電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

今年の桃の出荷額は大幅な増加でした

2020年09月30日 06時03分02秒 | 週末農業・定年農業
ドコモ口座事件の影響がないかどうか、郵貯口座の確認をしたついでに、農協の口座の入金状況を記帳してきたら、今年の桃の出荷代金が入っておりました。既出のとおり(*1)、出荷状況については箱数で対前年比60%と減少しましたが、内訳を見ると大玉の比率が増加し小玉の比率が減少した結果に加え、今年の市況の高値もあって、出荷金額で160%の増加となりました。箱単価で見ると対前年比で240%となっており、よく働いたご褒美と喜んでおります。もしかすると、新型コロナウィルス禍の影響で、美味しい桃でも食べようという家庭の巣ごもり需要にマッチしたのかもしれません。

(*1):2020年の川中島白桃の収穫・出荷状況は〜「電網郊外散歩道」2020年9月

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稲刈りが進む田んぼの中をエルガー「チェロ協奏曲」を聴きながら走る

2020年09月29日 06時00分36秒 | -協奏曲
9月も残り僅かになる頃、当地では稲刈りが進んでいます。通勤経路の相当部分が、黄金色の田んぼの風景を眺めながら車を走らせますので、朝にはまだ稲穂が頭を垂れていたのに、夕にはすっかり刈り取られている、といった状況です。人影もない田んぼには大型のコンバインが動くだけで、機械の作業の速さには驚きます。



ただいま、朝夕の通勤の音楽にしているのがエルガーの「チェロ協奏曲」で、新倉瞳さんのチェロ、飯森範親指揮山形交響楽団の演奏です。山響の定期演奏会がきっかけで購入(*1)したCD(SONY:MECO-1032)から Ogg forbis 形式でリッピングして USB メモリに移したものです。すでに一度記事(*2)にしておりますが、この季節の雰囲気にあった音楽という点から見ても、エルガーの音楽はよい選択と感じます。甘すぎず、力強さもあって、しみじみとした哀感も充分にあります。ハンドルを握りながら耳にする音楽としては、ロードノイズで聞き取れないほどのppの連続も少ないのがありがたい。自宅でも何度も聴いていますが、ほんとにいい曲、演奏です。

(*1):山響第245回定期演奏会でエルガー、ブルッフ、ヴェルディを聴く〜「電網郊外散歩道」2015年5月
(*2):新倉瞳(Vc)、飯森範親・山響でエルガー「チェロ協奏曲」他を聴く〜「電網郊外散歩道」2016年1月



昨夜は、ご近所隣組の長老が逝去したとの知らせを受け、葬儀関係の打ち合わせに出かけておりましたので、山響演奏会ライブ配信は最後のところだけになってしまいました。できればアーカイブされて後で全部を聴くことができるとよいのですが、さてどうかなあ。

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国勢調査オンラインは「やっぱり」回答できず。

2020年09月28日 06時00分36秒 | コンピュータ
2020年は、国勢調査の年です。9月14日から10月7日まで、インターネット回答もできるようになっているようです。ただし、当方の Ubuntu Linux + Firefox または Chrome の環境では、はたして回答できるのか? これまでのところ、

  • 2020農林業センサス ◯
  • 確定申告e-Tax    ×
  • クロネコ・メンバーズ ×

という具合で、農林業センサスでできた(*1)のですから、他でも頑張ってもらいたいところですが、今回の国勢調査オンラインではどうか。



残念でした。できないようです。

絶対的に多数派であるスマホ・ユーザーに加え、Windows ユーザーについて電子的に処理できれば労力はだいぶ軽減できるし、少数派については Mac を入れているので批判はかわせるだろうから、その他については対応しなくてもよかろうという判断なのでしょうか。このあたり、マンション等で地下1階(B1)だと受け付けないという話もありますので、たぶん「地下に住んでいる人はいないだろう」というたぐいの思い込みがあるんじゃなかろうか。当座をしのぐ対応としては仕方がないのかもしれませんが、行政施策という大きな目で見た場合、その割り切り方はどうなのだろう。

仕方がないので、調査票に黒の 2B 鉛筆で記入し、郵送することにしました。まあ、手書きは苦痛でないので、良しとしましょう(^o^)/

(*1):「2020農林業センサス」のオンライン回答はLinuxからもできた〜「電網郊外散歩道」2019年12月



本日、山形交響楽団の演奏会がライブ配信される予定とのこと。曲目は、
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やまぎん県民ホール×山響『ベートーヴェン交響曲スペシャル 第3回《最終回》』
2020年9月28日(月) 午後7時開演(午後6時開場)
やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)
 [指揮]阪 哲朗・村川千秋
 [管弦楽]山形交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」作品72 序曲
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 ハ短調 作品62
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」作品84 序曲(指揮:村川千秋)
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また、ライブ配信は「カーテンコール」で行われ、URLは
https://curtaincall.media/yamakyo.html
だそうです。

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万年筆の逆襲〜ボールペンを駆逐する勢い

2020年09月27日 06時01分46秒 | 手帳文具書斎
万年筆で様々なインクが使えるようになると、ボールペンの出番が相対的に減ってきます。以前、過去40年間の筆記具の推移(*1)を記事にしたことがありますが、その当時は万年筆の使用頻度が減少し、ボールペンを主に使うようになった理由を考えた(*2)ものでしたから、近年の万年筆の逆襲傾向は、これまでの傾向と全く逆行するものです。



昔、万年筆でも使いやすい上質紙が減少し、代わって表面処理されたコピー用紙が普及すると、当時メインに使っていたパイロットの万年筆インクが裏抜けしてしまうことから、ボールペンが主たる筆記具となっていたのでしたが、今は主たるインクがプラチナ社の古典ブルーブラックで、たいていの紙で裏抜けせず、便利に使っております。これに加えて、プレッピー万年筆に入れて使い始めた古典インクのカーキブラックのような茶黒色や現在注文しているカシスブラックのような赤黒色などの各種インクが使えるようになると、本当にボールペンの出番が少なくなります。

ボールペンの出番と言うと、複写伝票に手書きするときとか、寝転んで枕元雑記帳に上向き筆記するときとか、特別な場面で黒ボールペンを使うくらいでしょう。あるいは、急ぎの場面でとっさに手元にあるボールペンを使ったり、万年筆インクでは出せない、特殊な色が必要になったりするときなどでしょうか。一時は本当に出番が減っていた万年筆が逆襲に転じ、うっかりするとボールペンを駆逐する勢いです。

それでも残るボールペンは何だろうと考えてみると、私の場合、案外ごろりと寝転んで上向きにも書けるパワータンク PowerTank 1.0mm の黒あたり(*3)かもしれません。

(*1):昔はノートに何で書いていたのだろう?〜自分の40年を振り返る〜「電網郊外散歩道」2015年4月
(*2):ボールペンの使用頻度が高くなっていた理由〜「電網郊外散歩道」2016年12月
(*3):PowerTank讃〜「電網郊外散歩道」2015年4月
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新しいルーズリーフバインダーを購入する

2020年09月26日 06時01分33秒 | 手帳文具書斎
過日、行きつけの文具店で新しいルーズリーフ・バインダーを購入してきました。コクヨの Color Palette シリーズのうち、オレンジ色のもの (ル-311-8) です。バインダー部が金属製で、パチっと開くのが良さそうです。



実は、今まで使っていたバインダー BENIGN (ル-354) が古くなり、表紙の縁が破れてみすぼらしくなってしまっていました。バインダー金具の開閉は全く支障がなく、実用上は問題ないのでしたが、さすがに昭和末〜平成初期頃の製品ですので、そろそろ更新しても良かろうという判断です。




店頭には、カラフルでお洒落なバインダー製品がたくさん並んでいましたが、まず開閉部が金具であることが条件です。さらに、手頃な厚さ(収容枚数)であり、表紙が固くしっかりしていること、等で選びました。色は、まあ、年を取ったら明るい色を選びたいということで(^o^)/



希望価格が940円のところ、752円(税別)、カラーの仕切りが5枚とルーズリーフ用紙が20枚付いています。そういえば、BENIGN には値札がそのまま貼ってありましたが、400円でした。この間の30数年で物価が上がったのか、それとも今度の製品のほうが少し高級なのかな。


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老母の視力とボールペンの選択

2020年09月25日 06時01分45秒 | 手帳文具書斎
もうすぐ満93歳の老母の視力は、たんに老眼というだけでなく、白内障のせいもあるそうで、次第に見え方がぼんやりしてきているようです。先日、地元の小学生からもらった敬老ハガキの返事を書くのに、だいぶ難儀をしておりました。話を聞くと、毎日書いている日記も、油性インクの黒の 0.7mmですでに見えづらいのだとか。1.0mm の黒でなんとか、ということでした。
手元にあったもので、Bic の 1.0mm? の黒が見えるということで、それを使ってもらいましたが、なるほど、老眼だけでなく白内障という落とし穴があることに気づいたところです。



当方も、老眼年齢になってしばらくなりますので、文庫本は大きな活字の新装版を、作成する文書は11ポイントや12ポイントを標準に、筆記具も中字を主体にノートはA罫のものを使うようにしています。シャープペンシルも、以前はほぼ細字(0.5mm)のHBだったのに、今は1.0mmの2Bを愛用しています。淡く透明感のあるインクよりは、黒・紺・茶などコントラストの強い色のインクを好んで使うようになりました。

いずれも、くっきり、はっきり路線です。年齢とともに、加齢による老眼や白内障などの視覚障碍は避けられないとしたら、せめて筆記具の選択の仕方で、文字を読み取る力は保っていたいものです。少なくとも、0.28mm のボールペンが発売されても見向きもしないのは、明らかに目の問題が理由です。

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芸術の秋、音楽映画の情報が2件

2020年09月24日 06時01分03秒 | 映画TVドラマ
芸術の秋にふさわしく、当地山形にも音楽映画の公開が予定されているようです。その中でも、当方の興味を引いたものが次の2件。

  1. 10月2日(金)〜8日(木) フォーラム山形、「剣の舞」(*1) バレエ「ガイーヌ」発表を前に、作曲家ハチャトリアンは曲の追加を迫られます。
  2. 10月16日(金) フォーラム山形、「パヴァロッティ」(*2) オペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティのドキュメンタリー映画。

いずれも平日で、時間の都合がつけられるか微妙なところですが、なんとか観たい作品です。それには週末にサトイモやリンゴの収穫などを済ませておくことが必要です。なんだか鼻先に人参をぶら下げられた馬のような気分にもなりますが(^o^)/

(*1):映画「剣の舞」公式サイト
(*2):映画「パヴァロッティ」公式サイト

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白菜の追肥がきいている

2020年09月23日 06時01分40秒 | 週末農業・定年農業
8月30日に植え付けた白菜は、72本のうち1本だけ駄目になりましたが、あとは順調に育ち、2週間後の9月12日に畝の片方を根を切らない程度の幅に崩し、「蔬菜の肥料」を多めに追肥してまた土をかけて畝を戻しました。作業は天気予報を調べて降雨の前日に計画しましたが、雨降りが早まって天然蒸留水の散布となり、ラッキーでした。次の写真は9月14日のものですが、追肥が効いているようです。



そして一週間後の様子がこれ。



たしかに追肥が効いています。手をかけた分だけ成長がわかるのは嬉しいものです。

ナスがまだまだ元気。ズッキーニも。






畑の恵みに感謝です。

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今年のリンゴは不満足な出来だった

2020年09月22日 06時01分40秒 | 週末農業・定年農業
連休を利用して、たまっていた農作業を少しずつやっています。当面の課題は、リンゴ「紅つがる」の収穫です。亡父が植えた矮性の樹が数本ありますが、これまでもサクランボや桃の管理が精一杯で、とてもリンゴまで充分に手が回らないのが現実でした。それが、今年は再びフルタイムの勤務と週末農業に逆戻りで、合間にちょこちょこ摘果したくらいです。それも充分とは言い難い。サクランボと比較しても、防除回数も間隔も段違いに多く、時期によっては毎週のように防除しなければいけないほどで、とてもそんな余裕はありませんでした。



そんなわけで、一部に病虫害も発生し、適時防除も着果管理も、葉摘みや玉回しなどの着色作業も不充分なままに今年の収穫期を迎えてしまいました。昨年まででさえ、老母に「出荷できるレベルに達していない」と言われていたのですが、今年の散々な出来ではちょっと…。いえ、商品価値としては「色よく形良く肌つやよく」という要するに美観の問題で、味の面ではほとんど問題ないのですけれど(^o^;)>poripori

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UCCコーヒーのクーポンを整理してバンクに送る

2020年09月21日 06時00分42秒 | Weblog
過日、UCCコーヒーからハガキが届き、以前に利用したクーポンの残りを預かっているが、そろそろ期限が来ているのでどうするか、というお知らせを受け取りました。うーん、もうそんなになるのかと調べてみたら、前回の利用(*1)は2012年11月でしたので、もう8年になるのですね。


  (以前はこんな台紙がスーパー等に置いてあった)

親戚等からいただくコーヒーは KEY コーヒーなどが多いけれど、自分で購入するのは UCC コーヒーが主体です。そんなわけで、手元にだいぶたまっているはずだと見てみたら、500ポイント以上ありました。クーポン台紙がないのでそのままにしていたのでしたが、ネットで検索したら台紙を印刷して送れるみたい。早速、PDF をダウンロードし、印刷した台紙にセロテープで貼って郵送しました。さて、何の景品を申し込もうか? あれこれ探すのは、合計が何ポイントになるのか、クーポンバンクに反映されてからだろうなあ。また Internet Explorer じゃないと受け付けません、みたいな対応になるのかなあ(^o^;)>poripori

(*1):UCCコーヒーのクーポンプレゼント品が届く〜「電網郊外散歩道」2012年11月

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過去10年間の農作業メモを合本して一冊にする

2020年09月20日 06時01分28秒 | 週末農業・定年農業
週末の時間を利用して、2009年から2019年までの10年間の農作業メモ・ノートを合本し、一冊にしてみました。もともとは、作業着の胸ポケットに入れて常に参照できるようにと、文庫本と同じA7判サイズのダブルリングノートで始めた(*1)もので、四冊まで使ったところで今年からB6判に移行(*2)しましたから、ちょうどよい区切りとなります。




以前、購入していたダブルリングノート用のリムーバー(*3)を用いてリングを取り外し、プラ表紙と厚紙でできた裏表紙を外し、四冊をタコ糸でしばって合本したら、ずいぶんコンパクトで取り扱いに便利そうです。農作業経験ができて、中身を参照する機会はだいぶ減少しておりますが、まだ全くゼロにはなっておりませんので、保存する価値は大きいです。






こうしてみると、農業の技術的な知識も先輩農家等の端的なアドバイスの積み重ねで覚えてきた面が大きいと感じます。農業を始めるには、失敗の許されない専業農家にいきなり挑戦するのではなく、兼業農家として徐々に経験を重ねながらのほうが適していると感じます。



(*1):「週末農業メモ」帳のこと〜「電網郊外散歩道」2011年6月ノートとしてみた「週末農業メモ」〜「電網郊外散歩道」2012年6月
(*2):「農作業メモ」ノートをB6判にして正解だった〜「電網郊外散歩道」2020年6月
(*3):文具店に行き、リングノート用リムーバー付きファイル等を購入する〜「電網郊外散歩道」2014年8月

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10月末のプッチーニ「トゥーランドット」公演チケットを入手

2020年09月19日 06時03分34秒 | -オペラ・声楽
先日の山響定期で、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」のチケット(*1)がまだ入手可能であると聞き、県民ホールチケットデスクに電話で問い合わせてみました。すると、一番高いSS席と一番安いX席などはすでに完売しているけれど、S席、A席、B席はまだ残があるとのこと。早速S席を2枚、申し込みました。もう1枚は、いつもお弁当を作ってくれて、元気老母のお相手をしてくれる妻へのプレゼントです。

過日、通勤の帰りに山形市に寄り道し、新県民ホールの事務室で、10月31日に予定されているプッチーニの歌劇「トゥーランドット」のチケットを購入して来ました。車で行った関係で駐車代の小銭があるか心配しましたが、それほど時間もかからず30分未満で用件はすみましたので、駐車料金は無料。その代わり、城南陸橋付近が工事中のため激混み状態で、久々に山形市内の渋滞に巻き込まれて往生しました(^o^;)>poripori



帰ってから公演のチラシをよく見たら、出演者の中に「リュー:砂川涼子」さんのお名前を見つけました。「ボエーム」で可憐な中に芯のあるミミを演じた2007年の公演を録画で再聴(*2)して感銘を受けたばかりです。以前、エヴァ・マールトンがトゥーランドットを演じたレーザーディスクでこのオペラを観ていますが、王子カラフは、リューの犠牲を前にしながら、なんで冷酷なトゥーランドットに心を寄せるの? まったく女性を見る目がないねと不思議でしたが、さて今回はどうか。

(*1):グランドオペラ共同制作「トゥーランドット」〜山響ホームページより
(*2):録画DVDで砂川涼子等が歌うプッチーニ「ラ・ボエーム」を聴く〜「電網郊外散歩道」2020年5月

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筆記具のトラブルを記事にするけれど、喜んでいるわけではない

2020年09月18日 06時17分41秒 | 手帳文具書斎
先日、「全く問題が生じていない万年筆の近況」を記事にしましたが、ときどき見られる大小のトラブルを記事にすることがありますが、決してトラブルを喜んでいるわけではありません。高価な万年筆だからトラブルが少ないということもないし、安価な製品が全く見どころなしというわけでもない。そういう特徴を持った製品だから、理解して使うのがよいのだろう、という趣旨です。



例えば叔父の遺品となったモンブランのマイスターシュテュック149は、しばらくインク供給をしていなかったので、過日、プラチナ古典BBインクを補給したのですが、尾栓ねじ部からインクがもれたらしく、手を汚してしまいました。このあたり、叔父が長く愛用した古い製品だからとは思いますが、高級万年筆だから必ずしも耐久性や信頼性が高いとはいえないようです。むしろ、値段を高くして高級感を出し、「見栄を張る」販売政策を取ったと考えることもできそうです。



廉価万年筆のパイロット「カクノ」白軸は、大容量コンバータ CON-70 が使えるのはありがたい。また、インクが乾燥して濃縮されるためか、書いた文字の色がずいぶん濃く感じますし、インクが残り少なくなる頃には文字にテカリが出てきます。

プラチナのプレッピーは、いかにもチープなサインペン型の万年筆ではありますが、これが意外に便利です。先日、100周年記念プレッピー(0.5mm)に黒インクのカートリッジを差し込んで使ってみたら、これが予想より良かった。カーキブラックを入れたプレッピーは、このほど待望のインク補給を行いましたし、これならカシスブラックでも使えるのではないかと算段しております。
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山形新聞で阪哲朗さんの「スイス・ビールでの体験」を読む

2020年09月17日 06時02分27秒 | クラシック音楽
先日、9月6日付の山形新聞に、山形交響楽団常任指揮者の阪哲朗さんの文章が掲載されました。「アートフロンティア」という芸術文化分野のコーナーへの寄稿で、ビール市(スイス)の歌劇場でのかけがえのない経験を綴ったものです。



人口が5万5千人という、山形県で言えば天童市と東根市の中間くらいの規模のビール市には、客席数が約400席という規模の歌劇場があるそうです。三階席まであるといいますから、かなり立体的なオペラハウスだと思いますが、阪哲朗さんはここで歌手や楽器のオーディションのピアノ弾きの立場からスタートしたのだそうです。ドイツ語とフランス語の両方が共用語という語学的な面でのハードさももちろんですが、毎日が初見の連続で必死に楽譜を追う忙しさの中で、さらにオペラを指揮するというチャンスも与えてもらい、在籍した5年間にコンサートも含めて200公演を指揮するという経験をします。



ここで学んだ技術や歌手との駆け引きを含む経験が、まさに指揮者としての「修行時代」になったのは間違いないでしょう。その後、優勝したブザンソン指揮者コンクールで、審査委員長に「歌劇場やオケの皆に感謝しなさい」という言葉をかけられたのだそうですが、まさに得難い経験だったろうと思います。

若い時代に、こうした経験ができる機会は誰しもが持てるわけではなかろうと思いますが、一方でチャンスをものにすることも、誰にでもできることではないでしょう。阪哲朗さんの指揮ぶりと同様に、丁寧で粘り強くやわらかな人柄(と感じます)を彷彿とさせる経歴とエピソードだと感じました。



記事の見出しを見て、はじめは「スイス・ビールって、美味しいのかな?」と思ってしまったのは内緒です(^o^)/

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コーヒーと甘味〜press butter sand

2020年09月16日 06時01分23秒 | Weblog
サクランボや桃、リンゴなど季節の果物を送っている遠方の親戚等から、ときどきお菓子などを頂戴します。当方、コーヒーのお供に、ありがたくいただいておりますが、今回はお嫁に行った娘のところからのいただきもの。プレスバターサンドというらしい。休日の午後に、あるいは早朝のほっと一息に、コーヒーとともにいただくおしゃれな甘味は、どことなく都会の味です。

うーむ、それにしては机の上が乱雑なんじゃないかい(^o^;)>poripori



あらら、こんなところまで写真を撮るんじゃなかった、失敗、失敗。



しばらくぶりの「コーヒーと甘味」シリーズ、アップロードする写真を間違えて、楽屋裏をばらしてしまいました。

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