つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡川、只今工事中。

2012年11月24日 08時26分07秒 | 日記
津幡町内には、石川県管理する河川が4つある。
津幡川、能瀬川、材木川、大海川だ。
僕の生活環境に最も近いのが、このブログにも度々登場する「津幡川」。
町の都市建設課資料によると、
水源から河口までの距離「流路延長」は、10,980m。
様々な生き物が寄り添って暮らしている。

そんな津幡川の水位が、ここのところ、やけに低い。
まとまった雨が降る時期だから、水害防止の為に川尻水門を開けて、
コントロールしているのだろうと考えていたが…。
「今日の一枚」-「護岸工事」の現場を見て、
コレが理由かもしれないと思い直す。

撮影場所は「住ノ江橋」の袂。
コンクリートの人口護岸をめくった所に、円柱上の土木用土嚢を積み、
これから部材を組み上げていくようだ。
画面には写っていないが、近くには大小2台のショベルカーも停まっていた。
告知看板によると、工期は平成25年3月22日まで。
期間中、午前8:30~17:00まで行われるらしい。

以前…2011年9月27日と28日、2日間に渡って、
やはり水位の低くなった川べりを歩いた模様を投稿した。
その中で、護岸の痛みが激しい事にも触れてみたが、
あれから一年が経った今、本格的な修繕が始まったようである。

一方、津幡町が管理する「橋」は、
先日10月28日に投稿したとおり、各所でお手入れの真っ最中。

   

「白鳥橋」には、その横に足場用の「仮設橋」が登場。
欄干のお色直しだ。
川も、橋も、春にリニューアル予定。
工事に携わる皆さんの苦労が軽くなるよう、
寒冷日と積雪が少ないといいのだが…。
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津幡飼育日記。

2012年11月23日 11時37分42秒 | 日記
「今日の一枚」は、あるお宅の玄関先の小さな池にて撮影した「錦鯉」。

濡れた石は、灰や焦げ茶に発色し、
表面に落ち葉が漂い、底には枯れ葉が沈んだ水の中は仄暗い。
そこを行き来する、明るい朱と滑らかな白。
…美しい。
子供の頃、どこかで同じ様な光景に出逢った僕は、
不規則なツートンカラーの魚体を手に入れたくてたまらくなった。

生家に池はなかったので、プラスチックの水槽を用意。
水道水をバケツに汲み置きして丸1日放置。
カルキを抜いてから水槽の中へ。
近所の用水にて調達した「カナダモ」を入れ、「ホテイアオイ」を浮かべた。
更に、家探しして見つけた古いエアーポンプもセット。
玄関の下駄箱の上に設置して、準備完了。

2010年8月18日の投稿に登場した店、
津幡中央銀座商店街の「勝泉米穀店」へ行き「錦鯉」の幼魚を2匹購入する。
大きさは10センチくらい。
価格は、1匹150円程度だったはず。
自分の水槽に泳ぐ姿を想像し、嬉しくて息苦しくなった。
逸る気持ちを必死に抑え込みながら家路を急ぐ。

そして、いよいよ投入!
ビニール袋から「僕の錦鯉」が泳ぎ出した瞬間…恍惚とした。
望んだ光景が目の前に出現したのである。
満足だった。
それからというもの、上から、横から、下から、斜めから、角度を変えつつ、
長い時間、飽きもせずに眺め続けた。
食事時間を告げる母親の声など耳に入らなかった。
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津幡町の銭湯~鉄砲湯編。

2012年11月22日 22時37分08秒 | 日記
「今日の一枚」は、スガイ書店傍の銭湯「鉄砲湯」。
以前から、ネーミングの由来が気になる存在だった。
もしすると「鉄砲風呂」が関係しているのだろうか?

「鉄砲風呂」とは、江戸時代に生まれた内風呂。
木製の楕円形の桶風呂で、風呂桶の中の「鉄の筒(鉄砲)」に、
薪をいれて焚き、筒を加熱して湯を沸かすスタイルだ。
時たま、時代劇などに登場する。
つまり、伝統的なお風呂の粋を受け継いで命名されたのかな?とも考え、
少々ネットサーフィンをしていたところ…。
地元ローカルTV局のHPに、ヒントを発見。

『藩政時代、お客さんの中に、弾薬製造業者がいたらしいんです。
  どこへ行っても『鉄砲屋』と呼ばれます。』
                 (※テレビ金沢「誉のドコ行く?」より引用原文ママ)

上記は、アナウンサーが津幡町を歩く途中、
「鉄砲湯」に立ち寄り、お店の方に聞いたらしい件だ。
放送は観ておらず、いまいち判然としないが、どうやらそういう事らしい…。
また“藩政時代”の単語があるくらいだから、かなり歴史が長いようだ。

そして、更に「鉄砲湯」関するこんな記事も発見。

『津幡町津幡の銭湯「鉄砲湯」は、腐りにくく、
 虫がつかないとされる新月伐採の木の効用に着目し、
 月が姿を消す新月の日に伐採木の木片を湯船に浮かべる
 ユニークなサービスを続け、「ふしぎ銭湯」として注目されている。
 
 鉄砲湯は、重油類を使わず工務店などで出る木くずを燃料に
 地下水を沸かしている。
 同銭湯に木くずを提供している同町能瀬の工務店社長で、
 仲間と新月伐採 木による住宅、和船づくりに取り組む
 岡田良治さん(59)の勧めと木片の提供で、
 昨年一月にサービスを始めた。  
 以来、ほぼ月一回めぐってくる新月の日に、
 「新月の湯」の看板を掲げ、
 男女の湯船にはスギやアテなど各十個以上を浮かべている。

 脱衣場には新月や新月伐採法の紹介パネル、
 玄関には月関連の書籍約四十冊の文庫もある。
 書籍は利用客の小学六年生=当時=が
 「関心のある人に」と寄せたものという。
 新月の日以外にも「今晩は満月です」などとイラスト付き看板で
 月情報を提供している。

 では、“月の神秘の力”は利用客の心身にどう作用しているのか。
 常連客からは「木の香に癒やされる」「温まる」などの声も聞かれるが、
 鉄砲湯経営者の横川一郎さん(76)は
 「効果があるのかないのか、はっきりいってわかりません」。
 ただ、「月に関心を持つようになった」との声は多く、
 横川さんは「銭湯からの帰り道、夜空を見上げ、
 ゆったりとした気分を味わっていただいているようです」と話している。』

                  (※2009年掲載・北陸中日新聞記事より引用)

裏口付近に木屑が積み上げられているのは知っていたが、
「新月サービス」は知らなかった。
まだ行っているのだろうか?
今月の月齢スケジュールは…新月が14日!
既に終わっている!
来月は13日。
木曜日か…。
時間が許せば、足を運んでみたいと考えている。
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昭和の津幡町にて戦々恐々。

2012年11月21日 08時24分22秒 | 日記
「今日の一枚」は「津幡町PTA大会」に人々が集う様子。
先頃・11月11日、津幡町文化会館シグナスにて開催された。
僕は縁がなく参加しなかったが、当日は以下のような内容だったらしい。

『教育委員会表彰、町P連会長表彰、
 講演会 10:30~12:00 
 演題「ケータイ・インターネットが子どもたちに及ぼす影響について」 
 講師 金沢星稜大学 村井万寿夫氏』

…これは「津幡南中学校」のブログ「校長室より」引用させていただいた。
文中にある「P連」は「PTA連合会」の略。
小中学生の親御さん方が、学校と連携した教育活動の成果を披露し、
あるいは努力を労い、有識者による指導を受ける。
そんな場なのだ。

「PTA」…「Parent-Teacher Association.」
日本語訳としては「父母と教師の会」。
第二次大戦後、父母・教師が相互に協力して学校単位に発足した任意団体。
お手本は、戦勝国のアメリカである。
目的は、子供の福祉と教育効果の向上。
その考え方は間違っていない。
また、その行為も間違ってはいない。
…しかし、小学生の僕の頭には、別の幻想が張り付いていた。

『度々、サブカルチャーに「有害」のお墨付きを与える
 アタマのカタイ大人達の集まり。』

図書、TV番組、音楽、映画などにNGを出すニュースを見聞きして、
戦々恐々としたものだ。
無知だったのである。

さて、前述引用した「津幡南中学校」のブログには、
講演会告知に続き、こんな記載があった。

『是非この機会に現代的課題である情報モラルについて
 インターネットを通した話で理解を深めてほしいと思います。
 もはや、この問題については
 学校では指導と対策に限界を感じています。』

現実世界と乖離した電脳世界の歴史は浅く、経験の蓄積による規範の構築や
法整備を遥かに上回る凄まじいスピードで変化している。
便利な面は認めるが、昨今のPC遠隔操作事件などを見ても分かるように、
恐ろしさも内包した別世界だ。
大人は勿論、未熟な子供が足を掬われるケースは想像に難くない。
確かに、使う側が道徳と知識を備える事は、必要不可欠な要素である。
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津幡町で胸を高鳴らせた70年代。

2012年11月20日 08時20分34秒 | これは昭和と言えるだろう。
「今日の一枚」は、サークルK本津幡駅前店の店頭に掲示された
「週刊少年ジャンプ」発売告知である。
撮影したのは、きのうの朝だから、現在の発売曜日は「月曜日」。
僕が定期購読していた当時は、1日遅かったはず。
毎週火曜日がやって来るのを、指折り数えて待っていたものである。

1970年代のジャンプは、伸び盛りの勢いがあった。
表紙には「100万部突破!」「200万部突破!」の大見出しが躍り、
発行部数は右肩上がり。
積極的に新人作家を起用して、常に新風を送り込み、
人気作家に成長すれば専属にして、他誌との差別化を図る。
読者アンケート至上主義に基づく誌面構成と編集方針。
そうした“ジャンプ・スタイル”は、ある程度受け手の要求に敵い、
送り手の切磋琢磨を生んで、ヒットを量産した。
例えば…

@サーキットの狼…「池沢さとし」。
@アストロ球団…「原作:遠崎史郎、漫画:中島のりひろ」。
@こちら葛飾区亀有公園前派出所…「山止たつひこ」。
@包丁人 味平…「原作:牛次郎、漫画:ビック錠」。
@ど根性ガエル…「吉沢やすみ」。
@侍ジャイアンツ…「原作:梶原一騎、漫画:井上コオ」。
@東大一直線…「小林よしのり」。
@男一匹ガキ大将…「本宮ひろし」。
@ハレンチ学園…「永井豪」。
@ぼくの動物園日記…「原作:西山としお、漫画:飯森こういち」。
@はだしのゲン…「中沢啓治」。
@女だらけ…「柳沢きみお」。
@ドーベルマン刑事…「原作:武論尊、漫画:平松伸二」。
@1・2のアッホ…「コンタロウ」。
@リングにかけろ…「車田正美」。
 (但し個人的に好きだったのはブーメランフック登場以前まで。
  真面目なボクシング時代に限る)
@ホールインワン…「原作:鏡譲二、漫画;金井たつお」。
@コブラ…「寺沢武一」。

順不同、作家陣の名前は記憶に頼っているため不備もあるかもしれない。
思いつくままに列挙しただけでもこれだけ並ぶという事は、
改めて、自分自身がいかに熱心な「愛読者」だったかを認識した。

そして年に一度行われる「愛読者賞」という誌上イベントも楽しみだった。
連載陣から選ばれた10人が、限られたページ数で読み切りを掲載し、
出来栄えを競うのである。
取り分け印象深いのは…
「トイレット博士」の作者「とりいかずよし」のペンによる人情もの。
普段描いているのは下ネタ満載のギャグ漫画なのに、
まったく毛色の違う感動ストーリーも手掛ける懐の広さに驚いた。
作品のタイトルは思い出せないが、
その中で登場した「十蔵焼きそば」のレシピは、よく覚えている。

「家庭用のコンロは火力が弱く、具材から水分が染み出るため、
 野菜と麺は別々に炒めるのがよい。」
「麺を炒める際は、フライパンを十分に熱してから。
 少量の水を加えて蒸し焼きにするとよい。」

今も僕は、この教えを忠実に守っている。
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