マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大和川の伝説

2012年01月17日 09時07分10秒 | 民俗あれこれ
大和川の伝説を調べている。

それは雨乞いである。

廣瀬神社の砂かけ祭はまさしくその様相を表している。

川といえば大雨や洪水で氾濫したとか、それによって土地が沈下、枕水したとか。

災害が祭り神事になったものがどれほどあるのか。

洪水の痕が市史に残されている。

それを調べてはみるものの、関係する祭りは素人では判らないが、先人たちが残した誌料はある。

洪水によって疫病が発生し、それから退散を願って祭りをしていたのでは、と考えられる。

謂れがあるかどうか判らないが、判る範囲内で調査にあたっているので協力してほしいということだ。

そういえば洪水によって町がごっそり移転した事例がある。

大和郡山市の池之内町がそうである。

満願寺町もそうだった富雄川の氾濫。

小泉町の市場の人が行っている九頭神祭もそうではないだろうか。

町が移った前のことも調べなければならない。

それは小字に名が残されている可能性もある。

専門に調べる人もいるそうだ。

大和川流域だけが調査対象ではあるが、支流をも含めれば調査日数は相当かかるものと思われる。

画像は平成23年1月3日に撮影した池之内町の八幡神社。

この年、境内は奇麗にされて石畳参道にされた。

(H23.12.13 記)