電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

桃の摘果をしていて気づいたこと〜今年は双子果が多いようだ

2024年05月15日 06時00分55秒 | 週末農業・定年農業
雨が上がって、良いお天気になった昨日は、午前午後ともに桃「川中島白桃」の摘果を実施しました。進み具合はまだ1〜2割といったところですが、ふと気づいてしまいました。なんだか今年はやけに双子果が多いのではなかろうか?




原因はおそらく昨夏の酷暑による高温で桃もバテてしまい、細胞分裂でちょいとミステイクが起こってしまったのでしょう。このくらいの大きさだと、まだハート形で可愛いという反応も理解できますが、いざこれが大きくなると、ちょいとブサイク、不格好です。徹底的に摘果してしまいましょう。

ではサクランボのほうはどうだろう?と調べてみると、やっぱり南側の日当たりの良い(良すぎる)場所のサクランボに双子果が目立ちます。明らかに昨夏の高温障害のようです。ただし、春先の遅霜の害は主力の「佐藤錦」のほうはあまり顕著ではなく、「紅秀峰」はだいぶ影響を受けている模様で、着果率ががたんと低くなっているようです。

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今度こそ本当に恵みの雨か

2024年05月14日 06時00分55秒 | 週末農業・定年農業
4月9日に40mm以上のまとまった降雨があって以降、5月7日の降雨量は結果的にわずかに数mmだったようで、一息ついただけの状況でした。昨日、13日の雨は約30mmと久々にまとまった降雨量となり、田んぼはもちろん、野菜畑にも果樹園にとっても文字通りの「恵みの雨」となりました。ジャガイモの緑もだいぶ育ってきたようで、そろそろ芽かきの頃合いかと思います。



こちらはサトイモの区画。マルチ栽培としていますが、順調な生育のようです。奥にカボチャの苗を植えていますが、こちらも雨を喜んでいるようです。



ただし、雨が降れば川中島白桃の摘果作業が停滞するのはやむを得ません。サクランボの収穫時期まで、雨の合間を見計らって摘果作業を進めます。とにかく今の時期に一通り摘果しておかないと、小玉の桃ばかりが鈴なりにぶら下がる結果となりますので、ここは頑張りどころです。



農作業のお供はAMのポケットラジオか、USBメモリに収めた MP3 音楽ファイルを再生する某中華ラジオ、それにお茶またはコーヒーです。収穫の秋であれば、もぎたての桃やリンゴなどを食べながらの作業ができるのですが、あいにく今は仕込みの段階(^o^)/

YouTube から、作曲家ヨセフ・スークの「リンゴの木の下で」。
Josef Suk : Under the Apple-Tree, selections from the incidental music Op. 20 (1900-01 rev. 1911-12)


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サクランボ果樹園の草刈り〜ビフォー・アフター

2024年05月11日 06時00分09秒 | 週末農業・定年農業
5月も中旬に入り、乗用草刈機できれいにしたはずの園地が、およそ1ヶ月後には再び草ボウボウになっています。さすがに梅雨時のような激しさではありませんが、このままでは「川中島白桃」やリンゴ「紅つがる」「紅将軍」の摘果にも防除作業にも支障をきたします。野菜畑の作業がほぼ一段落したのを機に、サクランボ果樹園の草刈りを実施しました。まずは、ビフォー・アフターのうちビフォーの方の状況です。




乗用草刈機を乗り回し、きれいに刈り取った結果、アフターの方の状況は;




床屋に行った後のようにきれいになりました。これなら作業性がぐんと上がります。




サクランボも受粉結実したものとそうでないものとがハッキリわかるようになりました。



大きい実が受粉結実した実で、小さいものが未受粉のものです。未受粉のものは、やがてぽろりと落ちてしまいます。残った大きい実がさらに育って赤くなり、美味しいサクランボになります。ここしばらくは「川中島白桃」の摘果作業にかかりきりになりますが、今月末からはサクランボの早生種「紅さやか」の収穫に入り、6月中旬からは本命の「佐藤錦」の収穫シーズンとなります。6月下旬の梅雨による降雨期までに収穫を終えることができればいいなあと皮算用(^o^)/

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野菜畑にサトイモを植え付ける

2024年05月06日 06時00分58秒 | 週末農業・定年農業
5月5日の日曜・祝日(こどもの日)は、朝仕事で早朝からジャガイモの水やりとサトイモの畝立てをしました。朝食後は、妻と二人でサトイモの植え付けをします。まず黒マルチを張り、植える間隔を決定します。畝の長さは9mあり、苗は25本ありますので、2畝に12本と13本に分けて植え付けます。

900cm÷12本=75cm
900cm÷13本≒70cm



まず黒マルチを張り、その上にざっと苗を置いてみて、間隔を確かめます。幅3cm程度、長さ1間の長尺の板材に30cm間隔に目盛を打った手製の定規がありますので、これでおおよその間隔で苗を置いていきながら数えてみると、ちょうど良い具合です。




あとは、黒マルチの上から十字に切れ目を入れて穴を開け、移植ごてで土を掘り出し、水をたっぷりやった後に少量のアドマイヤーをパラパラと入れ、わずかに土をかぶせた上に苗を置いて周囲を土で埋めます。




全体を眺めると、芽を出したばかりのジャガイモと黒マルチの上にちょこんと顔を出すサトイモと、今はまだ可愛らしい状況です。これが一ヶ月もするとそれぞれ生育してすごい状態になるのですから、作物の力に驚きます。



あとは、たっぷり水をやり、午前中になんとか終了。妻と二人だと、やっぱり作業がはやいです。桃「川中島白桃」等の摘果のほうも気になりますが、今は野菜苗の植え付けを終えるほうが先でしょう。

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連休後半、どこへも行かずに畑仕事

2024年05月05日 06時00分06秒 | 週末農業・定年農業
大型連休の後半、連日の夏日で暑いです。日中は30℃の気温ですが、湿度が低く風があるために、意外に爽やかに感じます。当方、完全リタイア生活ですので、勤め人の時代とは違ってせっかくの休みだからどこかへ行こうという気は全く無し。どこへも行かずに畑仕事に精を出しました。昨日は、早朝から桃とリンゴの防除を実施しました。朝食後にはジャガイモを植えた野菜畑の残りを耕運機で耕します。草が芽を出し伸びるのを抑制しようという腹づもりです。



昨年、ジャガイモやサトイモ等を植えた区画は、堆肥もたっぷり入れていたせいか、土がさらさらで細かく、いかにも「耕土」という感じがします。これに対して、昨年まで休んでいた区画は、粘土質の土がごろごろで、いかにも「休耕田」という感じがします。このあたりは、畑全面を埋め尽くすほど野菜等を植えたら、こんどはそれを処分するのに困るというジレンマがあり、分割して区分ごとに輪作することで連作障害を避けるという対応でしのいでいるところです。




今年は、手前側を休み、奥の方にいろいろ植え付ける予定で、とりあえず草対策のために全面を耕運機で耕耘しました。見た目は点々と草が出始めたように見えますが、耕してみると土の中から顔を出すばかりとなった草の根や茎が続々と顔を出します。耕運機でかき回されて、30℃の熱射でカラカラに乾き、さすがの草もダウンすることでしょう。最大の草対策は「耕す」ことです。



ジャガイモは、ようやく芽が出揃ったところです。畝間を広く取りましたので、畝の間を耕運機で耕して草対策とし、さらにクワで細かい表面の草を削り取ります。これで、今月中旬の芽かき作業あたりまではなんとか大丈夫かな。あとは、サトイモ、サツマイモ、カボチャ等の植え付け作業の予定。汗とともにストレス発散、休憩時の冷たい水が美味しい。

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満開のサクランボ「佐藤錦」とシュガープルーンの花など

2024年04月26日 06時00分07秒 | 週末農業・定年農業
先日は、地域行事で司会進行を頼まれ、なんとか無事にお役目を果たすことが出来ました。参会者からは「安心感のある司会進行でした」とお褒めの言葉もいただき、まずは良かった良かった(^o^)/ 今朝は某公園の清掃ボランティアがあり、こちらも出かけなくてはいけません。寺の総会資料は印刷が出来上がり、ペットボトルのお茶の注文も終わっているし、えーと、あとは何があったかなあ?

そんなこんなで遅れている桃「あかつき」の摘花ですが、なんとか75%くらいまで進んだところです。少しの時間を見つけて、今回はこの太い枝を終えようという具合に根気よく進めております。「あかつき」は受粉結実の比率が高いので、摘花はやり過ぎと感じるくらいまで摘んでしまいます。実が育ち始めるとそれでも多すぎると感じますので、結果的にサクランボが終わった6月末の仕上げ摘果で少し減らすくらいでちょうどよいみたいです。これに対して、「川中島白桃」ほか晩生種「美晴白桃」等の場合は、確実に受粉結実するとは限らないので、花弁がみな風で吹き飛ばされ、子房がある程度の大きさに育ったところで、未受粉果を除き、さらに適度な間隔に間引き摘果していきます。「あかつき」の摘花が終われば、次はこの作業が待っています。

一方、果樹園の他の花も一斉に咲いており、例えば妻が植えたシュガープルーンも花盛りです。




サクランボ「佐藤錦」はまさに満開です。うまく結実してくれるといいなあ。



香り高いライラックの花も咲き始めました。果樹園の春は、今、花盛りです。





今日は、山形市の文翔館議場ホールで、山形弦楽四重奏団の第91回定期演奏会の予定。曲目は、

  • W.A.モーツァルト 弦楽五重奏曲第1番 変ロ長調 K.174
  • F.シューベルト 弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 D.32
  • W.A.モーツァルト弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 K.155(134a)
     山形弦楽四重奏団、ゲスト〜犬伏亜里(Vn)・田中知子(Va)

とのことです。モーツァルトの弦楽五重奏曲第1番が楽しみですが、それと同時にシューベルト、モーツァルトのごく若い時期の作品、弦楽四重奏曲第2番をナマで聴けるというのも貴重な機会。これを楽しみに、今日も頑張りましょう。くたびれて演奏会で寝てしまわないように、ほどよくペース配分を考えて、ですね。

YouTube より、モーツァルトの弦楽四重奏曲第2番、K.155、ハーゲン四重奏団の演奏。
Mozart : String Quartet No.2 in D major, K.155 / Hagen Quartett 1989


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サクランボの満開時とリンゴの開花前の防除が終わる

2024年04月24日 06時00分29秒 | 週末農業・定年農業
風邪と歯痛で足踏みをしましたが、サクランボの満開時の防除をようやく終えました。早朝4時に起きてホットミルクとパンで手早く腹ごしらえをし、すぐに出動。自宅裏の数本と離れたもう一つの園地(こちらが主力)のサクランボに動力噴霧機で丹念に散布します。枝が混んでいると花の部分に散布ムラができてしまいますが、適切に剪定してあればどの花にも抗菌剤「ファンタジスタ」の薬液がかかります。昨年まで動力噴霧機の余水弁の不調で噴霧圧が充分でなかったため、夏場のカイガラムシ防除の際に樹の高いところの枝まで届かず、ウメシロカイガラムシにやられて一部に葉がでない枝が見られます。特に老樹にその傾向が顕著です。亡父が植えてからすでに50年になるものが多いので、本当は樹も弱り、世代交代が必要なのでしょうが、今から若木を植えても私自身いつまでも管理できるわけではありません。今年の収穫状況を見て、弱った老樹は間引き伐採し、他の樹の日当たりを良くすることでサクランボ果樹園全体の寿命を維持することを考える必要がありそうです。

もう一つ、本数としては数本しかありませんが、リンゴ「紅つがる」と「紅将軍」の開花前の防除も併せて実施しました。リンゴの花は白いのですが、開花前のガク片が薄紫色をした可憐なもので、たいへん魅力的です。あとは、満開10日後の5月初旬まで防除作業はなし。野菜畑の植え付け準備をして、桃の摘花作業も「あかつき」から「川中島白桃」へ移行していきます。

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サクランボ「佐藤錦」はまだ満開ではないようだ〜満開日の重要性

2024年04月20日 06時00分43秒 | 週末農業・定年農業
我が家の果樹園では、ただいま桃「あかつき」の摘花作業の真っ最中。昨日の午後は風が冷たくて風邪を引きそうだったので、歯医者と耳鼻科を受診することにしました。おかげで進捗状況はようやく50%近くまで来たところです。



ところで、サクランボ「佐藤錦」の状況は? 早生種の「紅さやか」や晩生種なのに開花が早い「ナポレオン」等は4月14日前にもう咲き始めていましたが、「佐藤錦」は4月15日ころの開花となりました。ただいま、気温がやや高い自宅裏の果樹園では八分咲、もう一つ、自宅からは離れた園地は少し気温が低いために、六分咲といったところでしょうか。満開は22日ころと予想しています。なぜ満開日に注目するのかというと、この時期に灰星病等の防除のため「ファンタジスタ」(*1)等の抗菌剤を散布するのが最も重要な作業になるためで、日中はブンブン飛び交う訪花昆虫を保護するために、まだ訪花昆虫が飛ばない気温の低い夜明けころの時間帯に実施する必要があります。いわば、気合を入れて早起きし、薄暗いうちに動き出す必要がある、サクランボ関連農作業では最重要なヤマ場の一つ。

来週の月曜日、22日には、桃「あかつき」の摘花も中断して早朝決起、気合でサクランボの防除を行います。これを無事に終えると、少しホッとします。いやいや、この週末は山響の第316回定期演奏会の予定。井上道義さんの指揮でオール・モーツァルト・プログラム(*2)となっていますから、これをご褒美にして頑張りましょう。

(*1): ファンタジスタの特長〜病原菌の生育ステージとファンタジスタの阻害部位
(*2): 山形交響楽団第316回定期演奏会〜山響コンサート情報より

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植えて3年目の晩生種のモモが花盛り

2024年04月19日 06時00分35秒 | 週末農業・定年農業
自宅裏の果樹園、ただいま春の真っ盛り。サクランボがそろって咲き始め、プルーンも開花期に入りました。早生種のモモ「あかつき」の摘花作業を進めていますが、いまのところ25%程度の進捗状況です。午前中は穏やかな陽気でも午後からは風が出てきて、強い風が吹くと花びらが飛ばされていきます。

写真は、植えて3年目の晩生種の桃「美晴白桃」と「青空むすめ」の若木です。昨年までは樹の成長を優先させ、全部摘花して実らせなかったので、この若木を収穫するのは今年が初めてです。「美晴白桃」は以前植えた樹を収穫していますが、「青空むすめ」は植えたのも収穫も初めて。資料(*1)によれば晩生種でも遅い方の9月中〜下旬が収穫期とされています。そんな遅い時期にまだ桃が食べられるのはちょいと嬉しいかもしれません。


 (美晴白桃、2022年4月)

 (青空むすめ、2022年4月)

見た目では区別がつきませんが、「農作業メモ」に植えたときの記録がありますので品種は確定しています。でも、念のために品種名と植樹年を書いた木札を下げたほうが良いのかもしれません。両方とも花粉がごく少ない品種ですので、「あかつき」の花粉が頼りです。そのため、「あかつき」の摘花が終わってから、花弁が散って実がある程度の大きさになり、受粉の目安がつくようになってから摘花ではなく摘果をするようにしましょう。よって、しばらく花はこのままです(^o^)/



桜を詠んだ和歌はそれこそたくさんあるのでしょうが、桃の花を愛でて詠んだ歌と言うと、私はこれを思い出します。写真は少し前に筆ペンでいたずら書きしたものですが、万葉集より、大伴家持の歌;

春の苑 くれなゐにほふ桃の花 
  した照る道に 出で立つをとめ
            大伴家持 万葉集 巻十九

若い頃ならば恋人を想像したのでしょうが、古希を過ぎた今は高校生、大学生になった孫たちの年代をイメージします。若さがまさに春のイメージ。あと数年で、本格的に収穫できるようになるでしょうから、今は USB メモリに収めた mp3 形式の音楽ファイルをお供にせっせと摘花を進めましょう。昨日はサン=サーンスの交響曲第3番とブルックナーの交響曲第8番でした。曲が終わるまでやろうと決めると、単調な作業に飽きて投げ出すことも防げるのです(^o^)/

(*1): 青空むすめ:モモ(桃)〜果物ナビ

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ジャガイモの植え付け終わる

2024年04月17日 06時00分38秒 | 週末農業・定年農業
2019年に復活させた野菜畑に、ようやくジャガイモを植え付けました。今年は、

  • 男爵 3kg 2列
  • キタアカリ 3kg 2列
  • アンデスレッド 5kg 4列

の3種類を植え付けましたが、男爵とキタアカリは農協に予約していたもの、アンデスレッドは昨年の芋を種芋として一部を残しておいたもので、芽が出てきたものを植え付けました。幸いに今日は雨の予報ですので、水やりの心配はなさそうです。



野菜の中でもジャガイモは使い途が広く、収穫後よく乾かして保存すればかなりの期間もちます。そんなわけで、ネギ、玉ねぎ、里芋、ナス等とともに、毎年必ず栽培する品目の一つになっています。あとは、葉物野菜は月末に種苗を購入して植えるばかり。野菜の栽培もなかなかおもしろいものです。

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果樹園の春の始まり〜モモ、スモモ等の開花から

2024年04月14日 06時00分49秒 | 週末農業・定年農業
当地、山形県の村山盆地は、ただいま桜前線が急速に通過中です。どこを見ても桜、ニュースも錯乱、もとい、桜一色の状態です(^o^)/

当「電網郊外散歩道」は、主流の桜報道からはちょいと外れて、タイトル通りの郊外散歩、果樹園の春の様子をお届けしましょう。まずは、花盛りとなっているモモ「あかつき」から。



こちらは、8月初旬に収穫期を迎える品種で、当地では早生種に相当します。晩生種と比べると、開花もやや早いようです。では、晩生種「青空むすめ」はどんな開花の状況かというと、



こんな感じ。植えてから3年の若木ですが、ぽつりぽつり咲き始めたところ、でしょうか。

これに対して、花盛りなのがスモモです。剪定が間に合わず、咲かせ放題となってしまった大石早生がびっしりと花をつけています。



同じスモモでも、セイヨウスモモに相当するプルーンは、まだ芽が出たかどうかくらいの状態です。柿もまだまだ目立ちません。



サクランボも花芽が割れて白い花弁が見えるか見えないかくらいの状態。もう少し経つと、サクランボの開花が始まり、サクランボ果樹園も白い花でいっぱいになるでしょう。その頃には、プルーンも開花し、リンゴも薄紫のガク片の色気をチラリと見せながら、そっと咲き出します。



とりあえずは、我が家の果樹園の開花状況の前半部のレポートでした。

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復活させた野菜畑に今年は何を植えようか

2024年04月11日 06時00分41秒 | 週末農業・定年農業
父母が元気だった頃、休耕田に客土して畑にして、野菜を作っていた農地がありました。父が亡くなり母も衰えが目立つ頃、じゅうぶんに管理ができずに荒らしてしまっていたのを2019年に復活させ(*1)、その後なんとか維持してきています。昨年からは広すぎて耕運機で耕すのがしんどくなってきて、ご近所の農家のトラクターで耕してもらっています。今年もなんとか手配できて、数日前に耕したと連絡をもらいました。



やっぱりトラクターで耕耘したほうが深くまで耕せて良いみたいです。作業手順としてはすぐに苦土石灰を散布できればよかったのだけれど、あいにく地域の行事とかちあい、昨日になってようやく手があきました。一昨日の雨で畑に入るとズブズブで、とても中には入れません。仕方がないので、あぜ道から届く範囲で苦土石灰を散布。終わってから長靴で無理やり中央突破で、両側に散布。来週あたり、こんどは堆肥を入れる予定です。果樹園の仕事が一段落するまで待ちましたのでかなり遅くなってしまいましたが、野菜畑の土作りが終わったら、さて今年は何を植えようか。

  • ジャガイモ  男爵、キタアカリ、アンデスレッド
  • 里芋  どだれ
  • サツマイモ
  • カボチャ
  • 枝豆  湯上がりむすめ、秘伝豆
  • トウモロコシ

こんなところかな。連作を避けて別の場所に植えるには、ある程度の広さがあったほうが便利です。出荷もしていない自家用菜園としては広すぎる畑も、その点では意味があるかもしれません。

こうした記事を毎年のように記録しているおかげで、野菜畑の作業もブログが農事暦代わりになっています。写真付き、検索機能付きで、なかなか便利です。

(*1): 荒らしていた畑を復活させる〜「電網郊外散歩道」2019年5月

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好天に恵まれ、引き続き果樹園で農作業

2024年04月02日 06時00分58秒 | 週末農業・定年農業
昨日に続き好天に恵まれて、果樹園で農作業を続けています。過日、カイガラムシの防除は終わっていますので、サクランボ剪定枝の残りを焼却しつつ、自家用のリンゴを剪定。サクランボや桃とは異なり、こちらは出荷していないので、どうしても後回しになってしまいます。今ごろリンゴの剪定かとリンゴ栽培農家には笑われるところですが、正直言ってサクランボの本数が多すぎるので、なんとも仕方がありません。



しかし、暖かくなったら一気に草が伸び始めました。オオイヌノフグリやオドリコソウなどが中心ですが、密生して繁茂する様子はなかなか迫力があります。昨秋にどっさり入れた堆肥も効いているでしょうし、まだ果樹の葉が出ていないため光は当たり放題です。今こそおらが天下の意気込みでせっせと光合成をしていることでしょう(^o^)/



晴天続きで地面も固まり、長靴の必要はなくなりました。作業シューズで歩き回ると、足元がずいぶん軽く感じます。暑くもなく寒くもなく、今ごろからゴールデンウィーク前後までのお天気が一番気持ちがいい、農作業日和かもしれません。



妻はお出かけ中。私は一人で留守番で、お昼は軽くチャーハンととうが立った白菜を使ったコンソメスープ。食後にミカンを添えましたが、何というミカンなのか聞くのを忘れました(^o^)/

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剪定枝を片付けると見えてくるものがありまして…

2024年03月28日 06時00分10秒 | 週末農業・定年農業
昨日の水曜日は良いお天気になりました。雪降りの火曜日がちょうどよい休養日になったようで、午前・午後と元気に剪定枝集めの作業に従事しました。腰が痛くなりますのでときどき休憩を入れながら働き、午前2時間半、午後は3時間半、実質6時間も動き回りましたので、実際くたびれました。残るサクランボの本数は5〜6本くらいでしょうか、草も次第に伸びてきていますので、小枝が草に埋もれる前に、焼却も含めて今日中になんとか終えたいところです。





剪定枝を片付けてきれいになった園地で春の空を見上げると実に良いお天気で、夜は放射冷却が厳しいため、昨夜から霜注意報が出ていました。発芽が早い紅秀峰などは今朝の降霜の被害が懸念されますが、こればっかりはお天気しだいですのでなんとも言えません。佐藤錦はもう少し後にずれそうですので、発芽時期の霜の害はなんとかクリアできそうかな。



そうそう、剪定枝を片付けるといやでも見えてくるというか、目につくものがありまして…




野ネズミの巣穴ですね。今年は暖冬だったせいか、やけに活動が活発な気がします。剪定枝を片付け終わったら、間髪を入れず園地全体の巣穴に殺鼠剤を投入してねずみ算式の増加圧を抑制する必要があるようです。それと同時に、カイガラムシ対策の防除だな。いずれも待ったなしです。



あともう少し。幸いに今日は暖かくなりそう。途中、総代をしている寺の墓じまいに立ち会う必要がありますが、お天気が予報通りならなんとかなるかなあ。頑張りましょう。

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サクランボ果樹園で剪定枝を集めて焼却する

2024年03月25日 06時00分44秒 | 週末農業・定年農業
昨日の日曜日は、ようやく晴れて春らしい陽気になりました。我が家のサクランボ果樹園も、連日寒い雨雪の日が続きましたので、剪定枝の処理が待ったなしの状況になっていますので、山響オーケストラの日の演奏会にもかかわらず、終日、妻と二人で枝集めの仕事にかかりきりになりました。



バッサリと切り落とした枝を集め、燃えやすいように切り落として束ねるという単純作業です。園地の面積とサクランボの本数がけっこうありますので、集めるにも腰が痛くなりなかなか大変です。



午前中に2時間、午後に2時間、あまり一気に頑張ると後に響きますので、とりあえず1日合計4時間位の作業時間にします。まだまだ終わりが見えませんが、夕日がだいぶ落ちてきた時刻に一旦作業は終了。



撮影地点の手前までが終わったところで、この先がまだ残っているところです。本数的には3分の1くらいは終わったでしょうか。



焼却するにも延焼の懸念がありますので、あまり巨大な焚き火にならないように一日分を燃やしながら作業を進めました。幸いに燃え終わるのも早く、土をかけて火を消しました。

今年は、剪定枝にウメシロカイガラムシが目につきました。おそらくは、昨年の夏に動力噴霧機の調圧ダイヤルに続く余水弁の不調(*1)があり、防除液が充分に若枝まで届かなかったためと思われます。放置すれば若枝が吸汁されて枯れ始めますので、今年は重点的に対策することが重要になります。佐藤錦は例年3月28〜29日頃に発芽しますので、その前にハーベストオイルと石灰硫黄合剤による防除が必要です。そのためには落ちている剪定枝を始末しないと休眠期の防除まで進めませんので、ここが踏ん張りどころです。

(*1): 果樹農家の冬支度〜動力噴霧機を修理し来年の稼働に備える〜「電網郊外散歩道」2023年11月

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