つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の備え。

2016年07月31日 12時54分34秒 | 日記
今朝の散歩中、津幡町役場に立寄る。
普段は足早に通り過ぎる事が多いが、
陽射しを避けて建物の陰に身を置き、しばし滞在。
辺りを眺めるうち、幾つかの施設が目に入って来た。

例えば「水防倉庫」。

横長の庫内には、丸太・土嚢・麻袋・俵・むしろ・スコップ・ロープ・針金・鋸・ペンチなど、
各種の備品が収められているのだろう。
また、同じ並びには、冬季に活躍する「ラッセル車」や「ブルドーザー」。
屋根にラッパスピーカーを付けた「広報車」といった車両倉庫もある。

更に、きのうのお祭りの際に設置される「臨時バス停」や「臨時駐車場」表示板、
通行止め・迂回路などの交通規制を促す看板類などが見受けられた。
中でも、ここ数年来の情勢を反映して、真新しく、充実していたのはコレ。

春から秋にかけ、本州各地・石川県内で「熊(ツキノワグマ)」の目撃情報は、
珍しい話しではなくなった。
身近な脅威なのである。
(※2011年11月27日に関連投稿アリ)

他にも、レンガ調の高い壁に囲まれた一角には「庁舎非常用発電機施設」の看板。
鉄扉の隙間から覗いた中には、銀色に輝く燃料タンクと大きな機械。
これら様々な備えを揃えたここは…もし、不測の事態に見舞われた時、
町の「拠点」になるのだと、改めて気付いた。
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津幡短信vol.21

2016年07月30日 21時31分26秒 | 津幡短信。
自分の目で見た、津幡町に関するごく短いニュースの不定期通信。
今回はコチラ。 

【盛夏に盛況。】

本日「つばた町民八朔まつり」が開催された。

僕がメイン会場である津幡町・庄の「住吉公園」を訪れたのは、午後6時前。
真昼に比べて気温は下がったとはいえ、身体に暑熱がまとわりつく。
ステージ演目の「動物戦隊ジュウオウジャー」ショー。
昼・夕2回公演のうち午後1時開演は、過酷だっただろうとお察しする。
…と書いた今、子供時代に観たキャラショーの思い出が蘇ってきた。

あれは確か、僕が津幡小学校3年生だった頃。
「金沢ヘルスセンター」アシカプールでの
「愛の戦士 レインボーマン」ショーの一幕だ。

ご存知ない方向けに簡潔に説明しておけば、
「レインボーマン」は70年代初頭の特撮ヒーローもの。
インドの超能力者「ダイバダッタ」の下で修業を積んだ日本人が、
悪の組織「死ね死ね団」(←凄いネーミングだ…)と戦う勧善懲悪ストーリーである。

さて、ショーも本筋に準じ、見事、正義の勝利で幕を閉じた途端、
MCのお姉さんが魅惑のアナウンス!

『良い子のみんな~っ!この後はレインボーマンのサイン会ですよ~!
 お一人500円で~す!押さないでね~っ!』

何としてもサインが欲しかった僕は、
「岩倉具視」の肖像が印刷された500円札を握りしめ列に並んだ。
胸を高鳴らせて待つ事30分余り。
ついに!自分の番が回ってきた!
お姉さんにお金を渡してサイン色紙を受け取り、憧れのヒーローの前へ!
ところが、あろう事か「レインボーマン」は息を切らせてゼーゼー!
ドーランが溶け出した汗は、ブラウン&ブラック&レッド&more。
レインボーカラーではないか!
「現実」を目の当たりにした…。

~閑話休題~

お祭り会場横では、毎年恒例、津幡川の「和舟乗艇」。

そして、歩を進めた「大西山」には、勇ましい幟が翻っていた。

明日、津幡小学校グラウンドの町常設相撲場において、
「第47回全国選抜社会人相撲選手権大会」が行われる。
時間と都合が許せば、足を運んでみて欲しい。
近くには「ミニボートピア津幡」もある。
盛夏に負けない、熱い一日が過ごせるだろう。

わが愛犬も、暑くて仕方がない様子。

しかし、明日も散歩には行くぜ!

<津幡短信vol.21>
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白い妖精のパーフェクト10。~ナディア・コマネチ。

2016年07月28日 06時53分59秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第十三弾は“白い妖精”「ナディア・コマネチ」。

「妖精」を辞書で引いてみた。
≪超人間的能力を有し、いたずらで遊び好きなものとして、
 西洋の説話・伝説に多く登場する、人間の姿をした精霊。≫
この定義に照らし合わせてみて、
やはり、昭和51年(1976年)の夏季オリンピック、
「カナダ・モントリオール大会」で旋風を巻き起こした女子体操選手、
「ナディア・コマネチ」は「妖精」だったと言える。

妖精の条件①…超人間的能力。
これは、卓抜した体操競技力に他ならない。
史上初のパーフェクトテン・10満点を叩き出したのだから。
7度に亘って。
個人総合を含め、金3、銀1、銅1のメダルを獲得。
他の追随を許さず、異論を寄せ付けない結果と実力である。

妖精の条件②…説話・伝説に多く登場。
上記の大活躍は、人々の記憶に刻まれ、そのまま伝説になる。
折に触れて思い出しては、唇に名前が登るスターだ。
間もなくリオ大会の幕が上がるが、こうしたオリンピック報道の際、
過去の名シーンとして登場する事も珍しくないだろう。

ところで「妖精」は「妖(あやかし)の化身」ともなるのだが、
彼女は、その資格も備えていた。

当時は米ソ冷戦の只中。
鉄のカーテンの向こう側は、謎の世界だった。
東欧の小国・ルーマニアというだけで、充分にミステリアスである。
純白のレオタードに包まれた小柄な体躯は、アスリートらしい硬質な美の結晶。
彫りが深く可愛らしい顔立ち。
高得点の後も笑顔を浮かべた印象が薄く不思議な魅力を湛えていた。

情報の少ない社会主義国から、突如、彗星のように現れた美少女は、
極東の片田舎に暮らす少年だけに衝撃をもたらした訳ではない。
世界が驚き、夢中になったのである。

2012年5月3日
2011年6月11日
※関連記載アリ
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誰れそ彼 回顧の夏の 怖ろしさ。

2016年07月24日 23時34分47秒 | 日記
かつて、昼でも夜でもない時間帯は、精霊や魔物が跳梁跋扈するとされた。
満足な街灯などなかった当時、
日差しが翳る頃合いを不気味に感じてしまうのは頷ける。
薄暗い中、人々はこう問い合ってコミュニケーションを図った。
「誰そ彼?(たれそかれ/あなたは誰ですか?)」
その物言いが「黄昏(たそがれ)」になった。

情け容赦がなく強烈な真昼とのギャップからか、
四季の中でも、夏の黄昏は、取り分け禍々しさを募らせる。
…例えばこんな束の間がそれだ。

自宅近くの住宅街で撮影したこのスナップは、少年時代の記憶と符合する。
汗にまみれ、遊び呆けて過ごした、ある夏の黄昏時。
ふと気が付くと、辺りに闇が忍び寄っていた。
刻一刻と遠ざかる昼。
代わって、深く、濃くなる夜の気配。
程なく友人の顔すら判別し難くなってゆく。
得体の知れない不安に駆られ、別れもそこそこに駆け出した僕の顔は、
きっと恐怖に引きつっていたに違いない。
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津幡町、夏空コレクション。

2016年07月23日 10時16分12秒 | 自然
きのう、気象庁は、北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表した。

この毎年耳にする「梅雨明け(入り)宣言」だが、
判断に明確な基準がないのは、よく知られた話。
発表の元になるのは、天候の経過と1週間先までの見通しである。
多分に「予測」の要素が含まれているのだ。
大自然が司る季節の移り変わりは、本来、曖昧なもの。
後で、よくよく見直してみると、
実際の分かれ目は、数日~数週間ズレていた…という事も珍しくない。
故に「宣言」は「速報」。
その年の梅雨明け(入り)は、秋に観測結果を再検討して正式決定となる。

しかし、今年の「明け宣言」は、かなり正確かもしれない。
今朝の散歩で、そう実感した。

燦々と降り注ぐ陽の光を浴びて咲くヒマワリ。
薄雲が棚引く青空を背景に、黄色い大輪は典型的な夏模様の1つである。
また、以下も、いかにも夏らしい。

民家横の電柱支線ワイヤーを辿って、空へ伸びる朝顔。
暑さに負けない力強い生命力を感じる。
可憐な花は、俗に「吹雪」とか「刷毛目」と呼ばれる変化物。
白と青が混在していて面白い。

次はホームセンター「コメリ」店頭で撮影した「ハイビスカス」苗。
鮮やかな赤い花は「夏」「南国」の印象が強い。
ネット検索して調べてみたら、
液肥と水やりを欠かさず、日光が当たれば、簡単に花が咲く。
夏の暑さ、直射日光にも強く、初心者向けだけに、
花に興味が無かった男性がハマりやすい…との事。
食指が動く。

さて、津幡町ならではの夏模様と言えばコレだ。

「100キロコンペ」関連の立て看板。
夏場の健康増進を狙った取組「100キロコンペ」については、
拙ブログ過去投稿に詳しい。
ご存知なく、ご興味あれば、ブログ内キーワード検索にて探してみて下さい。
そしてもう一つ。

ハイ、青空に映える「ミニボートピア津幡」案内看板です。
コレもこの町ならでは。

真夏の艇界では、毎日、熱いレースが続いている。
僕が応援するレーサー「毒島 誠」は、熱戦の中で苦しんでいる。
近節2度、ビッグレースの優勝戦までは、舟を進めたものの未だ戴冠ならず。
「ブス」の「梅雨明け宣言」が待ち遠しい。
現在は「常滑競艇場」でのG1レースに参戦。
頑張れ、夏男!ポイズンキラーの本領発揮だ!
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