ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

レーガン大統領の手紙

2021-01-08 | アメリカ事情

inspire21.com

「聖書の表紙と裏表紙の間には、人が直面するすべての問題に対する答えがあります。」

ーロナルド・レーガン

 

 

 

1976年に学生として訪米した私は翌年には永住権を得て、結婚して3年後の1984年第二子の長男が生まれたと同時に市民権を取得しました。市民権取得と同時に選挙権を得るので、早速支持する政党に登録し、その年アメリカ市民として初めての大統領選挙でレーガン氏に投票しました。結果第二期を続けんとするレーガン大統領は、地滑り的に再選され、どれだけ国民は喜び、希望を抱いたことでしょうか

そのロナルド・レーガン大統領の私信とは、人生の終点に行き着かんとしている無神論者で神経外科医の義父ロイヤル・デイヴィスに宛ててしたためられた手紙で、ワシントンポスト紙で発見され公開されました。希望と救いを発見することについて、この世を去りゆく老医師に書かれたこれ以上の言葉はありません。4分あれば、素晴らしい感動的な読書となります。

 

1982年8月7日

親愛なるロイヤル、

許していただければと思いますが、電話でお話をしてからずっと手紙を書きたいと思っていました。私はあなたがお持ちになられているだろう逼迫感を認識しており、心からその助けがあると信じています。

まず、私の個人的な経験についてお話ししたいと思います。知事としての最初の1年間、カリフォルニア州で見つけた状況は、今日のワシントンの状況とほぼ同じくらいひどいものだったことを思い出してください。問題は無限で解決できないように見えました。

それから私は胃潰瘍に気づきました。ワーナーブラザースでの長い間、誰も私に潰瘍を与えることができなかったのは、それが自分の弱さの徴候であろうかと恥ずかしいとさえ感じたものでした。不快感から非常に鋭い攻撃的でさえある絶え間ない痛みのある私に、ジョン・シャープ医師はメーロックスを摂るように言いました。

これは何ヶ月も続きました。私はオフィスの机、書類カバン、そしてもちろん家にもメーロックスのボトルをいくつも持っていました。そんなある朝、私は起きて、いつものように洗面所へ行き、薬棚のボトルに手を伸ばしました、そして、何かが起こりました。私はその薬を必要としないことを知っていました。前の晩はいつもの痛みで寝入ったと言うのに、その朝自分は癒されたと感じました。メーロックスは棚に戻されました。

その朝、私がオフィスに到着したとき、秘書のヘレンは私に郵便物を持ってきました。私が開いた最初の手紙は、南部州に住む女性(見知らぬ人)からのものでした。彼女は私のために毎日一緒に祈るグループの一人であると書いていました。信じられないかもしれませんが、2番目の手紙は、その州の反対側に住む、また見知らぬ男性からの手紙で、毎週集まって私のために祈るグループの一員であると伝えていました。

1時間以内に、法務スタッフの若い仲間が日常的な問題で私のオフィスにやって来ました。帰り際、彼はドアの所で立ち止まり、こう言いました。「お知りになりたいとお思いかもしれませんが、スタッフの何人かはあなたのために祈るために毎朝早く来て集まっています。」

ただの偶然の一致でしょうか?そうは思いません。数週間後、ナンシーと私はロサンゼルスに行き、毎年恒例の健康診断を受けました。少し戸惑いがちに、ジョン・シャープ医師は、私には胃潰瘍がないし、今までに潰瘍を持っていたという兆候さえないと検査結果を告げました。誓って申しますが、私はサクラメントでのあの特定の日について彼に決して話しませんでした。

聖書には、「私の名前で二人以上が集まっているところならどこでも、私もいるでしょう」という一節があります。

ロイヤル、私はあなたのお気持ちを知っています—あなたの疑いですが、もう少し長く書くことをお許しくださいますか?
キリストの誕生の約700年前に、古代ユダヤ人の預言者たちはメシア(救い主)の到来を予言しました。彼は見すぼらしい場所で生まれ、神の子であると宣言し、それを言ったために死刑に処せられると預言者たちは言いました。

おおよそ彼の人生について123ほどの特定の予言があり、それらはすべて実現しました。当時、はりつけは知られていませんでしたが、彼が木の十字架に釘付けになることが予告されていました。そして、予言の1つは、彼が無垢な乙女から生まれるというものでした。

今、私は医学博士としてあなたが受け入れるのがおそらく最も難しい事柄だと知っています。与えることができる唯一の答えは—奇跡です。しかし、ローヤル、私は、彼の人生の歴史ほど大きな奇跡はないと思います。彼は彼が彼であると言った人であったか、あるいは、これまでに生きた人の中で最も偉大な偽造者であり、山師であったかです。しかし、嘘つきで偽り者は、自分を救うために自分が嘘をついていることを認めるだけだったときに、救い主のように悶え苦しみ死に向かったでしょうか?

奇跡は30歳代の青年ということです。学者や司祭としての資格がなくても、街角で説教を始めました。彼は身を包む衣服しか持っておらず、円で言えば、直径100マイル未満を移動し、それ以上旅することはありませんでした。彼はこれをわずか3年間行った後、一般的な犯罪者として処刑されました。

しかし、2000年の間、彼は…これまで生きてきたすべての教師、科学者、皇帝、将軍、提督を合わせたよりも、世界に大きな影響を与えてきました。

使徒ヨハネは、「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」と述べました。

私たちがしなければならないのは、私たちができることをすべて行ったとき、つまり私たちの力と能力が尽きたときに、イエスの名によって神に助けを求めることだけであると約束されています。私たちは彼の無限の善と憐れみを信頼し、信じるだけでよいのです。

ロイヤル、あなたとエディスは大きな愛を知っています—多くの人が知ることを許されています。その愛はこの世での人生で終わることはありません。この世に生きることは人生の一部に過ぎず、より大きな人生、より大きな栄光が私たちを待っていると私たちは約束されています。それはあなたを待っています、そして必要なのはあなたが信じて神にあなた自身を彼の手に委ねることを告げることだけです。

愛を込めて、
ロニー

レーガン大統領が署名した友人ポール・ワトソン氏への聖書

Photo: inspire21.com

 

 

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