今年の自然観察会は日程がかみ合わなくて思うように参加ができていない。
今年こそは余裕ができるかと思っていたが所用も重なることが多くストレスも溜まるいっぽうだ。
忙しいときにこそ余裕をもたなくちゃと思うのだがままならない日々に追いまくれている。
多忙の谷間の日になった今日は久しぶりの参加となった観察会。
数えてみればまだ4回目だ。
11月の観察会としては平成19年以来の参加になる。
晴天に恵まれて木漏れ日に暖かさを感じる。
保護者会も忙しいのでしょうか、子供が8人で付き添いの親は9人だった。
スタッフ10人とともにスタートした。
紅葉の季節は色とりどり。
東明寺の紅葉を目指して矢田丘陵を観察していく。
まずは民俗博物公園へ出かけてみよう。
落葉となっているこの時期の公園内は葉っぱがたくさん落ちている。
絨毯のように広がった葉っぱ。
しわがれた葉ばかりの景観だ。
一般的には掃除したらいいのにと思う様相である。
そんな状況の葉っぱに関心を寄せるどおりがない。と、思っていたのは大間違い。
落葉した葉が観察対象になるなんて思い知らされる。
落ちていた葉を取り上げて「枝葉ごと落葉するのがオトシ(落枝)というのです」と解説される先生方。
上から落とせばクルクル回りながら落下する葉もある。
風に煽られて飛んでいく。
飛ぶというよりもヒラヒラ感だ。
葉っぱは風に乗って遠くまで散らかっていく。
散らかって子孫を遠くまで運ぶ。
そういう形態を学ぶ。
自然とはそういう技が隠されていたのである。
風を応用した遊びがある。
花が咲き終わったヒガンバナ。
その葉を十字折りして手裏剣の形にする。
風に向かって走っていけばクルクル回る。
まさに風と戯れるのだ。
子供にとっては遊びから学ぶに入っていく。
立ち並ぶ樹木がある。
その一本の木にアリマキの巣があったがアリマキの姿は見えない。
アリマキを漢字で充てると「蟻牧」なのですと先生はいう。
なんで牧場の牧なの、とクエッション。
実はアリマキを食べるのが蟻なのですと、続けて話されたのが「蟻は食料にするために囲っている」。
アリマキを確保しているから牧場なのであるという。
蟻の牧場から「アリマキ(蟻牧)」。
へぇーそうなの。
実際はアリマキを食べるのではなく、アリマキ(アブラムシ)の尻から出てくる分泌物の甘い汁が蟻の好みだそうだ。
アリとアリマキの共生関係はクヌギやコナラの樹に群がって活動しているそうだ。
その樹木の間を飛び交うメジロやシジュウカラ。
落葉した枝垂れ桜の木にもやってきた。
葉っぱがなければ枝ばかり。
そんな姿になれば葉に隠れていた繭が見つかる。
さぁて、どこにあるのでしょうか。
見つかったですかー。
ウスタビガの繭は緑色。
上に蓋があるからそこから出るというが空っぽだった。
繭の形状は実に多彩である。
その一つが見つかった。
ホウネンタワラアメバチの繭だ。
ホウネンタワラアメバチの仲間はヒメバチの仲間。
上下に縞があるというが実に小さい繭である。
ホウネンの名は漢字でいえば「豊年」。
タワラは「俵」だ。
稲を食害する害虫がいる。
その幼虫に寄生するのがホウネンタワラアメバチ。
害虫を退治してお米が豊作になる。
豊作になって実ったお米を詰めれば俵になる。
俵は小判になる・・・そこまでは言いすぎだけど。
えー名前を付けてもらったハチさんの繭の柄が気にいった。
お米につく害虫を食べるというがこれは桜の木の枝にぶら下がっていたのだが、こんなに小さなホウネンタワラアメバチのマユを見つける子供ってすごい。
公園には高い樹もある。
逞しい姿のメタセコイアだ。
昼ごろに到着する予定である「矢田山遊びの森」にヌマスギ(互生葉)のほうはもっとでかい。
メタセコイアは秋の葉(対生葉)の色が美しく、落葉性の針葉樹として知られている。
(H23.11.26 EOS40D撮影)
今年こそは余裕ができるかと思っていたが所用も重なることが多くストレスも溜まるいっぽうだ。
忙しいときにこそ余裕をもたなくちゃと思うのだがままならない日々に追いまくれている。
多忙の谷間の日になった今日は久しぶりの参加となった観察会。
数えてみればまだ4回目だ。
11月の観察会としては平成19年以来の参加になる。
晴天に恵まれて木漏れ日に暖かさを感じる。
保護者会も忙しいのでしょうか、子供が8人で付き添いの親は9人だった。
スタッフ10人とともにスタートした。
紅葉の季節は色とりどり。
東明寺の紅葉を目指して矢田丘陵を観察していく。
まずは民俗博物公園へ出かけてみよう。
落葉となっているこの時期の公園内は葉っぱがたくさん落ちている。
絨毯のように広がった葉っぱ。
しわがれた葉ばかりの景観だ。
一般的には掃除したらいいのにと思う様相である。
そんな状況の葉っぱに関心を寄せるどおりがない。と、思っていたのは大間違い。
落葉した葉が観察対象になるなんて思い知らされる。
落ちていた葉を取り上げて「枝葉ごと落葉するのがオトシ(落枝)というのです」と解説される先生方。
上から落とせばクルクル回りながら落下する葉もある。
風に煽られて飛んでいく。
飛ぶというよりもヒラヒラ感だ。
葉っぱは風に乗って遠くまで散らかっていく。
散らかって子孫を遠くまで運ぶ。
そういう形態を学ぶ。
自然とはそういう技が隠されていたのである。
風を応用した遊びがある。
花が咲き終わったヒガンバナ。
その葉を十字折りして手裏剣の形にする。
風に向かって走っていけばクルクル回る。
まさに風と戯れるのだ。
子供にとっては遊びから学ぶに入っていく。
立ち並ぶ樹木がある。
その一本の木にアリマキの巣があったがアリマキの姿は見えない。
アリマキを漢字で充てると「蟻牧」なのですと先生はいう。
なんで牧場の牧なの、とクエッション。
実はアリマキを食べるのが蟻なのですと、続けて話されたのが「蟻は食料にするために囲っている」。
アリマキを確保しているから牧場なのであるという。
蟻の牧場から「アリマキ(蟻牧)」。
へぇーそうなの。
実際はアリマキを食べるのではなく、アリマキ(アブラムシ)の尻から出てくる分泌物の甘い汁が蟻の好みだそうだ。
アリとアリマキの共生関係はクヌギやコナラの樹に群がって活動しているそうだ。
その樹木の間を飛び交うメジロやシジュウカラ。
落葉した枝垂れ桜の木にもやってきた。
葉っぱがなければ枝ばかり。
そんな姿になれば葉に隠れていた繭が見つかる。
さぁて、どこにあるのでしょうか。
見つかったですかー。
ウスタビガの繭は緑色。
上に蓋があるからそこから出るというが空っぽだった。
繭の形状は実に多彩である。
その一つが見つかった。
ホウネンタワラアメバチの繭だ。
ホウネンタワラアメバチの仲間はヒメバチの仲間。
上下に縞があるというが実に小さい繭である。
ホウネンの名は漢字でいえば「豊年」。
タワラは「俵」だ。
稲を食害する害虫がいる。
その幼虫に寄生するのがホウネンタワラアメバチ。
害虫を退治してお米が豊作になる。
豊作になって実ったお米を詰めれば俵になる。
俵は小判になる・・・そこまでは言いすぎだけど。
えー名前を付けてもらったハチさんの繭の柄が気にいった。
お米につく害虫を食べるというがこれは桜の木の枝にぶら下がっていたのだが、こんなに小さなホウネンタワラアメバチのマユを見つける子供ってすごい。
公園には高い樹もある。
逞しい姿のメタセコイアだ。
昼ごろに到着する予定である「矢田山遊びの森」にヌマスギ(互生葉)のほうはもっとでかい。
メタセコイアは秋の葉(対生葉)の色が美しく、落葉性の針葉樹として知られている。
(H23.11.26 EOS40D撮影)