロの心づくしです。

「あ、もう狂言始まるの?」

月見の宴は、狂言師の柳本勝海さんと五明寛和さんによる「月見座頭」が演じられます。

盲目の座頭が、月見をしに野辺に出かけ、そこで虫の声を聴き、月夜の風情を楽しみます。
ちょうどそのタイミングで、庭の虫が鳴き出しました。「なんかぴったりだね~本物の虫の声だもの…」とミモロ。
そう、素晴らしい舞台演出。その後、同じく月見を楽しむ男と盛り上がり、楽しい時を過ごす座頭。しかし、その後、彼には思いもよらぬことが起こります…。
「ひどい!」と、にらみつけるミモロ…。思いもよらぬ展開でした。


素晴らしい舞台を務めたお二人に、盛大な拍手が…。

そして、宴の最後は、久しぶりの宴会です。

方丈に集い、お弁当を頂戴します。「コロナなども、まだ流行っていますから、あまり近くでお話をしないように注意しながら…」と最初に…。

お弁当は、「平八茶屋」のもの。

昨年は、お弁当は持ち帰りでしたが、今年は、久しぶりにみなさんとご一緒に頂くことができました。
「美味しいね~こうやってみんなで頂くのって、嬉しいね~」とミモロの箸は止まりません。

「あ、お月さま~」

重森三玲作庭の白砂の庭に月の光が注ぎます。「あ、お月さま雲に隠れちゃった~」
そう、この日、月が見られたのは、実は、あまり長くなく、あっという間に雲に隠れ、その後は、時間の経過で月の位置は高くなり、庭から見られなくなりました。

「でも~虫の声も聞こえるし、ここで過ごす夜って、なんか贅沢な時間だね~」というミモロ。

心に残る素敵な夜になりました。

*「瑞峯院」京都市上京区紫野大徳寺山内  ☎075-491-1451 通年拝観可能 9:00~17:00 拝観料400円

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[大徳寺」塔頭「瑞峯院」で行われた「お月見茶会」へ。重森三玲のお庭に登る月

2023-09-29 | 体験

「ここで、お月様眺められて、本当に素敵だなぁ~」と白砂の庭を前に、月が昇るのを待つミモロ。

9月26日の夜を待つのは、京都紫野「大徳寺」の塔頭「瑞峯院」です。

夕方、和服姿で訪れたミモロ。


「大徳寺」は、臨済宗大徳寺派の大本山。天正10年(1582)に、豊臣秀吉が織田信長の葬儀を盛大に行い、その菩提寺として「総見院」を建立、以降、武将による塔頭の建立が相次ぎ、境内には、22の塔頭、別院2ヶ寺が甍を連ねています。

千利休の帰依を受けて以来、茶道との関わりも深く、ほとんどの塔頭には、茶室が備わっています。

この日、ミモロが向かったのは、「瑞峯院」。

ここは、天文4年(1535)にキリシタン大名の大友宗麟が、大友家の菩提寺として建立。重要文化財の客殿や唐門なども…。

「ここに伺うの久しぶり~」といいながら、路地を奥へと進みます。


そして方丈の前に…

「ここで、後で、お月見の宴が行われるんだよ~すごい場所で過ごせるって、幸せ~」と、歴史ある方丈が、宴の会場とは、なんとも京都らしい、そして贅沢なひとときです。

その方丈を囲むように、白洲の庭が配されています。

このお庭は、昭和36年に作庭家 重森三玲が、開祖400年遠忌を記念して作庭。

この日は、それを望みながら、名月を愛でるのです。
方丈の縁には、お月様のために、ススキとお菓子が備えられています。

「美味しそうな和菓子だ~お月様喜ぶね~」とミモロ。


さて、月が掛かる夜が訪れる前に、「瑞峯院」の茶室では、この日、表千家茶道教授の岩崎源先生の茶会が行われます。
「お久しぶりです~」と先生にご挨拶するミモロ。

「はい、ミモロちゃん、よくお越しくださいました。元気でしたか~」と、いつもカッコいい岩崎先生。
ミモロは、ここで、コロナ前に、先生の茶道のお稽古に参加していたのです。
「ずっとご無沙汰しちゃって~でも、またお稽古に通わせていただきたいと思ってます。よろしく願いします」と。
「はい、ぜひ~待ってますよ~」と優しく言ってくださいました。

また、この日の宴には、狂言師の柳本勝海さんと五明寛和さんが、狂言を披露してくださるのです。


「あの~そろそろお茶席に入る時間ですって~」とミモロは、お二人の控室へ。

「はい、では…」と、しずしずと茶室へと向かいます。


さぁ、ミモロもお茶室に入りましょう…

*「大徳寺 瑞峯院」京都市紫野大徳寺山内 ☎075491-1454 拝観時間9:00~17:00 拝観料400円


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境内の桔梗の花が迎える「晴明神社」。平安時代の天文学者、安倍晴明が愛でた花??

2023-09-28 | 寺社仏閣

「あ、まだ桔梗が咲いてる~」

初夏から初秋にかけて、境内の約2000株の桔梗が、次々に白や紫の花を咲かせます。

「桔梗って、秋の七草に出てくる花だよね~」とミモロ。
そう、萩、ススキ、葛、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、そして桔梗と言われます。
ちなみに春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロです。
「春は七草で御粥食べるけど、秋は、何食べるの?」と食いしん坊のミモロ。
う~残念ながら、秋の七草は、食べられません。目で愛でるものだから…。


桔梗と言えば、明智光秀の家紋を思い浮かべる方も多いはず。美濃の土岐氏の家紋としても知られ、なんでも、ある戦いで、土岐氏が、野原に咲く桔梗の花を兜に飾って戦い、勝利を得たことから、縁起がいいということで家紋にデザインしたとか…。

尚、明智光秀は、その土岐氏の一門なのです。

また、桔梗の文字をよく見ると、木へんに、「吉」と「更」の文字からできていることがわかります。そのため、「吉」が「更」に増えるという縁起のよさも家紋として使わるという説も…(諸説あると思いますが…)

「なんで晴明神社に桔梗があるの?」と、ミモロ。う~またしても、そういう質問しますか~
いろいろな説がありますが、安倍晴明が桔梗が好きだったから…とか、
ご祭神の陰陽師である晴明は、天体とのつながりが深く、星のマーク、五芒星を神社の神紋にしています。


その形が、桔梗に通じるから…とも言われます。



この日は、「晴明祭」で境内には、大勢の参拝者が、本殿の前に列を作っています。

ミモロは、いつものようにその列ではなく、本殿の脇で参拝。

「安倍晴明さんは、厄や魔を祓ってくださるパワーがあるんだよね~」

衣の下で、印を結び、夜空を見上げているお姿の銅像。ミモロも一緒に印を結びます。

境内にある小さな橋は、以前、堀川に架けられていた「一条戻橋」を再現したもの。

「ここに来たら、ご挨拶していかなくちゃ~」とミモロが近づくのは、一条戻橋に住んでいた式神様。陰陽師のアシスタント的な精霊です。
「いつもながら、迫力あるお顔だよね~」


秋の夜長、空を見上げる機会も増えて・・「お月様やお星さま見えるかな?」と、家の窓から毎夜見上げるミモロ。
どこからか聞こえる虫の声…昼間が、以前、30度越えの夏のような暑さですが、夜になると、めっきり気温が下がり、心地よい夜風が吹くようになりました。

「もうすぐ中秋の名月だね~。お月見しなくちゃね~」と、月見団子を楽しみにするミモロでした。

*「晴明神社」の詳しい情報はホームページで

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いろいろなお店を巡る楽しさ、[西陣伝統文化祭」。そして出会った「晴明神社」の「晴明祭」の行列

2023-09-27 | イベント

「あ、やっぱりここにもお買い得の品出てるよ~」とミモロが訪れたのは、「西陣伝統文化祭」に参加しているレースの専門店「リリーレース」の店先です。

「このレースのバッグ素敵~」と興味津々。

「せっかくから2階に行って、西村社長に挨拶してゆこうよ~」とミモロは、世界のアンティークレースなどが展示されている2階のレースミュージアムの「LOOP]へ。

「こんにちは~」と中に声を掛けると、「あ、ミモロちゃん、いらっしゃいませ~」と西村社長が。

以前、ドイツの伝統手芸「クンストレース」編みの体験に参加させて頂き、お友達に…。

「棒編みでお花みたいな形のレースを編む「クンストレース」すごくむずかしかったです」とミモロ。
本当に、高度な技と根気が必要な編み物で、日本でもできる方が少ないもの。
「いや~ミモロちゃん、頑張りましたね!ちゃんと完成させたもの…偉い!」と西村社長。
予定時間を1時間以上もオーバー。「だってひとりでは、とてもできないもの…」と、なんとか完成にこぎつけたのでした。
その時の話で盛り上がった二人です。

3階には、こちらの製作のレースが展示されています。

レース生地のメーカーとして、国内外の服飾メーカーなどと取引があり、次々に時代に即した新たな製品を作っています。

「最近、和服にもレース生地使うの流行っているね~」

少し前までは、若い人の間で人気だったレースの着物。最近は、年齢層も上がり、レース生地の帯など、夏帯として使う人が増えているのです。「レース生地の羽織も涼やかだよね~」

「ミモロちゃん、ご来場記念にどうぞ~」

レースのハンカチをプレゼントしてもらいました。


奥には、たくさんのレースの生地が並んでいます。


「今度、もっといろいろな品を販売するフェスタするんですよ」と。

お得な品々が多数販売されるそう。「また、来ちゃおうかな??」というミモロです。

外に出ると…「あ、お祭りの行列が来たよ~」


「今日は、晴明神社のお祭りなんだ~」


コロナの時期は、中止されていたお祭り。今年は、昨年同様、神輿渡御が行われます。


装束を纏った子供たち…

いろいろな経験をすることが、地元を愛する大人に成長するのかも…

「これ、子供神輿だね~」


「大きなお神輿どこかな?」キョロキョロ。
「そうだ、晴明神社に行ってみよう~」と、ミモロはそこから堀川通沿いの神社に向かって歩き出しました。

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たくさんの笑顔に出会える京都千両ヶ辻の「第19回 西陣伝統文化祭」。見逃せない!お買い得な品々も豊富…

2023-09-26 | イベント

「キャ~これ可愛い!ミモロにピッタリだと思わない?」とミモロは、店先に並ぶ品に夢中。


ミモロが訪れている西陣の千両ヶ辻で、秋分の日に開催される「西陣伝統文化祭」。着物の町、西陣に相応しく、和文化に触れるイベントや町家の公開、そして和装品の販売などが行われるお祭りです。

西陣の帯の老舗「木村卯兵衛」は、豪華な帯などをこの日は、特別価格で販売。

そして、店先には、帯地などを使った和装雑貨が販売されました。

ミモロが、「絶対欲しい!」というのは、ネコの足型の帯地を使ったバッグ。

「これ、1000円だって~」破格の値段に感激。

「はい、お買い上げありがとうございます」と買った品を渡してくださったのは、ここの10代目のご店主の木村卯兵衛さん。

「前も来てくれましたよね~」と。「はい、毎回来てます」とミモロ。

「千両ヶ辻」でも、いろいろな方がミモロを覚えていてくださいました。
「でも…ママのお顔覚えられてないみたい~ミモロは、みんな覚えていてくれるのにね~」と、ちょっと誇らしげに。
う~確かに、ミモロを出すと、思い出してもらえます。

「どのスカーフが似合うかな?」と、日頃は、一般に販売していない和装小物などの問屋さんも、ミモロを覚えていてくださったお店のひとつです。

「これなんか、顔色よく見せてくれるかも…」


駐車場に設置されたテントには、和装小物やスカーフなど、いろいろな品が破格の値段で並んでいます。

「これもいいなぁ~」と次々に品を見るミモロ。

「これお友達のプレゼントにしようかな?」と、3枚1200円のスカーフを手に取ります。


「ここも知ってる~」とミモロが足を止めました。


それに気づき、「ミモロちゃん、久しぶり~」と声を掛けてくださったのは、「Akane Club」の末永あかねさん。

世界各国を訪れ、撮影したポストカードやデザインなさった品々を販売。ギフトショーなどでも注目された作品です。

また、お母さまの道子さんは、硝子作家として活躍なさっていて、その作品も並んでいます。
 
クラシックな雰囲気が漂うガラスの品々です。


「こんにちは~南先生~」とミモロは、友禅作家の南進一郎先生の工房へ。素敵な作品が展示されています。

南先生は、この「西陣伝統文化祭」の初代の実行委員長。この町の発展に、尽力を惜しまない方のおひとり。
「おや、ミモロちゃん~いらっしゃい~元気にしてた?」と。

「先生も益々元気そうで~何よりです~」と。
工房では、手摺り型友禅体験もできる素敵な時間が過ごせます。「すごく素敵な作品が作れるんだよね~」と以前、体験したことが…。

「久しぶりね~ミモロちゃん~」と、また声が…

「町家 紅茶館 卯晴」のみなさん。
さまざまな種類の紅茶が味わえるお店です。

「また、チキンカレー食べに行きますね~」と、ミモロは、ここの骨付きチキンのカレーが大好きなのでした。
「はい、また来てくださいね~」

このイベントを楽しみに訪れる人も多い「西陣伝統文化祭」。
コロナで3年ぶりに、昨年から復活。

会場である大宮通には、笑顔がいっぱい。

この日は、町家が連なる京都らしさあふれる「千両ヶ辻」では、和服を愛する方々と町を歩くイベントも開催。

ミモロのお友達も参加していました。

そして、その先頭を歩かれていたのは、和服姿が有名な京都市の門川市長。

「いろいろお世話になりました~ありがとうございます」と挨拶したミモロ。
そう、来年、4期務めた市長から離れられます。「寂しいなぁ~市長さんの笑顔にいろいろなところで会えなくなるの~」と思うミモロでした。

「なんかたくさんの笑顔に会えてうれしいなぁ~」と、「千両ヶ辻」には、笑顔がいっぱい!
ウキウキした足取りで、さらにお店を巡るミモロです。

*「西陣伝統文化祭」の詳しい情報はホームページで

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