つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

<追記アリ>賭けたり、競ったり、煩悶したり。

2021年06月27日 18時30分00秒 | 賭けたり競ったり
             
勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし

よく知られた話だが、プロ野球界の名選手にして名監督、
故「野村克也(のむら・かつや)」さんが口にした格言だ。
オリジナルは、江戸時代、肥前平戸藩の藩主にして剣の達人
「松浦静山(まつうら・せいざん)」の言とされる。

100%負ける試合であっても、まぐれで勝ってしまうことがある。
一方、負けるときには必ず負けた理由がある。
--- 言い得て妙。
勝負事の正鵠を射ているとも言えそうだ。

きのう、岡山県倉敷「児島競艇場」を舞台に行われたSGレース、
「第31回 グランドチャンピオン」の準優勝戦は波乱の連続。
予選を上位で通過した最も有利な枠番の1号艇が次々と破れ去った。
それは「番狂わせ」なのだが、冷静に見直してみれば、
やはり「負けに不思議な負けなし」だったと思う。

連発した高配当を予想し、的中するのは競艇ファンの醍醐味。
個人的には1勝2敗のプラス収支で切り抜け、胸を撫で下ろしているが、
11R、5号艇で乗艇した「毒島 誠」が生き残れなかったのは残念でならない。



さぁ、優勝戦である。
5日間に亘る激闘を勝ち抜き、最終決戦に舳先を進めたのは、以下の6名。

1号艇:前本泰和(まえもと・やすかず/広島)
2号艇:菊地孝平(きくち・こうへい/静岡)
3号艇:湯川浩司(ゆかわ・こうじ/大阪)
4号艇:白井英治(しらい・えいじ/山口)
5号艇:峰 竜太(みね・りゅうた/佐賀)
6号艇:松井 繁(まつい・しげる/大阪)



最有力は、1号艇“安芸の仕事人”「前本」なのだが、大変悩ましい。
何しろ最も有利な最内枠のポールポジション。
上記メンバーの中で、機力は一歩抜けている気がする。
しかし--- 。

2号艇は、鋭発一番“じょっぱりスタート野郎”
3号艇は、予選通過最下位から下剋上の“快速王子”
4号艇は、予選トップ通過“長州の白鮫”
5号艇は、実力ナンバー1“コース不問の強竜”
6号艇は、随所に上手さが光る“絶対王者”

強者、曲者揃いのメンバー構成。
不思議な勝ちが生まれる可能性はある。
今のところ、三連単なんか狙う気にならないのが正直なトコロだ。
投票までに残された時間は少ない。

<追記/不思議完封。>
             
岡山県倉敷「児島競艇場」を舞台に行われたSGレース、
「第31回 グランドチャンピオン」優勝戦が終わった。
勝利の栄冠は、“安芸の仕事人”「前本泰和」の頭上に輝いた。



本番レース、進入は枠なり3対3。
2号艇がやや逡巡しながら捲りに出るも不発。
すかさず開いた内懐を差す3号艇と4号艇を突き放す1号艇。
不思議な勝ちなど入り込む余地のない、堂々の逃走劇だった。

結局、僕は三連単で投票した。
レース展開を3パターン予想して、3枚の舟券を購入。
いつもなら、展開は2つまでにするのだが今回は絞り切れず。
結果、最も低い配当で的中した。
収支はマイナスだが、丸損しないだけマシ。
それもまた競艇なのである。

おめでとう、前本。
2年連続のグランプリ出場へ視界良好。

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津幡短信vol.89 ~ 令和参年 水無月。

2021年06月26日 14時30分00秒 | 津幡短信。
               
6月の異名(旧名)の一つが「水無月(みなづき)」。
梅雨にあたる頃、水が無いとは奇妙な印象だが、
「無/な」は「の」にあたる母音交換連体助詞。
つまり「水の月」だ。

梅雨入りはしたものの、ここ最近の北陸は雨が降っていない。
文字通り「水の無い日」が続いているが、新暦は旧暦より1ヶ月ほど早い。
ちょうど今頃から「水の月」が始まる。

津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の話題は以下の3本。

【美しい青に出会う。】



朝顔は、まだ薄暗い夜明け前に咲く。
日が高くなり、気温が上がる頃には花を閉じてしまう。
早朝に出かけなければ、この鮮やかな青には出会えない。
夏の眼福の一つだ。

【亀に出逢う。】



町中を流れる用水と津幡川との合流地点では、
右岸の木々が生い茂り、水面に影を落としている。
風がなく波立たない。
流れなく淀んだ状態。
--- こんな時は「ヤツ」がいるかもしれないと考え、下を覗き込む。



いた、イシガメだ。
餌でも探しているのか、首を左右に振りながら水底を歩いていた。
2週間ほど前にも道路を横断する亀を見かけたが、
浮力があるお陰か、やはり動きは陸上より圧倒的にスムーズ。
半水棲の爬虫類だけに「水を得た亀」である。

【はたらく人とすれ違う。】



大西山山頂で、忠魂碑周辺ではたらく一団とすれ違う。
黙々と草を刈り、集め、掃き清めていた。
もちろん無報酬のボランティアだろう。
頭が下がる。
ご苦労様です。

<津幡短信 vol.89>
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キングの好物。~ エルビスサンドとダイナー。

2021年06月22日 23時56分56秒 | 手すさびにて候。
             
同カテゴリーの先回は「エルビス・プレスリー」を取り上げた。
その文章を書くため、ネットで色々調べていたら、
世の中に「エルビスサンド」なる食べ物があると知る。

--- それは「ピーナッツバターとバナナとベーコンのサンドイッチ」。

聞いただけでいかにも高カロリー。
ロックの王様は、コレをコーヒーや炭酸飲料と一緒に、頻繁に食べていたという。
近年は変化が見られると聞くが、
アメリカ料理は「エルビスサンド」のような、豪快で大味な印象。
ビッグサイズでチーズや香辛料をふんだんに使っている気がする。

ほんの手すさび 手慰み。
不定期イラスト連載 第百七十六弾は、
そんなアメリカンな食を提供する大衆食堂「ダイナー(Diner)」のテーブル。



「ダイナー」の起こりは19世紀半ば。
馬車のワゴンにサンドイッチとコーヒーを乗せ販売したのが元祖とされる。
ターゲットは、夜間労働者。
レストランや商店が閉った遅い時間に、温かい軽食が安く買えると評判を呼んだ。

やがて、この移動屋台はイケると踏んだ人物が、
キッチンやカウンターを備えた客車のような移動屋台専用車の生産を開始。
20世紀初頭になると、24時間営業で朝食~ランチ~ディナー~夜食までを賄うようになり、
その原型、ダイニングカー (Dining Car)から派生した呼び名「ダイナー」が定着。

映画でよく観るスタイル---
ステンレスやクロームメッキの外壁に、カラフルなネオン管が輝くダイナーは、
第二次世界大戦後の1950年代に登場。
つまり「エルビスの時代」に合致する。

肩肘張らないカジュアルな雰囲気の店内でいただくのは、
ハンバーガー、ホットドッグ、フレンチフライポテト、ステーキ、
ミートローフ、アップルパイ、パンケーキ、ブラウニーなど。
もちろん「エルビスサンド」がメニューに載る場合も少なくないんだとか。



--- さて「エルビスサンド」、作ってみました。

適度にカットしたバナナと厚切りベーコン数枚をバターソテー。
たっぷりとピーナッツバターを塗った食パン2枚に挟み、
お好みでハチミツを垂らす。
バターを落としたフライパンで、弱火で熱し、軽く焼き色が付いたら完成。

バターのコク。
ベーコンの塩味。
バナナの甘み。
ピーナッツの濃厚な風味。
一つ一つは単純だが、それらが一度に襲い掛かってくるからタマラナイ。
コークで流し込めば、お腹いっぱい、腹持ちバツグンである。

キング、ごちそうさまでした!
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津幡町にて、打ったり打たれたり。

2021年06月20日 16時16分16秒 | 日記
                  
何度か書いているとおり、僕は「競艇ファン」である。
その競技性が好きであると同時に、
その博打性が好きなことも否定はしない。

博打の「博」は、賽(さい/サイコロ)を使った遊び。
   「打」は、なげやりに行う物事 --- 賭け事に興じることを意味する。
即ち、金品を賭け偶然の成功を狙う危険な挑戦。
現在、日本では公的機関が博打の胴元としてプロ興行を催す。
それが競馬、競輪、競艇、オートレースなどの「公営競技」だ。

バブル崩壊以降、2010年頃まで公営競技は苦境にあえいでいた。
一因は「ネットの普及に伴う娯楽の多様化」と言われるが、
ここ2年近くのうちに逆転現象が起こった。



コロナ禍により多くのスポーツが開催中止や、観客減による収入減に見舞われたのに対し、
公営競技は無観客開催を継続して、ネット投票で「巣ごもり消費」を取り込み増益。
競艇の2020年度の総売り上げは「2兆951億4217万8000円」。
対前年度比+35・7%を記録した。
かく言う僕も売り上げに貢献する1人。
足しげく「ミニボートピア津幡」へ通い、せっせと打っているのである。

--- さて「打」には、他の意味もある。
即ち「さし入れる」「突きさす」。
使い方の例の一つが「注射を打つ」。
今なら「ワクチン接種注射」がトレンドかもしれない。



2021年6月17日時点、日本国内の接種人数は以下の通り。
1回目:2067万3123人。
2回目:812万4014人。
わが津幡町では、65歳以上の方々へ順次実行中。
集団接種会場となっている「津幡町福祉センター大ホール」には、
今朝も早くから希望者が集っていた。



博打の後は、悲喜交々が訪れるのが常。
ワクチンを打ちまくった後、世界はどうなるのだろう。
すでに「アフターコロナ」を体現している国もあると聞くが、
壮大な人体実験の未来が明るいことを願う。

オリンピックは開催へ舵を切った。
聖火が消えた後、悲しい結果が訪れないことを願う。
僕の不安など、物の見事な杞憂に終わって欲しい。
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津幡町、出たり入ったり。

2021年06月19日 16時37分00秒 | 自然
            
わが津幡町を含む北陸はきのう、今日(2021/06/19)は東北で入梅宣言。
これで、北海道を除くすべての地方が梅雨入りした。



ご存じのとおり「梅が熟す時期のレイニーシーズン」=「梅雨」と言われるだけあって、
スーパーマーケットや青果店には、新鮮な梅の実が並ぶ。
傍に映る「甲類焼酎」は梅酒用、「赤しそ」は梅干用。
入梅は、いわゆる「梅仕事」の準備をする合図でもある。

これからは雨が多くなる。
鬱陶しく感じる反面、日本人の営みには欠かせない。
田植え直後の稲の成長を促してくれる恵みだ。

また森にとっても、梅雨は大切。
春、新緑を作るために沢山のエネルギーを費やした広葉樹は養分不足。
雨は、土中の養分吸収を助け、光合成を促進する。
お疲れ気味の木々には、天の思し召しなのだ。



買い物の途中に立ち寄った「石川県森林公園」(津幡園地)の一角、
そぼ降る雨の下で、緑が生き生きとして見えた。
--- が、最近、雨に誘われてか?--- 少々困ったことも起きている。
画像真ん中下部の「白い看板」をアップにしてみよう。



熊が、出没しているのだ。
つい先日も、津幡町の住宅街で熊の糞(フン)が見つかった。
発見現場は、山中、山際ではない。
河北中央病院や津幡小学校、商店街に近い中心部だ。
警察関係者、学校関係者は警戒を強めている。

まあ、移動するのはクマの自由だが、
戦闘能力に劣るヒトにとっては、手に余る強大な野生。
なるべく出遭いたくない--- 。
僕も、早朝散歩の折は注意せねばと思っている。


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