電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

Kindle PaperWhite を注文する

2020年07月31日 06時01分44秒 | コンピュータ
過日、思い立って某密林に接続し、Kindle PaperWhite を注文しました。言わずとしれた電子本リーダーです。実は、関東在住だった若い頃に職場でご縁のあった某さんから退職祝いにと Amazon ギフトカードをいただいており、何を買わせてもらおうかと楽しく心づもりをしていたのでしたが、今になってしまったものです。ePUB 形式のファイルを閲覧するのに便利ということで、ふらりと心が揺れました。

考えてみれば、昨年、退職を機にこの「電網郊外散歩道」の過去記事をePUB 形式で編集し、時系列で読めるようにしたいとアイデアを温めていたのでしたが、試みは半ばで中断しております。まずは、「週末農業・定年農業編」をまとめて見たいとの構想です。自分で書いた記事を自分で編集して自分で読む。なんとまあ、無駄な努力と思わないでもないのですが、定年を機に農業をやってみようかという方々には参考になる面もあるのかも。

Kindle PaperWhite、近日到着予定。
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水田の保水・排水能力と果樹園の場合

2020年07月30日 06時01分36秒 | 季節と行事
集中豪雨による増水で氾濫危険水位を超えても、なんとか持ちこたえることができた当地の堤防のおかげで、田んぼも濁流に洗われずに済んだようです。ウソのように水が引いて、一面の緑が風にそよぐさまを見るとき、稲作農家の安堵の気持ちが伝わるようです。丈夫な堤防と広大な遊水地とで守られた田んぼの保水力は、豪雨の時には強力な緩衝地帯・バッファとして作用しますし、河川の水位が下がればたちまち田んぼの水位も下がる排水能力は、縦横に張り巡らされた農業用水路ネットワークの威力を示すものでしょう。

一方で、お米が余っているからと転作を強制され、水田を果樹園に転用したケースでは、大きく明暗が分かれているようです。これは、大きくは転作果樹園の位置条件、すなわち低い土地なのか比較的高い土地なのかによるわけですが、それにしても水害の様子はまるで違います。



写真のように、堤防のない小さな河川に隣接するような低い土地に苗木を植えた果樹園では、しばしば水害を受けやすく、ある程度の日数、水をかぶってしまうと根が呼吸できずに根腐れをおこしてしまい、やがて樹全体が枯れてしまいます。これは位置的な条件であって、農家個人の努力ではどうしようもありません。





これに対し、わが家の果樹園の場合、代々の専業農家だった祖父・亡父の代に、桑畑だった土地に井戸を掘り、一度は開田して稲作を行い、その後に転作を余儀なくされた時代には経費をかけて再び客土をして、地面を高くしてから苗木を植えています。また、周囲には排水路を掘っています。したがって、周辺の田んぼよりもだいぶ畑の地面が高いのです。雨水は田んぼの水路に流れ、果樹園が水浸しになる時間は、その日・その時だけとなります。



果樹園は水はけが要です。このあたりは、戦前の農学校で専門教育を受けた専業農家の設計と覚悟の違いもあるのかもしれません。二箇所あるわが家の園地のうち、自宅から少し離れたところにあるサクランボと桃、リンゴ等の園地は、全く水に浸かった様子がなく、大丈夫なようです。




もう一つ、自宅裏のサクランボ、桃、プルーン、スモモ、梅、柿等の果樹園では、傾斜地の一番低い部分が少し水に浸かりましたが、大部分は大丈夫だったようです。こうした経験をするうちに、祖父と亡父は偉かったと、しぜんに頭が下がります。これで梅雨は終わりで、夏の日差しがどっと照りつけるのでしょうか。

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大雨で河川の増水が続く

2020年07月29日 06時02分01秒 | 季節と行事
降り続く豪雨で、河川の増水が続いています。すでに最上川中流域のいくつかの箇所で洪水が発生しており、今後上流からの流入でさらに水位が上昇すると予想され、予断を許さない状態です。昨夜は当地でも避難勧告が出されており、一部の地域ではすでに避難が始まっておりました。わが家は避難には至らず。今後しだいに情報が入ってくると思いますが、さて周囲の状況はどうなっているのだろうか。

  • 最上川中流域でも下流域に近い大石田町横山で氾濫が発生しました。この地点は過去に何度も氾濫が発生しており、堤防が強化されて50年ほど氾濫が起こっていなかったのですが、再び氾濫が起こったことに驚いています。
  • また、同じく大蔵村でも氾濫が発生しているようですが、詳細は不明。
  • 最上川中流域、河北町の下野排水機場のライブカメラ映像を見る限り、氾濫危険水位を超えていますが、まだ氾濫には至っていません。水位は下降中とあり、どうやら中流域でも下流域に近い方に移行中のようです。
  • 最上川に流入する河川のうち最大の水量を持つ寒河江川については、寒河江橋付近で氾濫注意水位よりも2mほど低いようで、大丈夫のようです。

当地の地方紙・山形新聞は、朝の4時、普通に配達されました。ありがたいことです。



写真は通勤の帰路に撮影したもので、低地の果樹園が水に浸かっており、中小河川には濁流が流れています。わが家の果樹園がどうなっているか、これから確認する必要があります。

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老母、虫さされが悪化し救急外来に

2020年07月28日 06時01分46秒 | 健康
年をとると、たかが虫さされとは言えなくなることがあります。この四連休中の出来事です。
元気で畑仕事を楽しんでいた老母(92歳)、長靴の中なのにふくらはぎのところを虫に刺されたのだそうで、かゆくて仕方がないので「ムヒ』を付けたのだそうです。翌日、なんだか腫れてきたので化膿を疑い、近所の皮膚科を受診して化膿どめと塗り薬と湿布をもらって来たのだそうな。翌朝は土曜日でしたが、もう円形に紫色に腫れ上がってしまい、再診の皮膚科では「こうなると外科の領域」と、近くの外科医院に紹介状を書いてくれました。で、受診した外科医院では予約なしにすぐに診てくれて、切開。すると、化膿ではなく内部で血液が固まって腫れていたことが判明し、凝血を除去し、圧迫止血で対応します。この後、帰宅して寝ていたようですが、夜中になっても出血が止まらないらしく、朝方にはなんだかぼーっとして足の周囲が血に染まった状態でした。日曜ですが、すぐに外科医院に連絡したところ、連絡はついたものの、あいにく先生は出かけていて不在とのこと。状況から、救急外来へ連絡するようにアドバイスを受けました。そこで、毎度お世話になる病院の救急外来に連れていき、応急処置で電気メスで出血部位を焼いて強制的に止血、そして点滴。こんどは大丈夫そうです。



今回は、何が教訓なのだろう?

  1. 3年前に経カテーテル大動脈弁置換術(いわゆるTAVI)をやっており、「血液サラサラの薬(ワーファリン)」を服用していることは伝えている。
  2. 移動の際は車椅子を使い、足に無理がかかる歩行距離はごくわずかしかないが、夜中にトイレに起きた時は歩かざるを得なかった。ワーファリン使用者の圧迫止血ではポータブルトイレを置くべきだったか。
  3. 虫さされ時の対処。今回は刺された虫が不明。タオルにお湯を湿らせ、熱いタオルで患部を覆うことで毒素を不活化する対応のほうが良かったのか。量のコントロールが難しいと言われるワーファリン使用者でも「虫さされ=ムヒ」という発想に問題はないか。


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香月美夜『本好きの下剋上』第5部「女神の化身II」を読む

2020年07月27日 06時01分05秒 | -香月美夜
「いい年をして、何を血迷ったかライトノベルなど」とは言いながら、面白いものはおもしろいのです(^o^)/
香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身II]を読みました。先月10日に予約購入し、すぐにパラパラと読んではいたものの、サクランボ収穫作業の多忙に後回しとなり、このほどようやく再読了したところです。

プロローグは、アーレンスバッハにおけるフェルディナンドの日常から。エーレンフェストより南に位置するアーレンスバッハは、冬とは言えだいぶ暖かいようで、全体的にルーズな印象です。フェルディナンドの思惑はローゼマインをいかに地下書庫から遠ざけるかですが、無理なんじゃないかな(^o^)/

この巻からは、クラッセンブルグの姫エグランティーヌのハートを射止めた第二王子アナスタージウスだけでなく、第一王子ジギスヴァルトも登場します。丁寧な物腰・言葉遣いだけれど長男らしい傲慢さがあるという設定のようです。で、予想どおり図書館の地下書庫にローゼマインも入れることになり、いろいろと貴重な資料に接し、知識を仕入れることになります。ここでは、協力者としてダンケルフェルガーのハンネローレの存在が不可欠です。そのダンケルフェルガーとの共同研究は、互いの儀式を見せ合うことが条件でしたが、体育会系領地のようなダンケルゲルガーの儀式は、やはりディッター絡みでした(^o^)/

知的な研究が盛んな大領地ドレヴァンヒェルとの共同研究は魔木から作る紙がテーマで、同じくアーレンスバッハのライムントとの研究は魔術具の省力化がテーマです。ダンケルフェルガーとの共同研究のためにエーレンフェストが見せることになった儀式とは、奉納式でした。これが実に何と言うか、トラオクヴァール王をはじめ王族が勢揃いする一大イベントとなってしまい、ローゼマインの価値は誰の目にもあきらかとなりますので、ダンケルフェルガーに取り込みたい領主候補生レスティラウトは嫁取りディッターを敢行します(^o^)/



いやはや、破天荒なストーリーに思わず夢中になってしまいます。一度はWEB版(*1)で読了しているのですが、書籍版で描き下ろしで追加された他者視点のサイドストーリーが興味深く、たしかに紙の本のメリットがあるなあと納得です。

(*1):本好きの下剋上〜WEB版はすでに完結済み

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山形交響楽団ベートーヴェン・スペシャル(2)で第2番と第8番を聴く

2020年07月26日 06時01分30秒 | -オーケストラ
新型コロナウィルス禍の影響で、ほんとに久しぶりの演奏会は、新しいホール「やまぎん県民ホール」で山形交響楽団のベートーヴェンでした。もう楽しみで楽しみで、開場よりも前に到着してしまいましたが、駐車場はまだガラガラで、余裕を持って出口のすぐ近くに駐車できました(^o^)/
入場前に検温があり、発熱がないことを確かめます。




中央の階段を上がってホール入口に到着したところでちょうど開場の時刻となり、ほぼ一番乗りで入場しました。初めての2000席のホールに感激して写真を撮ろうと思ったら、スタッフに制止されました。なんでも、ホールの契約上か、それともライブ配信の契約上なのか、演奏中の撮影は無論ですが、開演前のホール内の撮影も禁止なのだとか。うーむ、何だかなあ。「禁止の法的根拠は何か」などと難しいことは言いませんが、何かと不自由な世の中になっちまったなあ。仕方がないので、裁判傍聴スタイル(^o^;)で手書きのイラストでステージ上のおおまかな配置を記録。



しばらくぶりの演奏会の座席は、1階席のほぼ中央より少し左手の位置です。1つおきに空席を設けて social distance を確保しようということのようで、経営上は非効率ですが、むしろ荷物を置いたりできて、かえって便利な面もあるのかも(^o^)/
三々五々、お客さんが集まり始めると、なんとなくいつもの温かい演奏会の雰囲気が戻り始めます。曲目は、

  1. L.v.ベートーヴェン 交響曲第2番 ニ長調 Op.36
  2. L.v.ベートーヴェン 交響曲第8番 へ長調 Op.93
      指揮:阪 哲朗、山形交響楽団

楽器配置は、細かいところはよく確認できませんでしたが、ステージ左から第1ヴァイオリン(8)、チェロ(6)、ヴィオラ(5?or6?)、第2ヴァイオリン(7)、左手奥にコントラバス(3)の 8-7-6?-6-3 の対向配置、中央奥にひな壇があり、上に フルート(2)とオーボエ(2)、その奥に クラリネット(2)とファゴットFg(2)、最奥部に ホルン(2)とトランペット(2)、右奥にティンパニという形のようです。山響の特色であるホルン、トランペットはバルブのないナチュラルタイプで、ティンパニはバロック・ティンパニを使用し、作曲当時の楽器の響きに近づけようとしています。奏者間の間隔がかなり広く取ってあり、互いの音を聴きあうには実際上どうなのかは不明ですが、このあたりも感染対策を意識したものなのでしょう。

演奏は、阪哲朗さんの指揮ぶりに違わず、柔軟で優美な面と、8番の第2楽章のように速めのテンポで快活にすすめる面とありましたが、演奏する皆さんが今まさに感じられているかのように、明るく幸福な音楽となりました。個人的には、第8番ってこんなにステキないい曲だったっけ? とあらためて再発見できました。



気づいたこと。座席が、前の席に座る人たちの肩越しにステージが見えるように、少しずつずらして配置されています。碁盤の目のような配置ではありません。これはありがたい。しかも、シートが実に良いですね。お尻が痛くなる旧県民会館のシートを知っているだけに、このシートだけでも高評価です。



また、ベーカリー・カフェと土産物店があり、食パンが美味しいのだとか、ちょっとした買い物にも便利なようです。次回が待たれます。配布物の中には、何やら秋にプッチーニの「トゥーランドット」が予定されているという情報もありました。うーむ、それは魅力的!



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山響ベートーヴェン・シリーズに行きます。

2020年07月25日 06時01分55秒 | -オーケストラ
新型コロナウィルス禍と先日来の風邪のおかげで、すっかり演奏会から遠ざかり、生演奏はインターネットのライブ配信だけが頼りの生活になっていますが、オーケストラのほうも再開に向けて手探りで様々な試みをしているようです。本日も、16時からやまぎん県民ホールで限定600席にて演奏会を開催の予定とのこと、山響から連絡があり、風邪のほうもほぼ大丈夫になりましたので、行くことにしました。曲目は、「やまぎん県民ホール×山響 ベートーヴェン交響曲スペシャル(第2回)」とのことで、

  1. ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36
  2. ベートーヴェン/交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
      指揮:阪 哲朗、山形交響楽団

という偶数番の曲です。

また、例によって「カーテンコール」でライブ配信も行われるようです。16時開演ですので、その少し前からプレトークがあるはず。よろしければ、どうぞ。配信URLは、ここ です。
https://curtaincall.media/yamakyo.html



この連休中に済ませた農作業メモ。

  • 自宅裏ともう一つのサクランボ果樹園の草刈り、収穫後の施肥


  • 桃、リンゴの摘果

  • 水田に隣接するサトイモ畑周辺の草刈り

あとは、この休み中にサクランボ、桃、リンゴの防除を行う予定。

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オーマンディ/フィラデルフィア管でヴィヴァルディ「四季」より「夏」を聴く

2020年07月24日 06時02分38秒 | -協奏曲
まだ梅雨明け宣言はないけれど、蒸し暑さは確かに「夏」です。こういうときの音楽は、例えばヴィヴァルディ「四季」より「夏」のように、あまり長大でなくさらりと聴けるものがありがたい。

ヴィヴァルディの曲は、ほとんど古楽の影響を受けたスタイルの演奏に慣れてしまい、活力ある弾むようなリズムの心地よさを楽しんでいますが、ときに昔ながらの大オーケストラの豪華な響きに浸りたいと思うこともあります。このあたりは、主義主張の少ない素人音楽愛好家の融通無碍なところで(^o^)/

そんなときに選ぶことが多いのは、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏(*1)です。基本的に昔ながらのスタイルとはいいながら、あまりしんねりむっつりではないし、明るく華やかで親しみやすいものですので、聴いていて幸せな気分になれます。今はパブリック・ドメインになりましたが、昔ながらのステレオ装置でこの豪華な響きを流すとき、部屋中に広がるオーケストラサウンドに満足、満足(^o^)/


ネットを探してみたら、全曲が一括公開されていました。"Summer" は 11:27 あたりから。
Vivaldi: The 4 Seasons, Brusilow & Ormandy (1960) ヴィヴァルディ 四季 ブルシロウ&オーマンディ


ネット上にあった、今風に緩急の対比を大きく取った演奏を。少し新しいもの、とはいっても2009年ですから今から11年も前のものではありますが。
Antonio Vivaldi - "Summer" from four seasons


もう一つ、2016年、ポーランドのグダニスクにある音楽学校のオーケストラがワルシャワで開いた演奏会から(Stanisław Moniuszko School of Music Orchestra in Bielsko Biała, Poland. La Folle Journee de Varsovie, recorded at Polish National Opera House in Warsaw, 27 september 2016)
Antonio Vivaldi - "Summer" Violin Concerto No. 2 in G minor, Four Seasons, Ospedale della Pietà


(*1):オーマンディとフィラデルフィア管でヴィヴァルディの「四季」から「春」を聴く〜「電網郊外散歩道」2015年3月
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「要替芯」のボールペンを一括交換する方法

2020年07月23日 06時03分19秒 | 手帳文具書斎
いろいろな種類のボールペンを使い、しかも使い捨てではなく替芯愛用の場合、いちいちその都度購入するのではなく、まとめて一括購入・交換することが多いでしょう。使っているボールペンのうち、どれが「要替芯」なのかを一目瞭然とするには、こんな方法があります。




要するに、郵便物として届いた封筒を適当な長さにカットし、段差を付けて内側に折り返し、これに替え芯が必要になったボールペンをまとめていれておくのです。あとは、ネットで替え芯の品番などを調べ、文具専門店等で購入する、という流れです。それが面倒ならば直接文具店に持ち込んで「これらの替え芯をください」と言う方が簡単かもしれません。



ゼブラのSARASA用替え芯は、パイロットの往年の製品 G-knock にぴったり適合しました。こういう「発見」や「確認」は、地味に嬉しい(^o^)/

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七転八倒する便秘の苦しさ

2020年07月22日 06時02分56秒 | 健康
ごく多忙だった若い頃、便意をもよおしたときにすぐにトイレに行けば良いものを、忙しさについ我慢してしまうと、よく便秘になりました。こうなると大変です。七転八倒、息も絶え絶え、このときばかりは後悔して「すぐにトイレに行くこと」を決意するのですが、「喉元すぎれば熱さを忘れる」のようで、同じ失敗を繰り返すことになりました。それも、何度も(^o^)/

先日、ほんとに久しぶりにやらかしました。たまたま忙しかったものだから、朝のコーヒーもトイレに行くのも省略してしまったら、テキメンでした。数日、うんともすんとも言わない。あいにくヨーグルトも切らしていると言うし、ついに皆が寝静まった夜中に七転八倒。おそらく定年退職後はじめてではなかろうか。それだけ今のフルタイムの勤務は負担がかかっているということでしょう。時間の制約のないアホ猫のような生活ならば、のんびりと閑雲野猫の心境でいられるのでしょうが。



またヨーグルトを確保しておかなければ。完熟スモモもなくなったので、妻が作ってくれたスモモ・ジャムのヨーグルトがいいかな。少し調子が良くなると、すぐに食べる算段を始めます(^o^)/

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行きつけの文具店で老母のボールペン替え芯等を購入

2020年07月21日 06時01分18秒 | 手帳文具書斎
過日、混雑する耳鼻科の待ち時間が2時間近くありましたので、行きつけの文具店まで足を伸ばし、頼まれていた老母(93歳)のボールペンの替え芯等を購入して来ました。

  • 三菱 Signo307 替え芯 UMR-87E 黒、0.7mm
  • ゼブラ SARASA 替え芯 JF-07 黒、0.7mm
  • ぺんてる エナージェル 替え芯 XLR10-C 黒、1.0mm
  • 作業小屋専用セロテープ(小)
  • 私信用封筒、他



このうち、老母が長年続けている日記帳(*1,2)に愛用の三菱シグノ307(0.7mm黒)には新しい替え芯を入れて、ほかにもう一本、ゼブラのサラサ0.7mmブルーブラックをあげました。老母の感覚では、ボールペンはインクを使い切ったら捨てるもので、替え芯などは字が小さくて調べられないし、だいいち文具店に行く足(交通手段)がない。文具趣味の息子に命じるのがベストなのでしょう。どうやらこの分野は嫁(妻)に頼むのではないのですね(^o^)/

(*1):老母もうすぐ93歳、来年の日記帳を購入する〜「電網郊外散歩道」2019年12月
(*2):老母、新しい日記帳を購入する〜「電網郊外散歩道」2018年12月

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左眼の違和感は解消、風邪もなんとか悪化せず回復の方向へ

2020年07月20日 06時02分11秒 | 健康
桃の摘果作業中にゴミが入ってゴロゴロ違和感があり、眼科で「黒目に傷がついている」と診断された左眼ですが、点眼薬のおかげか、このところ違和感はなくなり、視力も変わらず、まずは良かったと安心したところです。

加えて、休日におとなしく寝ていたおかげで、風邪の方もなんとか悪化せずに回復の方向へ移行中。まだ全快癒とまではいきませんが、喉の痛みも少しずつおさまってきています。本当は念のためもう一日ゆっくり休めると良いのだけれど、ここがカレンダーにしばられる勤め人の辛いところで、昔、何度も経験したジレンマです。

風邪を引いたらおとなしく寝ていれば良いとはいうものの、昼間っから寝ている生活はやっぱり退屈です。ぼんやりラジオを聴いていても、日曜朝の「音楽の泉」でベートーヴェンの交響曲第1番等を聴いた後、NHK-FMでアルバン・ベルク弦楽四重奏団のハイドン「皇帝」などは風邪ひきにはちょうどよい音楽でしたが、何時間も聴き続けるのは辛い。枕元の書棚から香月美夜著『本好きの下克上』の既刊を取り上げて読み始め、適当なところでしおりを挟んで中断。少しだけうとうとしますが、やっぱり昼間っから寝ている生活には、どうも今ひとつ馴染めません。



妻が「閑雲野鶴」という四字熟語を知っているか、と訊くので、「知らない」と応じたら、説明してくれました。「空にのんびりと浮かぶ雲の下、一羽の鶴がゆうゆうとたたずんでいるところを眺めている心境」なのだそうで、要するに「のんびり悠々自適」のようなものか。わが家では、さしずめ裏の畑で遊ぶ「閑雲野猫」といったところでしょう(^o^)/
ほんとに、アホ猫と遊ぶ、そういう生活がしたいものです(^o^)/

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風邪を引いたようで、鼻水から喉の痛み、咳へ移行中

2020年07月19日 06時05分09秒 | 健康
先週の前半、梅雨寒のお天気にかかわらず、上着もなしで半袖で出勤したのがたたったようで、風邪を引きました。水曜日に鼻水が出て、発熱はないがどうやら風邪を引いたらしいと判断、仕事が前半の重要な段階でしたので、小青竜湯で症状を抑え、なんとか土曜日までもたせることができました。ところが、金曜夜から喉の痛みが出てきましたので、悪化する場合のいつものパターン、「鼻水→鼻詰まり→喉の痛み→咳→長引く」可能性(*1)が出てきました。これはまずい。さっそく土曜日に耳鼻咽喉科に行き症状を説明したら、新型コロナの判断はなく、普通に「柴胡桂枝湯」と「テオドール」と「アスベリン」を処方してもらいました。どうやら、「おとなしく寝ていろ」ということのよう(*2)です。

うーむ、昨年は退職して時間が自由になったので、具合が悪くなれば休み、元気になれば農作業をする、という生活でしたが、助っ人を頼まれてフルタイムの勤務というのは、やっぱりこういう形で無理がかかってしまうのでしょう。仕方がない、今夜の山形弦楽四重奏団の定期演奏会は、お休みといたします。無理に行っても、自分の咳が気になって音楽を楽しめる状況ではなさそうです。残念。

(*1):風邪を引いて寝込む〜「電網郊外散歩道」2019年10月
(*2):近年の風邪による月別通院頻度を調べると〜「電網郊外散歩道」2018年5月

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猫町「すべての箱も文房具である」に笑いながら、「たしかに!」と思う

2020年07月18日 06時01分22秒 | ブログ運営
以前、一・二度コメントしたことがある文具系ブログ「無罫フォント」の記事「すべての箱も文房具である」(*1)には、思わずニヤリと笑いながら、「たしかに!そういう面があるなあ」と納得(^o^)/

私もいくつかの「お気に入りの紙箱」を机の引き出しの仕切りや小物文具の仕分け保存などに使っています。一番のポイントは、「絶妙のサイズ感」。まるで誂えたようにフィットする箱が、たまにあるのです。しかも紙製(^o^)/

それにしても、「すべての箱も文房具である」と言い切るとは! その若さと勇気が、少しだけ呆れながら、うらやましくもあります(^o^)/

(*1):「すべての箱も文房具である。」〜「無罫フォント」より

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セル/クリーヴランド管でドビュッシー「海」を聴く

2020年07月17日 06時01分44秒 | -オーケストラ
いつもお世話になっている「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」で、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団によるドビュッシー「海」が公開されていました(*1)。1963年のステレオ録音の方です。このコンビによるドビュッシー「海」は、1957年の、例の「ルガーノ・ライブ」での演奏を持っています。ただし、残念ながらモノラル録音ですので、さほど熱心に聴いたわけではなく、もっぱらポール・パレーとデトロイト交響楽団の演奏をCDで聴いている方でした。

できればステレオ録音で聴いてみたいと願っていましたが、願っていれば叶うこともあるようで、いたって良好な形で聴くことができます。さっそくダウンロードして聴きましたが、いや〜、ハマりそうです。季節的にも、ドビュッシーの音楽がちょうどよろしい。クリアで精緻で、しかも充分に熱さもある。近代フランス音楽のカタログがあるとしたら、おそらくはじめのほうのショウピースの一つを任されるような存在でしょう。


  (「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」より拝借。オリジナルはこんなジャケットだったのか。)

ところで、この演奏のLPやCDを今まで入手せずに来てしまったのはなぜか? それは、おそらく1970年のCBSソニー・レコードカタログに掲載されていなかったためであろうと思われます。ちょうどこの頃、ブーレーズの「海」が強力プッシュされていた最中でしたので、競合を避けるための販売政策上の都合だったのかもしれません。



(*1):ドビュッシー:三つの交響的スケッチ「海」〜「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label〜」より

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