ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

今年の母の日

2018-05-16 | アメリカ事情

帰国して三週間近くになり、ようやく日常生活が戻ってきた。いない間に孫たちは一段と成長している。そして母の日のために長女の夫と三歳の息子は、小さな足つきの花壇を作り、薬草や野菜を植えて、長女にプレゼントした。長年の干ばつで、スプリンクラーを極力使わないように言われて久しく、そんな荒れ果てた裏庭に、ちいさなオアシスのようにしつらえられた花壇。


長女の息子は、父親と二人でこの足つき花壇を作り、土を入れ、野菜や薬草を植えて完成させた。


同じ頃、ドイツの次男の妻と一歳半になる娘が、やはりバルコニーの小さな菜園で、初収穫のスナップエンドウを楽しんでいた。すぐに、そして頻繁に遠い地から、この孫娘の様子を写真で知らせてくれる次男の妻のよい母親ぶりは、私にはとても嬉しい。日曜日にくれたテキストには、”Happy Mother's Day! Thank you for being such a sweet and loving mother-in-law and for raising XXX(次男の名 ) to be such a wonderful husband and father!  Love you!" とあった。お世辞でもこう言われると、送られた写真の孫を見ながら、つい微笑んでしまう。


  

ちいさな”お庭”に水やりをする役目。

絵本は大好き。スエーデン語と英語と、今度はドイツ語も。


フロリダの三男からの電話も楽しく、また他の子供たちのやさしさにも感謝した。そんな中、隣の郡の病院で研修医をしている長男から電話がかかってきた。あいにく日曜日は、ER(緊急治療室)詰めのため、家にはこれなかったが、良いニュースをもたらしてくれた。7月1日から、とうとう専門分野の眼科・小児眼科・角膜の三年間の研修医プログラムを始めることになった、という。


このプログラムへ入ることはたいへんな競争率で、凡人の親は、おそらくダメだろうと思っていたのに、なんと選んでいただいたのだ。去年医大を卒業してすぐに、今の病院での研修医プログラムに入ったのだが、これも高い競争率で、全国から申し込む医大卒業生や研修医の数は非常に多く、アイビーリーグや高名な医大からの研修医が殺到するので、おそらく無理だと思ったのだが、意外に簡単に入ってしまった。やはり同期の研修医たちは、ほとんどスタンフォード大学やハーバード大学が多い。その中で、しっかりと凡人の息子が頑張ってやってきているのだ、と、この母親は信じられない思いであった。たいへんな幸運である。このプログラムはフロリダ州なので、長男家族は来月、大陸を半分ほど移動する。別れはさみしいが、子供が将来を決めてそれに、邁進していくことほど嬉しいことはない夫と私である。


こうして息子たち家族も、長女家族も、末娘夫婦もみな夫婦仲良く健康で、家族も円満にやっている。そんなことが本当に一番の母の日のギフトである。どうもありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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