つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

時代が変わっても瞬く、綺羅星の中の一等星。

2019年05月26日 22時35分51秒 | 賭けたり競ったり
ファンに選ばれたA1クラスの選手が覇を争う大会、
「第46回 ボートレースオールスター競争」が終わった。
優勝は、1号艇で出走した、兵庫支部の「吉川元浩(よしかわ・もとひろ)」選手。
平成最後と令和最初、SG連続制覇の偉業だった。

5日間の激戦を勝ち抜いて舳先を進めたのは、以下の6戦士。
1号艇:吉川元浩(兵庫)
2号艇:峰 竜太(佐賀)
3号艇:茅原悠紀(岡山)
4号艇:桐生順平(埼玉)
5号艇:白井英治(山口)
6号艇:平本真之(愛知)
地元・福岡支部がいないのは寂しい限りだが、
全員がSGウィナーという豪華な顔ぶれ。
取り分け、今節1と2の勝ちっぷりは、他を圧倒していた。

本日は最終日ながら、出目・配当共に荒れ気味。
競艇に於いて最も多い決まり手「逃げ」が少ない。
しかし、よく観察すると1~3コースに陣取るレーサーが主導権を握っていた。
更に、終盤は1号艇の一着が出始める。

『吉川の為の舞台が整ってきたな。
・・・波乱があるとしたらセンター捲りか。』

そう睨んだ僕は「1-356」と「3-124」2系統の二連単舟券を投票した。

ファンファーレが鳴り、歓声に迎えられピットアウト。
5が回り込もうとし、4がそうはさせじとブロックする一方、
6だけが早々と艇団を離れてゆく。
進入は、12345がスロー、6が単騎ダッシュの「5対1」に落ち着く。

スタート!
2が若干出遅れ!
しかし、3も後手を踏む!
それでも果敢に捲りに来た3を突き放した1が、あっという間に一人旅!

焦点は2着争い。
名乗りを挙げたのは6と5!
外枠2艇のデッドヒート!
追いすがる2と3!
・・・結果、1-5-2になった。

届かなかったが、攻めた「茅原」。
展開を捉えかけた「平本」のテクニックと、それを引き戻した「白井」の剛腕。
劣勢を挽回した「峰」。
接触の不運に泣いた「桐生」。
ほんの少し、綾なす流れが変わっていたら着順も異なっていただろう。
だが、ものの見事な「吉川」の逃げだけは、不動だったと思える。
おめでとう!!

そして、ガンバれ「毒島」!
凡機と向き合い、終盤に1着を勝ち取った経験は、きっと活きる!!
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それは、北米より来る。

2019年05月25日 21時58分23秒 | 草花
日本国内の「帰化植物」の数は、1,000種を下らないという。

ちなみに帰化植物とは、本来の生育地(原産地)から、
他の地域に移動し野生化して繁殖した植物のこと。
人為的・意識的に移入したケースと、
種子や果実が何かに付着したり混入したりして移入される場合がある。

イネ、コムギなどの穀物、カボチャ、トマトなどの野菜、果実、花卉の類は前者。
後者は、シロツメクサ(クローバー)、セイタカアワダチソウなどが分かりやすい。
今朝の散歩中、津幡川沿いで見かけたコイツもその1つ。

「イタチハギ」である。
イタチハギは北米原産、マメ科の落葉低木。
土砂の流出を防ぐ為、盛んに植えられたものが野生化した。
ちょうど今頃、5月の終わり頃から6月にかけ花が咲く。
形をイタチ(鼬)の尻尾に見立て、葉っぱの雰囲気がハギ(萩)に似ている事から、
イタチハギと命名された。

日本の帰化植物について原産地の傾向を見てみると、
江戸時代までは東アジアが多く、明治以降は欧米種が増えた。
この流れは、日本近代史の推移と無縁ではない。

トランプ氏来日し厳戒態勢 首相は接待攻勢仕掛ける

特に、戦後はアメリカとの結びつきが強くなった。
良きにつけ悪しきにつけ。
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綺羅、星の如し。

2019年05月21日 08時38分26秒 | 賭けたり競ったり
本日・5月21日「第46回 ボートレースオールスター競走」が開幕。
艇界最高峰のレース、スペシャルグレードの1つだ。

1.前年の同大会優勝者。
2.前年のグランプリ優勝戦出場者。
3.その年、直近のSG「ボートレースクラシック」の優勝者。
4.A1級のレーサーを対象としたファン投票得票上位。
5.選考委員会の選出レーサー。

取り分け4番目の条件により、
文字どおり“選び抜かれた”52名のレーサー達が、覇を争う。
僕も「ミニボートピア津幡」にて、一票を投じた。

開催地は、難水面として知られる福岡県の「福岡競艇場」。
外枠ダッシュの距離は、180mと短い。
那珂川の河口に位置し、川の流れと海水の干満がぶつかり合う1マークは、
複雑な流れになる。
いわゆる「うねり」が発生し、足元を掬うのだ。
優勝に辿り着くには、荒れ水面を克服しなければならない。
人気の高いレーサーが“実力”を試される。

さて、初日メイン12R「ドリーム戦」。
2名の女子レーサーがエントリーされたのは史上初。
新聞各紙も女性陣の奮起を期待する論調が多いが、勝負に性別は関係ない。
ガンバって欲しい。
前日検定は1、5、6が好気配。2、3、4がやや不満と聞く。
僕は、1号艇の「峰」が最有力と睨んでいる。
ここ最近のレースぶりは、強者のそれ。
特にターンのスピードと操縦は群を抜いていると言っていい。
大舞台に弱かったのは、過去の話だ。

個人的にエールを送る「毒島」は、どうか?
コメントは湿っぽいし、注目度は薄い。
しかし、だからこそ彼は仕掛けてくるはずだ。
相棒のモーターが平凡である故に、様子見がちになる初日が勝負。
ここで好結果を出して、リズムアップを期待する。
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時空を超えて飛び続ける船。~宇宙戦艦ヤマト。

2019年05月18日 09時08分19秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載、第百十弾は「宇宙戦艦ヤマト(ファースト)」のメインキャラ達。

茫漠たる星の海。
物哀しいメロディとソプラノのスキャット。
唸りを挙げて突進してゆく遊星爆弾の目標は、赤く変色した地球。

『無限に広がる大宇宙。 静寂な光に満ちた世界。
 死んでいく星もあれば、生まれてくる星もある。
 そうだ、宇宙は生きているのだ。
 我々の太陽を含む大銀河系もまた生命に満ち溢れているのだ。
 しかし、我々の地球は、今、その最期の終末の時を迎えようとしていた。
 海は蒸発し尽くし、地上の全生命は死滅した。
 人類は僅かにその生存圏を地下に求めて、細々と生き延びているのだった。
 その地球をあざ笑いながら冷酷に見ている目が、宇宙にある。
 わが銀河系を隔たること14万8000光年。
 大マゼラン星雲の太陽系サンザー、その第8番惑星ガミラスこそ、
 今、地球を滅亡に追いやろうとしている悪魔の星なのだ。』

そんなナレーションと共に放映が始まったのは、昭和49年(1974年)秋。
緻密にして精細なメカ描写と、壮大で骨太な設定。
それまで見慣れたSF物とは一線を画していた。

太平洋戦争末期に沈んだ大戦艦を隠れ蓑に生まれ変わった、宇宙戦艦。
光速を超える速度と、艦首の砲(おおづつ)をはじめとした強力な火器を備える。
ヤマトに与えられた使命は、僅か一年以内に29万6千光年を長躯往復し、
「放射能除去装置・コスモクリーナーD」を持ち帰る事。

人類を救うべく「ノアの箱舟」に乗り込んだクルーは、
冷静沈着な歴戦の勇士「沖田 十三」。
熱血漢の戦闘班長「古代 進」と、その親友で舵を預かる「島 大介」。
冷静沈着な工作班長「真田 志郎」。
艦内唯一の女子で、切れ長スリムな“零士式美人”「森 雪」。
酒浸りだが腕は確かな医師「佐渡 酒造」。
妙に人間臭い分析ロボット「アナライザー」。

異星人側も多彩だ。
ダンディで冷酷な「デスラー総統」。
腰ぎんちゃくの「ヒス副総統」。
ガミラスの英雄で男気に溢れた「ドメル将軍」。
辺境で孤軍奮闘する冥王星前線基地司令官「シュルツ」。
やはり典型的な“零士式美人”「スターシャ」&「サーシャ」姉妹。

既存アニメの常識を超えた群像劇。
原作のないオリジナル。
フルオーケストレーションのサウンドトラック。
「宇宙戦艦ヤマト」は、色んな意味で新しかった。

そして、新しい故に困難も多い。

まだ専門誌発刊以前であり、インターネット誕生以前。
プロモーションは十分とは言えず、その世界観の浸透には時間がかかる。
当時の少年たちは、圧倒されつつ口をあんぐりと開け、 
ブラウン管に向き合っていた。
毎回、番組のラストに入るナレーション・・・
『人類滅亡の時と言われる日まで、あと〇〇日しかない。』
破滅へのカウントダウンを聞きながら、
固唾を呑み、ヤマトの旅を見守っていたのだ。

やがて、社会がその魅力に気付く。
劇場映画化、小説・漫画化、交響組曲・ドラマ編のレコード化、
キャラクターグッズ展開など、人気沸騰。
ヤマトブームをキッカケに、アニメは文化になった。
日本のアニメ史は、ヤマト以前と以後に分類される。
・・・と言って差し支えないだろう。

もちろん、受け手の好き嫌いはある。
重箱の隅を突けば、粗も多い。
だが、現在50歳代を迎えた方々、取り分け男性にとって、
「宇宙戦艦ヤマト」は、ある種“特別な作品”ではないだろうか。


さて、度々、拙ブログに掲載しているとおり、僕は競艇ファンである。
国内競艇場の数は24。
その最南端(で最西端)に位置するのが、長崎県の「大村競艇場」。
開業は昭和27年(1952年)の最古参でもある。
昨年、オールナイターに踏み切り“発祥地ナイター”と銘打って開催中。
時間変更に伴って、個人的にも、大村で張る機会が増えた。
そして、最近、気になる取り組みが始まる。

『ボートレース大村では、ナイター2年目となる令和元年に、
 全国のお客様へ発祥地ナイターの周知及び売上拡大を目的として、
 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト2202」がPR大使に就任し、
 様々なタイアップを行います。』
・・・との事だ。

数年前からヤマトのリメイクが盛んな事は知っている。
昭和生まれには、懐かしく、嬉しい限りだが、一般的な認知・人気はどの程度?
ま、何にせよ、競艇の楽しみが1つ増えた。
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四つの時代をつなぐ場所。

2019年05月12日 18時42分34秒 | 日記
『津幡町津幡地区の加賀爪区にある白鳥(しらとり)神社は、
 加賀爪の産土神であるばかりでなく、
 古くは井家庄(いのうえのしょう)の総社として仰がれ、
 広く崇敬を集めてきました。
 祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀(まつ)り、
 古くは白鳥大明神と称し、清和(せいわ)天皇時代の876(貞観18)年に
 神位を従五位下(じゅごいげ)に授けられた格式高い神社です。』
             (※津幡町観光ガイドより引用抜粋/原文ママ)

僕の住処からは、徒歩10分余り。
「カジマートみなみ店」と道を挟んで向かい側にある「白鳥神社」に、
新しい時代の到来を祝う幟が翻っていた。

更に、拝殿の前にも、新天皇即位を恭賀する懸垂幕が。

境内に立ち、辺りを見回すと、他にもメモリアルモニュメントがあった。

鳥居の建立は、大正二年。
もちろん、大正天皇即位を記念したもの。
「東京市」在住の御仁が寄贈したと刻まれていた。

狛犬は、昭和三年、昭和天皇の御大典を機に金沢市の方が寄進。

真夏の炎天下でも枯れない「雨乞い池」は、
平成二年に増設された手すりに囲まれている。

何しろ、前述のように「日本武尊」が御祭神。
こうした取り組みには熱心なのだろう。
やがて、令和の記念物が出来るに違いない。
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