電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

老母、視覚の衰えのためついに日記を断念

2022年02月28日 06時01分47秒 | 健康
これまで、ずっと日記をつけていた老母、視覚の衰えのため、ついに日記を断念したようです。定期通院の帰りに、懐かしい道を通ってみようと車を走らせましたが、道路標識が見えなくなっていることに気づきました。どうやら、今どこを走っているかがわからないようです。最近は老眼鏡をかけても新聞が読めなくなってきており、テレビもあまり観なくなっていました。先日、食事時についに日記を断念したと話していました。「だんだんどん詰りになっているみたいだ」とも言っており、おそらく正直な感想なのでしょう。95歳という年齢ですので、無理もないとは思いますが、残念なことは確かです。自分の場合は、さて何歳まで備忘録を続けられるのだろうか。机の前に座って長時間ディスプレイを睨む生活を続けていれば、視覚に問題が出てくることは避けられないでしょう。聴覚の保護のために長時間イヤホンを使う生活は避けるようにしていますが、視力を大事にすることを意識する必要がありそうです。老人とともに暮らす生活というのは、日常の姿を目にすることで、やがてくる自分の番を意識しゆっくりと覚悟を決めるという意味もあるのかもしれません。

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春まで残ったリンゴの利用法

2022年02月27日 06時00分33秒 | 料理住居衣服
まだ山形県にUターンする前、関東某県に就職して暮らしていた若い頃、家から送ってもらうリンゴは、ダンボール箱に上下二段になっている10kg入りのものでした。品種は春まで長持ちする「ふじ」で、陽が当たらず寒い廊下の隅において、1個ずつ取り出して少しずつ食べていました。そんなわけで、今でも果物というとミカンなどでもダンボール箱でごっそり箱買いというイメージがしみついています。飲み会1回分のお金でかなりの期間おいしく食べられるこうした習慣は、スーパーなどが発達・普及した今でも、また新型コロナウィルス禍で巣ごもりを強いられる生活でも、実際に役立つ知恵なのかもしれません。

もちろん、生産者の立場にある現在でも、コンテナに入れて寒い部屋に保管し一冬を過ごします。春先には、何個か食べ残して古くなって軟化してしまったリンゴが出てきます。捨てるのはもったいないし、こういうリンゴはどうやって利用すれば良いのか。例えばこんなやり方があります。

  1. 甘く煮てコンポートにする。またアップルパイを焼く。

  2. ショウガと薄切りのリンゴをを加えて紅茶を淹れ、アップルジンジャー・ティーにして飲む。
  3. スライスしたリンゴをパンの上に並べ、ピーマンや玉ネギ、白菜など季節の野菜とチーズを載せ、明太子マヨネーズとトマトケチャップをかけて焼き、焼きリンゴトーストにする。

  4. すりおろしてりんごジュースにして飲む。

私が若い頃に亡父に送ってもらい、故郷の果物をふんだんに味わっていたように、今は私が娘や孫、叔父さん叔母さんなど親戚にも各種の果物を送っています。また、救援に入ったヒロシマで被曝した戦友たちに亡父が送っていたように、私も友人たちにも山形の味を送っています。父から息子へ、役割は交代しましたが、こうしたご縁は今も続いているわけで、健康である限りこのスタイルを続けていく心づもり。そんなことを思いながら、本格的な春の訪れを心待ちにしている今日この頃です。



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2月の陽光は暖かい〜春のきざしが明らかに

2022年02月26日 06時00分33秒 | 季節と行事
さしもの寒波もようやく峠を越し、昨日の午後あたりはずいぶん良いお天気になりました。さすがに2月の陽光は暖かく、春の兆しが明らかです。あちこちに啓翁桜が飾られており、ようやく墨絵のようなモノクロームの世界から脱してピンクの色が目立つようになりました。今日も暖かくなり、最高気温が9℃、最低気温でも0℃とのことで、3月の暖かさになるそうです。農協の駐車場の雪山も、どんどん融けていくことでしょう。



ご近所の稲作農家にお願いしている田んぼの委託耕作契約も無事更新でき、春には農業委員会から正式な知らせが入る予定。早く確定申告の作業を進めないといけません(^o^;)>poripori

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映画「ドライブ・マイ・カー」を観る

2022年02月25日 06時00分49秒 | 映画TVドラマ
少し前のことになりますが、久しぶりで映画でも見ようかと映画館に行きました。お目当ては「ドライブ・マイ・カー」(*1)です。村上春樹原作でアカデミー賞にもノミネートされたという前評判は見聞きしていましたので、期待もありました。

ストーリーは、役者で演出家の夫と作家の妻の奇妙な関係から始まります。性行為の後に物語の文章が湧き出てくる妻の姿は、ホラー的で気持ち悪い。そして妻の不倫現場を目にしながら、ことなかれ主義で知らんふりする夫も気色悪い。妻の突然死も唐突で、なんでそうなるの?! そこでようやく始まるタイトルロール。そこからは、広島の演劇祭に招かれ、多言語によるチェーホフ「ワーニャ伯父」の上演に向けた取り組みの過程が描かれます。オーディションで選ばれた役者の中には、妻の不倫相手の若者が含まれ、不安定な青年が波乱の要因となる、というわけです。もう一人、主人公の愛車を運転する寡黙なドライバーの娘が登場、この人の仕事ぶりの中で、少しずつ半生が明らかになってきます。



あまり詳細なネタバレはやめておきましょう。いくつか気づいた点を。

  • 全体的に、ストーリーとは直接に縁がないけれど、イメージ的に効果的なチェーホフの劇中の台詞などが挿入され、あたかも台詞(文章)のコラージュのような雰囲気を醸し出しています。作家の言葉だけでなく過去の名作の一部を堂々と使えるという点では巧みな設定であろうとは思いますが、少々ズルいという感じも受けます。
  • 広島から北海道に舞台は変わるのに、冬用タイヤに交換するような様子は描かれず、車を大切にする雪国生まれのドライバーにしてはおかしい。夏用タイヤで田舎の雪道を走れると思っているとしたら、ご都合主義というべきでしょう。
  • 思わせぶりにタバコを使っているけれど、昔、咳喘息に悩む若い頃に会議中の禁煙を提案したら否決されたという苦い記憶を持つワタクシには、実に苦々しい無駄なカッコつけにしか見えません。今どき、タバコ産業が喜んで組織的に応援したりして(^o^)/

全体的には、うーん、そうですね〜、面白く見ましたけれど、二度三度と繰り返して観たい映画とは言えなかったように思います。もうちょっと、心に残る映画を観てみたいところです。「コーダ」あたりはどうなのだろう。

(*1): 映画「ドライブ・マイ・カー」公式サイト

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山響と「三大テノールの宴」を聴く

2022年02月24日 06時01分41秒 | -オペラ・声楽
天皇誕生日の23日、午後から山形県民ホール(通称やまぎんホール)で、妻とともに山形交響楽団と「三大テノールの宴」を聴きました。三大テノールと言えば、ホセ・カレーラスが1987年に白血病を発病し、奇跡的に生還した後、この病気の研究とドナー登録を支援する財団を作ったが、これを支援するために、1990年のワールドカップでルチアーノ・パヴァロッティとプラシド・ドミンゴが加わって開会式で歌ったのが有名になり、「三大テノール」の呼び方が定着したト記憶しています。しかし今回は日本の三大テノールと言える、福井敬さん、村上敏明さん、笛田博昭さんが、イタリア・オペラのアリアやその他の有名曲を、藤岡幸夫さん指揮する山形交響楽団をバックに歌うというもので、以前から楽しみにしていたものです。
プログラムは次のとおり。

    第1部
  1. ロッシーニ:歌劇『セヴィリアの理髪師』序曲   山形交響楽団
  2. チレア:歌劇『アルルの女』より「フェデリーコの嘆き」 笛田博昭
  3. プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』より「冷たき手を」  村上敏明
  4. プッチーニ:歌劇『トスカ』より「妙なる調和」     福井敬
  5. ヴェルディ:歌劇『イル・トロヴァトーレ』より「見よ、恐ろしい火を」  笛田博昭
  6. プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」     村上敏明
  7. ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』より「愛さずにはいられないこの想い」 福井敬
        (休憩)
    第2部
  8. ヴェルディ:歌劇『椿姫』序曲   山形交響楽団
  9. レオンカヴァッロ:朝の歌       笛田博昭
  10. デ・クルティス:帰れソレントへ    村上敏明
  11. カルディッロ:カタリ・カタリ     福井敬
  12. ニーノ・ロータ:映画『ゴッドファーザー』より「愛のテーマ」 笛田博昭
  13. ララ:グラナダ            村上敏明
  14. バーンスタイン:『ウエストサイド物語』より「マリア」  福井敬
  15. サルトーリ:タイム・トゥ・セイ・グッバイ  (三人で)
  16. プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」ほか  (三人で)

いつもの定期演奏会とは異なり、楽器編成も曲目により変わりますが、弦楽セクションは左から第1ヴァイオリン(10)、第2ヴァイオリン(8?)、チェロ(6)、ヴィオラ(6)、その右後方にコントラバス(4)と増強されているようです。

第1部は、ロッシーニの『セヴィリャの理髪師」序曲に続きイタリア・オペラのアリアの有名どころですが、テノールの歌は、やっぱりいいなあ! 元気が出ます。歌っているのは死を前にしての「星は光りぬ」であっても、オーケストラをバックに朗々と歌っているのを観て聴いて、もうそれだけで、元気になります(^o^)/ そして、川上さんのクラリネットが、いいなあ!
ジョルダーノの「フェドーラ」からのアリアも、ほんとに見事でしたし、今年のNHK-ニューイヤーオペラコンサートでも森麻季さんと「乾杯の歌」でオープニングを飾った笛田さんのヴェルディ『トロヴァトーレ』から「見よ、恐ろしい火よ」も、囚われの母親を救出する決意を歌うあの高い音も素晴らしかった。

休憩の後の第2部は、がらりと雰囲気を変えて、三人ともチラシのような衣装で登場です。これ、コシノヒロコさんのデザインによるものだそうで、地味と言ってよいのか派手と言って良いのかわからないけれど、インパクトがあるのは確かです(^o^)/
山響による「椿姫」序曲の後は、有名どころの歌が続きますが、それにしても最初にこの選曲をした人はすごいなあと思います。ほんとに歌唱力とともに、楽曲の魅力と力があるなあと感じます。笛田博昭さんの歌で聴く『ゴッドファーザー』愛のテーマは、ほんとにイタリア・オペラの音楽のようで、作曲家ニーノ・ロータの面目躍如でしょう。トランペットのソロがかっこよかった〜。三人で歌う「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は、サラ・ブライトマンの歌とはまた違った迫力と魅力ですし、プッチーニ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」も、三人でというのがすごいのだなと実感。と同時に、増強したオーケストラの力が感じられるフィナーレでした。

山形はもちろん、秋田から熊本まで、満席のお客様の熱狂的な拍手に応えて、アンコールがありました。ヴェルディの歌劇『リゴレット』から「風の中の羽根のように」、いわゆる「女心の歌」と、「オーソレミオ」です。笛田さん、もう「歌いたくてしょうがない」っぽい雰囲気を出しながら、三人で熱唱! いや〜、良かった〜!

帰りの車中、妻と「良かったね〜」と話しながら帰りましたが、新型コロナウィルス禍の今後や、今はまだ元気でいてくれている老母のことなど、色々な不安や心配は尽きません。でも、ときにこうした演奏会を楽しみ、元気になって帰ることで、明日へのエネルギーとなるように感じています。山形に山響というオーケストラがあることを喜びながら、新しいホールでまた魅力的な演奏会が楽しめますようにと願うばかりです。

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アレンスキー「ピアノ三重奏曲第1番」を聴く

2022年02月23日 06時00分08秒 | -室内楽
有名な曲がお目当てでLPやCDを購入し、それがきっかけでカプリングされたもう一つの曲がお気に入りになることがあります。それがあまり知名度の高くない作品だった場合には、なんだか得をしたような気分になります(^o^)/ たとえば、チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」がお目当てで購入したCDに併録されていたアレンスキーのピアノ三重奏曲第1番ニ短調のように。「アレンスキー? 知りません」から始まって、「うん、いい曲じゃないか」となり、ちょいと憂鬱な気分のときに妙に聴きたくなります。

1861年生まれのアレンスキーは、1840年生まれのチャイコフスキーよりも21歳下の世代にあたるロシアの作曲家です。Wikipedia(*1) および「日本アレンスキー協会」のサイト(*2)によれば、富裕な家庭に生まれて幼児期から音楽に親しみ、ペテルブルグ音楽院でリムスキー=コルサコフに師事し、21歳で卒業した後はモスクワ音楽院で作曲法の講師、6年後に教授となりますが、年齢の近い学生たちに作曲を教えるというのは難しい面があるのか、教育者としてはいささか問題があったようです。34歳で教職を辞し、サンクトペテルブルグの宮廷礼拝堂の楽長に就任、1901年までピアニスト、指揮者として多忙な生活を送りますが、生活はかなり荒れていたようで、飲酒やギャンブル癖があり、1906年に結核で病死しています。ムソルグスキーとはまた違ったタイプの破綻型かも。

ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.32 は、教職を辞める前年の1894年(33歳)に、友人であったカルル・ダヴィドフというチェリストの追悼のために作曲されたものだそうです。
第1楽章:アレグロ・モデラート。ピアノに続くヴァイオリンの第1主題、チェロの第2主題、いずれも哀調を帯びた旋律で、友人の追悼のために作曲されたという由来を知ると、納得します。
第2楽章:アレグロ・モルト。弦楽器はスピッカートやピツィカートで軽やかな感じを出し、ピアノが活躍するスケルツォ楽章です。
第3楽章:アダージョ。チェロが奏でる旋律、そしてピアノも美しい。大げさな身振りで嘆き悲しむのではなく、静かに優しく追悼するという風情の悲歌です。
第4楽章:アレグロ・ノン・トロッポ。活発に動きながらヴァイオリン、チェロ、ピアノ、それぞれの持ち味を発揮しますが、明るく解決されるのではなく最後まで追悼の気分を保ちながら終結するフィナーレです。

時代を越えて高い評価を受け続ける、ベートーヴェンの「エロイカ」のような偉大なる名作群の中にはおそらく入らないのでしょうが、世紀末ロシアの混沌の中で生きた音楽家が残した証のような音楽。革命的な作品ではないかもしれないけれど、魅力あるこういう音楽も、いいものだと思います。ふだん私が聴いているのは、ヴォフカ・アシュケナージ(Pf)、リチャード・スタンパー(Vn)、クリスティーン・ジャクソン(Vc)によるナクソス盤です。

■ナクソス盤 8.550467
I=9'46" II=6'30" III=7'01" IV=6'15" total=29'32"

YouTube にもありました。ズーカーマン・トリオによる2019年の演奏。
Zukerman Trio: Anton Arensky Piano Trio in D minor, Op. 32


もう一つ、YouTube で見つけました。アレンスキーのピアノ協奏曲。Arnold Kaplan のピアノ、ボリス・ハイキン指揮モスクワ・フィルハーモニックの演奏、1962年。
Arnold Kaplan plays Arensky Piano Concerto in F minor, op. 2


(*1): アントン・ステパノヴィッチ・アレンスキー〜Wikipedia の解説
(*2): 日本アレンスキー協会:アレンスキーの生涯

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「農作業メモ」ノートも継続使用とし、準備を始める

2022年02月22日 06時00分07秒 | 週末農業・定年農業
2019年から、それまでの文庫本サイズ(A6判)をB6判に変更して、「農作業メモ」ノートを便利に使ってきました。とくに前年度や前々年度の記録を参照できるのはありがたく、80枚のノートが今年で4年目に入ります。



年度の区切りは、丸いシールを区切りのページに貼るだけの簡単なもので、冒頭には農協の集荷予定カレンダーを切り抜いて貼り付けておきます。こうすると、せっかく出荷しようと準備したのに集荷が休みだった、という事態は避けられます(^o^)/



今のところ、1日数時間のサクランボ剪定の記録をパワータンク(PowerTank)ボールペンで記入しているくらいですが、今年の肥料や農薬類などを、前年度実績はこのノートから、在庫量は実際に点検調査を行って、予約注文しています。そんなわけで、農作業が動き始めると「農作業メモ」も稼働状態に入ります。

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ワクチン3回目の接種をしたが特に問題なし。

2022年02月21日 06時10分35秒 | 健康
昨日の日曜日、午後から新型コロナウィルス禍に対抗すべく、3回目のワクチン接種を済ませました。集団接種ですので、モデルナ社 mRNA ワクチンの半量接種です。今までがファイザー社でしたので、何か副反応が起こるのかなと懸念していましたが、接種後15時間を経過し、とくに問題なし。接種部位の痛みもほとんどなく違和感程度で、早く寝たせいもあってか、発熱もありません。今日もいつものように早起きしてコーヒーを飲み、机上のデスクトップPCに向かっております。なんとか、大丈夫そうです。これで、少なくとも重症化を防ぐことはできそうです。担当のお医者さんはじめ接種関係スタッフの皆さんに感謝です。

今日明日はお天気が悪そうで真冬日となる予報で、暴風雪警報も出ているようです。出勤される皆様、ご苦労さまです。どうぞ気をつけておでかけください。

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今日は3回目のワクチン接種の日

2022年02月20日 06時00分53秒 | 健康
新型コロナウィルス禍も、時間が経過しても壊れにくいため感染力が強いオミクロン株とやらが流行し、人口密度の低い田舎である当地でも連日3桁の感染者数が報じられています。対応の決め手はマスク・手洗い・対人距離に加えて「換気」なのだろうと思いますが、呼吸器に喘息という弱みを持つ高齢者である私には、ワクチン接種が頼りです。今日は三回目の接種の予定日で、ファイザー→ファイザー→モデルナ半量接種という、副反応はやや強め(多め?)だけれど抗体産生率では最強のパターン。接種後はおとなしく家に帰り、妻からもらったいつぞやの chocolate でも食べて、副反応を予想しおとなしく寝ている予定です。



ところで、どうしてモデルナのほうが副反応がやや強めに出るのか。野次馬的に想像してみました。

  • モデルナ社は、もとお医者さんと生物学者が起こしたベンチャー企業で、modeRNA という社名からもわかるように、modified RNA の医療への応用を目標にしています。お医者さんたちが求めるのはまず実際の「治療効果」でしょうから、ワクチン濃度は濃い目に調整されたのでしょう。
  • ファイザー社は第二次大戦期にペニシリンの深層培養法を開発、ペニシリンの量産化に成功した世界的大企業です。その後、テラマイシンなど様々な薬を開発販売していますので、ペニシリン・ショックなど薬の副作用とその社会的対応に関する経験は豊富だったと思われます。そのため、ワクチンの副反応が出にくい薄めの濃度に調整されたのでしょう。

素人の考えで、当たっているかどうかは不明ですが、まあ中身は基本的に同じなのですから、接種後はおとなしく寝ているつもりでいれば大丈夫、かな? 何事も経験でしょう(^o^)/

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雪山がまだ残っているうちに

2022年02月19日 06時01分42秒 | 季節と行事
ここ数日、朝晩には雪が降り、数cm程度の積雪がありますが、日中は日が射してほとんど融けてしまいます。除雪機で集めた雪山も、今はまだ肩ほどの高さになっていますが、やがて融けてしまうでしょう。雪山がまだ残っているうちに、冬の夜の幻想的な風景を楽しんでおきましょう。

ということで、今年もやってみました。雪山の壁に穴を掘って風を防ぎ、手元にある何種類かのロウソクを立てて点灯すると、なんとも言えない幻想的な景色に。




孫たちがいたら大喜びしてくれるのでしょうが、新型コロナウィルス禍の現在、なんとも仕方がありません。写真だけでも LINE で送っておきましょうか。

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使ってみてわかるダイアリーの長所と欠点

2022年02月18日 06時01分03秒 | 手帳文具書斎
今年はスケジュールをメモする手帳と日々の記録を簡潔に記録するダイアリーとを一本化して、高橋書店の「フェルテ9」というB6判の冊子タイプを使っています。表紙写真は購入時のもので現在は帯を外しておりますが、使ってみてこんな長所と欠点に気づきました。

  • 長所 B6判というサイズは、手に取るにも大きすぎず、記入スペースも大丈夫です。マンスリー頁に月間予定を書き、見開き1週間のダイアリー頁は1日あたり7行もあるので、うち2行にタイムラインで行動記録を、残り5行にその日の出来事を簡潔に書くことができます。
  • 欠点 時刻目盛が小さすぎて購入時には気づかず、使いはじめてわかったのですが、時刻が朝8時から夜12時まで、夜型の生活スタイルが想定されており、朝5時半に起きて夜9時半には寝てしまう私の生活時間帯には合致しないものでした。



対応策としては、小さなポイントの時刻表記は無視して、朝6時から22時まで24時間型の時刻を書いてしまうこととしました。これで、当面の不便は回避することができそうですが、来年は購入時にちゃんと老眼鏡を持っていって確かめることが必要、ということですね。


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お店でフェットチーネを見つけたので〜妻のリクエストはトマト味

2022年02月17日 06時00分16秒 | 料理住居衣服
過日、妻が忙しそうにしていたので、自主的にお昼をつくりました。前日に某イオンでフェットチーネを見つけていましたので、何味がいいか聞いてみたら、妻は「トマト味」がいいそうです(^o^)/
そういえば、以前フェットチーネ・ボロネーゼ等(*1,2)を作っておりますし、買い置きのトマト缶がありましたので、この日は定番のトマトソース味のフェットチーネとなりました。



材料はこんな感じ。ウィンナソーセージは小さく切って使います。あとのマッシュルームもピーマンも、みんな残り物です(^o^)/
お湯を沸かして塩を加えてフェットチーネを茹で始め、並行して低温のオリーブオイルにニンニクの香りと唐辛子の辛味を移します。ウィンナソーセージを軽く炒め、トマト、ピーマンやマッシュルーム等を加え、フライパンを揺すりながら乳化し、塩コショウで味を調えます。ちょうど茹で上がったフェットチーネを加えて混ぜ合わせ、粉チーズを振ってできあがり。




妻も、「作ってもらうとどーしてこんなに美味しいんだろう!(^o^)/」などと言いながら食べていました。いやいや、あなたがそうやって褒めてくれるから、「豚もおだてりゃ木に登る」でまた作ろうと思うのですよ。夫の操縦術はそういった阿吽の呼吸が極意なのかも(^o^)/

(*1): 試しにフェットチーネ・ボロネーゼを作ってみた〜「電網郊外散歩道」2021年9月
(*2): フェットチーネを使ってみる〜塩鮭とズッキーニのペペロンチーノ風〜「電網郊外散歩道」2021年9月

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ブルックナーの交響曲第4番を聴く〜ヨッフムの録音に大学時代の恩師を思う

2022年02月16日 06時00分19秒 | -オーケストラ
数日好天が続いたので、農作業が始まるかなと思っていたら、案の定また雪降りのお天気になりました。午前中は寺で役員のみで釈迦涅槃会を行い、午後から仕事で出かけ、夕方になって雪の中を自宅に戻りました。ほっと一息ついたところで、音楽を聴きましょう。そういえば、今回やむを得ず中止となった山響の第299回定期演奏会では、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番とブルックナーの交響曲第4番を聴く予定でした。ブルックナーの交響曲を聴いてみようかと取り出したのが、2枚のCD、それにパブリックドメインになって公開されている音源が1種類。

    ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
  • 飯森範親指揮、山形交響楽団 YSO-live OVCX-0037 (2007) ハース版
  • クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団 CBS-SONY 30DC-764 (1981) ノヴァーク版
  • オイゲン・ヨッフム指揮、ベルリン・フィル DG (1965) ハース版

ここで、飯森範親指揮山形交響楽団の演奏は、実際に定期演奏会で聴いています(*1)し、CD化されたときにも取り上げています(*2)。クーベリックの録音は、まだCDが高価だった1980年代の初頭に購入したレギュラープライス盤で、ややゆっくりめのテンポで演奏されるものです。



最後のオイゲン・ヨッフムの録音は、公開されている音源をダウンロードしたものですが、実はこれ、大学時代の恩師が好んで聴いていたものでした。あいにく、私はオイゲン・ヨッフムという指揮者の録音を追いかけることはなく過ごしてきましたが、今は亡くなって久しい恩師が好んで聴いていた演奏はどんなものだったのだろうと興味を持ち、パブリック・ドメインの恩恵を享受しているものです。

Bruckner: Symphony No. 4, Jochum & BPO (1965) ブルックナー 交響曲第4番 ヨッフム


恩師の享年に少しずつ近づいている今、葬儀のこと(*3)や遺品(*4)のこと、記念会のこと(*5)などのほかに、困っている学生を助け、勇気づけ励ましてくださる先生だったこと、不甲斐なかった自分の若い頃のことなどを時おり思い出すことがあります。

(*1): 山響第178回定期演奏会を聴く〜ベートーヴェンとブルックナーの4番〜「電網郊外散歩道」2007年1月
(*2): 飯森+山響の新しいCD〜ブルックナーの交響曲第4番〜「電網郊外散歩道」2008年2月
(*3): 恩師の葬儀に出席〜「電網郊外散歩道」2005年1月
(*4): 恩師の遺品〜「電網郊外散歩道」2005年4月
(*5): 恩師の記念会に出席する〜「電網郊外散歩道」2006年1月

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サクランボ果樹園〜もう一つの園地に雪折れ被害はなかった

2022年02月15日 06時01分03秒 | 週末農業・定年農業
昨日も晴天に恵まれ、農作業日和となりましたが、あいにく午前中に来客があり、老母とともに対応していたらもうお昼。仕方がないので、午後からもうひとつのサクランボ果樹園の様子を見に行きました。

こちらは集落から少し離れた場所にあるため、冬は軽トラックでは通行できません。農協が農道の除雪を依頼してくれて、ようやく通行できるようになったようです。除雪されているところまで軽トラで行き、園地の様子を見回りました。




自宅裏のサクランボ果樹園のほうは、自分で剪定していますが、こちらは毎年プロに依頼しています。すでに剪定が終わり、あとは雪が消えてから剪定枝を集めて焼却するだけになっています。




剪定の様子を見ると、さすがに見事なものです。そうか、このくらい枝を少なくしても大丈夫なのか。自分で剪定している自宅裏の園地も、もっと枝のつき具合を薄くしたほうが良いのかもしれません。そんなふうに、参考にしながら作業をしています。



心配した雪折れ被害ですが、晩秋に枝折れ防止用の支柱を要所に立てておきましたので、一箇所もありませんでした。まずは目論見通りで、たいへんありがたい。天気予報では、今日からまた雪マークが続きます。でも、2月も中下旬となると、雪が降っても積もるそばから融けていきますので、あとは時間の問題でしょう。春が待ち遠しい季節です。

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自宅裏の果樹園でサクランボの剪定作業をする〜FMラジオを聴きながら

2022年02月14日 06時01分51秒 | 週末農業・定年農業
幸いに晴天に恵まれて、朝から自宅裏の果樹園でサクランボの剪定作業に従事しました。ちょうどNHK-FMで「名演奏ライブラリー」の時間でしたので、ゲーザ・アンダのピアノ演奏を聴きながらの作業です。リストの「ラ・カンパネラ」、バルトークのピアノ協奏曲第2番、シューマンの「交響的練習曲」、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番、ショパンの「華麗な大円舞曲」やいくつかのワルツという内容でした。冬にしては好天の日曜日、足元は真っ白で寒いですが、サクランボの全体的な枝ぶりを見ながら混み合った枝を切り落とします。このとき、成長枝と短果枝を見分けながら成長枝を残すようにしなければいけません。短果枝だけになってしまった枝は、数年後には枯れてしまうからです。




脚立を雪の上に立てていますが、ずぶずぶと沈み込んでいかないのは、雪が締まっているこの時期の特徴です。切り落とした枝が足元に散らばりますので、適当に拾ってまとめておきます。こうすると、春先に剪定枝をまとめて焼却処分するときに集めやすいからです。




まだまだ作業は序の口。昨年の大雪被害で半数近い樹が被害を受けましたので、園地がだいぶがらんとしています。晩秋に桃とサクランボ「紅秀峰」の苗木を何本か植えましたが、1本だけ雪の中から顔を出しているのは「紅秀峰」のほうです。たぶん10年後には収穫できるでしょうが、晩生種なので露地栽培では梅雨で大部分が実割れしてしまうだろう。花粉樹として役立てて、自家用に少し収穫できればとの心づもりです。園地がガランと空きすぎているのは寂しいし、草刈りの労力だけが大変ですので、枯れずにうまく育ってくれると良いのですが。



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