つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

どまんなか&ド本命フェスタ。

2019年10月27日 23時19分05秒 | 賭けたり競ったり

本日、津幡町旧市街中心部に於いて「どまんなかフェスタ2019」が行われた。
昨夜は激しい雨。
今朝は一面の雲。
降雨の心配は多々あったと察する。
主宰の「津幡町商工会」関係者にとって開催するか否かの決断は、
一種の賭けだったかもしれない。

やはり午前は篠突く雨になったが、
午後3時を回る頃には止み、多くの町民が会場に詰め掛けた。
僕が訪れた時は、ちょうどステージで「第12代ミスつばた白鳥姫認証式」の最中。

先代からタスキを渡されるところだった。
振袖姿も華やか。
観客達から拍手を浴びて微笑む様子が、実に微笑ましい。
これから、津幡町のPRを担っていただきたい。

さて、会場内には沢山の出店が揃い、いい匂いが漂う。

焼き鳥、たこ焼き、おこわ、スイーツ・・・。
皆、それぞれお目当ての味を楽しんでいたが、
やや肌寒くもあったので、名物「倶利迦羅そば(温)」を求める。

地元で採れた山ゴボウの葉や抹茶を使った麺は、
歯ごたえ潔く、緑の香りが鼻に抜け、爽やかな後味。
熱々の出汁をかけ、ネギと揚げ玉をトッピング。
一味を振って頂戴すると、体の芯から温まる。
旨かった!

今年の新機軸「スーパーカー展」で「ランボルギーニ・カウンタック」を眺め、
僕は「ミニボートピア津幡」へ向かう。
艇界で最も古い伝統と格式を持つ全日本選手権、
「第66回 ボートレースダービー」優勝戦発走が迫ってきたからだ。

6日間の激闘を勝ち抜いて舳先を進めたのは、以下の6人。

1号艇:毒島 誠(群馬)
2号艇:馬場貴也(滋賀)
3号艇:石野貴之(大阪)
4号艇:松田祐季(福井)
5号艇:前田将太(福岡)
6号艇:木下翔太(大阪)

優出インタビューで”ド本命“「毒島」はこう言った。
「運が良かったです。ツイてました」
前日の準優勝(準決勝)戦で、予選1位と2位が相次いで敗れ、
またも転がり込んできたポールポジション。
確かにツイているが、フロックではない。
低調モーターを立て直し、凄まじいターンでポイントを稼ぎ、
高いポジションに居続けたからこそ。
つまり、実力で手繰り寄せた幸運だと思う。
今節は「安定感」が際立っていた。

正攻法で勝ち上がってきた2号艇に一抹の不安を感じたものの、
僕は、自信をもって1号艇からの舟券を投票した。

果たして「毒島」はコンマ10のスタート。
隣がやや凹み、壁がやや頼りないスリット隊形ではあったが、
他艇に何もさせず、見事に逃げた!
激しい2着争いを尻目に一人旅。
ゴールまでに要した時間は、1分46秒7。
節間レコードを更新して、優勝した。

おめでとう!

ダービージャケットが良く似合う。
「カッコいいぞ!ブス!!」
これで年間賞金ランキング1位。
年末の楽しみが倍増してきた。
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津幡短信vol.64

2019年10月26日 19時06分10秒 | 津幡短信。

津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回は、こちらの2本。

【明日、どまんなかフェスタ。】

毎年秋「津幡町商工会」主催によるイベント「どまんなかフェスタ」が、
明日・令和元年10月27日(日)に開催される。
会場は、旧市街中心部の「四ツ角交差点」及び「おやど橋周辺」。

今年は、例年の催し・・・飲食屋台、ダンス、吹奏楽演奏、お茶会などに加え、
庄町商店街の特別協賛による「スーパーカー展」、
2年に1度の「第12代ミスつばた白鳥姫認証式」を予定している。
時刻はおよそ11:00~18:00。
これに伴い、交通規制も実施される。

設営開始から撤収まで周辺は通行止め。
ご注意ください。
そして、時間と都合が許せば足を運んでみてはいかがだろう。

そんな賑わいの創出がある一方、姿を消したものもある。

【うえみやビル解体。】

四ツ角交差点にほど近い商店街の一角。
鉄筋四階建てのビルに足場が組みあげられているのに気付いたのは、
9月になったばかりの頃だった。

それから、散歩の折に足を運び移り変わりを見守った。

防音シールドがかけられた中では、小型重機が鉄の爪を振るっていた。
初めて目にとめてからおよそ2ヶ月弱、
今朝、ついに更地に。

見慣れた景色がなくなるのは、やはり寂しい。
結びに、3年前に撮影した画像を掲載する。




<津幡短信vol.64>
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Strange 津幡町⑦

2019年10月23日 07時32分08秒 | 不可思議な光景

驚くほどではないが奇妙。
一風変わった微妙な珍妙。
散歩中に出逢った不可思議な光景を記す不定期連載…
6年半ぶりの第七回。

時々「なぜここに?」と首を捻ってしまうドアを見かける。
出られぬ扉

数年前に取り壊され、今は無き「サントウビル」看板横のドア。
中から扉を開けて一歩踏み出せば、踏みしめるもののない空虚。
たちまち真っ逆さまに落ちてしまう。
きっと、かつては下に続く非常階段でもあったのだろう。
もはや役を成さないドアを見上げ、ありし日を想像した。

現在、ビルの跡地は数件の住宅が建っているが、
その工事中にも一種奇妙な光景を目撃した。
取るに取れないパンフレットである。

奥に写る「売物件」の看板、
ビニール袋に入った施工者のパンフレットが設置されている。
袋には「ご自由にお持ちください」の案内。
しかし、敷地の境界線はカラーコーンとバーに遮られ、
「立ち入り禁止」の表示が。
近付くことは叶わなかった。

続いて、低すぎるインターホン

「クスリのアオキ本津幡店」傍の円柱前、
地上およそ20センチに設置されているのには、どんな理由があるのだろう。
地下住人との交信のため?
コロボックル専用?
僕にはボタンを押す勇気はない。

もう一つ、押すに押せないインターホン

一体、どうすればいいのだろう。
途方に暮れる。
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ボンドとゴジラに愛されて。 ~  若林映子。

2019年10月19日 22時15分19秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび手慰み。
不定期イラスト連載、第百二十二弾は「若林 映子(あきこ)」。

俗に「アジアンビューティー」と呼ばれるアジア女性の美の基準は、
“欧米目線”なのかもしれない。

@例えば「蒙古襞(ひだ)」。
 目頭の上まぶたから鼻側へ下行する鎌状の襞は、
 モンゴロイドの目元に切れ長で涼し気な印象を与える。
@または「みどりの黒髪」。
 直毛で濡れたように艶やかな黒い髪。
 「みどり」は「Green」ではなく、新芽などの「瑞々しい状態」を指す。
これら欧米系にはあまり馴染みのない特色に、
神秘的でクールな印象を抱いたのではないだろうか。

「若林 映子」は、そんなアジアンビューティーの魅力に加え、
彫りの深い面立ちに、整った肢体にも恵まれていた。

昭和34年(1959年)、イタリア映画『レ・オリエンターリ』。
昭和36年(1961年)、日伊合作映画『アキコ』。
             西ドイツ映画『遥かなる熱風』。
昭和42年(1967年)、『007は二度死ぬ』でボンドガールに抜擢。
「浜 美枝」と共に、銀幕を彩った。

更に、彼女は東宝特撮映画のヒロインでもある。
僕が、その姿を初めて目撃したのは『三大怪獣 地球最大の決戦』。
本公開は、昭和39年(1964年)のお正月映画だから、
リバイバル上映だったと思われる。

タイトルにある三大怪獣は、ゴジラ、ラドン、モスラ。
加えて、彼等が戦うライバル・・・キングギドラが初登場。
空を飛び、光線を放つ、三つ首の黄金龍には度肝を抜かれた。
そして、外国の王女にして金星人の末裔役の「若林 映子」に心がときめいた。

同作は『ローマの休日』を下地にしている。
「夏木 陽介」演じる刑事との仄かなロマンスに、
小学生だった僕は、大いにのぼせ上ったものである。
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疲労回復に効能あり。 ~  キャメロン・ディアス。

2019年10月18日 22時48分26秒 | 手すさびにて候。

ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載、第百二十一弾は「キャメロン・ディアス」。

1972年8月30日、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ出身。
キューバンアメリカ人の父。
チェロキー、イングランド、ドイツの血を引く母。
ハイブリッドの魔法が与えた美貌は少女時代から耳目を集め、
16歳でモデル・マネジメントと契約。
「リーバイス」、「カルバン・クライン」のモデルを務め、ティーン誌の表紙を飾り、
映画『マスク』のオーディションに合格して、ハリウッドへ。
1994年の事だ。
以降は、まさに飛ぶ鳥を堕とす勢い。

『フィーリング・ミネソタ』(1996)。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)。
『メリーに首ったけ』(1998)。
『マルコヴィッチの穴』(1999)。
『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ(2000/2003)。
『バニラ・スカイ』(2001)。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)。
『クリスティーナの好きなコト』『マイノリティ・リポート』(2002)。
『イン・ハー・シューズ』(2005)。
『ホリデイ』(2006)。
『ナイト&デイ』(2010)。
『バッド・ティーチャー』(2011)。

・・・ざっと挙げただけでも、ヒット作のオンパレード。
20世紀末からの20年あまり「キャメロン・ディアス」は銀幕のスターだった。

聡明でシリアスな演技、鬼気迫る役もこなすが、
彼女の真骨頂はコメディエンヌだと思う。
特に“軽い邦題”が付いたそれは、タマラナクいい。

『メリーに首ったけ』。
『ベガスの恋に勝つルール』。
『ダメ男に復讐する方法』。
『恋愛だけじゃダメかしから?』。

これらは、下ネタ、セクシーシーン、お下品なおバカシーンが展開されハッピーエンド。
小難しく考えたり、ストーリー性を求めてはいけない。
ただドタバタラブコメ劇の中心にいる、美しく可愛い彼女に身を委ねればよい。
疲れた時の「キャメロン・ディアス」
観終わる頃には、落ち込んだ気分が少しは解消しているだろう。

彼女がスポットライトの下を去り、5年近くが経つ(2019年現在)。
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